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【緊張の瞬間】香港人妻の家族に結婚の挨拶!秒でOKされたのでその理由など考察する話。

2022年4月6日

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

你好(ネイ ホウ)!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
日々の何でもない事を鼻息荒く語る。

結婚挨拶。

それは、男にとっての恐怖の瞬間、そして越えなければならない人生の壁。

この度、4年間付き合った香港人彼女ようちゃん氏と結婚することが決まり、このおれもついに、その通過儀礼を迎えることになった。

ようちゃん
ようちゃん

今度、家族に結婚の挨拶するか。
香港の旧正月で、親族みんなが集まってるから都合良いいんや。

恐怖の宣告である。

怖い…怖すぎるぞ…昔、ドラマなどでよく見たもん…

スーツ姿でかしこまって向かった彼女の実家、気合いの入った土下座で

「娘さんを僕に下さい!!!」

しかしお父さんに胸ぐらをつかまれては

「どこの馬の骨かも知らん奴に娘はやらぁぁぁぁん!!!」

と殴られ、突き返されて…


嫌だ!!怖いよっ!!僕ちゃん帰りたいよ!!

ヒモオタチキン豆腐メンタル男子日本代表なおれ、ビビりまくる。

いやだ!!断られたり怒鳴られたりしたら、俺もう生きていけない!!

おれは誰かに叱られる事がカリフラワーの次に嫌いなんだ!!!

びぃぃぃえええええん!!!

ようちゃん
ようちゃん

うるさいだまれ!
お前は隣で座ってりゃいいんだよ!!
香港の結婚挨拶なんて適当だから!

そ、そんなこと言いましても、大事な娘を遠い異国の地に嫁がせるとなると、そりゃご家族も黙っちゃいないのでは…

しかも、その結婚相手はヒモオタなよなよダメ男である。収入だって彼女より低いし、貯金も皆無…

一体だれがこんなクズ男との結婚を許可するって言うんだ!!

おれだったら絶対認めないね!!

あぁ、自分のことながら腹が立ってくるな!!

小僧、結婚を舐めんなよ!!出直してこんかいぃぃぃぃ!!!

香港の結婚挨拶、激ゆる問題。

そんなで、娘を嫁にやるお父さんの気持ちで怒り心頭しつつ、

しかしその怒りの矛先が自分に向けてあるという錯誤的ジレンマに人格崩壊させつつ、迎えた結婚挨拶の日。


先に結果をお話しすると、秒でOKされた。(笑)

そう、香港の結婚挨拶は激ゆるであったのだ。

というか、まず結婚を親が許可する、しないみたいな文化がないように感じた。

それではここに、香港版結婚挨拶の内容を記載しておこうと思う。


今回の挨拶は、コロナ渦という事もあり、LINEのビデオ通話で日本と香港をつないで行われた。

大事な挨拶をオンラインで行うなんて、まずこの時点で日本人同士の結婚挨拶なら「舐めんな!」って怒られそうだけれど(笑)、画面の向こうのようちゃんファミリーは全く気にしていない様子。

画面の向こうではようちゃんのお母さんやお兄さん夫妻、おじさんおばさんなど、一族大集合している。

旧正月のパーティーで、ごちそうを円卓に囲んで盛り上がっている様子だ。

そこで、ようちゃんが画面ごしにみんなに呼びかける。

以下広東語での会話。(たぶんこんな感じの話をしてる)


よう「みんな聞いてー!私、このヒモオタダメ男と結婚することにしたから~」

「おお~!!(一同大盛り上がり)」


よう「お母さんいいでしょ?」

「ヒモオタぼっち君!私たちのファミリーへようこそ~!」

「おお~!!(一同大盛り上がり)」

おれ氏、画面越しにヘラヘラ。


・・・・



終了である。


え?

本当にこんなのでいいの??

おれ、最初に「ネイホウ!(こんにちわ)」って挨拶しただけで、あとは隣でヘラヘラ笑っていただけなんだが。

服装もよれたシャツだし、広東語も話せない挨拶のお土産なども送ってない・・・

「どこの馬の骨かわからない」系男子世界選抜みたいな男だぞっ!!?

本当に大丈夫なのか!!??こんな底辺クズ男に大切な娘をそんな簡単に差し出すなんて!!

あなたたち、もっとよく考えたほうが良いんじゃないですかぁぁぁ!!??


と、自分のことながら戸惑ってしまったが、何はともあれ、これで挨拶は終了。

このあとは普通に世間話などを楽しくオンライン通話し(俺は広東語が分からないため終始作り笑いに努める)、またね~と電話を切った。

おれが思い描いていた、厳しい試練な結婚挨拶の妄想は、一体何だったんだろうか…!

香港の結婚挨拶がユルい理由を考察してみた。

そんなで、無事双方の親の許可も得て、結婚する運びとなった我々。

まぁコロナになる前に何度かようちゃんファミリーには会っていたし、ようちゃんは片親なのでお父さんがいない分、よりハードルが低かったのかもしれんが…

それにしても簡潔すぎる。

大事な娘を海外に嫁に出すなんて一大事態を、なぜこうも快く受け止められるのであろうか!!

そこで今回は、香港のお母さんたちが、こうもすんなり日本人との国際結婚を認めてくれた、その理由をいくつか考察してみたいと思う。

まず親が結婚の許可を出すなどと言う文化が無い。

先ほども少し触れたとおり、まず前提として、日本みたいに親が結婚の可否を判断するような文化があまりないように感じた。

もちろん家族によって違いはあると思うが、子は親の意見に従うべきという「イエ文化」的な考え方は、日本や韓国など儒教が浸透している一部の国のみの常識なのかも。

世界的にみると、逆に日本人の方がマイノリティなのかもしれない。

香港人女性がたくましすぎてダメ男でも心配されていないから。

多分これが一番大きい。涙

香港は、まじでめちゃくちゃ女が強い社会であるからだ。

イギリス統治下の影響もあってか欧米的な男女平等社会が古くから確立しており、香港人に「女は結婚したら家に入る」なんて感覚は皆無。

一家の大黒柱がお母さん、なんて家も多く、香港人女性の特徴である強気な性格も相まって、まるで昭和の男のような亭主関白ぶりをお母さんが見せている家族も多いのだ。

実際、ようちゃん氏の親族一同と会食した時も、それぞれの家のお母さんがドカンと椅子に腰かけ、 旦那さんは奥さんにお茶をついだり、 料理を取り分けたりと肩身が狭そうであった。

円卓を囲んでみんなで話をするときは、それぞれの家の奥さんが、各家の代表としての発言権を持っているかのように話す。

旦那はとなりでうんうんとうなずくだけである…。(泣けてくる)

そう、このように香港の夫婦関係は、日本と正反対といってもいいパワーバランス。

なので女の子の家族は、娘がお嫁に行くことに対して何も心配していないのだ!!

日本でいうなら、息子側の両親が「お前みたいな女にうちの子はやらんぞ!」なんて反対するケースはまずない、みたいな感じか。



国際結婚に対するハードルが低いから

香港では国際結婚がわりとメジャーであることも、外国人と結婚することを快く認めてくれた一因であろう。

まず香港自体が東京都の約半分くらいの大きさであり、その狭いエリアでパートナーを見つけない限りは国際結婚になってくる。

そしてこれまたイギリス統治下の背景から、香港人の英語レベルはシンガポールやフィリピンと並んでアジアトップレベル。

インターナショナルな感覚を持つ人が多く、自由に行きたい国に行き、住みたいところに住む、そんな文化なのだ。

実際ようちゃんの親族もスウェーデンやカナダ、台湾など世界各国に住んでおり、国際結婚に対する抵抗もない様子。

そんな環境なので「娘が外国人と結婚する」となっても、特に気負いされないのだ。

香港の親日ぶりは異常だから

おれが日本人だったから、というのも理由の一つかもしれない。

アジアの親日国といえば台湾が思い浮かぶが、香港も台湾並みに、いや、それ以上の親日国であるからだ。

まず伝えたい事であるが、個人的に、親日という言葉は好きではない。

「愛されている」のを自称するなんてなんか偉そうだし、他国へのリスペクトにかける気がするから。

しかし、こと香港に関しては、「世界最強の親日国」であると言わざるを得ない。

ここに驚きのデータがある。

こちらによると、コロナ前2019年に日本を訪れた香港人客数は229万700人とされている。

香港の人口は700万人なので、きょ…驚愕!!

なんと香港の全人口の3人に1人が日本に訪れた計算になる。

しかも、累計とかじゃないから。2019年の1年間だけで、この訪日数である。

なんか、うれしいけど、その愛、異常である。「週末熱海に温泉旅行でもいこか」ぐらいの感覚で日本に来てる。ちょっとそこまで、レベル。

ようちゃんによると、香港人は大都市育ちなので、日本の田舎や自然の風景に憧れているんだとか。

そして香港よりも物価が格段に安く海外なのに超安全という事もあって、日本旅行は全世代に超人気らしい。

もちろん文化的にも日本を好いてくれている、というか香港人が半分日本人化している

香港内では多くの日本企業やレストランが進出し、日本の食材や製品は当たり前に買えるし、子供たちは日本のアニメを見て育つ。

ニュースでは日本の政治や桜の開花情報までやっているし、日本のドラマが香港版でリメイクされまくっている。

それくらい文化的に日本が浸透しきっているからこそ、日本人との結婚を応援してくれたのかもしれない。



香港では海外移住が加速しているから

香港人のリアルな現状も要因としてあげられるかもしれない。

香港では今、人々の海外移住が急速に増えている

原因は2020年に中国が制定した「国家安全法」である。

香港は元々、高度な自治と発言・思想の自由が約束された場所であったにもかかわらず、中国共産党の弾圧が進み、香港政府自体も中国の傀儡(かいらい)政権化された。

最後には、党に不都合な言論や批判を取り締まる事が出来る、この法律が敷かれてしまったのである。

日本人と同じく、思想や発言の自由をあたりまえに認められた環境で育ってきた香港人にとって、この管理統制社会の押し付けは受け入れがたいものであった。

こんな状況から現在、自由を求めて香港を離れ、海外へ移住する人は後を絶たない。

ようちゃん家族も皆、中国による侵略に大反対で、香港からの脱出を真剣に検討している。

そんな中で、自由主義の国に家族がいる状況、というのは好ましいのかもしれない。

まとめ

以上、香港人の家族への結婚報告レポートと、秒で許可された理由の考察でした!!

もちろんここに書いた事はようちゃん家族の場合であり、僕が見てきた中での香港人のイメージで書いているので、個人の意見程度で受け取ってもらえたらと思うよ!!

まぁでも、「香港では妻が最強!」というのはたぶん間違いない!!

ようちゃん親族の旦那さん方の、あの尻の敷かれようを見ていたら、そりゃ娘を嫁に出すのも不安なんてないでしょうね、という感じである。笑

「結婚願望はあるけど結婚の挨拶が怖い…」 

そんなヒモオタなよなよ男子諸君は、香港で婚活をしてみるのはいかがでしょうか。


そんなところです。


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