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【秒速5センチメートル】伝説の名シーンを再現!ポテトでハルキゲニアを作る話。

2020年7月28日

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

サワディーカップ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中!
このブログでは、自分の好きな事ばかり鼻息荒く語るよ!


その日、僕はようちゃん(香港人の彼女)と某所マクドナルドに来店した。


(久しぶりのお出かけでのランチがマックって!底辺男ってまじデリカシーないよね。)


などとOL系読者の皆さんに眉をひそめられながらもここにやってきたのには理由がある。

意気込みながら注文カウンターに立つ。


ぼっち「ビックマックセットひとつと…」

ようちゃん「私はフィレオフィッシュセットで!」

ぼっち「あ、会計は別で。はい、お願いします。」


(マックで平然と割り勘とか、マジ底辺の極みだな。)


などとささやく読者の皆さんの声も聞こえないほどに、おれの心臓は高鳴っていた!

席に着き、1人黙々と作業を始める俺氏。


「ここの足が10本で…
ここは短いポテトを…ハァ!ハァ!」



「………。」



しらけた表情で見つめるようちゃんの前で、鼻息荒く作業に集中するおれ氏。


(いや!彼女ほったらかしでポテト使って気持ち悪い虫を形作るなんて、こう言う男は早く絶滅してほしいよね。)


とブラウザバックしていく港区系女子の皆さんのことなど気に止める余裕もなく集中して作業を続ける

フリをして真に受けてむせび泣きながら

そろそろ本題に入らないと誰も見てもらえなくなるんじゃないか、と焦る。

そう!

今回、マックにやってきた目的はただ一つ!

ポテトでハルキゲニアを作るためだ!!!

『ハルキゲニアってなんやねん!』


ハルキゲニアとは、約5億年前のカンブリア紀の海に生息した古代生物である。


背中のトゲが特徴的な、こんな生き物である。

全長3センチほどの小ささで、カイメンという微生物や他の生物の死骸などを餌にした。

つぶらな瞳が可愛いな…現在にまだ生きていたら、サブカル女子の間で流行りそうだな。

『ポテトでハルキゲニアってなんやねん!』

皆さんご存知、新海誠監督の第三作目となる映画、「秒速5センチメートル」

その第1章、「桜花抄」で、ヒロインの明里(あかり)がハルキゲニアの姿ををマックのポテトで再現したシーンの事である!


それは、2人の小学生時代の回想シーン

主人公の隆貴(たかき)が、明里に貸した古代生物の本について、

「あの本、どう?」

と感想を聞く。

明里は答える。

「私、ハルキゲニアが好きだな。こんなの!」

無邪気にポテトを組み立てて、隆貴に見せてはしゃぐ明里。

それを見て、隆貴は

「まぁ、似てるかも。」

とすました声で答える、そんなシーンなんだが。


いやぁぁ!!!て、照れる!!!!!(なぜか俺が)

古代の葉足動物が掲載されたマニアックな原子生物の本小学生女子に無理やり貸し付けるだなんて、普通なら

「あのキモオタマジないんだけど。」

などと陰口叩かれTwitterで晒され精神を病んで女性不振に陥る案件だが!!

明里はちがう!!きっとデートはディズニーランドじゃなくて図書館だし、タピオカミルクティよりもほうじ茶だし、桜の花の落ちるスピードは知っていてもTikTokのやり方は知らないような、

そんな女の子なんだぁぁぁぁぁ!!!!

『なんで今、ポテトでハルキゲニアを作らなあかんの?』


わかった。秒速5センチメートルでそんなシーンがあるのはわかったけど!

なんでそんなの作るの?暇なの!?いいよなぁキモオタニートはお気楽で!

とみなさんはお思いの事でしょう。

フフフ…お答えしましょう。

僕はYouTubeで音楽制作とそのミュージックビデオを作る活動をしているんだが。

この度、『ハルキゲニア』という曲が出来たので、そのミュージック・ビデオのために、今回のポテトでハルキゲニア制作を行うのだ!!

その動画がこちら。



…え!!?なに!?なにこの急な番宣感!!!

いやいや、けっして宣伝したいとかそういう訳ではなく、ただただ、

大人になった隆貴が梅雨の時期に小学生の頃を思い出して少し甘酸っぱくなってそして次の瞬間、たまらなく悲しくなるそんなアニメでは描かれていないシーンを妄想し、軽快で駆け出したくなるような音楽に乗せて描いた青春音楽の金字塔を見逃すな!チャンネル登録&グッドボタンよろしく!

という事を伝えたかっただけなんだ!!

ほ、ほんとうだ番宣なんかじゃない信じてくれ!!

実際に作ってみた結果がこちら。


サイズを揃えたポテトを並べて…

もらって来たケチャップで目を書いて…



最後にビックマックをガブリと一口食べて、置く…。

で、できた!!!

作ってみて気づいた点。

作るの結構時間かかる。

作中では、「私、ハルキゲニアが好きだな。こんなの!」と、パッと形作って見せた明里であったが、常人であればそんなに早くできない。

僕の場合、ようちゃんに白けた表情を向けられながら5分くらい集中して作業して、やっと完成した。

2人の会話で、「あの本、どう?」と隆貴が質問したのちに明里がポテトハルキゲニアを見せるまでに5秒も経たないことから、

明里は熟練したポテト細工技術と俊敏な指先の動きを持ち合わせた小学生女児、という事がうかがえる。

短いポテトがたくさん必要。

作ってみるとわかるが、長いポテトよりも短いポテトの方が組み立てやすい。

長いポテトばかりはいっていた時は、周りのお客さんに

「よかったら僕の長いのと交換してもらえませんか?」

と聞いて回るのがいいだろう。

3人に2人には、「え、いや、なんですか?警察呼びますよ?」と断られるだろうが、めげずに収集する忍耐力を要する作業となる。

きっと明里も、容赦ない世間からの罵倒に傷つき、立ち止まり、幾度となく諦めが脳内をよぎりながらも歯を食いしばって完成させたのだろう。

そう、ポテトでハルキゲニアを作る、という事はただの楽しいお遊びではないのだ。

『苦脳と葛藤のその先に名シーンは生まれる』、という事を諸君には常に理解していてほしい。

ちなみに僕は知らない人に変な事聞いて怪しまれるのは嫌なので、ポテトのLサイズを頼みました。

ハルキゲニアのシーンから物語を読み解く

足が上下逆?

ハルキゲニアの生態に関しては未だ未知の部分が多い。

92年までは、長いトゲ状の突起物が足とされていたが、その後の研究でそのトゲは背中についていたことが判明。

しかし、あかりが作ったハルキゲニアをよく見てみると、足の部分が長い。

これはつまり、明里は92年までの定説であった、ツノが足バージョンのハルキゲニアを作っていたという事だ。

このことから、2人が読んでいた古代生物の本というのは、92年以前に出版された年代物である可能性が高い。

目がついている。

上で書いた通り、明里が作ったハルキゲニアは古い学説に基づく姿であった。

しかしここで注目すべきは、古い学説のハルキゲニアには目がない、という点である。

研究によると、これまで頭部はこぶのような膨らみを持つのっぺらぼうとして描かれていたが、新たな復元図ではこぶがなくなり、目を持つ長い首を持つ生きものとして描かれている。

週末サイエンス:カンブリア紀の珍生物「ハルキゲニア」、また復元図が書き換えられる 実は前後も逆だった https://www.itmedia.co.jp/news/spv/1506/26/news123.html より引用。


この通り、ハルキゲニアには実は目があった、という新説は2015年ごろに発表されたものである。

映画が公開されたのは2007年であり、この当時はハルキゲニアには目がない、というのが定説だったはず。

しかし、明里が作ったものを見てみると、右上にケチャップ(だと思う)で目をつけている事がわかる。

もしかしたら明里はこのころから考古学に造詣が深く、「ハルキゲニアには目がある!」という新説を誰より早く発見していたのかもしれない!!

末恐ろしい小学生だ…!!!

隆貴が好きなオパビニア

オパビニアは同じくカンブリア紀を生きた古代生物で、5つの目とエイリアンの首のような触手が特徴的な捕食動物である。

ハルキゲニアが好きだ、と語った明里に対して、隆貴は「(僕は)オパビニアかな。」と語る。

小さくて弱い生き物であるハルキゲニアが好きな明里に対し、どう猛なフィッシュイーターがお気に入りな隆貴。

作品では感情を表に出さない彼であるが、小学生にして触手プレイ好きの片りんを覗かせ…

男の子らしいわんぱくさも持っていたのかもしれない、など、いろいろ想像するシーンである。

作業時の注意点。

お店の暇な時間に行こう!

テーブルを占領してしまうため、空いた時間、そして暇そうな店舗を選ぼう

お店の迷惑にならないように心がけるのも、ファンの掟である。

ポテトアーティスト協会によると、ポテトアート活動は最寄駅から5キロほど歩く国道沿い・片田舎のマックで午前中に執り行うのが基本とされている。

汚さないようにしよう!

必ずナプキンを使用してテーブルを汚さないように気をつけよう。

そして後片付けもきっちりと。

来た時よりも美しく、立つキモオタ跡を濁さず、はポテトアーティストの基本中の基本だ。

”インスタバエ”にならず、最後まで食べよう。

ポテトアートはインスタ映えのためにやるのではない。

決して、ライク欲しさにすぐタピオカを捨てる、陽キャウェイ系になってはいけない。

どうせ君たちのようなキモオタが得意気にTwitterに上げたって、たいして誰にも反応されないどころか『新海』の漢字を間違えてて後で赤面したりするくらいだ。自意識過剰は止めておけ。

作り終え、満足したら、ポテト達に最大級の感謝と愛を持って、最後まで食べよう。

大地の恵みによって生かされている事実を胸に刻み、北海道の神々に全身全霊を込めて感謝の舞を踊るのも良いだろう。


「お客様!店内で感謝の舞はおやめください!」

「いやいやクルーさん!!我々はその身を捧げて我々の血となり肉となっていただいたポテト達に、恵みを授けてくださった大いなる北海道の大地に、この想いを届けねばならぬのです!!どうかお許しをっ!!!」

「お客様!我々のポテトの産地はオレゴン州でございます!北海道ではございません!」

「おお大いなるオレゴンの神々よぉぉぉ!!!!」








終わった?」



「は、はい。ごめんなさい…」

まとめ


はぁ…

はぁ…

そんなで、ポテトでハルキゲニアを作る方法と注意点、関連情報をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

今回の調査では、

(ポテトでハルキゲニアの作り方、なんてだれが検索するんだよ…!)

という事がはっきりとわかった。

僕たちの前には未だ巨大すぎる人生が、茫漠とした時間が、どうしようもなく横たわっている。

しかし、ハルキゲニアを作り上げた時の興奮は緩やかに溶けていき、後には、ようちゃんの生ゴミを見るかのような視線だけが残っていた。

みなさんもマックでポテトを食べる際は、このポテト達はオレゴン州から遠路はるばるやってきたのか…!と感極まりながら、その大地の恵みを胸に感じながら、楽しいポテトアート活動に励んでいただければ、と思う。




ちょっと何言ってるかよく分からなくなってきたので、今日はこの辺りで。

そんなところです。



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