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【ルサカ/ザンビア】ザンビア到着とマフィンとアリの話

2020年5月13日

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朝。
ポツポツとバスの車体を叩く雨の音で目を覚ましたおれ。

ザンビアの首都ルサカ到着後、停車したバスの中で朝まで寝かせてもらったので、体はグラップラーバキであるが、なんとか無事朝を迎えることができた。

とにかく宿を探さないと!

ジンバブエでは宿代がアホみたいに高すぎて泊まることができず、おかげで二泊連続バス泊である。
さすがに今日は柔らかなクッションと羽毛布団にくるまって美女を腕枕して眠らないと死んでしまう!

雨でぐちょぐちょの通りに出ると、何十台もの国際バスがやってきては出て行くバススタンドと、その利用者向けの店屋が並んだ賑やかなエリアに出た。

ハローマイフレンド!

タクシーか!?

バスか!?

ヘイカンフーマスター!

ニーハオ!ニーハオ!

怒涛の客引きというか、珍しいアジア人に興味津々の人たちと毎度毎度謎の男握手を交わしながら、おっ見つけたっ!!!

バスでの移動者向けの小汚いゲストハウスが、そこからさらにスラムみたいなエリアに入った場所に立ってた。

intercity guesthouse という名前のこちらの安宿、安心の監獄スタイルの部屋に汚い共同風呂トイレ、もちろんお湯もWiFiもなしで120クワチャ(1400円)。

これでもここらでは最安値らしい。

まぁジンバブエの7000円に比べたらいいもんだ。

ナンキン虫が7億匹ぐらいは暮らしてそうな臭くて汚いベッドに寝袋をしいてカバーをし、それでも久々のベッドに感動しながら、おれはしばらく眠った。

数時間後、元気を取り戻したおれは街に繰り出してみた。

超現代型電子少年のおれは、Wi-Fiがないと生きた心地がしないのである。

しばらくみんなとも連絡が取れていないし、メールも(主に楽天やアマゾンから)たくさん来ていることだろう。

このブログの更新も止まってしまっている。
読者のみんな(2、3人ぐらい)も心配しているはずだ。
おれはネットカフェを探して適当に街の方へ向け歩き出す。

宿の周りはなにやらスラムのマーケットのようなかなりディープな雰囲気だ。

木とトタンを合わせただけのボロ小屋で酒の小瓶を並べる店や鶏の骨クズをフライにして売る店、ニセモノのサッカーユニフォームを売る店などが並ぶ。

しかし子供や女性も一人で出歩いているのを見れば、特に危険そうな雰囲気はないよう感じる。

軒先でなんの仕事をするでもなくタバコを吸ってたむろしているにいちゃんたちや、暇そうに並べた商品の埃を払うおばちゃん、泥だらけで駆け回るがきんちょたち。

道を歩くとそんな彼らから30秒毎ぐらいに、

ヘイマイフレンド!ハウズゴーイン?

と陽気に声をかけられる。

アジアの国ではこれらの声かけは全部客引きが観光客の注意を引こうとしているだけなのでめんどくさいのだけど。

ここで声をかけられても、まずお金の話にはならない。

みんなただただ、本当に話がしたいだけのようなんだ。

なんでこんなにオープンなんだ、と最初はちょっと不気味に思うんだけれど、次第に、道行く誰とでも仲間として受け入れるその純度100パーセントの陽気さに、おれも楽しくなってくる。

一人旅で、日本人はおろか外国人にすら一人たりとも会わないザンビアであるが、なぜかおれはまったく一人感がないのだ。

楽しいなぁ!!!

素直にそう思えた。

おれはもともと、アメリカのドラマとかでよくある、ヘイブラザー俺たち仲間だよな!みたいなノリが超苦手なのだが、やっぱ演技なしで心を開ききって接してくれる人には、こちらもすぐ心開いちゃうおれは、生粋のATフィールドアバズレのようだ。

まぁ、毎回毎回ちょっと話ししていこうぜ!と引き留められるのでなかなか目的地にたどり着けないのが難点だ。

そして疲れる。

10分もすれば疲れて家に帰りたくなる。

日本に帰ってあったかいコーヒー飲みながらイモケンピでもかじりたくなるのだ!

うーん、完全に陽気な男にもひきこもりにもなれないこの性格。。。しかし、そんな自分のどっちつかさに気づけるのもまた旅の醍醐味。

結局シティの、といっても小さなビルとちっちゃなスーパーやらがポツポツあるだけの、派手さのない大通りのなかにネカフェはあったのだけれど、WiFiはなかった。

もちろん日本語対応のパソコンなんてないので、メールで心配症の母親に「Yuki desu genki deth」と生きてるのか死んでるのかわからんメールを送って、近くの商店で夕食のパンやらを買って歩く。

近くのベンチに座ってタバコに火をつけると、大荷物を抱えた男が隣に座った。

彼はジンバブエからクツを仕入れに来たらしい。

得意げに、「悪くないだろ?」と偽物のナイキのクツをひとつ手にとって見せてくれる。

ザンビアで15ドルで買って、ジンバブエで25ドルで売れるらしい。

いろんな生き方をして、いろんな人生を送ってる人がいるもんだな。なんて思う。

おれはジンバブエの物価がザンビアよりも高いことも、軒先でよく売られている偽ブランドがこんな経緯を経て並んでいることも知らなかったのだから。

とんでもないが一生をかけても回れないこの広い世界の事を俺たちはどれぐらい、知る事ができるんだろうか?

まったく知らん国の見た事もない生活を送る人たちの、その当たり前に可能な限り触れたい。

自分の価値観の基準を少しでも大きく持ちたい。

なるべく多くの人達を理解してあげたい。

日々が小さな感動の連続に満ちていてビビる。
世界でかすぎるよー!と。

これだから旅はやめられんな。

この後、ここは禁煙だ!とおっちゃんに注意されて帰った。

持って帰ったマフィンはかじると中からアリが3匹出てきたけれど、思ったより美味しかった。よく熟れたプラムが今まで食べたどれよりも甘くてビビった。

隣の部屋のテレビの音がでかくて、多分ホラー映画かなんかだろうが、逃げる女の子の声がなんかすごくやらしく聞こえてしまって困る。

そんな夜です。

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終了

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