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誰得!アフリカで路上ライブ(バスキング)にオススメの国3選を語る話

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

ジャンボ!ぼっちシンガーです!
路上ライブで世界30か国の旅を終え、現在は東京で音楽活動中!
日々誰も得しないブログを更新しては、自己満足に浸るよ!

全国のバスカー(バスキング・路上ライブする人)のみなさんこんにちわ!

さて、冬も深まってまいりました。

こう寒いとライブ時に指も動かなくなり、野外で活動するバスカーにとっては厳しい季節ですよね。

こんな寒い季節はどこか、暖かいところで歌いたくなります。

そこで、例えば南半球、アフリカなどどうでしょう?

気温は常夏、北部サハラ砂漠地帯では50度近くのポカポカ陽気になることも珍しくなく、市街地では時折銃声すら聞こえど、人々のノリはよく、音楽を通して濃密な異文化交流や、強盗・スリの被害を受けるなど、非日常を体験することができます。

さぁ、ドキドキに満ち溢れた愛とリズムのアドベンチャーへ、飛び出してみませんか?

この記事では、そんなあなたの手助けになる記事を…

って、なるかぁぁぁぁ!!!!!!

アフリカで路上ライブをする奴はこんなやつ

変態!!

多分、検索画面でこのタイトルを見て記事を開いた時点で、あなたは変態である。

きっと一般人は、“アフリカ  バスキング  オススメ" などとググることは一生ないからだ。

こんなワードで検索するやつなんて、何かしら人生の選択を踏み外した住所不定無職であるに違いない!

そして、ここに訪れたあなたの風貌を想像するに・・

ボサボサに伸びきった髪
・陰毛のような無精ひげの生えた不衛生な顔
・穴の空いた靴
・砂埃の被ったバックパックと、かかえるギター(オベーションとか)

とかだろう!!!??違うかぁぁぁぁぁ!!!!!???(当時のおれ。)

アフリカで路上ライブ!?何を考えてるんだ!!

と散々いろんな人に言われました。頭おかしいんじゃねえのか?と。

しかし、人類発祥の地アフリカでは、人々の血に大地のリズムが波打っている。

ギターを鳴らせば誰かが手を叩き、どっからか採ってきた木の棒でリズムを刻んで、安いウイスキーとタバコが回ってくる。

とにかく、音楽にオープンマインド。

半端ないエネルギーとシンパシーを感じさせられる、音楽を愛する者にとって見逃せない土地なのだ。

アフリカで路上ライブするという事

まず大前提として、マジで危ない目にあう可能性があるので、路上ライブをやるなんてオススメはしない。

この記事は、アフリカでの路上ライブを推奨するものではない事を、先に伝えておきたい。

アフリカには日本人が想像も出来ないような貧困と格差が街の隅々に転がっている。

近代的なビルの立ち並ぶ洋風のビジネス街のストリート挟んだ一つ隣で、小学生にもならないような子供がシンナーを吸ってぶっ倒れている。

ダウンタウンはスリや強盗が横行している。

ケニアでは、人でごった返す繁華街で目の前の女性がバックを力ずくで奪われたのを見た。

女性は大声で叫んで強盗を追うが、周りの誰も走り去る強盗を止めようとしない。

ナイフで返り討ちに合うからだ。

その光景に驚愕して固まっていると、隣のオヤジが「ジスイズナイロビ!」と笑った。

国や都市により危険度は異なってくるが、ある程度大きめの都市だとだいたいそんな具合の殺伐とした雰囲気がどこにもある。

僕自身は、刺されたり銃を向けられたりというフィジカル的な危険は幸い経験しなかったが、軽犯罪にはちょいちょい巻き込まれた。

エチオピアでは仲良くなったと思っていた現地人にケータイをひったくられた。

アフリカ初上陸の、最初の都市だったヨハネスブルグでは、全財産の入ったカードを奪われた。

入国してたった2時間後だった。

ヨハネスブルグは最恐都市なんて言われていて、殺人発生率が米花町(※)に次いで世界第2位を記録したとも言われる危険な街だったので、めちゃくちゃ身構えて入国したはずだったのだが…
(※コナンくんが住む街。とても狭い範囲で年間180件の殺人事件が起きる。)

もう生きて行ける気がせず、泣きそうになった。

貧困と格差が形作る、アフリカの闇の一部始終を垣間見た瞬間だった。

残念だがアフリカの多くの街は、やはり危険なエリアではある。

僕の場合、最初は目立ったことなどせずにただ安全に観光を楽しむ予定であったのだが。

カードを盗られ、極度の金欠に陥ったことで、生きていく手段としてアフリカのストリートでの路上ライブを始めたのだ。

「カードを盗られました。これは日本へ帰るためのグレートジャーニーです。」

という看板を立てて歌っていたのだけれど、もしかしたらそんな現状に同情してくれ、応援してくれる人が周りにいたからこそ、安全に路上ライブをする事が出来たのかもしれない。

今思えば、カードを盗られた不運が逆にラッキーだったのだ、なんて思ってる。




貧富の差の激しいアフリカで、裕福な国のよそ者が歌ってお金を稼いでいるなんて、普通に考えたら喧嘩売ってると思われかねない行動だ。

アフリカでアジアンが路上ライブなんてしていたら、良くも悪くも超目立つ。

周囲の人の感情には100パーセントの配慮が必要だし、気を使っていてもヤラれるときはやられるだろう。

出来れば、危険な行動は取らないに越したことはない。

なので、ここで書く事はあくまで娯楽として楽しんでもらえれば良いと考えている。





…ふぅ、一応形式ばった注意書きを書いておいたが、まぁこんな需要無さそうな記事、ここまで読んでいるやつなんていないだろ!!

お勧めはしない、とか言いながら、タイトルにオススメの国三選って書いちゃってるし!!!!ワロタワロタ!!!

路上ライブが楽しかった国3選

ふぉぉぉおぉぉんん!!!!!それでは俺氏的アフリカで路上ライブが楽しかった国!!!行ってみようぅぅ!!!!!!ふぉぉ!!!
(誰もみていないからテンションは最高潮)

タンザニア

タンザニア!!!良かったネェェェ!!!

おれはダルエスサラームという都市で一週間ほど滞在していたんだけれど、とにかく活気があって、路上にズラァァ!!っと屋台商が並んで、マーケットが形成されていて。

人種もアフリカ人だけじゃなくインド系やアラブ系も多くて、なんだかカオス。

人々もテンションが高くて、でもエチオピアみたいな詐欺師は多くなくて、フレンドリー。

道端で古着を売るにいちゃんに声をかけて、ここでやっていい??と聞いてみよう。

「ヘイチーナ!やれやれー!!」

とか、陽気な返事をくれるだろう!!

チーナ、とは、チャイナ・中国人の意味。

アフリカではアジア人への呼び名としてやけに浸透しており、街を歩けばたいてい2・3回はチーナ!と声をかけられ、「ファチョー!アチャー!」とカンフーの真似事をされるのがデフォルト。

差別的な感覚で受けとめ、気分を害する人もいるかもしれないが、現地の人はただアジアンへの親しみを込めて言ってきている場合がほとんど。

気にすることはない。

日本人が、アフリカといえばマサイ族が変なつえ持ってライオンと戦っている、みたいなイメージ持ってるのと同じ感じかな。

一応、おれはジャパニーズだ!なんて言うが「まぁ細かいことは気にするな!早くやれ!」みたいなことを言われる。

彼らからしたらアジア人なんてみんな一緒なんだろうな。

様々な人種の行きかう文化の入り乱れた街・ダルエスサラームでは、特にそんなことを感じさせられた。

おれは中国人じゃないとか、日本人だとか、どうでもよくなるくらいに、底抜けにオープンマインドで楽しい国。

路上ライブに最適!

ケニア

タンザニア人と違って、ケニア人はクールな印象。

タンザニアやザンビアでは街を歩けば「ヘイチーナ!今日も米食ってる!?」と所構わず声をかけられて、すぐに仲良くなれるんだが、ケニアだと「こんにちわ中国人さん。お米は召し上がってますか?」といった具合で(?)、少し距離感がある。

そしてナイロビはマジで都会。あそこは香川出身のイガグリ田舎坊主が行くようなとこじゃない。

カフェに入ればマサイ族が普通にスーツ着てアイパッド使いながら商談とかしている。

え?マサイってツエみたいなの持ってライオンと戦ってるんじゃないの?

教育についても先進的で、みんな英語を上手に喋るし、都市部のスーパーなどは物価も日本並みに高い。

アフリカのイメージを180度覆される都市。

しかし、大都会だけあって危険も多い。

ヨハネスブルグ・ダルエスサラームと並んでアフリカ三大危険都市なんて呼ばれているんだが、まぁなんとかなるやろ、なんて思って歌っているとすぐ近くで銃弾が鳴った。ちびった。5リッターぐらい。

もしマジでやるなら、ダウンタウンの深部は避けたほうが良いだろう。

ただ、高所得な人も多いのか、投げてくれるチップの額が他のアフリカ都市に比べて桁違いに多い。(言うて一回2、300円くらいだが。)

いろいろ難は多いが、洗練された新しい時代のアフリカを、音楽を通じて体感してみてはいかがだろうか!?

ザンビア

田舎。のどかな国。香川県民にオススメ

人々はのんびりしているし、首都でも未舗装の道路に5階建未満のビルがポツポツあるくらいののほほんとした風景。

あまり観光客も多くないのか、どこにいっても「ヘイチーナ!ギター弾いてくれ!」と絡まれた。

ごめんなさい、ザンビアでは首都ルサカで一回しか歌った事ないのでそんな詳しい事は書けないのだが!

その時はルサカの市街地・大きなサムスンの看板のあるビルの近く・ショッピングストリートっぽいところでやらせてもらった。

路面で風呂敷を広げ服を売るにいちゃんの隣にギターを置かせてもらうと、みるみるうちに人がやってきて、盛り上がってくれた。

これとは別に、路上ライブでは無いのだがバスステーションそばのスラム街で、地元のじいさんに誘われて、歌ったのも印象に残っている。

ボブマーリーを歌うと、誰と言わずウイスキーとタバコが差し出されて、それをみんなで回しあう。

これらの嗜好品も、彼らからしたら決して安くはないものだと思うんだけれど、楽しみをみんなでシェアする精神が浸透する、彼らの文化・価値観に衝撃を受けた。

その気前の良さと温かさは、旅人のおれにはとても気品高く感じられた。

田舎で、アフリカの中でも決して裕福な国ではなさそうだったが、人々の心の豊かさを感じさせられた国だった。

路上ライブが難しい国

逆に路上ライブしにくい国についても書いておこう。あくまで、僕が滞在した主観なので、参考までに!

南アフリカ共和国

ヨハネスブルグのみ滞在したのだが、まじ無理。怖すぎ。

入国2時間後のカード窃盗事件により、トラウマに。

都市部はギャングの抗争なんかも普通に起きていてるらしく、路上ライブとかマジ無理。

一度だけ、郊外のショッピングモール前で路上ライブを実施してみたが、他のアフリカの地域に比べてあまりノリは良くない。

高物価の国の割に300円くらいしか稼げなかったし。

路上ライブなんてやらずに、大人しくラグビーみてワイン飲んで、アフリカ南下縦断組の大学生グループと一緒にケープタウンでも目指してくれ。喜望峰で「アフリカ最南端!」とかゴプロで撮った写真をインスタに上げてくれ

それくらいしかやることはない。

スーダン

イスラームの文化圏の国も、路上ライブには不向きであった。

人々はとても暖かく、旅人に優しい雰囲気があるのだが、音楽に対していい印象を持っている人があまり多くない。

若者なんかはギターを見つけて弾いてくれ!っと言って興味津々なのだが、年配のおじさんなんかは、怪訝な目を向ける人も多い。

その理由は宗教にある。

神への信仰を何よりも重要視するイスラーム世界では、音楽を、“神への祈りを邪魔する、心を乱す物である"と捉える考え方もあるそうなのだ。

イスラム教の国で、大型ショッピングモールなどでもBGMがないのはそう言った理由もあるらしい。

もし周囲から受け入れられる環境があり、路上ライブを実施するとしても、1日5回あるサラート(礼拝)の時間は絶対に演奏をやめよう。

アザーンと呼ばれる、サラート開始時間を知らせる放送が合図だ。

これが鳴ったら、彼らの信仰を妨害するような行動は絶対に慎もう。

なかなかバスカーにはやりにくい国ではあったが、こうして音楽を通して、その国の文化や人々の価値観を知れるというのも、路上ライブ旅の醍醐味の一つでもあると思う。

まとめ

うむ。誰得、である(笑)

需要なさすぎて笑える。

しかし、おれがアフリカにいた時、路上ライブ出来る場所ないかなーとググっても、全く情報が出てこなくて恐ろしく不安だった。(当たり前である。)

やっぱ誰もブログに書いてないってことは、アフリカで路上ライブなんかやると、誰も帰って来れないってことじゃ…やったら殺されるんかな…とか思って震えていた。

ただしかし、決して安全とは言えないものの、ここでしか得られない体験があるはずだ。

今回のブログが、アフリカで路上ライブをやろうかどうか迷える子羊系ゆるふわ女子大生に、勇気を与える存在になれたなら、うれしい。

そして、

(うわ~アフリカってキツそ~・・やっぱりアフリカ縦断なんて止めて、 卒業旅行は台湾で本場のタピオカ飲んで、バリでアーユルヴェーダしよ。)

なんて思ってもらえたなら、光栄だ。






そんなところです。



今回記事にした、アフリカを旅していた当時のブログ記事はこちらから!

入国二時間でやられた!ヨハネスブルグ最恐都市伝説は本当だった話。

ダルエスサラームと路上ライブとチーナじゃない話

最恐都市なんぼあんねん!ナイロビで路上ライブと犬になる話

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