放浪の旅に出たくなる!さすらいの旅映画5選の話。【世界一周した元旅人が語る】
ナマステ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
どうでもいいこと何でもない事を、鼻息荒く語るよ!
『趣味は映画鑑賞です。全国ロードショーからアンダーグラウンドなミニシアターまで年間300本は見てますね。』
そんなひとは即、帰ってくれ!!!
突然何事かと思われるかもしれんが、最初に告白しておく!
旅に出たくなる映画!なんて記事を書いておきながら、
僕は映画見るの、ちょっと苦手なんだよね!!てへ
だって、映画ってなんか重いんだよな。
一度見始めたら2時間拘束されちゃうし、
一本見るのにいちいち気合入れないといけないし!
難しい話で理解できないまま置いてけぼりにされて見終わった後、友達に
『面白かったなー!あの伏線の回収方法が秀逸だったよ!君はどう思った?』
なんて聞かれたときに
『いやぁたしかに!それな!まじか!って感じだよね!』
とか必死に分かった顔するのも大変だろうが!!
その点アニメはいいよな!
30分完結だから気楽に見れるし、面白くなかったら気兼ねなく見るのやめられるし。(ただのキモオタ)
だから、真の映画好きには読まれたくないんだよ!バカにされそうで!
映画マイスターな人にこの記事を読まれることはまるで、公園で楽しく近所の友達とサッカーしてたら、
『俺たちも混ぜてよ!試合しようぜ』
と急にバルセロナの選手達がやってきた感じだよ!
やめろ!帰れよ!あ、その前にサインだけお願いします!
もくじ
そんなぼくでも放浪の旅っぽい映画は好き。
このように、チープな美少女アニメの世界に浸っては脳のシナプスを溶かしていくことで有名な僕。
一部映画ファン達からも、
『低脳な萌え豚の末路www』
と一目置かれる存在となっている。
そんなぼく(萌え豚)でも、特定のジャンルの映画については、好んで見たりする。
そう、『放浪の旅』っぽい映画である。
ロードムービーがとにかく好きだ。
世界一周の旅に出る際に、とことん影響を受けた映画もいくつもある。
今回はそんな、
『映画ファンでもなんでもない僕』が、『それでも大好きな放浪の旅っぽい映画』
を5つほど、紹介していきたいと思います。
では出発!!!!
ダージリン急行
インドに行きたくなる病患者の3割がこの作品が原因で発症したと言われる、問題作。
バイク事故から生還を果たしたばかりの長男、妊娠中の妻と離婚目前の次男、
そして女たらしの三男が、お母さんに会いに行く(みたいな理由の)ためにインドの深夜特急、
『ダージリン急行』に飛び乗る話である。
いや、カッコつけていうんじゃなくて、本当に走り出す電車に『飛び乗る』の。
んで、その時の、持ち物もほっぽりだして無我夢中で乗り込む瞬間に流れ出す音楽、
『The Kinks』ってイギリスのバンドの『This time tomorrow 』って曲が、
ほんっっっとにカッコ良すぎる!
旅心鷲掴みにされた冴えない視聴者がこのシーンに傾倒しすぎて、
発射のベルが鳴り始めた田舎電車に飛び乗ろうとするもギリギリ間に合わず、
終電を逃すという事故が旅中の俺の中で確認されている。飛び込み乗車、だめ!絶対!
とにかく、その飛び乗った車窓から流れるインドの田舎の風景や、人々の謎めいた暮らしに、
インドに行きたくなること2万%な作品。
覚悟してみろ!
逃亡くそたわけ-21才の夏
「わたしの21才の夏は二度とこんちゃもん!だけん、逃げないかんとって!! 」
舞台は福岡県のとある病院。
その精神病棟を投げ出した女の子と、一緒に巻き込まれた男の子の逃避行のお話である。
二人ともうつ病患者で、無理にキラキラ笑ったり、そのあとドープな闇の世界に迷い込んで妄想にさいなまれたりするんだけれど、
そんな現状も未来も、全部飛ばされていくようなスピードで進むドライブ旅の描写が気持ちよすぎる。
そしてたどり着いた九州最南端の地で、訪れる感動…
心にぎゅぎゅぎゅ!っとくるロードムービーである!
そして主題歌がやばい。
あの全・現実逃避系おじさんの味方、
『The ピーズ』の『日が暮れても彼女と歩いていた』である。
ほんとなんなん。おれ得でしかない。
ピーズ好きには絶対見てほしい映画。
終わりの見えない不毛な世界、そんな場所からの現実逃避を描いた最高傑作である。
バクダッド・カフェ
紹介しといてなんだけれど。
この映画、なにが良いんだかさっぱり分かりません。
まずストーリーが平坦。特にドラマティックなラブストーリーがあるわけでもなければ
大迫力のアクションがあるわけでもなく、急にダンスが始まる事もない。
インド人なら大激怒なのっぺりした内容に加え、
最後も『どういうこと?』と苦笑いしちゃうような終わり方。
それなのになんでか、初めて見て10年以上たった今でも、この映画のことを覚えているの。
そう、この映画の凄さは、何がいいのか分からないのに、こんなにも胸に残り続けてるところ。
主人公のドイツ人、ヤスミンは心の内側をひとに見せない不思議な人物。
彼女が砂漠のど真ん中で車から降ろされたところから物語が始まるんだけれど。
そのヤスミンを通して見る、異国の時が止まったようなモハーヴェ砂漠の風景と、
そこに暮らす人々の殺伐とした暮らし。
それらが強烈に印象に残っているのだ。
TVでよく見る、THE アメリカ!な荒野を駆けるドライブウェイの道端には、こんな世界があるのか。
と思って妙にゾクゾクしたものだ。
舞台となったラスベガス近郊のさびれたモーテル、『バグダット・カフェ』は実在するお店だそうで。
死ぬまでに一度はアメリカ縦断の旅でもやって、訪れたいものである。
ストーリー自体は旅映画ってわけでは無いんだけれど、
シーンの一つ一つが、めちゃくちゃ旅心を刺激する作品なので、セレクト!!
スタンド・バイ・ミー
青春ノスタルジア豚野郎のバイブル!
この映画にあこがれて、後輩を引き連れて無駄に40キロ先の街まで歩いていこうとして遭難しかけるなど、
大学時代の僕が先輩としての求心力を失墜させる原因となった問題作である。
この映画の凄いところは、やろうと思えばやれる、自分でも手に届く距離にある冒険を描いているところ。
住み慣れた街を抜け出して、線路沿いを歩くことなんて、
だれでも子供のころに一度や二度は経験してそうなことである。
しかしあのころの僕たちにとってその旅は、
どんなアクション映画よりもスリリングで、どんな異世界ファンタジーよりも夢見心地な体験だった。
スタンドバイミーはそんな、
ありふれた風景を、子供のころのような大袈裟な感受性で見させてくれる作品
であると思う。
見るものを童心に帰らせて、一緒に旅させるような気持ちにさせているのは、
『死』の存在を巧妙に描いているところにあると思う。
兄の死、迫りくる列車、狂暴な番犬、死体を探す旅…
子どもの頃って今より『死ぬ』という恐怖に敏感だった気がする。
あえて作中にそれを暗示するキーワードをちりばめることで、
大人たちが、あの頃の純粋な恐怖心や好奇心を思い出しやすくしているのかな、なんて考えた。
話は変わるが、この映画、世界各国でもたいへん人気なようで、
『ベン・E・キング』が歌う映画の主題歌は旅人たちの間で神格化されている。
僕はスペインを旅している途中、サンティアゴ巡礼を歩いた。日本で言うお遍路さんみたいなやつ。
その旅の終点、世界の果てと呼ばれるフィステーラという街の浜辺で。
1500キロの道のりを歩き続けてきた旅人たちと一緒に焚火を囲んで、
もってきたギターで主題歌の『Stand by me』を歌ったのだけれど。
重たいギターをかついでの旅は大変だったけれど、
この夜のために持ってたんだな、なんて思えるくらい、世界各国からの旅人みんなが喜んでくれたのはいい思い出。
世界を旅するなら絶対見ておくべき、永遠の青春ロードムービーである。
私たちのハァハァ
あの頃のド田舎芋野郎たちすべてに見せたい!!
ちょっぴりエッチな歌詞が特徴の人気バンド『クリープハイプ』が大好きな北九州に住む女子高生4人組。
そんな彼女らが、バンドに会いに行くために、
北九州からチャリで東京を目指すというド直球満塁ストレート3振な青春群像劇!!(野球知らない系ブロガー)
クリープハイプ好きにはもちろん見てほしいんだけれど、そうでなくても絶対楽しめる。
世間知らずで生意気で、自分たちがこの世界の中心だと思っていて、
でも不安で泣き虫でどうしようもない、そのまんまあの日のおれら(ド田舎の高校生)が主人公だからだ。
道中、岡山でヤバいお兄さんにつかまりそうになったり、イケない世界に足を踏み入れそうになったり、
取り繕って来た価値観の違いに不器用に傷ついたりしながら、
少しづつ憧れのクリープハイプに近づいていくの。
すんごい芋っぽくて、ダサいシーンの連続なんだけれど、そのすべてがリアルでたまらん。
見ていて、高校時代の仲間と幕張のカウントダウンジャパンフェス見に行った時の事なんか思い出した。
青春18きっぷで13時間かけて東京に行ったんだよな。
そんな思い出がフラッシュバックして逆流性食道炎になりそう。
田舎育ちのジャガイモどもにしか伝わらない世界が、ここにある!
唯一のマイナスポイントと言えば、レンタル屋さんで借りるのに少し勇気がいるところ。
ほんと何とかしてほしい。
エヴァに触発され、映画でもみようと思い超久々にTSUTAYAへ。
— ガモウユウキ / ぼっちシンガー世界を周った後。 (@gamoyou) March 11, 2021
これ、サブスクになくて、見たかったんだ。
バイトの女の子!そんな汚物を見るような目で俺を見るな!これはクリープハイプの音楽をテーマにした青春群像劇なんだ!全然変なあれじゃないんだ!ほ、ほんとなんだって!#私たちのハァハァ pic.twitter.com/ZQb7UbDPEh
まとめ
以上、『特に映画好きでも何でもない僕』がおすすめする『さすらい旅映画』5選でした。
こうしてまとめてみると、僕が好きなのは『放浪の旅』っぽいテイストで、
かつ『音楽がすばらしい』映画が多いな。
映画のクライマックスで感動とともになる音楽が素晴らしいと、これから先の人生でも、
その音楽を再生するだけでその感情を思い出すことができるから、いいよね。
そう、映画の音楽ってのは、2時間分の物語を温かいまま閉じ込めておく魔法瓶みたいなものだ。
この間ひっさびさに映画館で見た映画、『シンエヴァンゲリオン』でも宇多田ヒカルの音楽が素晴らしすぎたし、
綾波は30年経ったいまでも可愛すぎたしな。(結局萌え豚)
もしみなさんも『旅×音楽』で素晴らしい作品など知っていたらコメント欄で教えてくださいね。
『あー!それもいいっすよね。僕も大好きな作品です。』
などと知ったかぶりしようと思います。
そんなところです。
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