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酔っ払って聴くと感情が崩壊する日本語ロック10選の話【たまにポエトリーリーディング】

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

ナマステ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
好きな音楽を鼻息荒く他人に勧めては、友達を減らす毎日だよ!

酔いどれロックンローラーな皆さんこんばんわ。

みんなならわかるだろ!??

酔った時に聴く音楽のヤバさを。

アポロもはやぶさもいらない。

ビールととっておきの音楽さえあれば、僕たちは月まで飛べるんだって事を!!

そうさ、例えば…

仕事でボロクソに言われて泣きそうな顔でヘラヘラ「クズすぎて笑えるわー」なんて友達に電話して、
ウンウンって聴いてくれる友達は実は出世街道波乗りランナウェイしててその優しさ余裕の裏に見え隠れするマウント根性をうっすら感じ取るくらいには人の気持ちがわかって、
他人に気を使うのにも疲れて、でも発狂してスクランブル交差点のど真ん中で全裸で神聖かまってちゃんかますような勇気もなくて、
結局は誰かに嫌われたくなくて、失望したくなくて、されたくなくて、どうしようもなくなって煽る500mlの缶ビール、いつもの帰り道、見上げれば満月、震える手でプルタブに指をかける…


例えばそんな時があるとするだろ!?(え、おれの事じゃないよ)


そんな時取り出すは愛用の160GBのiPod、隣の女子高生が旧石器時代の原人でも見るかのような視線を送るが気にするな!!

ロックンロールを止めるな!!

その酔いどれの夜に、音楽だけは俺たちを見離さないぃぃぃぃ!!!!


という事で(?)、今回は酔っ払った時に私ぼっちシンガーがよく聴く、月はおろかアンドロメダ星雲までぶっ飛んでは感情をスーパーノヴァさせる、そんなとっておきの曲をセレクトしてみたよ!!

野郎ども、精神崩壊の準備はいいか!!??

レッツプレイ!!

明日を落としても / Syrup16g

日本を代表する鬱バンドなんて形容されることの多いSyrup16gなんだが、

彼らの「いつも通り死にたくなってるけど、いたって平常運転」という感じの媚びない姿勢が好きだ。

鬱ツイート繰り返すリスカ少女に聴かせてあげたい。

心配すんな。心なんて一生不安だぜ、と。

俺は一人でビール飲んでキーンと宇宙の果てに飛んだ後に、「明日も仕事か…そろそろ寝るか…」という時にこの音楽を聴く。

”明日を落としても誰も拾ってくれないよ。それでいいよ。”

と今日もうまくごまかして生きる俺がいる。

したいことも無くてする気もないなら、なんだってなれる気がする、

実は超絶な人生応援歌なんだと、勝手に解釈してる。

日が暮れても彼女と歩いていた / The ピーズ

Theピーズの名曲。

とりあえず夕暮れの河川敷でひとりぼっちで缶ビール開けてるようなクズはこの曲を聴け。あぁ、俺のことだ。

おれたちみたいな、どうしようもない奴らのために歌ってくれてるどうしようもないおじさんたち、それが、ピーズなんだ!!

いつぞや見に行ったライブでは、ボーカルのハルさんがワンカップを開けながら

気が触れても彼女と歩いてた

って歌ってた。

あぁヤバい。教育委員会から苦情が来そうな退廃的な音楽

それこそが我らの精神安定剤。

あぁ、どこの誰が本当に幸せなんだろうか?

って歌うところでいつもなんでか救われた気持ちになる。

ホントはとっても優しい歌なんだよ。

LONELY NIGHT/ tofubeats

 めちゃくちゃカッコつけちゃう。

韻も踏めないのにラッパーっぽくノっちゃう。

海外のB-BOYがやるようなお互いの肘を当てて手のひらパンパンパーン!ってやつやっちゃう。

いつものように一人で。

深夜のコンビニ帰りビール開けて帰る夜に歩きながら聴きたい。

“頭使っててもまた間違う"ばかりの人生だが、

そんなんでもお前の人生の中ではお前だけが主人公だぜ?と語りかけるようなリリックもファッキンクールなのさ。

革命 / moroha


乾杯!と楽しげな、しかしどこか他人行儀で取り繕うような飲みの席の会話から始まるこの曲。

しかし、その微かな違和感には理由があった!

“飲み会だけの意気込みじゃダメだ!"

“シラフじゃ語れぬ夢は惨めだ!"


ひぃぃ!やめて!酔いどれぼっちのHPはもうゼロよ!?

しかし、どうしてだ、悶々と立ち上がる反撃の狼煙

おれだって!と奮い立たされる。

自分だけの人生なんだぜ?って痛いくらいに突きつけられる。

大手商社に内定が決まって「勝ち組飲み会」とかやってる大学生に聞かせたい。

そんな老害魂に響く名曲。

36.5才のリアル / 狐火

まどろみのようなピアノアルペジオから始まる、痛々しいほどにリアルで、等身大の生きざまを歌うポエトリーリーディング。

スーパースターにもなれなければ社会をうまく綱渡りできる訳でもなくて、

嫌な上司の悪口を言って人のせいにしてみる自分自身が実は一番嫌で、

それでもあきらめきれないあれやこれ。

狐火の”~才のリアル”シリーズは、これまでラッパーでありながら会社員として生きざるを得ない自分の人生に絶望する曲が多かったが、

今作はそんな生活の中にも胸張れるもんがある、愛があるって歌ってる。

きっと僕らを救う音楽は誰からも愛されるロックスターじゃないんだ。

狐火のリアルな話なんだ。

上司との飲み会の後、俺今の仕事向いてんのかな…とか考えながら揺られる電車の中。

つり革握りしめて聴け!

サーカスナイト/七尾旅人

ずっと好きだった女の子と飲んだ帰り道、

改札まで見送った時に彼女、くるっと振り返って

「また会えるかな?」と聞く君の、

そのワンピースの裾が揺れるのが綺麗だった帰り道に一人で聴け!

…うん、まぁおれにそんな経験はないのだが、

“今夜のキスで一生分のことを変えてしまいたいよ"


なんて、ありもしない記憶を捏造し、

ロマンティックに仕立て上げ脳内フルハイビジョンでレイトショーしては、エンドロール、ため息がちに口づさんじゃう。

そう、気分は超絶メロウ!酔った瞳で月に手を伸ばしたりしちゃう!

ザゼンボーイズの向井秀徳がカバーするVer.最高にアツレキまくっててオススメだ。

メアリージェーン / AL

インド、ガンジス川沿いの安宿での出会いや感情を描いた歌なんだけれど、めちゃくちゃいい。

インドに旅した人全員に聴いてほしい。

ガンジスのほとりのガートで幻の火が燃えた瞬間や、

輪になって語った旅人同士の夜の事を思い出す。

ゆっくりと、ゆっくりと、深呼吸して吸い込んでは連れていかれそうになる音楽!

きっと、旅人なんてみんな、

“溶けてしまいそうな至福の瞬間"

を誰かと共有したいだけの、ただの寂しがりやなんだ。

旅先の安宿で現地のビールを開けなら、この曲をエンリピだ!

コバルトブルー / THE BACK HORN

国歌。

2000年代のロックンローラーの国歌である。

間違っても居酒屋のBGMでこの曲を流すのはやめてくれ!

イントロの時点で頭振りすぎて吐く!

吐きながら上司の前でエアギターやっちゃう!!

ハンマリグから繰り出されるあの機関銃みたいなリフで、社交辞令のはびこる飲みの場を戦場に変えちゃう!!!

この曲は特攻隊の若者たちが特攻前夜、酒を飲み笑いあっては、絶望の朝を迎えるまでを歌ったものだと言われている。

もう泣いてしまう。

飲んで聴いたらだめ。正座して聴け!(なぜこの記事で紹介した)

ベロベロックンローラー / 小山田壮平

この記事を書こうと思ったきっかけにもなった曲。

小山田壮平の新しいアルバムの中のもうどうしようもない歌。

飲んでとろんとろんになってはくだらない話をして、勝手に笑ったり、感傷的になったりするおれらの事を歌った、優しい歌なんだ。

猫の動画を見ては昔飼ってた猫に会いたくなったり

喉が潰れて裏声が出なくなって、それも味だって思うことにして気にせず鼻歌を歌ったり

二軒目の居酒屋でちょっとよくわからない気分になってきた頃のおれ達みたい。

特別なことは何も歌わない。

どうしようもない奴らの何でもない日常に寄り添ってくれる一曲。

収録アルバムについてこんな記事も書いて紹介しているので読んでみてね。

サタデーナイト / ふくろうず

毎週土曜日夜に日刊おれコンチャート第一位を記録するふくろうずの隠れた名曲!

浮かぶ!!浮かぶんだよ!!

祭りの後の帰り道ビルの隙間見上げた星空少し冷たくなってきた夜風…!!

サタデェェェナァァァイ!!!!

それでも感情的になりすぎることなく、まどろむように愛しむようにその情景を歌う内田万里の甘ったるい歌声、

これは明日も休みの余裕、サタデーナイトだからこそ浸れる感傷

ふっ!おまいらは土曜のデートでおしゃれなバーで飲んだ帰り道にでも聴いてろよ!!

土日出勤のおれは「明日も仕事か…」と死んだ顔で直帰だがな!!

まとめ

ふぅ、おれ氏が酔っぱらった時に聴く至極のプレイリストを公開してみたがいかがだったであろうか。

そうそう、最近読んだ “明け方の若者たち" って小説に、そんなシーンがいくつもあって、超感情移入したんだよね。

2010年代に就職した若者たちの、どうにもならない奇跡も運命もない日々を描いた作品で、作中、キリンジやくるりやピロウズが出てきたりするんだよ。

現在30歳くらいの元サブカルくそ野郎どもにぜひとも読んでいただきたい作品なんだけど、

そのなかで、主人公が、好きな女の子と夜の公園で飲みながら、音楽の事を語ったりするんだよ。

うぉぉぉそういうのやりてーー!!っておもった。

ここに載せた曲全部好きって人、連絡くれよな。

今度一緒に飲もうぜ。

夜の公園で、このプレイリストをかけながら。

エリートにも変質者にもなれなかった僕らは、ただ音楽の前では何も気取ることなく笑うのさ。

逃げたいだけ逃げたり、まだやれる!って奮起したり、勝手に感情の赴くままにやるのさ。

そんなことを考えながら、今回の記事を書いてみたってわけさ。


そんなところです。

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