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お注射の話とタイトな路上デイの話

2019年8月1日

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こわくない!こわくないぞ!!!

その時おれはそう自分に言い聞かせていた。

目の前に並ぶのは4本の注射針。

英語もよくしゃべれないおばあちゃん看護婦さんが1本目に透明の薬物を注入している。

今日おれはバンコクのスネークファームというおどろおどろしい名前の病院で、アフリカに向けた予防接種をしにきているのだ。

ふと、この最初の注射が何の予防接種のやつなのか気になって聞いてみる。

この注射はなにのやつなの??

不安そうな瞳でなにか英語で聞いてくるおれを見て、おばあちゃんは優しく語りかける。
なにかタイ語で。

「あらあらこの坊や、怖がってるのね。そんな捨てられた子犬のような目をして。」

そんなことを言っている気がする。

そして優しい目をしながら、英語で、

「relax!」「don’t worry!!」

とやさしく励ましてくれる。

ありがとうおばあちゃん、結局その注射はなんなんだ。

事は、僕が天井のシミを一つ一つ数えている間に終わった。

おれはたくましい男だ。注射4本くらい、ちょっとしか泣かないね。

ただあの注射がほんとに予防接種なのか、おばあちゃんの入れ歯のポリグリップ液なのか、定かではなかったが、とりあえず二日後に来てくれと言われた。

二日後に僕の体が真っ白に浄化された状態で湯飲みの隅で見つかったら、きっとあれはポリグリップだったのだろう。

とりあえず、注射をして二、三日は安静にしてねと言われたので、昼から路上に出た。(反抗期)

ポンポーン駅(みたいな名前の駅)に到着。

1時間ちょいで200くらい。

前にやった時にも挨拶したメガネのジュース売りのおっちゃんが覚えてくれてて、快く迎え入れてくれて嬉しかった。

その後、夕暮れも近づいてきたけど、今日は土曜日の夜!まだ帰るわけにはいかないね!

サイアムというバンコクの原宿(原宿行った事ないけど)で、場所を探して歩き回るんだけれど、くそうどこもここも、路上の屋台営業禁止の看板が出てて、いままでの経験上、屋台がだめならバスキングも100%注意される。

かといって一歩路地に入ると、人なんてほとんど通っていない。一体どこでやればいいんだよ!!!と真剣に考えるふりをしながら、高級デパートのキャンペーンガール達に熱い視線を送っていた。

昨日、日本人のおやじのこっちの女の子に対する扱いが、彼女らをすごく軽い目で見ていて気持ち悪いという話を書いたけれど、ここでもそういうシーンを目撃してしまった。

キャンペーンガールたちに近づくサラリーマン風の日本人のおやじ二人。

どうやら写真を一緒に撮りたいみたいで、部下っぽい人がなんか交渉してる。

笑顔で快諾してくれたみたいで、カメラを持つ部下にどうぞどうぞと言われた上司の方が、女の子二人の間におさまる。この時の女の子との身長差に笑った。

でも、この上司、普通にかわいくピースでもして写真を撮ればいいものを、あろう事か両手を彼女らの腰に回して強引に抱き寄せようとする。

両手に花、みたいな写真を撮りたかったのだろうが、彼女達に「それはダメです!」てな感じで、すぐさま注意される。

写真を撮り終えると、「なんだよ!」とふて腐れた表情でお礼も言わずそそくさと去っていく二人。

多分、金にものを言わせてこっちで随分遊んでるその感覚で、タイという国自体を、大きなキャバクラかなんかと勘違いしてるんじゃないか?

彼女達はなにも金持ちのおやじの喜びのために存在している訳ではない。

日本人はお客は何しても許されるみたいな、そんな勘違いをしてるやつが多すぎる気がする。

おれは日本が一番大好きだけれど、海外で住んでいると、日本にいる時は見えなかったこういう嫌なところが目についてしまっていけない。俺ははたしてちゃんと日本で社会復帰出来るのだろうか!?

結局2時間近くサイアムの駅周辺をぶらぶらぶらりんこした後、諦めて昨日もやった風俗街のある、ダダダダーン(みたいな名前の)駅に行く。

同じように流されてきたんだろうか、この駅周辺には母娘やじいさんなど、たくさんの物乞いが地べたに座って無表情に手に持ったカップを路上に差し出している。

こんな物乞いたちのいるエリアで、チャリティーとは言え日本人が路上ライブするってどうなんだ??

いつも考えてしまう。

未だに、自分がすごく悪い事をしてる気もする。

だけど、自分の目標は何が何でも叶えたい。

まだ自分の中で明確な答えは出てない。

誰かの願いが叶う頃、あの子が泣いているよ

宇多田ヒカルのあの歌、好きだな。

まぁ、案外堅苦しく考えてるのはこっちだけで、意外に歌ってたら、みんな寄ってきて音楽を楽しんでくれたり、便乗して物乞いしたり(かなり迷惑だが)と、いやな目で見られた経験は今のところないからいいや、と、軽く考えている。

気遣いは大切だけれど、周りを気にしすぎて生きたいように生きれない人生なんて悲しい。

しばらく歩いて、物乞いの多い駅前からちょっと離れた、焼き鳥屋さんの前のスペースでやらせてもらった。

頑固そうな英語を喋らないおじさんだったけど、ギター弾いていい??とジェスチャーすると、表情は変えずにコクリと頷いてくれた。


後ろにごみ捨て場がある。歌っていてゴミと間違えられて回収されたらどうしよう。

歌っていると、座って聴いてくれていた白人のおじさんが話しかけてきた。彼はもう2年もバンコクに住んでいるらしい。

「なんで君は日本人なのにネパールのためにそうやってがんばるんだ?」

ちょっと考えたけど、

「正直、自分がただ路上で歌うのが好きだから、それにお金をもらえるなら、困っている人に使えればいいかなと思ったんだ、ネパールじゃなきゃいけないってことはないんだけどね」

みたいなことを言うと、

「いい旅の仕方だね」と40バーツ入れて行ってくれた。

自分で勝手にやってることだけども、そうやって評価してくれると自信になるなぁ。

10時過ぎ、そろそろ終わろうかな、と思いながら日本語で、上を向いて歩こうを歌っていると、「日本人ですか!?」と若い男の子から声をかけられた。

タイで英語の語学学校に通っているらしい。

学校の友達とかも呼んでくれて、チップを入れてくれた。

こういう小さな出会いが、世界中で路上ライブしてて一番幸せな瞬間なのだ。

今日1日で、結果は550バーツ。約1800円。

今日は、本当にぶっ倒れそうになるまで、かなりタイトに歌った。

なんとか1日500バーツ越え。

ネパールへのチャリティバスキング。
今、マレーシアでのチップも合わせて日本円で2万8千円くらいか。

物価考えれば十分ありがたい事だけれど、欲を言えばなんとか、5万円いきたいなぁ。

お金ばっか意識してもつまらないのだけれど、頑張ったら頑張った分だけチップは入るってのがわかってきたので、どうせなら、結果が欲しい。

ぬるま湯に浸かるだけの旅にはしたく無い!

いくとこまでいってやる!

そんな決意の夜です。

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終了

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