旅の移動中に聴くべき邦楽ロック6選の話【おれ氏が世界一周中のバスで聴いていた音楽】
ボンジョルノ!ぼっちシンガーです!
世界一周路上ライブの旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
誰得情報を垂れ流しては、今日も自己陶酔に浸るよ!
様々なシチュエーション別に、おれのオススメの曲を勝手に執拗に厚かましく勧めまくるこのコーナー。
今回は、旅の移動中に聴くべき邦ロックを、おれの独断と偏見と性的嗜好で勝手に紹介しようと思う!
異国の旅でのバスの中、電車の中、はたまた飛行機…
世界の旅では、長距離移動がつきもの。
そんな時は音楽でも聴いて自分に浸りきるのがオススメだ。
旅先でこの記事に偶然アクセスしたみなさん。
(長時間の移動で暇だなぁ…なんかブログでも見るか…なになに?異国の荒野を行くバスの中で聴け…?厚かましいブログだな〜つまんねー!)
などと、鼻息荒く自己陶酔する文章群をその脳内に流し込む暇があるのなら、今すぐこれらの曲をダウンロードだ!!
そして異国の荒野を行くバスの中で聴け!!!!!
では行ってみよう!!
もくじ
砂漠の流刑地 / ふくろうず
もうタイトルからしてジンとくる。
スーダンからエジプト・カイロを目指す夜行バスの中で、これを聴いていた。
深夜目を覚ますと、永遠に何もない砂漠の大地の一本道を走っていた。
空には満月。広大な砂漠のようで、滑らかな海の上のようで、まったく知らない惑星のようでもあった。
そんな時に聴くのに最高のBGMであった。
聴くと気だるいポップ、あまったるい恋愛の歌っぽいんだが、ところどころのズキリとさせる歌詞が本当にロックンロール。
”100万回戦争やって この手を真っ赤に染めたって ほらだんだんだんだん、好きになっていく”
という歌詞を聴いて心臓をえぐられた。
あと、
”男の子だもんね!”
って言うところが好き過ぎる。隣の優しいおねぇさん。エロい。全”あの日の男子”必聴。
旅人のノスタルジアと、後ろめたさに突き刺さる一曲!
深夜高速 / フラワーカンパニーズ
一万回くらい聞いたことあるようなよくあるコードにシンプルなリズム、そこで語られるアフリカゾウ3万頭分くらいの重い歌詞。
大分精神的に来たときの孤独な夜に聴いて欲しい。
青春、若さ、喜び、苦しみ、そして死を意識する瞬間、生きるということその全てを考えさせられる曲。
”生きていてよかった、そんな夜を探している。”
まさしくその通り。
異国の、何もかもから隔離された、自分以外に頼るものがないまっさらな状態。
そんな中で、ふと、人生とは何か、生きるとは何かを考える瞬間が、旅中に何度も訪れる。
そんな時ヒントを与えてくれる、もしくは側に寄り添ってくれる音楽が、これだ。
今死んでもいいやって思ってるやつの耳の穴にイヤフォンぶっさして聴かせたい。
亡者の旅路 / スズモク(suzumoku)
”標識もなければ道なんて大そうな物もなく たったひとつだけの宝物を握りしめて”
こんなフレーズから始まる、シンガーソングライタースズモクの、孤独の旅に寄り添ってくれる一曲。
シンプルなアコースティックギターの音だけで語られていくその歌詞が、世界観が、イヤフォンの中からお前はまだいける、と背中を押す。
”握りしめた宝物”、という歌詞で語られるのは、日本に置き去りにしたSNSの中だけの薄っぺらいプライドか。
はたまた、アイフォーンに大切に保存されているこんな音楽か。
何もかも無くして、それでも旅は続いていて、それで間違っていないんだと、要領悪い頭悪い、そのままの不細工さを受け入れてくれるような音楽。
YouTubeだとPE’Zとのバンドバージョンしか見当たらないが、彼個人名義でのアコースティック弾き語りの原曲が、ほんとに孤独を感じさせて好き。
このCDに入っている「週末」という曲もめちゃくちゃいい。
是非このCD聴いてみて。
weapons of mass destruction / andymori
わいの大好きなアンディモリから一曲。
能天気な音のゆるーいギターのバッキングから始まる音楽、しかし曲のタイトルの意味は、大量破壊兵器。
聴き出すにつれ、“森に憧れる人間の哀れな営み"、と痛烈な風刺がピリピリと脳内を刺激しだす。
曲の中盤、急に情緒的なコードで,
“一人きり電車に揺られなんだかなって思って、映画のような我が世界を思えば"
って歌うその歌詞が本当に好き。最後は東へ、東へと、遠く旅立っていくんだ。
なんでもない毎日を過ごしていた6畳一間のアパートから、こんなとんでもないところまで旅してきた自分の旅路の事を、しみじみ振り返ったりしちゃう。
夕焼けをバックに、車窓を眺めながら聴け!!
(公式のYouTubeはないので、CD買うかapple musicで聴いてね!)
パール / the yellow monkey
飛行機の窓から見える夜が終わる前の、うすら青く世界が変わり始めるその瞬間、まだ終わりたくないって叫び散らすその代わりに、この歌を聴け!!
出だしのバッキングからゴリゴリのロックンロール、イントロのギターリフの音はまるで尾を引いて伸びる街の光のようにリフレインして俺たちの心を離さない。
”宇宙で最も暗い夜明け前 パールをこぼしにハイウェイに飛び乗る。”
って歌い出し、素敵すぎやせんか?
吉井和哉の言葉が、おれたち弱虫男たちの全てを肯定してくれている。
泣き虫でも、イモムシでも、俺たちはいつだって男でいたいんだ。
痛いくらいに。
女子に話すと100パーセント「ふーん、で?」と言われるような熱い思いを沸き起こさせる、男臭い音楽。
異臭騒ぎ。
号泣しろ。
ミッドナイトバス / ラッキーオールドサン
深夜の道を行く長距離バス、そこで偶然隣の席になった女性に先ほどのイエモンの話をして一通りヒかれた後は、一緒にこの曲を聴いて。
のほほんと無添加で丁寧な歌声、シンプルなフォークソング。
飾り気のない音楽が旅の感傷のリボンのように風に吹かれ、バスの窓から帯を引く。
多分何度も言われ続けてるんやろうけど…
ジブリ。ジブリっぽい。
人畜無害であどけなくて誰からも愛されそうで、でもどこか芯が強くて曲げられないこだわりがあって、
幼馴染のちょっと偏屈な男の事にひそかに恋する女の子が登場しそうな映画のエンドロール。
なんやろ。この曲の主人公はきっと、田舎町から東京に行くとか、そういう場面なんだろうか。
”どこまでも海岸線が続くようにさみしくない。”
と、バスの弱い室内灯に照らされて、今日までの地元での出来事を遠い思い出のように回想しながら、強がってほほえむ表情が眼に浮かぶ。
しかし、途中で挟んでくる
”命を燃やして転がる日々のあぶく” 、 ”天国のドアを叩く”
などのフレーズから思う。
こいつらこんな音楽やってるけど本当はガチのオールドアメリカンロック勢だろ、などと。
この曲も単なる上京の歌のように見せてベトナム戦争への従軍のシーンを歌ってたりして…などと、興奮気味に隣の女子に語ろう。
「ふーん。で? もう寝るね。もう話しかけないでね。」
と微笑んでくれることだろう。
まとめ
いかがだったたろうか?
異国のバスの車内って、実際はとんでもない振動と未舗装の道を行く衝撃音で音楽どころじゃなかったりするんだけど。
それでも全然知らない文字の標識や荒野を景色に見ながら、そこに住む人々の生活をイメージして音楽を聴いたりするのは最高に気分がいい。
ただ、インドのバスとかだと必ず隣の席のおやじが「何を聴いているんだ?」などと話しかけてきて鬱陶しい。浸りきっている時なのに。
そんな時は上記の曲の内容を熱を込めて話そう。一人旅女子大生なら引かれて終わりだが、インドのおやじなら
「オーノキノキヘブンズドアー!ボブディラン好きなのか!?一緒に歌おう!あ、ピーナッツ食べる?チャイ飲む?(車内販売割り勘で)」
なとと話が盛り上がり、朝まで寝かしてくれないだろう。
それもまた一向。
そんなところです。
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