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二日連続のバス泊でもはやバスがホテルより心地いい話

2019年8月1日

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ハノイにまたバスで12時間かけて戻り、パスポートを取り返した。

そのまま夜発の中部の町、ダナン行きのバスチケットを取った。

6時出発までの間、宿で出会った、日本人と結婚して今名古屋に住んでいるという、ベトナム人女性のミーさんと、せっかくなんで念願だったホーチミン博物館へいってきた。(前が休みだったのだ)


行列に並び、兵士たちが護衛をする厳重なホーチミン廊の内部に入ると、死んだままの姿のホーチミンが白い衣装に包まれたまま眠っていて、おごそかだった。

とおもったら、なんと道端にホーチミンがいるではないか!

となるとさっきの遺体はいったい・・・はっはっは・・・

帰り道。恥ずかしがって写真を撮らせてくれないミーさん。
しかたなく線路沿いを歩く姿を盗撮である。

「ミーさん、二人でこのまま人生の線路も脱線しちゃいましょうか?」

そのあとはまた例の公園でギターを弾いていたら、また大学生や、日本に住んでいたというお兄さんがやって来て、チロチロギター弾いたり歌ったり。

そして6時になり、ダナン行きのバスにのり込んだ。

過ぎ行く田舎町の景色を眺めながらiPodを聴くのが好きだ。

その未来は今、というthe pillows の曲が流れる。

pillowsは絶体絶命の人生を歌ってても、悲壮感なんて全然感じない曲が多くて好きだ。

上手くいくかどうかばっか気にして泣かなくたっていい、これがおれの生き方だって今納得できるんなら、それでいい。

たとえその先が何もない世界の果てだったとしても。

投げやりなようで生きることへの確信をついたメッセージは、大学時代のおれにとって、ヘッドフォンで起きた革命だった。

ほんと青春のひとつだったなぁ。

大学時代、軽音楽部でpillowsのコピバンを組んでいて、卒業直前の1月にこの曲の題名を頂戴して自主企画ライブを部室でやらせてもらったのを思い出した。

全部がステレオでどうしようもなく不器用なバンドだったけど、部員のみんなに支えられていい企画ライブにすることが出来た。

必死にやってみて、失敗することなんて何もないんだなぁなんて思わされた。

あの時描いたポスターの絵が、まだ部室に貼ってあったのをHair money kidsの新しいCDからのPVで見つけて、うれしかった。

前向きに生きていこう。どう生きるべきか、なんて歩きながら考えよう。

そんなところです!!