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こんにちわジンバブエ、さよならジンバブエの話

2019年8月1日

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ジンバブエ。

ザンビアとの国境に世界三大でかい滝(なんていうんけ?ばくふ?)のビクトリアフォールを眺める事ができ、グレードジンバブエ遺跡やサファリなど、歴史と大自然を体現できる魅力的なアクティビティが揃う魅力的な観光資源にあふれた国だ。

そんな素晴らしい国をおれは、

“たった4時間”

というありえない滞在時間で走り抜けてしまったっ!!!!!

ううううさよならっ!!!!

その詳細を。

昨日2時。

南アフリカはヨハネスブルグから、一番安全とオススメされたツアーバス、intercapeを使ってついに最恐都市から脱出する事ができたおれ!

まぁいろいろあって強烈な思い出の地となったヨハネスだけれど、いざ離れるとなるとなんかさみしい気持ちである。

最後のバス停まで、宿で仲良くなったイサクが見送りに来てくれて、

「また会おうぜ!」
「ケニアに到着したら連絡しろよな」

と握手してさようなら。

うん。カードは無くなっちまったけど、大切な思い出ができた。プラマイプラス、上がって下がって下がって上がるだ。

大嫌いだけど、大好きだぜヨハネスブルグ!!

そして、次なる行き先はジンバブエの首都、ハラレだ!
明日の朝には到着の予定である。

走り出したバスは高速を駆け抜け、都会的なヨハネスブルグから首都プレトリアを抜ければ、もう一気に、ひたすら遠く遠く草原の広がる、the アフリカ!というようなサバンナの風景を写していく!

見た事もないトゲだらけの針葉樹や、コントみたいな藁葺き屋根の、しかしどこかオシャレな家々が次々と窓の外を流れていく。

すげぇ!これがアフリカかっ!!!

一人で盛り上がりながら外を眺めていると、バスが高速の料金所に差し掛かった。

えっ!?えっ!?えっー!!!!!!!!

目を疑った。

日本にもよくあるタイプの、料金所のおじさんの入ってるボックスが並んだ料金ゲート、その脇に!!!

し、し、

シマウマがっ!!!!!!

嘘やろおいおい、動物園から逃げ出してきとんちゃうんかっ!???フツーに料金所脇の草を食べていやがる!!!!

日本だったらバスの乗客全員で撮影大会で大パニックだろうけれど、このバスは現在おれ以外全員アフリカン。

よくある事のようで、みんな気にせずポテチ食ったり映画に笑ったりしていて、おれははしゃぎたいけれどはしゃげない、さらには写真を撮りたいけど、
「あぁ、シマウマね、おれもアフリカ長いから慣れちゃったよね。」
みたいな顔をして流してしまった!!

あぁおれのばかばか!

そんな悲しみにくれながら枕を濡らしていると深夜11時頃、バスは南アフリカ側の国境の街に到着!

いや、国境検査員に関わらず、南アフリカの接客業すべてに言いたいけど、なんでそんなやる気ないんや!!

入国日をチェックして、ハンコを押す、ただそれだけなのにフライドポテトやコーラを飲み食いしながら、隣の審査員とゲラゲラ談笑しながら、ゆっくりゆっくりと仕事をこなしていく。

早くしろっ!!!!と言いたいところだけれど、もうどこでもそうなので随分慣れてしまった。

日本人の感覚なら仕事は仕事でちゃんとしてよね!と考えるのはもっともだけれど、ここは南アフリカ。

どんなに近代的な都市生活を送ろうと、誰しもが自分のペースでまったりと、暮らしているように見える。

それをいかに受け入れるかが、世界旅を楽しむ秘訣なのかな、とも思う。

本当に日本人の価値観なんて、世界の中の70分の一にしか過ぎないんだなぁ。なんて、思わされる。

そして、ながいながい南アフリカ側のイミグレを終えると、次は長い長いジンバブエ側のイミグレを済ませる。

まったりな国民性なのはわかるけど!

なんで乗客のバックをちょっと開いて見ていくだけで2時間もかかるんだ!!!

あ、いかんまたイライラしてしもた!

結局全部終わってバスが走り出したのは深夜3時頃。

ついに11カ国目、ジンバブエ入国だっ!!!、

パンパカパンパンパーン!!ドンガラガッシャーン!!と音楽隊のバックミュージックに大きくガッツポーズを決めて一人で3秒ほど盛り上がったあと、極限の眠気ですぐに眠ってしまった。

次の日。

南アフリカよりさらになんもないサバンナの一本道をかけるバス!

ジンバブエ、と聞いても、正直普通に日本で生活していたら「え!どこ?」という秘境感溢れる響きである。

しかし、思ったより道はしっかり舗装されていて、立ち寄るパーキングエリアにもチェーンのフライドチキン屋さんや両替所が併設されているし、なんか思ったより普通の国だ。

まだ二カ国しか見ていないけれど、アフリカって案外、発展した国々なんやなぁ。

そして、そんなパーキングエリアなどで止まるたびに、周りのジンバブエ人たちが「ハローマイフレンド。ジンバブエはどうだい?」とにこやかに話しかけてきてくれる。

インドやネパールだとこの手の人達は何かを売りつけてやろうという魂胆で話しかけてくるのだけれど、ジンバブエの場合は本当に、気さくに挨拶をしてくれるといった感じだ。

旅行者の少ない国であるため、馴染みのないアジア人が自分たちの国に来たことが嬉しいのかもしれない。

こっちは日本人どころか、他の旅行者にも一人たりとも会わない状況でバスに乗っているので、常に一人ぼっちである。
そんな何気ない会話がすごく心地よかった。
ん?だれや他に旅行者いてもいつも一人やんとか言うたやつは?

小学校にも上がらないぐらいのボウズが、ヘイマイフレンド!ととうちゃんの真似をして拳を当ててくるのもなんかホンワカした。

結局バスは予定より6時間遅れてやっとこさ市街地に入ったのだけれど、いざバス停に到着!!

という頃になると乗客のジンバブエ人たちがみんなで、俺の泊まるホテルが、どこが安いかを議論しだした。

ゴルファーなのだと自称するおっちゃんに、

「どこに泊まるんだい?」

と聞かれて、

「まだ決めてないから街をぶらぶらして安いところに決めるよ」

と答えたら、

「ハラレは全体的にホテルが高いんだ。。おい、だれか!この日本人が安いホテルを探しているんだけど知らないか!??」

といった具合で大議論が始まった。

なにやら話によると、市街地のホテルはビジネス向けの高級ホテルしかなく、基本6000円オーバーということ。

えぇー!!
マジかよ!!

これまで旅してきた街はどこも、どこかになにかしらの安宿街というものがあって、綺麗さを選ばなければ大抵10ドル以下では必ず寝床を見つけることは出来ていたのだけれど。

なんかみんなの意見が一致したようでおっちゃんが言う。

「ハラレの市街地から少しバスで走ったところに安いところがある。そこなら25ドルで泊まれるぞ!」

25ドルか~、全然日本と変わらんやんー!

と思いつつ、みんな曰くそこぐらいしか本当に無いらしい。

ううう、とりあえず今日はそこに泊まって、明日安いとこ探そうかな、

なんて思っていると、バスがついにターミナルに到着!!

「あんた、あの子一人でローカルバスに乗れるか分からないわ。つれてってやりなよ!」

と隣にいたゴツいおばちゃんにどつかれたプロゴルファーのおっちゃんが、よしおれについてこい!と勇ましく案内しようとしてくれた。

しかし!!!!!!

バスの後ろの扉から、次々と担ぎ出される俺たちの預け荷物達。

次々と自分の荷物を抱えては去っていく人達の中で、最後になっても荷物が出て来ず、青ざめる男が一人。

おっちゃん、ロストバケージの巻!!!!!

「ユ、ユウキ…ちょ、ちょっと待っていてくれ、す、すぐに案内するからさ!」

涙目で無理やり笑いながらドライバー達の方へ向かうゴルファーおっちゃん。

オーバーリアクションでバックはどこだ!と訴えるが、それはもう仕方ないよ、みたいに目を合わさず首を振る運転手。

どうやらホテルまで案内なんて言ってる場合じゃなさそうだ。

「おれのことは気にしなくていいから、バッグ見つかること願っているよ。ありがとう」

「そ、そうか?す、すまないね。気をつけて。」

まぁ、どっかに安宿街、あるやろ。

みんなおれが日本人やからローカル向けの宿とかは視野に入れてなかっただけじゃ無い?

どんなに汚かろうと風呂トイレなかろうと、とりあえず雨風しのげて鍵が閉められたらいいや。

などと楽観しながら街を歩き出す。

賑やかなマーケット、クラクションの音、おばちゃんの笑い声、青い空!

強い日差しに当てられて、一歩一歩と歩を進めるごとに、アフリカの、熱気のなかにのめり込んでいくような、そんな感覚がある!

ヨハネスブルグと違って街は汚いが活気で溢れていて、どこを歩いても人で行き交っていて危ない雰囲気は全然無い。

おれはそれっぽい通りを見つけては歩きに歩いた。

しかし、立派なビジネス街を歩けど、ローカルなマーケットの横を歩けど、そんな雰囲気のホテルは一向に見つから無い。

時折洋風の洒落た佇まいの立派なホテルなんかは見つけたけれど、確実に1万円はしそう。

街を歩くのは100パーセントローカルのアフリカンで、旅行者とすれ違うことは一度たりとも無かった。

それもあってかみんな珍しがって

「ヘイカンフーマスター!」
「トヨタ!トヨタ!」

などと声をかけてくる。

もうアフリカまで来ると、日本人、もしくはアジア人と聞くとカンフーか日本車かジャッキーチェーンしか無いみたいだ。

いや、ジャッキーは香港だよと、こっちきて何万回言ったろう。

とにかく、そうやって話しかけてくるやつらみんなに
安いホテル知ってる??10ドル以下ぐらいの探しているんだけれど?
などと聞いても、みんながみんな首を振る。

「あの奥のホテルが最安だよ(7000円)」

「わから無いな、あっちの通りは行ったか?」

「そんなことより髪切ってけよ、おれは床屋なんだ!」

一応それっぽい情報は全部試してみたけれど、全く見つから無い。

バックパックが肩に食い込む。手に持つギターが重い。。

おまけに雨も降ってきた。。。

ううう、泣きそうだ、時刻は午後三時。

宿が見つから無いまま日暮れを迎えるというのは最悪のケースだ。

でも、7000円て!!!インドのハンピの宿に一ヶ月泊まれる額やぞ!!??

うーーーーーん。。。。

とりあえずおなかすいた!

なにやらジンバブエに入ってからやたら見かけるchicken innというケンタッキーのぱちもんみたいなファーストフード店で、500円で油ギトギトの大量のフライドチキンとフライドポテトが詰め込まれたBOXを貪る。

うめぇー!アフリカのご飯は量多くて、男メシ感がたまらんな。

さて。

おれには時間がない!どうやら本当にこの街には安宿というものは無いようだ。

そうなった時に、おれには3つの選択肢が浮かんだ。

1…7000円払ってホテルに泊まる。

2…明日発の、ビクトリアフォール行き飛行機チケットを買って、空港で一泊する。

3…このまま夜行バスに乗って、さらに北のザンビアの首都ルサカを目指す。

うぎゃー!!!!

確かに22時間バスの旅の後である。

もう疲労は極限、7000円払ってでも一泊したい気持ちはありありだけれど、カードを盗まれ、真性貧乏旅行者のおれ。

ここで7000円出すなら、同じ値段出して、もういっそ移動だろ!!!

そして、今回のアフリカ旅の中間目的地、キリマンジャロのあるタンザニアを目指すことを考えれば、ビクトリアフォールはかなり遠回り。。
たいして滝の良さとかも分からん男やし。。。

よし!!!!
3だっ!!!!!
もうこのままザンビア行ったる!!!!!

さらばジンバブエ!!!!涙

そんなこんなで雨に打たれながら急いでバス停に行ってみると、偶然にも4時発のおんぼろバスの座席が空いており、発車10分前の段階でなんとか滑り込むことが出来た。

うん、これはね、もうザンビアちゃんが呼んでますわ!!!ユウキさん、こっちですよー!って!!

行ったるぞー!!!!

……………

こうしておれは、何のために30ドル払ってVISAをゲットしてジンバブエに来たのかよくわからん悔しさをブラの隙間に隠しつつ、二日目の深夜バスの旅にもだえながらサバンナをかけるのであった。

あぁ、さよなら。

ちなみに。

ザンビア行くぞ!と決めて立ち上がった後、
雨に打たれながら国際バスチケットの販売所を探していた時のこと。

道に迷ってしまってひと気の無い空き地に迷い込んだんだ。

そこでイカツイ風貌の二人組の男が声をかけてきた。

「ヘイどこへ行くんだ?バス停?ザンビア?オッケーこっちきな!案内してやるよ!」

とおれの腕を掴んで、どんどんとひと気の無い空き地の奥に引き込もうとしてくる。

「大丈夫!場所わかってるからいいよ!!」

とウソつくも離してくれない!

「こっちが近道なんだよ!いいから来るんだ!」

ぎゃーやられる!!!

またしても入国後数時間で、次は強盗かよ!

などと思いながら、半分諦めながら引きずられて行った先に、国際バスチケットターミナルがあった。

「じゃあなマイフレンド、また機会があったらジンバブエに戻ってきてくれよ!」

と爽やかに笑いかけて、拳を当ててくるにいちゃん。

ううう!!!ジンバブエ人、最後の最後までいい人たちでしたっ!!!

ジンバブエ、次にもしアフリカに来ることがあるなら、必ずじっくり回ってみたいものだ。金のある時に。

なぜなら、たった4時間という年頃の中学生の交際期間のような短さの滞在だったが、おれはすでにジンバブエを愛してしまった。

あんなに乗りが良くてフレンドリーな国民性だもんな。多分路上したら受けてたきがするなぁ。。

なんて、後悔しても仕方が無い、キリマンジャロを目指して、先を急ごうっ!!!

明日にはザンビアっ!!!

そんなところです!!

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