【パハルダール~ゴンダール】もうガチでエチオピア早く出たい話
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朝、パハルダールの宿を出た!
今日はゴンダールという街まで行く予定!
その街からスーダン国境までのバスが出ているので、明後日にはついに、エチオピア脱出だ!!!
ローカルバスのバス停を探していて、道を尋ねたら、「ついてこい!おれはドライバーだからよく知ってるんだ!」などと語るにいちゃん。
これまで他のアフリカの国、タンザニアやケニア、ジンバブエなんか、普通にバス停まで案内してくれて、「良い旅を!」なんて手を振ってくれてたのだ!
なのに、エチオピアときたら・・
やっぱり付いて行ってみたら、そこはバス停ではなくクソ高いランクル乗り場。
そこは旅行会社のオフィス前で、多分ここからのコミッション狙い。
「ローカルバスだって言っただろ!」
と歩き出すも、
「わかった!待て!連れて行ってやるから!」
と食い下がる。
ローカルのバン乗り場まで連れてってくれたけど、
「料金は100ブル(600円)、それに荷物代50ブルだ!」
と言うてくる。
高!!!聞いた話ではバスなら70ブルで行けるって聞いたぞ!
他の係員に尋ねても、英語を話せない様子。
完全に、英語を話せるこのにいちゃんと話をつけて、旅行者からぼったくれるだけぼったくってやろうって魂胆まるだし、この前の詐欺バンと一緒だ。
「今ポッケの中には100ブルしかない!それなら乗れないよ!」
と嘘ついて立ち去ろうとすると、
「わかった!君はフレンドだ!100ブルで荷物代も全部込みにしよう!!特別だ!!」
たぶん、100ブル(600円)でもほかのバスに比べりゃ高いし、いくらかこいつのポケットに入ることになるんだろうけど、次にいつバスが来るのかもわからん。
もういよいよこの手の戦いに疲れたおれは、それで飲むことに。
「本当におれは100ブルしか持って無いからな!本当にエブリスィングインクルードなんだな!?後で言ってきても絶対払わんからな!!」
と念押しした。
「あぁもちろんさ!ワイドンチュートラストミー?」
ほんまかいなとイライラしながら荷物を預けてバンに乗った。
こういう乗り合いバンは人が集まらないと出発しない。
まだ数席空きがあるので、そのまま車内で待っていると、少しして窓の外からさっきのにいちゃんが話しかけてくる。
「バンはまだ出発しない!一緒に両替所へ行こう!」
「なんで?」
「君のUSドルを両替するのさ!やっぱりバッグ代は払わないといけない!」
くそです!
ほんまくそやん!
さっき全部込みって言うたばっかりやん!!
「大丈夫!レートのいい場所を知ってるよ!ノープロブレム!」
ノープロブレムな事あるかい!!!
もう嫌だ。怒るのは嫌だけれど物を言わないと一生なめられたまんまだ!
「さっきエブリスィングインクルードって言っただろ!?だいたい二時間そこらのバスでなんでそんな高いんだ!!!」
んて、周りのほかの乗客に向けて、大声で言ってやった!
お前ら聞けよ!と。
「俺たち旅行者はエチオピアのどこを旅してもこんなんなんだ!!こんな男がたくさんいて、普通の人よりもたくさんお金を払わないといけない!おかしいだろ!?イズディスエチオピア!!?? 」
言いたいこと言ってやったが、どいつもこいつもへらへら笑ってる。
「だいたい本来はゴンダールまでいくらなんだ!!ハウマッチディッジュペイ!??」
と真後ろの乗客のおやじの目を見て尋ねるも、
(おい、言っていいのか・・?)
とでも聞きたいのか、バツが悪そうに、外のにいちゃんに目線を送る。
すかさず外からにいちゃんが口を挟んでくる。
「みんな100ブルだ!それに君はバッグを預けてる!50ブルは払わないといけない!」
「じゃあさっきなんで嘘ついたんだ!」
「君はホワイトだ!払うのは当然だ!ホワイトピーポーアーエブリバディペイ!」
「ホワイトもブラックも関係あるか!イットダズンメイクセンスだ!アットオールだ!そんなに荷物荷物言うなら、膝の上に置くわ!それでいいだろ!」
と制止を振り切ってバンの屋根に登る。
屋根にくくられてるバックパックのひもを解こうとして、やっと焦った声がかかる
「わかった!わかったから!100ブルで荷物も込みだ!特別だ!」
はぁ……..
ほんまは、おれも普通に正規のお金を払って、普通に和やかに旅をしたいのだ。
第一おれは、もともと感情を表に出せない無表情男で、日本でいる頃なんてほっとんど怒った事なんてない性格である。
そんなやつを、ほんまに毎日ブチ切れさせることが出来るなんて、もう天才やで。エチオピアは人を怒らせる天才!
問題はどこなんだろう?
もちろん根底にあるのははびこる貧困だけれど、それに対する外国人観光客への一種嫉妬的な敵対感情が過度に渦巻いてる気がするな。
自分たちはこんなにも貧しいのに、ホワイトたちはたくさんお金をもらって外国も旅行できる。
あいつらからお金をむしり取るのは当然だ!
みたいな。
そんな気持ちは、同じ人間として分からんでもないが、俺たちやって高い金払ってアフリカまで嫌な思いしに来てる訳ちゃうからな。
遠くからよく来てくれた!と、ゲストとしてもてなした上での旅行者価格とかなら、まだ分らんでもない、インドのタージマハールみたいに最初から旅行者価格が決まってるとかならおれらもいけるかどうか事前に判断できる。
しかし彼らの場合はホワイトなんだから払って当たり前、なんなら金ズルが来た来た、とバカにする風潮さえビンビンに感じる。
今日のバンの他の乗客がそんなだったように。
毎日ブチ切れてしまうおれが言うのもなんやけど、感情的になっても何も解決しない。
当たり前に肌の色による差別と偏見が存在している国、それを社会が認めているような場所で、俺たち旅行者はどう行動するべきなんだろうか。
当然だけど、そんな差別を認めてはいけないと思う。
そうだね、自分はブラックじゃないもんね、払わないとね!と納得したんでは、差別を認めたも同然だ。
郷に入れば郷に従えって言うけど、肌の色の違いで料金が変わってくるような感覚を受け入れる気にはおれはなれない。
第一、バスもバンも、公式にブラック以外は割高だなんてルールないからな!
良識のある国際的な観点を持ったエチオピア人と話をすればよく言われる。
「バンに乗ると、高いお金を払えと言われるかも知れないけれど、そんなルールはないからね!ローカルと値段は同じだから気をつけてね!」
と。
今日のホテルの受付のおねぇさんもそう言ってた。
彼らもまた、国際人と一杯のエチオピア人との感覚の大きなギャップに疑問を持ってるんだろうな。
教育や、メディアを通してそういう人が増えてくれると良いけど。
最近、もうエチオピアのブチ切れエピソードしか書いてない気がするけど、中には良い人ばかりに恵まれて楽しい旅を送れる人だっていると思うし、観光地としては見所も多い素敵な国だ。
エチオピア大好き!って人もたくさんいるだろうし、そういう人が見たらイヤな思いするかも知れない。
けど、これはおれの旅行記。
おれが体験して感じた事しかかかないから、無理に良かった事だけこじつけて楽しかったよって笑う事は今の所できん。
でもそれはあくまでおれの場合。
これを読んでくれた人で、もしこれからエチオピアに行く予定の人がいるなら、こういう事もあるんだなぁぐらいに受け取ってもらって、最初から批判的な目では見ないでほしい。
最終的に感じるのは自分自身なんだから!
できれば良い旅になる事を願います!
そんなところです!
ランキング9位入賞を目指してブログランキングに参加しています。無関心になるより、怒る事のほうが、体力もいるし、気力もいるのさ。….つまりは、おれはエチオピアをまだ、愛してるって言えるのかな。↓↓
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↑↑って言ってりゃエチオピア大使館から抗議を受ける事もあるまい。
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コメント一覧
なんでろくでもない国ってわかってるのに、
旅するのかがわからない。
たぶん、それも含めて、好きなんでしょうね・・ポッ