【ジンバブエ‐ザンビア】深夜0時のザンビア、バス到着!絶対絶命なおれの話
ジンバブエを足早に駆け抜け、次の国、ザンビア行きのバスにスライディングで乗り込んだおれ。
時刻は午後4時。
横に座るおっちゃん曰く、明日の朝7時にはザンビアの首都ルサカに到着するという!
まぁ予定で朝7時なら、いつものように遅れて昼の12時頃到着だろな。
こりゃ、ホテル代も一泊分浮かせれてええわぁ!
と浮かれていた!
しかし以外や以外、ほんの5時間ほどで国境に到着!
普段の国境越えの場合は長ったらしい入国検査に2時間も3時間も待たされるんだけれど、今回はえらくスムーズにアライバルVISAもゲットして、
12カ国目、ザンビア入国っ!!!!
と一人くす玉を割ってお祝いしていたら、
ぷっぷー(バスの、行くぞーの合図!)
えっ!!
はやっ!!!
ジンバブエの時に長く待たされた荷物のチェックも無く、速攻で走り出したバス。
えらい早いな!
この時点で時刻は午後9時過ぎ。
なんか、グーグルマップを見る限りではもう二時間もすれば首都ルサカまで着きそうな距離感なんだけれど・・
一瞬、おれは焦った。
早く着くことはいつもなら良いことなんだけれど、もしこのまま2時間でルサカに到着したなら時刻は午前0前。
そんなマフィアやギャング達が一番元気そうな時間帯にまったく知らんアフリカの都市に投げ出されたりでもしたら・・・!!!!
まぁおっちゃん朝7時着や言うてるし、これまでアフリカやアジアで、アホみたいな遅れはあっても早く着くことなんて無かったからな。
こっから各駅停車みたいになって時間かかるんだろう。
そう安心しきっていたおれだったが・・!!!
快調にスピードを上げ、ぐんぐんとルサカに近づいて行くバス。
えっ!?
ウソやろ!?
もうちょいやん!?
えっ、えー!!!!
いやぁぁぁあ!!!
つかないでーっっ!!!!!!!!!!!!
おれの祈り虚しく、バスは予定より7時間も早く、深夜0時という恐ろしい時間にルサカに到着した!!!
なんでや!!なにがおこったらそんなに早く到着できるんや??
きっと運転手が二日続けてのバス移動による俺の疲れた顔を見かねて、暗黒世界の宇宙間ワープを使ってくれたんだろうか?
優しい!なんて優しいんだ!
そしてなんていらないお世話なんだ!!
ゆっくりとバスが国際バススタンドの敷地内に入っていく。。
近くの通りではワンピースに出てくる海賊達の酒場みたいな雰囲気のバーで、屈強な男達が図太い声で盛り上がっている。
うげぇ~。。。。まじかよ。
たとえば、バス停が大きくて24時間警備員さんがいるようなターミナルタイプなら、その端っこでホームレスに混じって野宿も出来ただろう。
しかしあろうことかバスは、壊れた家具や廃車が放置された、スラムのゴミ捨て場みたいな空き地に停車するではないか!!
そのゴミの上でくつろぎなぎら、浮浪者達が酒を飲んだり死んだように眠ったりしている。
いや、もしかしたら眠っているように死んでいるのかもしれない。
バスの外ではガラの悪そうな男達が
「ヘイタクシー乗ってけよ!なぁタクシー乗れよ!」
と盛んに声をかけてくる。
いやいや無理無理、0時よ今!
絶対タクシー強盗あうパターンだわ!!!!!
おれ絶体絶命!!!!!
あぁ、おとなしくジンバブエで7000円のホテルに泊まっときゃよかったよ!!!!!
あぁ、帰りたい、香川に帰りたい!!ううう!!
とうろたえながら、タクシーにのって強盗にあうべきか、ごみ捨て場で眠って強盗にあうべきか究極の決断を迫られている時であった・・!!
…なにやら隣のオヤジが豪快に3シート分をベットに使って、今にも寝ようとしているではないか。
えっ?
「おっちゃんここ終点でしょ?出ないの?」
「あぁ、この辺はこの時間は出歩くと危ないからな。残りたい人は、朝日が昇るまではこの中で寝られるんだよ。この辺のバスではよくあるサービスさ。」
えつ!!!!!!!!!!!!えーーーーーーっっぅ!!!!
よ、よかった。。。
そして、恐怖のルサカ深夜徘徊をなんとか免れ、おれは窮屈なバスの車内で小さく降りたたまれて眠りにつくのであった。
そんなところです。
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