だれかに期待”されない/させない”生き方が幸福感を高める方法だと思う理由の話。
こんにちわ!ぼっちシンガーです!
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
生き方や考え方について、今日はまじめに暑苦しく語るよ!
さて、2020年5月現在、コロナウイルスによる自粛期間が続いていますが皆さまお元気でしょうか?
僕も例にもれず、自宅に引きこもっては大好きな創作活動やったりこうしてブログ書いたりしてる。
こう休みが長いと、これから自分はどう生きるべきか、みたいなことを考えてみたりする。
”南の島を転々としながら旅と音楽、スローライフ!”が僕の最終目標なんだが、それを実現するために、
【好きを追求し、発信する】、【とらわれずに暮らす】、【人に期待しない、させない】
この三つの生き方を実行していきたいなぁと思って、座右の銘みたいにしてる。
みたいな話を友達としたら、「人に期待”させない”ってなんやねん!」とツッコミをもらった。
自分でもぼんやりとしていた部分なので、今回は
僕が人に期待しない、させない生き方が大切だと思っている理由と、そのために何が必要か?
を、備忘録の意味も込めて書いてみたいと思う。
僕の、まだまだ少ない人生経験から話せる、今現時点での結論に過ぎないので、
そういう思考もあるんだな、程度に聞いていただければ嬉しい。
もくじ
だれかに期待”されない/させない"生き方が幸福感を高めると思う理由。
対人関係へ依存することが”ありのままの自分”を殺すから。
期待し、期待される生き方はお互いの自由な思考を奪うと思う。
会議中、上司の前で率直な意見を言えないのはなぜだろう?
友達が「あんなの聴く価値ない!」と笑ったミュージシャンを、実は自分はかっこいいと思って聴いていても、「俺は好きだ!」と言い出せないのはなんでだろう?
きっとそこには、嫌われたくない。という思いがあるからだ、というのは誰でもイメージできることだと思うけど。
自分が素直に意見を表明すると嫌われるかもしれないと考える、その根底には、相手からの期待があるからではないだろうか?
上司は僕が従順に意見に賛同してくれると”期待”しているし、友達も、僕が同じ音楽の嗜好であると”期待”している。
もしくは期待されている、と感じてしまっている。
意見や考えが異なることは当たり前の事だけれど、しばしば期待される事で”ありのままの自分”を殺さざるを得ない状況に陥ることがあると思う。
人は変わるから。
あなたが新たな事にチャレンジするとき、他人からの期待が邪魔をすることがある。
以前、僕がYoutubeの企画で、ふざけたラップのウケ狙いな動画を上げたことがあった。
それまではまじめな(?)オリジナルソングのミュージックビデオしか上げて来なかったから、一部の人からはウケたけれど、一部の人は低評価した。
「なんか思ってたのと違う。」
「こういうのやるとは思ってなかったから悲しくなった。」
昔から僕の音楽を聴いてくれていた友達からそういうコメントをもらった。
純粋に音楽を愛してくれていた人をそう思わせてしまったことに対して、申し訳なく思った。
と同時に、どんよりと重い、息苦しい空気を感じた。
やりたいことはどんどんと浮かんでくるのに、昔から僕を知っている人達への期待の範囲内でしか、僕は活動できないのだろうか、と。
誰かに「変わらないで、ずっとそのままでいて」と期待する行為は、その人を永遠に過去に縛り付ける呪文のようなものだと思う。
日本人は異常に期待に応えようとするから。
日本人は誰かの期待に応えようとしすぎるがあまり、結果的に心身の健康を損なうケースがしばしばある。
過労死の問題やパワハラ、セクハラが告発されにくい環境、
「どうしても外せない会議だから」と、緊急停車した電車のドアをこじ開けて線路を走って逃げたサラリーマンなどいい例だと思う。
日本人が他国と比べて異常に期待に応えようとしすぎる人種だという事は、2年間の世界一周中に気づいた。
初めてインドに行ったときなど仰天した。ツアーでガイドが遅刻、話と違う料金を請求される、タクシーで指定した場所に行かずお土産屋に連れていかれるなど、当たり前だった。
彼らにとってはもう会う事もないであろう外国からの顧客の満足度を上げるより、
1ルピーでも多く稼いで生活を楽にしたい!
という自己中心的、よく言えば自分を大切にした考えが前提としてある。
インドの当たり前がいいとは決して思わないけれど、これくらい適当に生きられる国もある中で、
日本人の、上司や顧客の期待に応えようとする気質は、特出していると思う。
それは日本人の良いところでもあるが、
自身の心身をも蝕むような期待からは、早めに手を引いた方がいいし、責任感は”あるように見せておく”だけ、くらいでいいと思う。
では、人に期待しない、させない生き方をするためにどんな考え方が必要だろう?
人にどう思われるか、を判断基準にしない。
僕は旅をする前、新卒で就職してずっと働いていた仕事を辞めた。
仕事を辞めるときには都市緑化に取り組む企業で仕事をしたい、と思っていて、それを主な辞表の理由として上司に提出していた。
しかし、辞めてから単発で旅行したインドで、当初の目標は薄れ、世界をもっと旅してみたいと思うようになった。
具体的な夢を語って辞めた手前、後ろめたい気持ちだったが、
ここまで来たらやりたいことをやろうと、世界一周の旅に飛び出した。
そのことを元上司や同僚に話すのは怖かった。
「おいおい、言ってたのと違うじゃないか」、「ちゃんと有言実行しろよ!」
なんて突っ込まれるかと思った。
けれど、そんなことはなかった。
「おお!若いっていいねぇ。」「お土産よろしく!」
と、だれも気にしてなかった。
それは悪く言うと「職場を去った君が何をしようと、知ったこっちゃない」という他人視点の冷たさを感じるかもしれないけれど、その時の僕には、その距離感がとても心地よかった。
自意識過剰に、どう思われているかを気にし続けていた自分が、おかしくさえ思えた。
周りの人はあなたのことなんて、特になんとも思っていない。
いい意味で、社会は他人同士の集合体でしか、ない。
自分の生き方は自分で決めろ。
自分にブランドイメージなんてない事を認識する。
人は変わるもの。
何か新しい事をやる時、これまでの自分が築き上げてきたイメージと比較され、「変わったね」などといわれることがあるだろうが、
変化を怖がったりしない方がいい。
昔からの友達はみんな、”あの頃”という檻で、今のあなたをとらえておこうとしたがる。
仲間が減るのが怖いから、もしくは群れを去って新たなステージへ行くあなたを誹謗中傷することで、他の仲間に見せしめとしたいから。
気にすることはない。
今すでに国民的スターや政治家のような、イメージあっての仕事をしているわけでなければ、人のイメージにブランドもくそも無い。
生きたいように生きる中で失う人望なんて、大した対価じゃないだろう。
なんか変わったね。を恐れてはならない。
そして人に変わらないでいてほしい、と願うのも無駄だ。
人は変わるし、それは必ず、裏切られる。
孤独を恐れないために、最高の趣味を持て。
そもそも、なぜ僕たちは必要以上に人目を気にしたり、
期待されなくなる事を恐れたりしてしまうのだろう。
僕はその理由が、”人は孤独を恐れているから”、であると思う。
もし仮に、誰にも干渉されずに生きたいように生きた結果、全然うまくいかずにとんでもないことになってしまった時。
何が一番怖いのだろうか?
職を失い、お金が無くなるのが怖いのか?
いや、選ばなければ生きていくだけの賃金を得られる仕事くらいはいくらでもある。
本当に怖いのは、社会から見放されることや、周りの友人たちが去っていくこと、孤独になる事ではないだろうか。
そうすると、逆にもしこの恐怖の根源である「孤独」とうまく付き合う術を持っていたなら、無敵ではないか。
僕はその方法の一つとして、『これだけやってれば自分は幸せと思えるような趣味を持つ事』、をオススメしたい。
休日、誰も遊ぶ友達がいなかったとき、周囲の人に期待し依存する人は、
「自分は友達が少ない。不幸だ。」
と感じてしまうかもしれないが、
没頭できる趣味がある人なら、
「好きな事に費やす時間が出来た。ラッキーだ。」
と考えることができる。
もちろん生きたいように生きて、ある程度自分の生活に満足できるのが一番いいと思うけど、
好きな事があれば、もし、とんでもなく落ちこぼれてしまっても、ある一定の幸福感は確保できる。
どんな苦境も楽しめる様な思考を得るためにも、”好きな事”をやり続けることは大切だ。
”現代人は好きな事をもっと大切にすべき”、という記事はこちらでも書いていますので良ければ見てみてね。
まとめ(みんなにこう生きてほしい、とは思わない。)
たぶんここで書いたことは、人とのつながりを大切にした生き方をされている方からすれば、なんだか冷淡で人間味のない話だったかもしれない。
人への期待や愛情で、日々の生活の幸福度を上げられる人の正解は、ここに書いた話の通りではないと思う。
それはご自身の幸福感を大事にして頂いていいと思う。
僕のこの考え方は、過去のいじめの経験から来ていると思う。
僕はいじめが原因で、人から避けられること、必要とされなくなることに対して人一倍敏感だった時期があった。
その頃は自尊心が著しく低かったし、孤独になったら自分に価値などないと思っていた。
そんな過去の反動から、人に期待し執着する事が実は自分を縛りつけている、という結論を見出したのだ。
その考え方はこれからの人生でまた変わるかもしれないけれど、今は自分にとっての最適解であると思っている。
もしあの頃の僕と同じような感覚で今、生きている人がいるなら、
この記事が少しでも楽に生きられるきっかけになってくれたら、うれしく思う。
そんなところです。
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