女性を写真に撮るのはダメ!?海外旅行で気を付けるべき写真撮影時の注意点4選!
こんにちわ、ぼっちシンガーです。
僕は2年間、ギターで路上ライブをしながら世界各国を旅していた。
このブログでは、旅中に感じたあれこれを記事にして、その体験を皆さんにシェアしていきたいと考えている。
今回書くのは、写真撮影について。
旅に出ると、必ず写真は撮ると思う。
行く先々で出会った美しい景色や、現地の人々との触れ合いを写真に収めておくと、後で見返しても楽しい。
しかし、所変われば写真撮影時のマナーも変わってくる。
無許可で人の写真を撮るのはやはり失礼だし、お寺やモスクなどの宗教的な場所は、写真を禁止しているところも多いので、撮る前にチェックが必要だ。
中には、日本人感覚では思いもしないような事がマナー違反となる事もある。
カメラを構える姿が”コミケのセクシーレイヤー周辺のオタク”なことで有名なこの僕が、旅先で感じた、写真に関する海外での注意点について書いてみようと思う。
もくじ
立って写真を撮ってはいけない!
日本人観光客にも人気の、微笑みの国“タイ"。
首都バンコクから電車で2時間ほど走ったところに、アユタヤーという街がある。
古代遺跡で有名な街で、その遺跡群は世界遺産にも認定されており、アクセスの良さからも旅人に人気の場所だ。
この場所には、古代のブッダの石像が、時の流れで木に侵食され、今やその顔だけが木の根の間から覗いている、ワット・マハタートという場所がある。
有名な観光スポットであり、僕もガイドのトゥクトゥクドライバーに乗せてもらって見に行った。
実際に見ると、木の力強さと、古代遺跡が土に還っていく様がとてもロマン溢れている。
早速、トゥクトゥクドライバーにカメラを預けて、仏像との記念写真を撮ってもらおうとすると…
「ヘイ!ダウン!ダウン!」
スマートに立ち上がって、吉沢亮風のキメ顔を作る僕に、ガイドは少しイラついた声で何かを言っている。
「ヘイ!温水洋一みたいな顔をして何をやってる!ダウンだ!ダウンしろ!」
ん?下になんかあるの?
と見下ろしてみるも、なんて事ない、ただの地面だ。
「違う!頭を下げろ!失礼だろ!!」
どういうこと??
何を言っているのか分からず戸惑ったが、詳しく聞くとなんと、
ブッダの顔より高い位置に立つな!
という意味だったらしい。
立って横に並ぶと、ブッダの顔が大体足元の位置くらいにきてしまう。
そこで、このようなケースではしゃがんで、自分の顔の方が低くなるように写真を撮らなければならないらしい。
おおそうだったのか、ごめんなさい!と謝って、急いでしゃがんだ。
仏教の信仰心が強い、タイらしい気遣いの文化だなぁ、と感じた一件であった。
女性を写真に撮ることは禁止!?
海外で出会う女性、そのエキゾチックな顔立ちと明るい雰囲気に、思わず胸がときめいてしまった経験。
男性諸君なら一度はないだろうか。
僕はあった。
1日30回くらい。
動悸が激しくなって倒れそうだった。
そんな時は思わず女性に声をかけて、写真を撮らせてもらえませんか?とお願いしたくなる。
大体の国の女性なら、
「あら、この童貞ジャパニーズったら、この私にときめいちゃてるのね…」
と呆れられながらも、素敵なスマイルでポーズを決めてくれたりする。
しかし、どの国でもそれが許されるというわけではない。
こと、イスラム教の国では注意が必要だ。
イスラム教の教えでは、
女性は髪や肌を隠し、出来るだけ男の目に触れない場所にいなければならない、
自分の髪や肌を見せれるのは結婚した相手だけ、
などの教えがある。
女性の地位向上などもあり、現在その辺りのルールはだいぶ緩くはなってきているが、それでも女性が見知らぬ男に顔を見られる事を良しとしない観念は根強い。
僕がアフリカのスーダンというイスラム教国を旅していたころの事だ。
宿の清掃係だった、小学生くらいの女の子があまりにも可愛らしく(決してロリコンではない)、
「写真撮ってもいい??」
と声をかけながらカメラを取り出すと、
「キャーー近づかないでこのロリコン!児ポ法違反!」
と一目散に逃げ出された事があった。
最初はなんでそんな嫌われているのかよく分からなかった。
しかし後で、宿泊客のシリア人に聞くと、
「イスラム教徒は子供であっても、女性は、他の男と口を聞いたりしないんだ。写真を撮るのなんてもってのほかだよ、ロリコンくん。」
と注意されてしまった。
スーダンや、欧米文化への理解のあるUAEやエジプトなどの開かれた国ならまだしも、サウジアラビアやパキスタンなど、信仰心の強い国なら場合によっては捕まったり、神への冒涜として男女共にリンチにあったりする可能性もある、と聞いた。
写真好きでロリコンな旅人の皆さんは、注意が必要だ。
おじさんにカメラを渡すと、つまらんギャグに付き合わされる!?
旅中、展望台などを訪れた際、ラテン系のおじさんに、「写真撮ってもらえませんか?」とカメラを渡すと、8割型やられる鉄板ギャグがある。
カメラのストラップに腕を通し、不敵な笑みを浮かべながらカメラを手に取るおじさん。
ふいにカメラを手すりの外に持っていき、ぽろっと手から離す。
「アァァァ落ちる!!!!! …っってね☆(キラーン)」
ストラップで腕にぶら下がるカメラ。
満足げな表情で、お茶目に舌を出される。
ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんん!!!!!!!!(心の怒りの叫び)
日本人の感覚だと、他人の大切なカメラで遊ぶなんて、なんて失礼な!と思うかもしれないが、怒ったりしてはいけない。
もしストラップが切れて本当に谷底にカメラが落下した時には、
(そのアンデスの荒野みたいな薄毛の頭を、デポルティボ・ラコルーニャしてやるからな…)
と、憎悪に満ちたイラついた表情を見せながら、
「もう〜お父さんったら、お茶目なんだから!ビックリしちゃったわ!」
とおべっかを使わねばならない。
特定の国で一般的なコミュニケーションツールなのか、ラテン系おじさん界隈で流行している鉄板の親父ギャグなのか、真偽は定かではないが、僕は旅中何度もこれを経験した。
何か詳しい情報があれば教えてください。
路上パフォーマーを写真に撮る時のマナー
日本でも、路上で様々なパフォーマンスを行っている人は多くいるけれど、海外、特にヨーロッパではその文化がとても深い。
週末の大通りには10メートルおきくらいに、ミュージシャンやパントマイマー、大道芸人から、よくわからんアニメキャラのコスプレイヤーまで、たくさんの種類の路上パフォーマーがしのぎを削る。
日本では、そんなパフォーマーに対して投げ銭をする、という文化があまり無いけれど、ヨーロッパ等ではそれだけで食っていっている人も多く、れっきとしたエンターテイメントビジネスとしての文化がある。
良くあるパフォーマンスだと、体中にメタリックなペイントを施し、銅像のフリをしてじっと立っているパントマイマー。
人が近づいてくると、急に動き出してビックリさせたり、おどけたポーズをしたりする。
現地の人たちは、それが面白いなと思ったら写真や動画を撮り、そのエンターテイメントの代償として、1ユーロ(130円)ほどのチップを置いていく。
もちろん、そんなの楽しくないと感じたならばチップを置く必要はないんだが。
日本人観光客はしばしば、このようなマナーを知らずに写真を撮るだけ撮って、去っていく人が多い。
彼らからすると、写真を撮る=楽しんでもらえている、という認識なので、それに対する対価が支払われないことにショックを受けるパフォーマーは多い。
かくいう僕も、旅中は路上ライブをしながら、旅の資金を稼ぎながら各国を渡り歩いてきた。
その中で、様々な観光地で出会う現地のパフォーマーに、
「日本人は写真だけ撮って去っていく。ケチな人が多い!」
「我々を尊重しない。」
とよく愚痴を吐かれた。
チップの文化のない日本では、値段の定められていない物やサービスにお金を払う、という行為には抵抗を感じる人も多いと思うが、 郷に入れば郷に従え、である。
旅先で出会ったそのパフォーマンスにエンターテインメントを感じ、少しでも心が豊かになったと感じたなら、それに対して対価を払おう。
そんな心のゆとりをもって、その国の美しい文化を尊重しながら、旅を楽しんでもらえたらと僕は思う。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここに書いたもの以外でも、世界各国にはさまざまな、写真に関するマナーが存在する。
日本だと普通だけれど、美術館で写真撮影禁止なのも、一部の国からしたらありえないことらしいし。
雰囲気的に写真がオッケーかどうか微妙な場所などでは、現地の人に「can I take a photo??」と一言確認した方が良いかもしれない。
上記のような事でトラブルがなく、楽しい旅になることを願う。
そんなところです。
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