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思い立ったらドイツ!!路上での出会いといちご100%の話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!THE NOVEMBERSの “she lab luck “!
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………………..

眼下に広がる中世の美しい街並み、遠くのアルプスは雪化粧をしている。

おれは静かにコーヒーの香りを楽しみながら、爽やかな朝の風と、鳥達の声を聞くのだ…!!

びやぁぁぁぁぁぁ!!!!!

貴婦人!

まじおれ貴婦人!

過去これほどまでにラグジュアリーな朝を迎えたバックパッカーがいただろうか?

いや、これほんとに定年退職してからとか、妻と一緒に来たい。ここ。

昨日路上やってて、そんな感じの日本人の夫婦に出会ったのだ。

2人だけで、ツアーとかつけずに気ままにまわっているらしい。

「がんばってね!」と2ユーロを入れてくれたのだ。

素敵だなぁ。

2人まったりと、2人だけに流れる時間に身を任せながら、なんの制約にもしばられずに出かける。

若い頃の話なんかして、

「お互い歳とったねぇ。」

なんて笑いながら、でも小洒落た路地の小さな花屋さんで、バラの花を一輪こっそり買って、

「でも今でも君は綺麗だ。」

なんて言ってプレゼントするんだ!

2人久しぶりに手なんか繋いで、ゆっくりと歩くサルチ川のほとり。

「昔、路上ライブで世界を旅した時にこの川のあたりで歌ってたんだよ、ちなみちゃん。」

「ほんとに?一度ゆうきくんが歌ってるところ、見てみたかったわ。」

2人は歳を取っても互いに名前で呼び合うのだ。

「あら、見て!あそこで路上ライブしてる男の子がいるわよ。」

「おや、本当だね。お!日本人じゃないか!変な髪型だけど、ばかな事やってる若者はいつの時代もいるものだね。」

「私、この2ユーロをいれてくるわ。」

「君の~家へと続く~長い一本道を~!!じゃがしゃが!」

「日本人なのね。がんばってね!」

「自分の~大きな夢を~…え!あ、ありがとうございます!!お二人でご旅行ですか!?」

「あぁ。定年退職してしまったからね。2人気ままに世界を回ってるところなんだ。気をつけて。楽しんでね。」

すたすた。

路上のシンガー(おお…!素敵な2人だなぁ。)

…………えっ!!?

ま、まさかあの時の2人は…未来のおれ…!?

確かにお父さんの方、知的で西島俊明みたいなダンディさが漂ってたし、奥さんも綺麗やったわ…!!

うわ!すごい!ここまで偶然が一致するのはもう、これはまぎれもない事実だと言わざるを得ない!

いやぁ、こういう事ってあるんやな。ということはおれが定年退職するころ、2060年頃には、すでにタイムマシンは完成していることになる。

そうだな。

もし過去に戻れるなら、あれやん!これまでの間違いや過ちを全て事前に、その前に戻って忠告して、止めることが出来る!

世界を襲ってきた大災害や戦争も止められるかもしれんし、あの日うっかり少年ジャンプのいちご100パーセントの女の子の水着を消しゴムでこすり消そうとしていたところをお母さんに見られてしまった、未曾有の大惨事も、事前に食い止められるかもしれん!!おおおお東条ぉぉぉ!!!!

そして、未来への期待を胸に支度を済ませ、宿を飛び出したおれ!

靴を履こうとすると、

(いちご100パーセントの話、絶対にブログに書いたりなんかするなよ!あの後、みんなにバカにされて超恥ずかしかったんだからな!それとダンディで西島俊明な、とかも書くな!"ダンディ坂野だろ?www"って、後でコメント荒れるんだからな!)

などと書かれた気味の悪い手紙が靴に入っていた。

そんなタチの悪いいたずら手紙を破り捨て、おれはギターを持って今日も街に出る!!西野ぉぉぉ!!!!

この日は土曜日。きっと街は人で溢れるはず!歌ってやるで!!

朝10時から、昨日歌ってた橋の上にギターを置く!

からりと晴れた青い空が美しい!

酔ったおっさんに絡まれたりしながらも気持ちよく歌ってたんだけれど。

「路上ライブは同じ場所で1時間しかできない決まりだぜ?ウチの店のBGMかけるから、そろそろ止めてくれ!」

と、歩道の屋台カフェのおやじに止められる。

えぇ!?まだ30分もしてないんやけど!

とか、

結構距離離れてるんやからええやん!

とか、思っちゃうけど、それは完全に自分本位の考え方でしか無い。ふてくされるのは的外れ。

おれたちは路上で"歌わせてもらってる"立場。周りのお店の人にやめろと言われたら、絶対だ…

と、自分に言い聞かし、ごめんなさいっ!とひきつり笑顔で撤収!!

そんなで、もう一本向こうに行ったところの、車道も通ってる大きな橋の上に移動して歌い出す!

車のエンジン音がうるさいんだけれど、ここなら店も何も無いので、邪魔になることもない!

存分に声を上げて歌えるからうれしい!

しかし!

「君!ここは路上ライブ禁止だよ。路上ライブできる場所は決まってるんだ。」

むむむ!警察官登場!

「す、すみませんという…」

「どこが許可されてるか知ってる?」

「はい、向こうの橋の上はやっていい場所だって聞きました。でもお店の人にやめろって言われちゃって…ここなら誰にも迷惑かけないかなと思って…」

「まぁそうなんだけど、これはルールだから仕方ないんだよね。ザルツブルクはちょっと厳しい決まりなんだ。」

「そうですか…とにかくすぐ片付けます。ごめんなさい。」

「センクスフォーリッスン。」

…うむ、確かに厳しいわ。指定された場所以外は、実質誰に迷惑かける訳じゃなくても歌えない、わずかな指定場所もお店の人が嫌がったらそこでおしまい。

昨日とか歌ってた時は偶然あれだけ長く出来ただけなんかな。

まぁとにかく、おれたちは路上ライブでお金を入れてもらう代わりに、街にぬくもりや活気を与えるのだ。
その街の基準に沿わずに好き勝手は許されない。

歌わせてもらってる、それだけでも幸せなことなんだよな。

うむ。

もうここは難しくなってきたな。

次に行こうかな…

思い立ったらすぐ出発だ!!

おれは昨日の稼ぎのコインを握りしめて、駅へ向かった!

電車で23ユーロ、2900円か…

高いけど、今日は土曜日だ!到着したらすぐに路上に出て取り返したる!!いったれ!!

おれは駅前のマスコット、アイスクリーム坊や(糖尿病予備軍)に手を振り、

やってきた電車に飛び乗った!

行き先は、ドイツ、ミュンヘン!!!

さらばオーストリアじゃぁぁぁぁ!!!!

電車は晴れた空と針葉樹が茂る山の景色を見せている。


たまに開けた牧草地みたいな草原が現れ、ポツリポツリと煙突のついたかわいい家があり、馬たちが牧草をむしゃむしゃやってる。

美しい景色が続く。

地元の人たちから見たら、こんなのただの田舎の風景、なんて思うんかもしれんけど、ただただ広い草原やそこに住む人たちののどかな暮らしを眺めるのは、おもしろい。

日本の田舎、田園風景とかも、外国人が見たら感動するんかな?

おれの実家のまわりは田んぼばかりなんだけれど、秋の収穫期には稲穂が金色に輝いて、夕暮れ時にはまるでふかふかの絨毯のように優しい温度の景色を見せるんだ。

もし海外の友達が日本に来るようなことがあったら、見せてあげたい景色の一つ。

電車はとくに何のチェックもなく気づけば国境を越え、ほんの1時間ちょいでドイツ南部の都市、ミュンヘンに到着した!!

巨大な駅のターミナルを降りれば!!

22カ国目!!ドイツ入国じゃぁぁぁぁ!!!!

と、一人お赤飯を炊いてお祝いをしたおれ!

ソーセージとビール、パンのセット、3ユーロ、400円!!!

うぎゃぁぁうまいいい!!!えぇぇ!?入国15分でもうすでにドイツ!!おれ、ドイツカラーに染まってる!!!

さてさて、抜群の適用能力でかわいくグーテンタークしたおれは、

(この適応能力が中学時代から備わっていたなら、ジャンプにあんな事しなくても、クラスの女子とあんな事やこんな事を現実に出来てたのかな…)

などと黙々と考えつつ、結果、リア充爆発しろという結論に至たり、そして街へ出かける。

あら。

ドイツというと、日本人に似た真面目できれい好きなイメージがあったけれど、駅前は思ったよりも汚くゴミが散乱してる。昼間っからビールに酔いつぶれて親父はぶっ倒れてるし、ホームレス達がゴミ箱をあさってる。

なんか意外だな。

駅前を見る限りは、アフリカンやアラブ系の顔つきの人たちもたくさん暮らしているように見える。駅前が荒れて見えるのは、ヨーロッパを震撼させている難民問題の影響もあるんだろうか。

とりあえず、路上ライブできる場所を探してぶらぶら歩く。

広間では、なんかのデモが行われていた。共産主義の象徴、ソ連の旗を掲げている人がたくさんいる。

うーぬ、なんかものものしい雰囲気。

そのまま大通りを抜けて、何人かバスカーは見たけど、大きな機材でガンガン鳴らしてる人たちはギターケースに領収書みたいな紙をいれてある。

どうやらここはライセンスが必要みたい。

少し外れた端の方ではぼろ切れを着たおっちゃんがおもちゃの鍵盤ハーモニカをライセンスなしで吹いてる。

この辺ならやっても大丈夫なんかな?あぁ、でも、ここにも。あそこにも物乞いが…

などといじいじしてしまうおれ。

そんなおれの横を、サッカーのユニフォームを着たにいちゃんらが奇声をあげながら街を闊歩する。

あれは!バイエルンミュンヘンだ!

そう、言わずと知れたここミュンヘンは、ドイツブンデスリーガの王者バイエルンミュンヘンのホームタウンである!

え!今日何か試合とかあるのかな?

と、Wi-Fiを繋いで見てみると…

な、なんと!!!!今日夜8時から、香川真司の所属するドルトムントと、ポカール杯の決勝が行われるというではないか!!!??

そして…

し、しまったぁぁあ!!!

豪遊である。金欠だとあれほど嘆いておきながら、試合を放送するバーでハンバーグとビール二杯を楽しんだおれ!

しかし、やばい!!最高に楽しい!!
サッカーの試合にビール。これほどあうものはないぜ!!

それはいいのだが、おれはもちろん香川の所属するドルトムントを応援したいのだけれど、まわりは生粋のバイエルンサポーターばかり!

ドルトムントが攻め入ろうとも、延長でついに香川が出場しようとも、静かにたしなみながらビールを飲む第三者を演ずるのみであった。

ちくしよぉぉしかたねぇだろ!!昼間、街中で一人だけ、このミュンヘンでドルトムントのユニフォーム着て歩いてる青年がいたんだ!

その彼の背中に向かって、バイエルンのサポーターから

「ここをどこだと思ってんだ!!?北部のガキはうせな!」

みたいな野次がこれでもかと飛んでるのを見たんだ!!!

こらあかん!

かーがわしんじー!!なんて歌った時には、アルトバイエルンで袋叩きにされちまう!足にロープくくられて、BMWで町中引きずられちまうよ!!!

そんなで、ミュンヘンの人たちのサッカー愛に恐れおののきながら、ついにはPK戦の末バイエルンの優勝を見届けたおれ。

ちくしょう!ドルトムントが負けたのは悔しいが、ビールにうまい飯にサッカーと、最高のドイツ初夜だ!黙って見ていたけれど、香川がついに出場って時の会場やアナウンサーの盛り上がりとか、見てて日本人として嬉しかったなぁ。

さすがブンデスリーガベストイレブンのトップ下だぜ!!

なにお!!おれも負けるか!!

おれは震える手で別れのキスを20ユーロ札とかわして泣きながら会計を済ませた後、街に飛び出す!!

時刻は11時!

かなり遅いが、今日は土曜日、そしてバイエルンが優勝を決めたんだ!きっと街は大盛り上がりのはず…!!

と、意気揚々昼間のメインストリートにやって来たんだけれど、

あれ?

静まり返ってやがる…

人が時折通りかかるのも、特に優勝ではしゃぐ様子もなく、スタスタと家路を急ぐ人達のみ。

まぁいいや!まわりの店も全部閉まってるし、アパートなんかも見当たらない。誰にも迷惑かけんだろうからやるだけやってみよう!!

古い城壁のような石造りのゲート脇にギターを構える!

ジャランと音を鳴らせば、むかいの石壁に音が響いて気持ちよく帰ってくる。

まるで、自分の音楽と、キャッチボールしてるよう。

気持ちいい!!

酔いも手伝って、最高の感覚で歌は歌えてるんだけど。

うーーーん!!!反応はドライだ。

一時間ぐらい歌って、いよいよ人通りが無くなってきた。

そろそろ終わりかな…と、最後にスタンドバイミーを歌うと、向こうで自転車を止めて聞いてくれてたにいちゃんが拍手をくれた。

「ありがとう!」

「え!もうやめるのかい!?もっと聞かせてよ!よし、おれが自転車のサドルでドラムをやるよ!」

とノッて来てくれる。

それなら、と、彼が好きだというボブディランと、最後にボブマーリーを歌って、終了した。

「最高だぜ!良かったらちょっと話そうよ!おれも世界を旅するのが好きなんだ。話聞かせてよ!」

彼の名前はサイモンと言うらしい。

北部のデュッセルドルフという街に住んでて、今日はおばさんとおじさんの結婚25周年パーティ(?)でミュンヘンにやって来たらしい。

おれがアフリカでカードを盗られた話や、ローマでギターを置き引きされた話をすると、

「マジかよ!おれもセイムエクスペリエンスがあるよ!一年前、ローマ駅で寝てて、バックパックを全て盗られたんだ!財布もケータイも、全部だぜ!?歩いてる人にケータイ借りて、さすがにお母さんに泣きついたよ!ははは!!」

「まじかよ!ローマ駅前、恐ろしいな!!」

「あぁ!間違いなくヨーロッパ一危険だ!ははは!」

なんか、彼とは話のペースや価値観が似てて、すごく話しやすかった!

そうだ!と思って、バックパックの奥に眠ってた1リットル一ユーロのワインを取り出して、二人で分け合って飲んだ。

深夜の街の石畳に、俺たちの声が響く。

「ドイツ人って、なんでそんなに英語上手なの?」

「んー、小学校から英語の勉強を始めるからじゃない?」

「日本でも最近は小学校から英語は勉強するよ。でも、ドイツ人みたいに喋れる人はほとんどいない。おれも含めて。」

ドイツ人は本当に英語が上手だ。

ほんとに、旅先で出会う人で英語を喋れないドイツ人に出会ったことがない。

今日も街のベンチに座っている時に、小学生くらいの男の子が、ワンコを散歩させてて、そのワンコがおれを(む!こいつ3日間風呂に入ってねぇな!?)とクンカクンカしだした。

男の子が気を使って、声をかけてくる。

「Is dog OK with you ??」

ひ、ひぇぇ!超流暢!!!

「だ、大丈夫だぜ?」

「alright, looks…he really likes you. Now I’m waiting my parents, can I wait next to you??」

ひ、ひぇぇぇ!!!!!

恐ろしい!!彼らにとっておれらと同じ、第二言語のはずの英語、しかしネイティヴ並みの発音で話しちゃうのだ。小学生が!

サイモン曰く、ドイツではまず一番最初、英語を歌に乗せて歌って、覚えていくらしい。

“ヘッド!フェイス・ネック・アーム~!"

なんて具合で、体の部位を手で触りながら。

もちろん先生は授業はすべて英語で生徒に教える。

歌って楽しんで、聞いて口に出して。

小さな頃から英語に対する抵抗感を無くして行く教育が徹底されてるんだろうな。

話題は少し踏み込んだ話にもなった。

ヨーロッパで今すごく問題になってる難民の事や、ドイツの歴史など。

「正直、ドイツ人は難民に対してどう思ってるの?サイモンは受け入れに賛成?反対?」

「うーん、難しいけど、多分大半のドイツ人は、難民の受け入れに対して賛成はしてると思う。おれももちろん賛成だ。ドイツは世界でもトップレベルの経済を持つ国。だから困ってる国を助けるのは義務じゃないかな。」

うぬ。これまで旅先で出会うドイツ人からもちょこちょこ感じてはいたが、ドイツ人、いい意味ですごくプライドが高いのだ。

うちの国の経済はトップレベルだから、とか、我が国の教育は素晴らしいから、とか、さらっと言っちゃう。

ドイツ人であるという事にほこりを持ってるし、それを自慢するわけじゃないが、先進国民としての自覚というか、そういうのをすごい意識する人が多い気がする。

これまで出会ってきたドイツ人は、差別的な言動や場違いな行動は絶対やらなかったし、信号を守らない人もほとんど見ない。

欧米人でよくいる酒飲んで発狂ふぉぉー!みたいなやつもドイツ人にはあまりいなかった。

意識高い系やな。ヨーロッパの。

なんか、アジアの中での日本に似てる気がする。

「でも、やはりたくさんの難民が流入してきたことで、今経済を揺るがす問題にもなってきているのは事実だよ。もちろん反対者もいる。貧困から、共産党主義者やライトウイングを支持する人も増えてるよ。」

「あぁ、そういえば昼間もデモやってるの見たなぁ。でも今はEUの国内だと、検査もなく出入国できるから、難民を食い止めるのって難しいんだよね?」

「そう。だから今ドイツはトルコに焦点を置いてるんだ。」

「トルコ?」

「そう。やって来た難民が、ヨーロッパまでやって来るのを、トルコに代わりに受け入れてもらうのさ。費用をEUが負担してね。」

「なるほど、トルコはちょうど中東とヨーロッパの間に位置するもんね。」

「あぁ…でも、トルコの今の政権はすごく非人道的だと言われてる。彼らは国からクルド人を排除しようとしてるし、軍が逃げてくる難民に銃を向けてショットしたって話もある。彼らはEUからお金だけもらって、内心じゃ難民を自国にとどめたくないんだよね。でもドイツも、トルコが重要なキーとなる国だから強く非難できないんだ。クレイジーな状況だよ。」

彼はオーバーなリアクションで、この問題について語っていた。

普通の学生である青年でも、ここまで熱を持って国際情勢について語れるっていうのが素敵だなぁと思う反面、それほどまでにこの問題がヨーロッパに大きな衝撃を与えているんだなってことも、理解できる。

日本でもニュースを騒がすこの問題に対して、自分が何か出来る訳でもないけれど、ダイレクトな話が聞けて幸せだなぁと思った。

的外れかもしれんけど、音楽を奏でて街にちょっとでも活気を、とか、暗い顔してる若者に「こんなことだってできるんだぜ!?」なんて世界の広さを教えられたりとか、ちょっとでも、伝わればなぁなんて、プラスに考えてみる。

ほんま的外れだとは思うけど。

その後も、ドイツの新婚旅行事情やらマリファナ事情やら、軽いことから、第二次世界大戦後の賠償責任のこと、ベルリンの壁の事など、お互いの国の事について話したら、あっという間に深夜の2時になってた。

マジで面白いなぁ。

彼はドイツ人のくせにあんまり酒が強くないのか、分けあって飲んだワインでかなりいい感じになってて、

「オバさんの家が息苦しくて飛び出してきたんだけど!!最高の出会いになったぜぇぇぇユーキー!!」

「おれもだ!!!ドイツ最高!!出会えてよかったよ!!」

「君を家に泊めてあげられないのが心残りだ…!!元気にやってくれよー!!うぐっ!うぐっ!!」

「気持ちだけでダンケシェーンさ!!じゃまた世界のどこかで会おう!!」

とハグして別れた。

素敵な時間をありがとう!

今までこうやって路上してて話しかけられても、どっか引いてしまうところがあったおれ。

過度な人との接触を怖がってたっていうか。

でも、イスラエル出るときに、ヨーロッパでは積極的に現地の人と絡むぞって決めて、なんか世界が開けた気がするなぁ。

深い歴史とカルチャーの国、そしてびっくりするくらいに英語が通じる。

この国からはたくさんの事を得て、考えさせてもらえる気がする!

よろしくだぜドイツ!!!!

静まり返ったミュンヘンの街。深夜2時でも、危ない雰囲気は全くない。

ホロ酔い気分で、テントを張れる郊外を目指して歩いた!

今日のチップは20ユーロ。

と、とりあえず食った分は取り返せた…!

ダンケシェェェエン!!!

そんなところです。

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ドイツ

Posted by gamoyuki