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おれが一人で盛り上がってて怖い話

2019年8月1日

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ジェセ村からカトマンズに帰るバス。

ほとんどの乗客が長旅につかれて居眠りをこく中、俺は1人最高に盛り上がっていた。

帰りのバスで、iPodに入っている、昔に作った日本語ロックのプレイリストをシャッフルで聴いたからだ。

たまらなくいい。

最近ナチュラルサウンドの音楽にはまってて、しばらく(いうて1週間くらい)聴いてなかったけれど、やっぱり邦楽ロックは一番だ。

rossoの1000のタンバリンが轟音で言葉の刃を降らせば、スーパーカーのsun riderのカウントダウンが脳を突き刺して、
the Novembersのshe lab lackが理性を狂わして、イエモンのパールが、夜よ明けるな!何も答えが出てないじゃないかと胸を締め付けて、back hornのコバルトブルーで触れられるくらいにはっきりとした輪郭を持って感じる特攻隊員の涙の幻覚とシンクロしていく。

the pillows のこの世の果てまでという曲に出会えた事は、おれの人生の最も美しい宝物だ。暗黒の世界のこの向こうまで、くだらないしがらみを抱えていくんだ!

そしてBUMPのバトルクライが流れて、恥ずかしくなるくらいの中二病的世界観を声を大にして歌うとなぜこんなにかっこいいんだ?
とロックンロールマジックをトリップする。

the Beatles や ツェッペリンや ピストルズや ストーンズがどれだけ伝説だって語りつがれたって、ロックンロールってなんだ?って聞かれたら、おれは迷わずBUMP OF CHICKENだって、ピロウズだって、andymoriだって言うんだ。
少なくとも日本人のおれにとっては、よっぽどリアルなんだ。
神経震わされるんだ。

コード進行がどうとか、音圧がどうとかおれはようわからんけれど、感じたものが全て、自分が正しいと思うものが正しいのだ。

おれの中の音楽感では、少なくともそうとしか言えない。
もちろんおれにとって正しい事が、みんなに正しいわけじゃない。そういう事が言いたいのじゃなくて、みんな自分の感性をもっと信じるべきだ。自分の中の正解に、嘘をついちゃいけない!

誰かの正解に合わせたがっている協調の象徴をあの海まで投げ捨てに行くんだ!
評論家やファッション雑誌にごまかされて、大人ぶってんじゃねぇ!
冷めた目で見られるのが怖くてロックンロール気取るんじゃねぇよ!上に飛べ上に!!

なんて、ハッパもチョコも使わずともロックンロールで遠く3000フィートまでぶっ飛んだおれは、1人もくもくとそんな思想を膨らませていた。

あぁ、日本に帰ったら大学の仲間たちがやってるhair money kidsのライブに行こう。熱い思いに胸を焦がすのだ。

脳内ビートに揺られながら、バスはゆっくりとカトマンズに近づいていく。。。

多分周りの乗客からは、こいつ急ににやついたり頭降り出したり、危ないんじゃないの?とキモがられている事間違いなしのオーバーロックンロールな夜。

そんなところです。

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ネパール

Posted by gamoyuki