チャリティー企画開始!!
部屋が一緒だったボルネオ島出身のマレーシア人、アフェンディと、カナダ人のクラウディアと仲良くなった!
そして
そう、あの有名なツインタワー!
なんて名前なのかはしらんけど、あの有名なツインのあれを夜見に行って綺麗だった。
アフェンディが話してて、実はこのタワー、片方を韓国のサムスンが、片方を日本の三菱が作ったそう。
それで、先にビルを建設出来た方にマレーシア政府からより多くの建設費が支払われる、ということで競争になったそう!
それで、三菱が一足先に完成させて、勝った!
はずだったんだけど、三菱の建設した方は、急いだあまりちょっと歪んでた、、らしくて、結局建設費はサムスンに支払われたらしい。
悔しくて (ー_ ー)こんな顔で聞いてたわ。
クアラルンプールはこんなでかいビルがポンポン立ってて、街中も他の東南アジアの国に比べたらかなり綺麗。
昼間はパビリオンという百貨店のある、日本でいう銀座的な場所(行ったことないけど)をぶらぶらしてたのだけど、
うーん、綺麗すぎて、俺みたいな泥まみれのサンダルのやつが入っていいのか!?
と自問自答しながらも、この建物の奥にあるダイソーで、路上ライブのサインボードを買うんだ、という熱い志のもと、セレブ達のゴミを見るような目に耐えあぐねながら、震える足を一歩、また一歩と振り絞って歩いたのでありました。
そして、作ったのがこちら!!
そう、ここマレーシアより、路上ライブで稼いだチップは全て、この後行く予定のネパールに寄付しようと思っている。
今年の春に、ネパールで起こった大地震。たくさんの犠牲者を出して、今なお復興のメドも立たない瓦礫の山が数多く残る街。いまだ大きな爪痕を残している。
東北大震災の際に、ネパール政府から毛布が大量に送られた話は有名だ。
少しでも恩返しができたら、、、
などとそんなことはあんまり考えていません 笑。
まぁ真剣に考えるところももちろんあるけれど、
前々から、途上国で路上ライブすることに僕は考えるところがあって(マレーシアは十分先進国みたいなもんだけど)別に俺は一応旅の資金も少ないけどあってお金に困っている訳ではないので、途上国の人たちからお金を取るのはなんか悪い気がする、でも世界中の街角で路上ライブはしてみたい、それならそれでもらったチップをもっと困ってる人に使えば面白いことになるんちゃうやろかと、そんな感じです。
そして、どこで路上ライブすべきか、、と考えていると、アフェンディが近くのマーケットが賑わってていい感じだぜ、とかなりローカルな感じのところに案内してくれた。
ぶらぶらと長いマーケットを歩ききったその入り口付近の、服屋のにいちゃんとジュース屋のおっさんにここでやっていいかと確認して、その屋台と屋台の間にセッティングして、歌わせてもらうことに。
初めての東南アジアでのライブ。
旅行者がこんなところで何やってるんだ??
ギターを構えようとする俺を、イスラムのブルカを被った女性達が怪しそうに眺めていく。
こんなローカルな場所でやって、本当に大丈夫だろうか、
外人がこんなとこでなにやってんだ出て行け!と追い払われたりせんやろか、
とドキドキが止まらない。
久々に路上の準備しながら、自分の手が震えてるのを感じて、余計に緊張しちゃう。
でも、アフェンディとクラウディアがワクワクした目で見守ってくれてた。
かなり心強かった。
たぶん一人ならどうしようかなと迷ったままギターケースからギターを取り出せなかっただろうな、
思い切ってギターを肩にかけて、
ジャラン
とGコードを鳴らす。
カントリーロードを歌い切ると、2人が5リンギ札を入れてくれて、それを見てた通りすがりのおばさんも笑顔で2リンギを入れてくれる。
初めて路上してて拍手もらった時ぐらい嬉しかった。
そっから2人が買い物に出かけて、帰ってくるまで約一時間、歌い続けた。
半分くらいの人はなにも見えてないよって感じで通り過ぎていって、半分はちょっとはにかみながらも目を合わせてスマイルをくれる。
その中の何人かが立ち止まって、うんうん、と頷いたりしながら1リンギ、5リンギとお札を入れてくれる。
オーストラリアで路上してた頃と一緒だった。
人種や平均月収が違っても、同じ人間だなぁとか路地で歌ってたら気づく。
ここでやっていいかと聞いた時に、「知らんけどやるならやれば」という感じであまりいい顔していなかったジュース屋のにいちゃんがだんだん手拍子してくれ出したり、最後には水を差し入れしてくれて、5リンギも入れてくれた。
ネパールに使ってくれって。
嬉しかったなぁ。
結局、最終的にはまだ数えてないけど30リンギくらいはいっただろうか。約1000円ちょい。
マックのダブルチーズバーガーセットが5リンギくらいで食える国の物価。
マレーシアの人々の優しさと寛容さに感謝!
しっかり健康にネパールまでたどり着いて、しかるべきところに届けないとな!
そして、クラウディアが夜、次はアルゼンチンに出発ということでチャイナタウンでご飯食べて、バス停まで見送りに行った。
クラウディア、いっつもエヘヘへと笑ってて、かわいかったな。
ほんの数日間だったけど、いろいろ思い出が蘇る。
二年後くらいに日本か韓国でみんなで会おうとか話しして、バスは去っていった。
アフェンディが、
it’s easy to say hello ,but it’s hard to say goodbye,every time .
とか目を細めておきまりのセリフを自己陶酔しながらつぶやいた。
いつもならじゃかましいわ!と突っ込むところだけど、なんかそのときの感情にしっくりきて、イェー、、、とちょっと感動しながら言った。
明日はアフェンディに新たな路上スポットに連れてってもらう予定!
アグレッシブな1日になりますように!
そんなところです!
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