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バックパッカーがバックパックを盗難に合うとこうなると言う話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!きのこ帝国の “GIRL MEETS NUMBER GIRL “!
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………………..

嘘だろ!!??

木の下に隠していたバックパックが!!!

バックパックがないっっ!!!????

午後9時、夕暮れ時のドイツはウラム、人気の無い森林公園でおれは焦りに焦っていた!!!

路上ライブをしに行く間、大きな荷物が邪魔だったので、確かにこの場所に隠しておいたのだ!

しかし!!

その場所には、一緒に隠しておいたテントだけがポツリ残されただけ…

えっ!!!!???

え!!?なんで!!??

あわててあたりも探す!

ガサゴソ!!ガサゴソ!!

茂みの向こうにあっちの木の下!新聞の隅、路地裏の窓、こんなところいるはずもないのに!

ない!!??

…え?

落ち着け!おちおちおちおちつけおれ!!!

はたと立ち止まって、考えてみる…

確かにおいた。この木の下に。

テントはあった。

でもその下に置いたはずのバックパックがない。

ということは…

ちなみちゃんが持っていった?

電話してみよ。

トゥルルル…!ガチャ!

「あ!も、もしもし!ち!ちなみちゃん!!おれのバックパックもしかして持ってる!??」

「もしもし?うん!あんなところ置いてたら盗られちゃうといけないと思ったから、宿まで持ってきてるよ!」

「あぁぁぁぁぁぁああ!!!!!よかったーーー!!!!もうー!!びっくりしたじゃん!でも、ありがと!重かったでしょ?」

「そうだよ!運ぶの大変だったんだから!ちゃんと感謝してよね!こっち(妄想)の世界じゃなかったら、ゆうきくん、バックパック盗られちゃって大変なんだから!」

「え…こっち?世界?」

「とにかく、宿でシチュー作ったから、早く帰っておいで!おいしいよ!」

「えっ!!シチュー!!?うわぁぁいおれシチュー大好き!!ちなみちゃんの次に好き!!!」

「うふふ!待ってるからね!あ、帰りにスーパーでフランスパン買ってきてくれる?」

「もちろんっっ!!フランスパンでもドイツパンでもトリニダード・トバゴパンでも好きなのかって帰るよぉお!!!!」

「ははは!もうー何言ってるのおかしい!じゃぁよろしくねっ!」

ほんわほんわ…

む!いかん。

気づけばヨダレを垂らしながら、虚ろな目で一人森に佇んでいたおれ。

まて。

これはどっちの世界だ?

水たまりに写るおれの顔を見る。

うむ。あっち(妄想)の玉木宏ではなく、ゴミ漁りした後の野良犬みたいな顔が写っている。

こっち(リアル)じゃねぇかぁぉぁぁぉぉぁぁ!!!!!!
うぎゃぁおあぉおぁぉ!!!!!!かおまんがぃぃぃぃ!!!

うそやん!!バックパック盗られた!!盗られたらしいぜおれ!!?ちなみちゃんが言うてたもん!!うそ!!!え!!?服から寝袋から浜辺で見つけたきれいな貝殻のコレクションから!!全部入ったバックパックが!!!

えぇぇぇぇぇ!!!

困惑!!なんで!!?

なんて一人ぶつぶつ呟くが、盗られた、それ以外にあるわけない!!

しばらく探したが、盗られた痕跡などすら何もみつけられはしなかった。

うそやん…

と、数分間は放心状態だった。

けれど、思いの外立ち直りは早かった。

無くなったものは仕方ない。ちょうど、荷物が重くて大変だなぁとか感じていたところだったんだ。

幸い現金やコンタクト、カメラやギターなんか、貴重品は身につけていたから大丈夫。

テントも残されてたから寝られる。

なんだ、生きていけるやん。

と、ものすごくポジティブに受け止められてる自分がいてビビる。

これだけでも生きていけるやん。なんで今までわざわざ重い荷物担いで、しんどい思いしてたんだろう。

と、心なしかスッキリしている。

南アフリカでカードを盗られ、イタリアではギターを盗られ、今回はバックパック…

なんかもう旅に出た時から持ってるものなんてほとんど無いし、毎回毎回甘い危機管理で盗難にあう自分が情けなくなる。

でも、ものを失えば失うほど、本当に生きていく上で必要なものと、必要じゃないもの、がなんなのか分かってくる。

ネパールの山奥で活動してた時に、泊めさせてもらったおばあちゃんの家。

電気も不安定で水道もない様な場所。

でも、川の湧き水を使って一羽の大切な大切なニワトリをさばいては、美味しい鶏のカレーを作ってくれて、懐中電灯の明かりを囲んで家族のみんなと食べた。

最高に美味しかったんだ。

彼らは高い給料をもらえる仕事も持ってなければ、車もなしい家だってプレハブの山小屋という感じ。日本人の視点から見たら何も持ってないんだ。

でも、それは豊かさには全く関係しないんだな、とその時悟ったんだ。

ものがないからこそ、お金がないからこその身軽さと、目に見えない心の余裕が日々を生き急ぐおれの心を優しく抱きしめてくれた。

いいなぁ、と思ったんだ。

失うことは悲しいことだけれど、持たない事によって手に入れられる何かがある。

バックパックを失った今、その"何か"を確信したんだ!

そんなで、バックパックを失った後にしてはやけに心に余裕があったおれは、近くの茂みにテントを広げて、買ってきたビールと魚の缶詰で一人愉快にやった。

この日は土曜日の夜。

この森林公園の中に森のレストランみたいなところがあって、そこでライブバーでもやってるんだろうか?生演奏のバンドサウンドが聴こえてくる。

いいやん。いい雰囲気やん。

やっぱり、思い出の詰まったバックパックを無くしたのは、やはり、ちょっと、悲しい。

サラリーマン時代の職場の人たちが送別品でくれた、かっこいいやつだったんだ。

2年前のインドも、ワーホリのときも、ずっと背負い続けてきたんだ。

いたるとこ破れてそろそろお役御免って感じだったけれど、その年季入った感じもお気に入りだった。

これまでの旅でたまーに買うお気に入りのお土産も無くしちゃった。

フィリピンやオーストラリアの友達にもらったメッセージカードなんかも入ってた。

プレゼントしてくれたみんなへの、申し訳なさもぶり返してもくる。

あぁ。

バックだけでも帰ってこないかな…

レストランのバンドサウンドはいつのまにか陽気なダンスミュージックに変わってた。

しかたないんだ!と残ったビールをごくりと飲み干して、ジャンパーだけ羽織って横になる。

さみぃ…寝袋も盗られたの、痛いな…

深夜3時頃、テントを叩く雨つぶの音で目が覚めた。

ポツリポツリと雨が降り出したみたい。

ずっと鳴ってたクラブサウンドがちょうど消えて、数人の酔っ払いの陽気な奇声だけが遠くから寂しげに森の向こうから聞こえる。

突然!ピシャリと雷が近くで落ちて、それを合図にしたようにザーッと土砂降りになる。
安物のテントはダメだ、雨水がしみて中に滴り落ちてくる。

寒い。死ぬほど寒くてガクガクと足を震わせるけど、温めるものなんて何もない。

仕方なくテントの袋を足にはめて、凍えながら朝を待つ。

こらいかん!とにかく寝袋は買わないかんわ…

早く暖かくなってくれ…

太陽がこんなにも恋しいなんて…。

凍えながら目をさますと、空はすでに明るみかけていた。

ううう寒い!

完全に明るくなって、誰かに見られるとなんだかいやなので、いそいそとテントを片付け、朝6時の靄立ち込める公園を、街へと歩きだす。

とりあえず警察いこ。

日曜日の朝のゴーストタウン化した街をぶらぶら歩く。

ほとんど誰もいなかったんだけれど、偶然歩いてた二人組のにいちゃんに警察署の場所を聞いた。

「うう、ごめん、僕らもツーリストなんだ!だからこの辺の事はわからないんだけど…ちょっと待って!」

と、ケータイで検索して、場所を探して教えてくれた!

ありがたいなぁ。おれが旅先でこんな朝っぱらから変な外国人に話しかけられても、ケータイ盗られるんじゃねぇかと警戒して見せられないかもしれない。

こういう時の優しさが、やけに身にしみるんだ。

そんなで、教えてもらった警察署に行ってきた。

もうかれこれ、海外で三回目の警察署、あ、インドのゴアでしょうこさんと行ったの入れたら4回目だ。

もうマック行くぐらいの感覚である。

「今日は日曜日だから、ロストアーティクルのオフィスはクローズしてるの。明日、確認して連絡するわ。」

と、気さくに対応してくれた婦警さんが言う。

でも、テントは残されてたのなら盗難されたのはほぼ間違い無いだろうから、落し物で届いてる可能性はかなり少ないだろうけど…と。

うーむ、まぁそうだよな…

警察署を出て、大聖堂の前の広場で、これからのことを考える。

大聖堂はこの町のシンボルである巨大な建物で、曇り空をブッさすようにふてぶてしく立ってる。

とりあえず、残念だが、もうバッグが返ってくることは考えづらい。

寝袋と、着替えは買わなきゃな…カメラの充電器もない。いろいろ揃えなきゃ。

そうなると都会まで出た方が大型店で安く揃えやすい。

今日は日曜日でほとんど人も歩いてないから、どうせ路上もできない。

移動するなら今日だ!もう今日移動しちまおう!

おれは、フランスへ向かう途中の西の都市、シュツットガルトへ今日向かうことを決意した!

そんなことを考えているとき!!

「ハーイ!あなたお腹すいてない?あっちにパンがたくさんあるけど、良かったら食べない??」

む。なにやら女の子に話しかけられる。

「昨日、私の職場の企画でハンバーガーパーティがあったんだけど、パンが200個も余ったの。捨てるのももったい無いから、今無料でいろんな人に食べてもらってるの!」

彼女はスウェーデンから留学でここに住んでいるというディシー…やったかな?いつものように名前忘れたけどたしかディシーと言った。

最初はなんのこっちゃよくわからんかって、

(ホームレス用の配給かなんか?えぇ…おれそんな浮浪者認定されちゃうほどきたねぇかな…?)

とショックをうけつつも、タダでパンを食べてくださいとお願いされて、断わる理由もないのでのこのこついていく。

広場の片隅には丸いバーガー用パンがカゴに山積みにされていて、彼女のルームメイトだと言うにいちゃん2人も座っていた。

「どうぞどうぞ!遠慮せず食べて!」

「うまっ!!うまいっ!!がつがつ!」

朝から動き回ってておなかと背中がディープキスしていたおれ!普通の堅パンだけど、バターをつけてかじりつくと香ばしい香りが広がってたまらん!

「朝ご飯食べてなかったからありがたいよ!」

「私たち、このパンの山を無くしたいの。どんどん食べてね!私たちのマネージャーは捨ててしまえって言うんだけど、もったいないでしょ?それならたくさんの人に食べてもらった方がいいわ!」

どうやら、彼女らは、Facebookのページを作っていいねを集めてこの企画を盛り上げたりしたが、全然人は集まらなかったんだそう。

それでも、廃棄のパンが余ったのをもったいないと感じて、それを利用してアクションを起こして、ただの日曜日を色鮮やかにしていこうっていう創造性というか、行動力が素敵だなぁと思った!

彼女はさっきおれに声をかけてきたときみたいに、道行く人を見つければ満面の笑みで次々と声をかけに行く。

通行人は突然「パンを食べ無いか?」なんて言われて、明らかに怪しんで早足で歩き去る人がほとんど。

「ほんとなんであんなに冷たいのかしら!」

と落ち込みながら帰ってくる彼女。

まぁのんびりいこう!と、ギターを取り出して、みんな知ってる"I’m yours"を歌った。

肩を揺らして一緒に歌ってくれる。

有名どころな歌だけど、この曲好きだ。

listen to the music of the moment people dance and sing we just one big family.

疑ったり、見栄やプライドが邪魔したりして閉塞的になる先進国の俺たちの暮らしの中で、その誰もが心のままに歌い、踊り出せたなら、何て素敵だろう。

そのきっかけが音楽でありたい。

昔はおれはひねくれてて、(人類皆兄弟!?けんちん汁ちょうだいか!そんなのあるわけねぇだろ!)と疑ってやまなかったが、今はそんな理想に少しでも音楽で近づけるのなら、もちろんそっちの方が幸せだよな、とか、素直に想う。

「大聖堂にはもう登った?」

「え!あの馬鹿高い大聖堂、登れるの!?」

「あぁ!多分5ユーロくらいで入れるよ!ウラムはこれくらいしかないけど、この大聖堂だけはケルンのやつよりも高い!世界最長の大聖堂でおれたちの誇りなんだ!」

うむ。そこまで言われて「そうなんだ。ふーん。」で流すこともできずおれは荷物を彼らに診てもらって、登ってみることにする。

いや、お金どうこうではないのだ。

どこまでも続く螺旋階段をつかつかと登っていくと…



ひ、ひぇぇぇぇぇ!!!!!たけぇぇぇぇ!!!!!!!


高すぎる!!怖すぎる!!!おれは前世が崖に落ちてゲームオーバーになったマリオだったのだろう、高いところがもうめちゃくちゃ嫌いなのだ!!!ウルトラマキシマム高所恐怖症なのである!!!!

手すりにしがみつきながら、ひやぁぁ!!はぁあ!!と泣きそうになりながら一段、一段と階段を上っていく…

お、恐ろしい…

途中、お前こんなのでびびってんのか?おれはこんな事もできるんだぜ!?とクラスの注目を浴びようとするDQNにであったりしながら、

な、なんとか最上階まで到着…!!

無理!!もし今突風が吹いて傾いたら、とか爆破されたら!とか考えちゃって足の震えが止まらん!!

「ゆーきー!!」

下からディシーが名前を呼んでくれる声が聞こえる!な、なんてこった!米つぶどころじゃねぇ!薄力粉だ!薄力粉の一粒の様にみんなが小さく見える!!

そんなで、しかしせっかく名前を呼んでくれた薄力粉たちに、ここはかっこよく返事をしようとブラッドピットの様にワイルドに

「はぁ、ハァーイ…はぁ!はぁ!!!」

と返事をする。

そして、一秒でも早く降りたいおれは、せっかく頂上まで来たというのにすぐさま下りの階段を降りる。

というかぁぁ!!下りの階段の壁、景色見やすい様に穴あきすぎな!!いらん装飾せんでぇぇぇ!!!

恐ろしすぎる。

もう二度と登らん。

この大聖堂は何百年も前に建てられたというのに、TOP OF THE KAGAWAで有名な地元の高層ビル、宇多津ゴールドタワーにも負けない(というか2倍ぐらい高い)超高層な建物であった。

一体彼らはどうやってこんなすごいものを建てたんだろうか?

当時の建設風景などをイメージして、また恐ろしくなる。

そんなで、恐ろしさのあまり50年ほど年終え、温水洋一の様な姿になっておれはなんとか地上に帰還した…

よれよれと荷物を見てくれていた彼らの場所へ戻る。

「はぁ!はぁ!怖すぎる!!みんな!あれ怖すぎる!もう温水洋一みたいに老けちゃったよ!」

「あら、もともとその顔よ。心配しないで!それより…」

ディシーが背中に両手をやって何か隠してる様な仕草をしてて、ふふふ!とイタズラそうな顔で笑ってる。

なに?

かわいいけど、これで

「ゆうきが登ってる間にギターいじってたら、ネック折れちゃった!てへ!ごめんね!」

なんて言い出したら許さないぞ!

「こーら。もうそんなことしちゃダメだぞっ!」

と優しくげんこつしちゃうぞ!!?

とか思っていると!

「ふふふ!はい!これはあなたのシュラフよ!」

「え??」

彼女の手にはコンパクトにパッキングされた寝袋が!!!

どういう事!!?

「いや、これおれの寝袋じゃないよ?おれのはもっと臭くてカビだって生えてて…」

「あなた寝袋を無くしちゃったんでしょ?これは私たちからのプレゼントよ!!」

え!!!!!

えぇぇぇぇ!!!!!!!!!

感動で、嬉しすぎて、笑いたいのやら泣けるのやらようわからん表情になった。

「いいの!!?え!でも見た感じすごいきれいじゃん!使ってるやつじゃないの!!?

「私たちはもう使わないから!よかったら使って!ドイツのことわざでこんなのがあるのよ。"悪い事が起こったら、いい事も同時に起こる"って。あなたはバックを無くしてなかったら私たち、ここで出会わなかったかもしれないからね!アンラッキーもラッキーなのよ。」

「ふえぇぇ…ありがとう!ありがとう!タッチマイハートだよ…本当にありがとう!」

マジで感動。バックパック無くして寝袋も失って、震えて眠った昨日の夜が、もうすでにおれにとって"必然な"事だったように思えてくる。

さっき会ったばっかりで、しかもおれ、何もしてねぇよ。パンもらってギター弾いただけで…そんな訳のわからんアジア人を、困ってるだろうからって、こうやって助けてくれる…

本当にありがとう。

つくづく思う。日本で困ってる外国人に対して同じように無償の愛で助けてあげられる人になろう。彼らのように。まじで。

寝袋は見た感じ、全然きれいでまだ回数も使ってないように見える。きっとまだまだ使うものを"もう使わない"なんていって渡してくれたんだろうと思う。

ルームメイトみんなで使ってたものらしくて、メンズメンバーにもたくさんお礼を言って、バスの時間がそろそろなので行くことにした。

「Facebookにこれからの旅の写真もあげるんだろ?楽しみにしてるよ!」

「うん!キーピンタッチだぜ!」

「またねー!」

最高の笑顔で、みんなで見送ってくれた。

シュツットガルト行きのバスは草原をかけていく!

ウラムという聞きなれない街に、軽い気持ちで寄ってみて、バックパック盗られちゃって。

災難もあったけど、これもこの旅の一部だったんだよな。

きっと無駄な出来事なんて一切存在しないんだ。

この旅は、失ったものも多い。

でもその空いた手のひらで、たくさんの人の愛や感情や、価値観に触れてこれた。

手を伸ばそう。

怖がらずに。

あと10秒で世界が終わる。

そんな時がもしも来たら、その10秒で君に触れる。

それ以外になんもねぇ。

ARTSCHOOLというバンドの曲を思い出した。

ウラム、素敵な滞在になりました!ありがとう!!!!

そんなところです

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ドイツ

Posted by gamoyuki