DIYで楽しむ音楽活動!自主制作ミュージックビデオ(MV)をなるべくお金をかけずに作るには!
こんにちわ。ぼっちシンガーです!
自分の曲にかっこいい映像をつけて、ミュージックビデオを作りたい!!
音楽をやっている人なら誰しも一度は思うことである。
皆さんもサチモスのPVなんか見て、
「ちくしょう!俺の曲もこんなかっこいい映像で、楽器隊が最強で、俺の顔がヨンスならもっと人気出るはずなのに!」
とか思ったことがあるはずだ。
しかし、ロックシンガーは太古の昔から貧乏で仮性包茎であると決まっている。(おれ)
映像制作会社などに依頼するお金なんてあるわけ無い。
誰かに作ってもらおうとしたって、「黙れこの仮性包茎!」と返り討ちにあうだけである。
しかしそこであきらめてはいけない!
表現者として、一皮むける為に…
ないなら作ろう!!!
自分でミュージックビデオを作ろう!!
それもなるべくお金を抑えて!!!
そう、この自らの手でその未来を切り開くのだ!!!
僕は音楽が好きで、一人で曲を作っては、それをレコーディングし、ミュージックビデオを作り、それをYouTubeで公開する、という事をやっている。
こんな感じで
プロでなくても、仕事終わりや休日に、友達に誘われることもなく部屋にこもりきって作業すれば、これくらいの動画なら簡単に作れる時代である!!
ぼっちで陰キャな皆さんなら、なんら難しいことではないだろう?
なに!?週末は友達と海でBBQの予定が、だと!???
うるせぇそんな奴は曲作りなんてせずに浜辺でビーチフラッグでもやってろ!!!
ここでは、海に誘われなかった陰湿ロック少年な読者の皆さんのために、ミュージックビデオの作り方について事細かに説明していこうと思う!
もくじ
MV作成のために必要なもの
これだけは揃えたい!
①パソコン
動画編集を細かくやるならCore7以上、処理速度の速いもの。
②動画編集ソフト
僕はビデオパッド というソフトをつかっている。最初のころは無料で入っていたムービーメーカーを使っていた。
③カメラ
最悪アイフォンでも可。
④強い心
駅前で一人三脚を立てたカメラの前でポーズを決めて立つその姿を「なにあいつ?ウケるww」と女子高生達に写真に撮られ、twitterで拡散されても動じない心。
レコーディングについて
ここではミュージックビデオの作り方について書くため、曲に関しては各自収録しているものとする。
ちなみに僕はcubace proというDTMソフトをつかっている。
初めてレコーディングするなら、スタジオについているレコーダーとかで簡単に一発どり、とかでもいいかもしれない。
まずは映像を撮影してみよう
撮影に出かける前の準備
撮影機材として、必要なのはカメラ。
僕はSONYのサイバーショット・DSC-RX100というデジカメを使っている。
僕はカメラにはあまり詳しくないが、非常にコンパクトで取り扱いも易しく、映像初心者にはおすすめ。
デジカメなんだが写真も動画も画質が良く、トイカメラ風のフィルターなどで撮影するとファッキン渋い。
あと、フラッシュを焚く時にニョキッとストロボ?っていうの?あの、ニョキっとフラッシュ部が持ち上がるのがカッコいい。
フラッシュは動画撮影だとまったく使わないけれど。
君も無駄に持ち上げてみては、周りに違いをアピールしよう。
「自意識過剰やばww」
と憧れの目を向けられるだろう。
あと、自撮りの場合は三脚が必要だ。
撮ってもらう友達のいない僕はいつも持ち歩いている。
なければ、アイフォーンのムービーでも十分だと思う。あいみょんも生きて生きて生きてのやつで、自撮りで撮ってたし。
どんな映像が曲に合うかをイメージする
動画を撮影しに行く前にまず、
表現したい風景、感情はどんなものか。
それを聴く人に感じ取ってもらうには何をビデオに登場させるべきか。
それらを考え、ノートに箇条書きしてみよう。
僕の場合はまず、動画の色を決める。
青い、冷たい感じか、燃えるような赤やオレンジの夕焼けみたいな風景か。
決まったらまずその色にマッチするメインのシーンを決め、その他に、そこから派生させたサブのシーン2、3個を決める。
例えば、暗い雨の青、その中で傘を持って立ち尽くす主人公のシーンがメインとして思い浮かんだとしよう。
しかし、一曲まるまるそのシーンのみで作ってしまうと、メリハリがなくなってしまう。
なので、テーマカラーの青は守りつつ、メインのシーンを引き立てるサブのシーンを考える。
例えば、傘を持つ人々と電車が行き交うシーン、雨に関連付けて、コインランドリーで乾燥機をかけるシーン、深海のような夜空に映えるイルミネーションのシーン、などを、サブのシーンとして用意する。
このようにテーマと撮るべき素材の内容をある程度決めておくと、統一感のある映像になりやすい。
撮影場所を決めよう
イメージ通りの場所があれば、旅行気分で出かけてみよう。
普段外出もせずに部屋でエロゲばかりやっている皆さんには良い運動だろう。
撮影場所についたら、実際に動画を撮ってみよう。
素材は多い方が良い。とにかくいろんな角度から、いろんなものを撮っておくのがポイント。
必要なカットだけ撮っていても、動画編集時に大体尺が足らなくなり、他のシーンも欲しいな..なんて場面が出てくる。
とにかくたくさん素材を撮るんだ。
そして、恥じらいはこの世の果てまで投げ捨てていけ。
出演を頼める人も友達もいない陰湿ロック青年の場合、おのずと人を登場させたい場合は自分が被写体にならなければならない。
三脚を立てて自撮りをする場合、無人島での撮影でもない限り、その様を誰かに目撃されることになる。
三脚の前でカッコつけて歌う姿、傘をさして佇む姿、ギターを抱えて踊る姿…もしもこんな姿を昔好きだったアイコちゃんに見られたりなんかしたら、その場で隠したナイフで首を切って自害するほどの羞恥であるが。
大丈夫。
行き交う人達にそんな姿を見られたところで、一生会うことはない。
思い切り演じきるのだ。
俺は俳優だ!と思い込むのだ。
道行くサラリーマンにゴミを見るような目で蔑まれようが、下校中の小学生に指を刺され
「ねぇ見て!あの男の人頭おかしいよっ!!」
と言われようが、気にすることはない。
気にせず己の道を突き進め。そして後で家で泣け。震える手でギターを握れ。おれはいつもそうしている。
初心者にもできるちょっとした動画撮影テク
100均で色とりどりのビーズなどを買って、光に透かしながら動画をまわす。
キラキラとした光の反射がポートレート写真風に綺麗に撮れる。
カメラはズームにして、あえてボカすこと。
PVだと、音楽がメインになってくるので、顔の表情などをあえて隠して撮ることで、聴く人にイマジネーションを与えることが出来る。
特に、夕暮れの逆光でシルエットだけを写すような手法がマッチしやすい気がする。
明と暗がハッキリ分かれている絵を撮る事で、色被りが無くなり、歌詞も入れやすくなる。
撮った素材を編集しよう
編集ソフトについて
Youtuberなど動画を本格的にやっている人の間では、Adobe(アドビ)という定額制動画編集ソフトが人気。しかし、月額制で2,480円/月はちょっと高い。
初めて動画を作る、という人は、無料で大体のパソコンに元々入ってる、ムービーメーカーなどの編集ソフトでも十分かもしれない。
無料ソフトでも、複数個の動画を重ねて、音楽を乗せる事くらいなら大体出来る。
僕はビデオパッド というソフトをつかっている。
最初は無料だったんだが、しばらくするとエクスポート(動画を他のパソコンなどでも再生できる形に落とし込む作業)するにはソフトを正式購入しろ!と言われ、渋々購入。
その時は8000円ほど(アメリカドルとの為替により変動)だった。
しかし購入後は、更新費などの追加料金を求められることはなく、クロマキー(一つの色だけを透かして裏の動画に合わせる技法、歌詞を手書きする時などに使う)や、色調整、透明度の変更など、基本的な事は大体出来るので、結果的には満足している。
構成を考えて映像を編集しよう。
メインのシーンを曲のどこで使うか、を決めて、そこから全体を組み立てていこう。
例えば、先ほどの例で説明すると、“傘を持って佇む姿" をサビでメインシーンとして使いたい、と決める。
すると、Aメロで “コインランドリーのシーン" 、Bメロで “電車のシーン" で引っ張っておいてサビへ、という構造が出来上がる。
他にも自由な構成があっていいと思うけれど、自分がこの曲に一番マッチしている!と思うシーンを、曲のどこに持っていくのか、メインのポイントを起点に、他のシーンを割り当てていく感覚で作れば、メリハリが付きやすいだろう。
歌詞を入れよう。
音楽を作る上で、歌詞を一番重要視している、というミュージシャンは多いのではないだろうか。
一番伝えたい、表現したい事を込めている部分であると思うので、そこが伝わりやすいよう、MVに歌詞を入れるのもいい。
ソフトの文字入力機能で歌詞入れするなら、フォントに注意。
ゴリゴリのロックンロールなのに、歌詞のフォントがPOP体では、ミッシェルガンエレファントもただのぞうさんに見えてしまう。
手書きの歌詞を入れたいなら、クロマキーを使って動画に文字だけを浮かび上がらせると、味が出る。
例えばこんな感じ
上記の例えで、作ってみるとこんな感じ。えっ!?別に再生回数稼ぎたいとか、そんなんじゃないんだからっ!
動画を公開しよう!
ミュージックビデオの公開はYouTubeで。
ミュージックビデオがひとまず完成したなら、公開してみんなに見せつけよう!
「いいから聴け!!」
と周りの知り合いみんなの耳の穴という穴すべてに、イヤフォンをぶっ刺して回ろう。
みんな驚いて、「今後あんまりぼっち君には近づかない方がいいね…」などと恐れおののくだろう!
動画を公開する媒体としては、ニコ動でもXvideosでもいいんだけれど、やっぱりYouTubeが一番お手軽で、一番聴いてもらいやすいだろう。
世界中どこからでもアクセスできるので、もしかしたら君の音楽を多部未華子ちゃんが聴いてくれるかもしれないし、君をいじめてきた中学時代の大嫌いだったあいつにも、君のすごさを知らしめられるかもしれない!!
見せつけるんだ!!
おらぁぁあいつらめ!!よくもまぁおれを好きにいじめてくれたな!!??どうだ!おれは今30歳になったが底辺社会人・独身で好きな音楽をファッキンエンジョイしてるんだぜ!!??
お前らなんて中卒で高校もろくに行かず退学して、ドンキでナンパしたギャルと17歳の時に子供ができてそれを機に族からは足を洗ってドカタの仕事で汗を流しながら精一杯家族のために働いて30歳になって、
(せめて高校くらいは卒業しとくんだったなぁ)
なんて後悔しつつ、小学校の卒業式でスピーチをする息子の姿を見て、
(いや、俺はこれで良かったんだ。だってあの時、この人生を選んでなかったなら、この宝物に出会えたんだもんな。へへっ…//)
なんて思いながら感動で涙を頬に伝せたりしてんだろぅがぁぁ!!!!あぁぁぁん!!???
とまぁこんな風に…ハァッ…ハァッ…(永遠の敗者)
YouTubeで収益は出せる?
YouTubeで曲を公開するとなると、資本主義のエゴとギルティにまみれた欲深き皆さんは、
ならおれもYouTuberじゃん?稼げるんじゃん?
とか思うだろう。
だがはっきりと言っておく。
無理だ!
いくら君が髪を半分金髪にしようが、部下からのセクハラ告発を炎上目的で公開しようが、ミュージックビデオで稼ぐのは無理だ!
なぜか。
普通の動画と違って、制作時間がかかりすぎるからだ。
ミュージックビデオの場合、まずメインとなる音楽を作らないといけない。
そこに動画をつける作業。
2018年よりyoutubeは
・登録者1000人以上
・月の再生時間1万再生以上
のアカウントしか、収益化できないというルールが改定されている。
この条件をクリアするにはとにかく大量に動画を作り、たくさんの人の目に触れるよう運営する必要がある。
今やYouTuberで稼ぐなら、動画の毎日更新は当たり前と言われている。
作詞作曲、レコーディング、マスタリング、動画撮影、動画編集…
質より量を求められた時、音楽では難しい。
しかし純粋に、頭にイメージした世界を形にし、表現する事は楽しい。
この気持ちをいますぐ表現しなければ、ぼくちゃん発狂してしまいそうだっ!!キィエエエエエっっっ!!!!
みたいな夜が陰湿ロック青年な皆さんなら一度はあると思う。
お金が発生するしないとか気にせず、その気持ちに純粋に、制作活動に没頭してみることをオススメする。
SNSを使ってPRしよう!
誰しも、自分の表現したものを初めて他人の目前に晒す時と言うのは恥ずかしいものだ。
SNSでの宣伝に対して抵抗があるかもしれないが、
“周りに認められなければ価値がない。" なんて観点は捨てるべきだ!
自分の表現は自分が一番理解してあげられるんだから。
決して自分を卑下して、
#少しでもいいと思ったらRT
#歌下手すぎて泣く・゚・(´pωq`)・゚・
とか書いて
「そんなことないよー!!超上手じゃん!!」
なんて言葉を期待したりするな!!
安心しろ!!最初は誰もRTなんてしないし、あぁ確かに下手くそだねwwって思うだけだ!!
君は自分の子供が超絶ブサイクだった時に、うちの子供ブサイクすぎて泣く…・゚・(´pωq`)・゚・なんてSNSに書き込んで、子供を守らず、遠目で笑う大衆側にすり寄るのか??
そんな事しないよな。たとえ誰もが息子をせせら笑ったって、おれだけはお前の格好良さを、すごさを知ってるぜって、本当に好きなら胸を張るよな?
自分がいいと思って、表現したくて作り出したものなんなら、最後の最後までその音楽の理解者であれ。
それがたとえ世界中だれにも理解されなくとも!
だからSNSに書き込むのは、
「ヤベェのができた。おまえらとにかく見ろ!」
これだけで十分だ!!自分の表現を認めてあげられるのは自分だけだ。
まとめ
大事なのは、作ってる途中で、
やっぱおれセンスねぇわー!!
とか思って投げ出したくなるそんな時、その弱い自分をグレッチで殴り倒し、とりあえず作り上げること!!
案外一本作ってみたら、悪くない出来だったりすることもあるし、とにかく作ったものを世に出し、批判を食らったりしながら切り替えて次に向かう気持ちが大切だ。
なんかミュージックビデオ制作のハウツーを書く予定だったが、心構えとか考え方とかしか書いていないので怒られそうだが、とにかくイメージを形にするということは楽しい事なので、ぜひ興味がある方はチャレンジしてほしい。
スキルなどは作っていくうちに、分からないことなどたくさん調べて、身に着けていくものだ。
とにかく常にクリエイターであれ。
みなさんの表現活動が人生に熱を与えるものになる事を願う!!
そんなところです。
更新情報・ライブ情報などはTwitterより。
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