長倉顕太著「移動する人はうまくいく」を読んで引っ越ししたくなった話
ナマステ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅などを経験し、現在は東京で音楽活動中。
旅と音楽、香港人妻氏との日常などを語るブログだよ!
おれ、ついに引っ越し先決定ッ!!!
(うぉぉぉ!!)(脳内大歓声オーディエンス)ありがとう!!ありがとう!!
…はい、引っ越しするだけで何を大げさに盛り上がっとるんだという感じですが!!
いや~なかなか踏ん切りつかずにいたのよ。
妻氏が転職で地方に移住したので、今の家は一人だと持て余すしそろそろ出ようと思ってて、
しかし前にブログにも書いたけれど、今住んでる東京・蒲田って町が住みやすすぎて、楽しすぎて・・・
いやじゃぁぁぁぁ!!!!離れとうない!!!ワイは蒲田がえぇんやぁぁぁぁ!!
と脳内駄々こねおじさんがツイスト&シャウトして、なかなか新しい物件探しに気持ちが乗らない時期がだらだら続いていたんだ・・!!
でも、今年発売のとある本を読んで、奮い立たされた!!常に環境を変え続ける重要性を叩きこまれた!!
今日はそんな本について、書いていきたい!!
もくじ
「引っ越しすら出来ない者は人生が変わらない」
ぬるぬるぐだぐだと現状維持を続けていたおれが「引っ越ししなきゃ!」と奮い立たされた本。
それが長倉顕太氏著、『移動する人はうまくいく』であるッ!!!
まず、読み進めていって感じたことは、『怒り』である。
正直、ムカついた!!!笑
なんなんこの著者、なんか言葉の節々挑発的な態度でムカつく本だな、と!!笑
人類の歴史上、定住が始まってから争いや他社との比較の感覚が生まれて生きづらくなった。
日本社会は移動させない社会だ、労働者を逃げないように縛り付け、定住させる、その方が労働者にとって都合がいいから。
豊かになるには、その束縛から抜け出す勇気がいる。
そんな理由から引っ越すこと、仕事を辞めることを激押ししてくる著者なんだけれど、
とにかく煽ってくんのよ!!笑
「引っ越しすらできない者は、人生が変わらない」
「移動する人はうまくいく」すばる舎 より引用
きぃぃぃぃぃぃっ!!!!おま…おれのこと言ってんのかッ!!
てめぇコラァァァ出てこいやぁぁ!!!!
はぁ…はぁ…!!
心理学でこんなことを聞いたことがある。
人は図星なことを言われたときに、自分では認めたくない圧倒的リアルを受け止めきれずに、
その現実から逃げる方法として、脳がその感情を『怒り』として処理してしまう。
そう、この時のおれは、完全に図星だったのだ。
そして、読み進めるにつれて徐々に、そんな自分の弱さに直面していくのだ。
ひどく納得してしまったのはこの文章。
何かを決めるときは、「知らないこと」「やったことがないこと」を選ぶというだけのことだ。 もちろん、あなたの脳は抵抗するだろう。脳というのは、新しいことが大嫌いだからだ。だから、脳は「不安」をつくり出す。あなたの脳は「やらない理由」を創造しまくる。
「移動する人はうまくいく」すばる舎 より引用
悔しいけどめっちゃわかる…!!
(気に入ってる町だし、ずっとこのままでいいか)
(妻氏が転職でまた東京に戻るかもしれないし、無理に今引っ越さなくてもいいか)
まさしく、この時のおれの脳は、「やらない理由」を創造しまくっていた。
新しい場所に移動したいっていう好奇心溢れる自分を、保守的な、怠惰なもう一人の自分が「まぁまぁ!」とか甘い言葉でなだめて、
上手いこと言いくるめられているような、そんな気分がずっと続いてた。
あかん。これはもう完全にこの本の著者が言う通りや。これは新しいことを嫌がる脳の弱さに、おれが支配されている状態そのものや。
やるなら今や。
住みやすくて居心地がよくなりすぎた今こそ、ここを移動するタイミングなんや!!!
そんな風にこの本は、煽られながらも最終的には完全に納得させられて、今の自分の状況を変えるきっかけを与えてくれたのであった…!!
「凡人だからこそ移動すべき」
最初は思ったのだ。
「引っ越ししまくれ!とか海外移住!とか、どうせお金もってる一部のエリートだからこそできるんやろ?」と。
彼らには失敗しても戻れる場所があって、そりゃ引っ越しも移住も気楽やろ、と。
でも、著者の考える移動する価値ってのは、まったく逆の意味だった。
本書では「エリートじゃない、凡人こそ環境を変えろ」と説いている。
その理由は、成功するためには何をするか?よりもどこに身を置くか?誰と働くか?が大切だからだ。
著者は30代までなんてことない普通のサラリーマンとして過ごしてきたが、当時の仕事仲間が偶然優秀で、偶然波に乗れたからこそ今の自分があると書いている。
まぁもちろん謙遜もあるだろうし努力も才能もある人なんだろうけれど、僕らみたいな凡人は、そういう場所に出会えるまで限りなく移動して、チャンスの可能性を上げていくことが大切なんだと語る。
いわゆるスーパーエリートは違う。彼らは自分で自分が輝ける場所を作り出せてしまうからだ。
自分を生かせる場所を自ら作り上げるほどのスキルも熱量も見いだせないような凡人こそ、ぴったりな場所を求めて移動し続ける必要があるというのだ。
昔、ヨーロッパを路上ライブの稼ぎで旅していた時のことを思い出した。
最初、イタリアを旅しているときに、路上ライブの稼ぎが少なくて悩んでた。
その頃おれは、足にタンバリン付けてテンション高く跳ね回るような、とにかく陽気なスタイルで歌ってたのだが、とにかく反応が悪かったのだ。みんなクールに目の前を通り過ぎていくだけで。
寒い地域で几帳面、当時の移民に厳しい社会情勢も相まって、なんかこの土地の人々に自分がうまくフィットしていない感覚をずっと感じていた。
しかしおれには、そのスタイルを貫き成功するまで粘ってやるんだ!なんてガッツもなければ、
その国の人たちに合わせてスタイルを変える器用さも才能も持ち合わせていなかった。
「ここはだめだ。さっさと移動しよう。」
なんて、ささっと次の国へ。その先のオーストリアへ、さらにドイツへ。
移動し続けて、それでもその二カ国も同じような雰囲気を感じては、見切りをつけてさっさと次の街へ。
最終的に移動した先のスペイン・ポルトガルで、ついに理想の場所に出会えた気がした。
暖かな気候、陽気で小さなことなど気にしない適当な雰囲気、楽しけりゃいいじゃんって楽天的な人たちに囲まれて、すごく楽しい旅が出来た。
もちろんどっちの国がいい、悪いじゃなくて、ほかの誰かじゃない、自分に最高に合う場所に出会えたこと。
そして、そこに出会うまで移動し続けたこと、それが功を奏したような気がした。
凡人こそ、自分が輝けないと思ったなら次の場所へ。
移動することがうまくいくっていうのは、思えばああいう事なのかな~なんて、思い出したりしたのだ。
以上
そんなで、『移動する人はうまくいく』を読んで、引っ越ししたくなった最近の話でした。
この本に煽られながらも、自分がいかに現状維持したがる「脳の弱さ」に支配されていたかを痛感したぜ…
そして、実際に「よし、引っ越すか」と決めたら、不思議と気持ちが軽くなったのだ。
あんなに蒲田離れたくない!とか思っていたけれど、今はまるで新しい冒険が始まるような、ワクワクした気分になったり…
ですので、引っ越しを考えているそこのあなたも、うだうだ悩んじゃうならぜひこの本を読んでみてくれ!
定住したがる自分の脳の弱い部分を突きつけられて、最後には移動の重要性について気づかされることでしょう!!
最初はムカつくけどな(笑)
そんなところです。
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