香港人妻氏の友達が来日したので、逗子葉山ドライブツアーのドライバーに任命される話。
ネイホウ!ぼっちシンガーです。
バンド活動や路上ライブで世界一周の旅を経て、現在は東京で音楽活動中。
どうでもいいこと何でもない事を鼻息荒く語るだけのブログだよ!
2022年、年末。
年末年始が忙しい小売り系男子なおれは、年末最後の聖なる休日、いわゆる「休み納め」の過ごし方を考えていた。
あぁ、この日休んだら年末年始は怒涛の7連勤、希望のない真っ暗な世界が広がっている…
休み納めのこの日こそは、遅れてる曲のレコーディングしてブログ書いて夕方からスーパー銭湯行ってビール飲みながら暮れ行く年を思うぼっち忘年会を開催して家帰ってアマプラで「ぼざろ」最終回見てそれで…
などと、いつものように1人の休日の過ごし方についてワクワク考えていた
…はずだったのだがっ!!!
ようちゃん氏「おい、お前年末のこの日休みやったよな!?」
香港出身の猟奇的ドS妻氏・ようちゃん氏が不意に声をかけてくる。
びくっ!「え…!?そ、そうですけど何かございましたでしょうか…??(嫌な予感がビンビンするぜ‥)」
ようちゃん氏「香港から友達が来るから、予定空けとけよ!逗子葉山をドライブツアーするから、ドライバーが必要なんや!」
おれ氏「び、びぃえええええええん!!!!」
もくじ
おれ氏、香港からのお友達一行専属ドライバーに。
ということで、当日!!
香港からやってきたのはようちゃん氏のお友達・ココさんとメイホさん!
ようちゃん氏とは中学時代からの腐女子仲間ということで(※)、この年末にビックサイトで開催されるコミケに参戦するために、コロナ後初の来日を果たしたという事らしい。
(※)ようちゃん氏は自他ともに認めるワールドクラスのBL好きなのである。
横浜駅で待ち合わせたおれ達。まずは挨拶を。
ネイホウ!ンゴ・ハイ・ぼっちサン!
(こんにちわ!私はぼっちさんです。)
おれの知る限りの広東語ボキャブラリーのすべてを注ぎ込んでの渾身の挨拶っ!!
ふっ…!二人とも驚いただろう!5年間かけて習得したおれの広東語スキルにな!
この自己紹介以外には「トイレはどこですか?」しか言えないが、まぁこれだけ喋れればネイティブも同然!すごいがもさん!となるはずだ…!!フフフ…
と思ったら、
お友達二人「「こんにちわー今日はよろしくお願いします。」」
え!??二人とも日本語喋れるの!!??
二人とも私と一緒に学校で勉強してたから日本語ペラペラや。
というかおまえ自分でぼっちさんって自己紹介して恥ずかしくないんか?
び、びぃえぇぇぇぇぇん!!!!!
そうなのだ!!
実は香港人、全然日本に住んでない人でも、簡単な会話くらいなら分かるよって人は結構多いのだ。
その理由は、香港人がめっちゃ日本を愛してくれているから。
コロナ前の2019年、香港人訪日観光客数は229万人!
なんと、全香港人の3.5人に一人は日本を旅行している、という驚愕の人数だ!
しかも、一生涯でではなく、2019年の一年間だけで、である!
個人的に他国を「親日国」なんて呼ぶのは、何様やねん!って感じがして嫌いなんだが、
香港だけは最強の親日国と言わざるを得ないであろう!!
くっ…そんな二人の日本に対するイメージを壊すわけにはいかないっ!!
専属ドライバー、誠心誠意ツアーさせていただきますっ!!!
さぁ、我が愛車にお乗りくださいっ!!!!
お昼は地元の新鮮な魚が味わえる老舗すし店へ
とりあえずちょっと早いがお昼ご飯だ!
ご飯が何がいいか聞いたところ、「お寿司が食べたい」との事だったので、おれの行きつけに招待しようと思う。
ここ「はま寿司」は、新鮮な地元の魚が味わえる(国産という意味で)知る人ぞ知る寿司の名店。
大将は銀座の名店で修業を積んだ目利きの握り師ロボットと聞く。
そんな匠の技で握られた寿司は、タッチパネルで注文し回転レールに乗ってやってくるという、江戸時代から変わらぬ伝統的なスタイルで提供される。
フフフ…日本でしか体験できない粋でいなせな寿司文化を、ぜひともお嬢さんたちに体験してもらおうじゃないか!!
さぁみなさん頂きましょう!!!
うまい!これは食通も唸る一品!お味はどうですか?
ココさん&メイホさん「おいしいです!スシローやかっぱ寿司と同じくらい美味しい!」
え…?スシローとか行ったことあるの!??
香港にはスシローもカッパ寿司もあるで。
めちゃ混むし日本より高いから日本みたいに気軽には入れんけど。
なんということだ・・・!!
実は香港には古くから日本の回転すし文化は根付いており、回転レールに乗ってやってくる寿司はまったく珍しくもなんともないという事だ!!イキって寿司カルチャーを熱弁していたおれは一体…!!!
もしかしたら二人は、回らないガチの寿司屋さんを紹介してもらえると期待していたのかもしれないが…
し、仕方ないだろっ!おれは回転すし以外行ったことが無い系底辺ブロガーなんだ!!
もとはと言えばこれを読んでくれているみんなのせいだぞ!?
読者のみんながもっとたくさんおれのブログを読んでくれてPV数を稼いでくれていれば、今頃おれはこんなひもじい思いはせずに済んだのに…!!
くっ‼許さんぞ!!
そんなで、やり場のない悲しみを読者のみんなに八つ当たりする系シンガーおれ。
そのような姿勢・意識こそが、最底辺ブロガーたる所以では?
などの読者のみんなからのお便りをそっと折り紙にしてあの紙ヒコーキ曇り空わったわけであるが…
まぁしかし二人ともおいしいおいしい!と喜んでくれてよかったよかった。
やっぱりかしこまった高級店より、みんなでワイワイ盛り上がっては好きなもの頼める回転すしの方が楽しいんだよね。(まぁ高級店行ったことないけど)
そんなで、おれの行きつけに招待、などとあたかも奢ってあげたかのような書き方をしつつ、
「それでは、みなさん一人千円ね。」
と、しっかりお題は徴収するヒモ根性も垣間見せつけ、お会計を終える。
ようちゃん氏も
はぁ…女の子に回転すしさえも奢れないなんて。
なんで私はこんな底辺と結婚したんやろか。
と、そのスマートで紳士的な身のこなしに感心しつつ、大満足で店を出たのであった。
荒崎公園で富士山を眺める
飛ばすぜこの世の果てまでぇええぇぇぇ!!!!!
腹ごしらえを終えた我々一行は三浦半島の先っちょ、荒崎公園へ。
どこまでも続く太平洋と、晴れた日には相模湾の向こうに富士山を望めるという、絶景スポットと言われている!
案外、ただの移動時間・車からの景色も香港出身のみんなには楽しんでもらえたりした。
香港は基本どこまで行ってもビル群が続く大都会、移動もメトロが基本だからな。
こういう、ハイウェイをどこまでもかけていくドライブ、遠くに見える山や海など自然の景色は、なかなか新鮮なのだろうか。
高速を飛ばす事30分!ついた!!!
おおお!!!!カマキリさんがお出迎えや!!!かわいいのう。
キモーー!!!
近づけんな!!近づけたらブッ●すぞ!!!早く捨てろ!!
お前の腕ごと切り落とされたいか!?
虫が苦手でいらっしゃるようちゃん氏、少々乱暴な御言葉を吐き捨てあそばされるも、
メイホさんは興味津々。カマキリを撫でたり写真を撮ったりしていた。
香港人はみんな都会っ子なので、虫と触れ合う自然など皆無。
虫を見なれていない分、めちゃくちゃ拒絶反応を起こすか、始めて見るから恐怖心なく接することができるか、二極化するのかもしれないな…
などと考察しながら丘を登っていると、
綺麗やぁぁぁぁ!!!!
どこまでも続く太平洋。晴れた空に澄んだ冬の空気。
ふっ…この海の向こう側、見えるかい?あれがカリフォルニアさ。
あれは伊豆や。
海にも降りてみた。
下り坂を進んでいくと、豪快な波に削られた岩場が続く海岸に出た。
磯釣りを楽しむおじさん達、地元の人が犬の散歩をしていた。
みんなが記念撮影に勤しむ中、おれは陰キャの海での楽しみ方、「カサ貝を剥がして遊ぶ」を一人でたしなんでいると…
むっ!!!
これはっ!!!
アメフラシやぁぁぁ!!!!!
見たことも無い海の生き物に一同興奮!!
自然豊かで生き物と触れ合えるところも、香港人のみんなにとっては新鮮で良かったみたいだ。
アメフラシもカマキリも見れたし、よかったよかった!
満足して荒崎公園を後にする。
出た後で気付く。
そういえば富士山見てないやんけっ!!!
森戸神社で一足お先に初もうで
そのまま海岸線を北上!!
葉山にある海沿いの神社、森戸神社で一足早い初もうでであるっ!!
2023年はブログが軌道に乗り年間3億を稼ぎ出して早期退職・タイのビーチでペンションを借りての不労所得生活が出来ますように…
お前、それ毎年願っとるけど永遠に月給1000円のままやん。
釣り風おみくじをやるココさん。
タイの中におみくじが入っているらしい。
御朱印(ごしゅいん)を買うようちゃん氏達。
御朱印とは、巫女さん達がその神社の名前を紙に書いてくれるあの…紙みたいな…あれだ。
いや、おれもよく分かっていないんだが、この御朱印を自分の御朱印帳って言うノートに書いてもらって、集めていくとご利益がある的な…なんかそんな感じだ。たぶん。
そして驚いたのが、香港出身のはずの3人ともマイ御朱印帳を持っていたこと!
これは青森の神社で…こっちは四国で…などとコレクション感覚で御朱印を集めているようだった。
日本人でいうと御朱印集めてる若い女の子ってまずいないと思うんだが、香港で流行ってんのかな…??
さっきの神社へのお参りの時も、参拝方法を逆に教わったし、
この人達たぶんおれより日本に詳しいわ…
最後に沈みゆく夕陽を眺める
そして、いよいよ日暮れ。
長者ヶ崎という夕陽スポットで夕陽鑑賞である。
そうそう、実際に行った時に感じたけれど、まじで香港はどこまで行っても高層ビルだらけだから、
水平線に沈む夕陽を眺める、なんてことはなかなか出来ないんだよね。
みんなで沈みゆく夕陽を見送って、写真を撮った。
うわぁぁぁぁぁ!!
砂場に足を盗られたおれ氏、坂道を転がり落ちる!!
夕景、海、そして世界の果てのような静かな海岸線とトワイライト・・・
そんなんジャンプするしかないやん!!
青春するしかないやんっ!!!!
い、痛いっ!!腰ひねったっ!!
疲れた…もう運転できないっ!!!
最高のロケーションにおもわず一瞬、陽キャパリピモードで楽しんだ腐女子3人とキモオタ陰キャおれ氏。
太陽の沈むスピードのごとき速さで疲れ切ってしまい、
「さて、帰るか…」
これにてぼっちシンガードライブツアー、終了である。
まとめ
翌日はこの度の大本命であるコミケ参戦を控えるみんな。横浜に戻って早めに解散。
まぁ香港では味わえない、自然とただっぴろい風景を体感してもらって、日本っぽさを味わってもらえたのではなかろうか。
今日の一日が旅の思い出となり、少しでも「日本おもろかったな~」と思ってもらえたらいいですね。
逗子葉山エリアは、東京から日帰りで行ける壮大な自然がいっぱいだ。
大都会である香港から来る友達を連れて行くには、ちょうどいい場所だったのではないかな。
皆さんも、香港人妻氏から専属ドライバーとして従事するよう命ぜられたときには、
ぜひ逗子葉山に行ってみてはいかがでしょうか?(そんなことあるんか)
そんなところです。
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