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ルサカと雨と宗教観の話

2019年8月1日

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ザンビア、首都ルサカ2日目だ!!

昨日市内を探索した感じ、とくに危険そうな雰囲気はないので、今日はいっちょ路上かましてやるでぇぇー!!と意気込んで朝6時に起きたのだけれど、む、なんか天井の辺りからすごい音が聞こえる。

ダンダンダンッ!!!!

あぁ、今日は丸亀バサラ祭りの裸だいこの日か!おらっ!!!おれに叩かさんで何が裸だいこか!!おれもまぜろ!!!

とふんどし一丁で飛び出したが、違った。

大雨だ!!

ザンビアは今雨期らしくて、隕石が落ちてきてるんちゃうかいうほどの、屋根をバチバチと叩く強烈な大雨。

昨日も雨だったんだけれど、そのせいで通りはぐっちょぐちょ、人通りの多い交差点は水没しており、みんな岩の足場をまたいでなんとか渡るという感じ。

長靴を向かいまでレンタルするよ!50円だ!と言うような商売も始まっている次第だ。

インフラ整備とかそういう次元以前の状況でも、ゲラゲラ笑いあって暮らしている彼らを見ると、雨が降っても靴を汚さず道が歩けるという感覚の方が異質のように感じてくる。

とりあえず部屋を出て、濡れながら売店に行ってコーヒーを頼んでみた。

するとコーヒー飴を湯煎したんちゃうかというほど甘いコーヒーが出てきて、甘っ!!なんやこれっ!お!袋入りミルクの粉が付いてきてるわ!これ入れて中和や!と思ってミルクを足すと、ホワイトチョコを粉にしたんちゃうかというクソ甘い粉ミルクだった。

砂糖に砂糖をかけたような強烈な甘さ・・

甘い・・・なんて甘いんだ・・・

ほんとに今まで飲んだどんな飲み物よりも甘い。。まだ角砂糖の方が苦いんとちゃうか!!
クレームいうたるぞ!甘すぎる!角砂糖出せー!!!!

げんなりしながらすすっていると、となりのにいちゃんが話しかけてきた。

「甘くて美味しいだろう?」

「は、はぁ。。」

適当な返事をしながら話を始めると、彼はコンゴ共和国出身で、仕事で南アフリカのケープタウンを目指す長旅の途中らしい。

コンゴ共和国の人とか!初めて会うわい!
アフリカにいるんだなぁといちいち感動する。

彼が、この辺のアフリカの国々の特徴や家族の事や、いろいろ教えてくれて、

「ほな仲良くなった記念に写真撮らせてよ!」

と一枚撮ると、

「まてまて!…よし!これでもう一度頼む!」

と、被っていたハットを取ってポーズを決める。

ハットを脱ぐと、彼の頭にはお皿のような被り物が。被り物には、ユダヤ教のシンボルである十字生(って言うんかな?)が描かれていて、彼が誇らしげにそれをカメラに向けてくる。

「おれはこの辺りじゃ珍しいんだけれど、ユダヤ教なんだ。仕事ではイスラム教徒にウケが悪いから、いつもハットで隠しているけれど、このマークが俺たちの誇りだからね。いつも身につけているんだ。おれの夢はいつか、聖地エルサレムへ巡礼に行く事さ。」

そしていつものように、お前は何教なんだ?と聞かれる。

そういう風に聞かれるとおれは

「一応ブディストだけど、そんなにハードじゃないね。日本人は大抵そんな感じで、クリスマスも祝うしバレンタインデーもある。」

といつも答える。

「そうか、アクセプタブルでいいね。」

彼は笑う。

世界中で、その土地の人と話をするとよく宗教の話になるんだけれど、救われたい、幸福でありたいと願う事が宗教を信じる事であるとするならば、日本人のように宗教感にとらわれずに生きているという事は、人がそれなりに、なにかに頼らなくても生きていける、いわば幸福と自由の裏返しじゃないかな、と考えるところもある。

結構、日本人は宗教観を大切にしない、海外ではみんな信仰深いのに、と嘆く人がいるけれど、おれは別に悪い事ではないと思うのだ。

自分の生き方の理想に近いと思ったのならイスラム教でもキリスト教でも信仰すればいいし、逆に違うと思えば好きに生きられる、日本人のそういう精神感がおれは好きだ。

神様のいう事が全て、ではなく自分の感じた事、信じたことがすべてだと思うから。

無理に、誰かのいう理想の生き方のレールに自分を当てはめて生きようとするのは、時として本当に、自分の人生か?そんなことを考えてしまう。

でも、例えば仏教なら、人生をかけてたどり着いた人生の境地を説いたブッダの、その考え方を知り、自分の人生に取り入れる、という行為はとても意義のあることだとは思うけどね。

そんな風に思えるのも、日本という信仰に寛容で自由な国に生まれたからこそであって、それが当たり前でない国もたくさんある。

そんななかで大事な事は、自分の定義で誰かの正義を簡単に否定してはいけないということ。これは常に心にないといけない。

そんなことを考えていた。

本来、インドからパキスタンに入れたなら、そこからイラン、イスラエルと続く濃い濃いイスラムの空気を感じながら、そういうことを考えたかったのだけれど、先にアフリカに来て、カードも盗られてしまって、これからおれは親に送ってもらった25万円と、路上ライブで得るお金だけで生活していかなければならない。

ちょっと行くのは厳しそうだ。。

どうかイスラエルとパレスチナ、このエリアだけは訪れてみたいんだけれど。

そんな話をして、エルサレムで会おう!などとありもしない約束をかわしてさようなら。

あぁ、ほんとにお金だな。

おれはあんまり、有名な観光地なんか行っても、「ほう。」と思うだけの感傷砂漠少年なんだけれど、日本と全然違う環境や文化の中で、そこで当たり前に暮らしている人の生き様を感じ取るのが大好きだ。

例えばここ、ザンビアで感じたことは、大きすぎる格差社会と、その底辺、スラムで暮らす人たちの所有観念。

今泊まっているホテルの目の前の通りがスラムみたいなボロ小屋が並んでいるんだけれど、そこを通るたびに、
「ヘイチャイナ!酒飲んでけ!」
「へい!ポテチ食うか!?」
と声をかけられる。

そしてタバコに火をつけながら横に腰掛けると、タバコくれよ!と手を出してくる。

これ、どうやらおれが観光客だからこうしてねだってくるわけではないようで、誰かが酒を買ってくると、それをみんなで分け合って飲む。

誰かがタバコに火をつけると、周りの奴らも当たり前にもらう。

貧しいエリアになればなるほど、そんなシェアの精神が強い気がした。

これは大げさに言えばとても共産主義的で、怠けていても生きていける環境を持ち込む事にもなるので、手放しで「まぁ素敵!」とはならんけれど、そういう男臭いフレンドリーさが、おれは好きだ。

彼らの中では、誰かの吸っているタバコの火をもらって自分のタバコに火をつけることが、仲間の証明のようで、おれがライターで火をつけようとすると、「おいおい!これ使え!」と引き留めるのだ。

いやいやライターもう出したんやからええやん!と思うけれど、日本のお酌みたいな感覚なんかな?

面白いなぁって思う。

うん。世界には感じてみたい民族感や価値観が多すぎる。

あーほんま金なんとかせな!!

節約もそうやけど、どう増やすか!それを考えたらおれには路上しかない!!!

雨止んだら、ギター担いで市内の方でも行ってやろう!

そんなところです。

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