【アジスアベバ/エチオピア】到着と汚物ファンにオススメのアジスアベバ安宿情報の話
夜の便でついにナイロビを離れ、次なる大地エチオピアへと飛び立ったおれ!
午前2時、エチオピア、アジスアベバの空港に到着!!!!!!!VISAもアライバルでバッチリゲットできた!
無事イミグレを終えたおれはそのまま空港の隅、ゴミ箱の横のベンチで粗大ゴミのように眠り、朝7時起床する。
ってか寒っ!!寒すぎやろ!!!!
まるで寝ている間に誰かに氷水でもぶっかけられたんちゃうかいうぐらい体が冷えていやがる!!
手足が氷のようにつめてぇーーー!!!!!
なんでもアジスアベバは高度2000メートルの高地らしくて、赤道すぐ上の国の割に夜はとんでもなく冷えるのだ。
空港の中もエアコンなんて付いていないので、あほみたいに冷えてて、さ、ざむいぃ・・
くそやろう昨日のおれめ・・アジスが寒いってことは事前情報で知ってたはずだろうが・・
ちゃんと寝袋にくるまって寝ないからこんなことになるんだ….半袖のまま寝やがった昨日のおれに氷水でもぶっかけてやりたい気分だぜ…!
ん?こんなところにタイムマシンが。
そして過去に戻って恨みを晴らしたおれは、体が冷えるとすぐに風邪を引いてしまう病弱な体をいたわって必死にアルゴリズム体操をしながら体を温めた後、体中に貼られていた「粗大ゴミ」のステッカーを外し、ついに空港の外に出た。
ついに15カ国目!!エチオピア入国である!!!!!!
空港からちょっと歩いたところで乗り合いのバンを発見!華麗なステップで乗り込んで向かう先はピアッサという地区!
なんでもこのピアッサというあたりに観光客用の安宿街が密集しているらしく、
このエリアに、ナイロビで出会った旅人さん達オススメの、"バローロッジ"という工藤新一がオーナーの宿があるらしい。
ガイドブックも持っていなければネットで色々調べるのも億劫でいつも行き当たりばったりな旅を続けている紀元前バックパッカーのおれ。
出会った人からのこういう情報はとてもありがたい!
そんなで、乗り込んだバンの料金回収のボーイに
「ピアッサまでよろしく!いくら?」
と聞くと
「50ブルだ!」
と言う。
(50ブルか・・えーっと、1ブルは確か6円って言うてたから・・えーとゴロク・・えーと、ゴロク30か。
えーっと、それに10かけたらえーっと・・)
とスーパーコンピューター並みの高速回転で計算すると・・
300円!!???
なんか高えな!!!
ナイロビではバンなんて2、30円ぐらいだったが、エチオピアそんな高いのか!!空港からだから!?
なんていろいろ思いながらしぶしぶ50ブル札を取り出そうとしてると、
「違う違う5ブルだよ!」
と慌てたように隣に座ってた乗客のにいちゃんが声をかけてきてくれて、
「旅行者だからって騙そうとするなよ!」
みたいな事をボーイに怒ってる。
へらへら笑ってるボーイ。
こいつ!!!なめやがって!!!
ナイロビで出会った旅人のみんなが、エチオピアはどいつもこいつも金にハングリーだ!と言っていたけれど、早速そんな洗礼を受けながら、揺られること20分。
ピアッサにてぎゅうぎゅうのバンから放り出されたおれは、早速バローホテルへと歩き出す。
おおお、これがエチオピアの街か!
高地の冷たい風とクラクションの騒音、工事中で骨組みばかりのビル街を抜けると、人々が路肩でフルーツや野菜や衣料品、訳の分からん木の枝や誰が買うんやというダサいサングラスやらを売ってるマーケットの通りに出た。
見たことのないエチオピア語の表記の看板が広がる!
これまでのアフリカの国々はどこも文字を持たない国で、スワヒリ語なんかも全部英語で表記されていたので、どことなく街の雰囲気が似ていたが、文字が違うと一気に異国情緒が色濃くなるな!
そして、行き交う人々の背は日本人ぐらいで高くなく、体つきも細くて小柄な人が多い。
そしておれは気づいてしまった!
女の子が、か、かわいい!!!
いや、正味南部のアフリカの女性は大きなお尻に屈強な体格のいかにもライオン系な女の子ばかりでちょっとビビってしまうんだけれど、
エチオピアの女の子はみんなきゃしゃで背が低くて、でも黒い肌にアフリカンな色使いの服がおしゃれでよく似合ってて、「なにこの粗大ゴミ?」というイタズラな表情で見てくるその瞳はまるでお腹を空かせた女豹のよう!
ど、どうにでもしてください!!!
と狙いやすいように怪我をしたインパラの子供を演出しながらふらふらと街を抜けるとバローホテル発見!!
・・したけれど、高い!
情報では200ブル(1200円)で泊まれると聞いていたけれど、今ハイシーズンだからなのか、はたまた二日間お風呂に入っていないおれの体臭が原因なのか、「くさっ!シングルルームは350ブルよ!くさっ!」と宿のスタッフに言われる。
まじかーそれは高い!他を探そう!
しかしもう一個聞いてたオススメホテル、タイフーホテルでも安い部屋は空いてないから次は270ブルだ!と消臭剤をスプレーされたおれ。
途方に暮れていると、汚いバーに併設されたプレハブ作りの汚いゲストハウスを発見!!
むむむ!これは臭うぞ・・と脇の匂いをチェックして思ったおれは、さっそく料金を訪ねてみると、やっぱり!
150ブルを、さらにディスカウントしてくれて120ブル(700円)!!安い!!!!
汚そうやけど、寝れたらいいや!と即決!!
「あなたにぴったりの部屋があるわ!」
と受付のかわいいお姉さんに通された共同トイレの目の前の、アンモニア臭漂ういかにもな監獄部屋は、
しかしライトもちゃんとつくし、コンセントも配線むき出して火事起こしてくださいと言わんばかりの状態ではあるが一応使える!
いいとこ見つけたなーとほくほくして鍵を受け取った。
のであったが・・!!
快適無敵と思われたこの宿の最大の問題点は、部屋の目の前の、共同トイレにあった・・。
無事部屋を見つけられて安心したおれは急にぽんぽが痛くなってきた。
扉を開けて徒歩3秒という好立地を生かしてすぐさまトイレの個室を開いたおれ。
しかし!!
そこに広がっていたのは、驚愕の風景であった・・。
それは和風形式の便器だったんだけれど、
なんだこれ?
こんもりと・・
アリ塚が・・
うげぇえぇぇぇぇぇえ!!!!!!!
きしゃねぇぇぇぇぇえ!!!!!
そこには便器のふちにこびりつくようにこんもりと盛り上がった化石化したあの、あの、あれらが、こう、こんもりと、白い便器のふちに山を作って、、
うぎゃぁぁあ思い出すだけできしょぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!
止めろ!!!!おれの中でもう忘れたことにしてたのに!!!!なんでお前らそうやって記憶を掘り返そうとするんだ!!!!
便器に、茶色の・・おぇぇぇえ!!!
そして、トラウマを掘り返された腹いせに写真を撮ってこのブログに貼り付けてやろうかと衝動に駆られたが、そんな事したところで大して視聴率もないブログな上におれがまた見返しておぇぇぇえ!!!
泣き寝入りだっ!!!これじゃ泣き寝入りじゃないか!!!!許さん・・許さんぞ・・!!!
そしてやり場のない怒りと悲しみを胸にひと眠りしたおれ。
午後の木漏れ日の中で、真っ白なワンピースを着た少女とアリ塚を登るファンシーな夢を見て目覚めた後、ふたたび街に飛び出す。
PS. 結局、お腹の土石流の緊急避難信号を無視することはできず、おれはアリ塚にさらなるアリ塚を築く事となった。
さらに困った事に、「郷に入れば郷に従え。海外でトイレットペーパーなんていらないよ!」とイキって玄人バックパッカーを気取っているおれは、紙のないトイレではいつもインド式でお尻を洗う"死んでも握手したくない系シンガー"で有名なんだが。
いつものように手酌で水をかけると、アリ塚にはねた水がおしりにかかって、あの、び、びしゃりと、お、オェェェェェェエェ!!!
え、エチオピア滞在、濃いものになりそうだ・・
とりあえずそんなところです。(写真はトイレではありません。僕の優雅なディナーの風景です。)
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最後の写真はおれのあれじゃないよ!普通のパスタだよ!
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コメント一覧
めっちゃ笑いました
りさんコメントありがとうございます!
これからも世界のトイレ事情を中心に高尚な文章に努めます!