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人種差別についてと小山田壮平という人の話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!エレファントカシマシの “月夜の散歩"!
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アウグスブルク三日目!!

昨日72ユーロ稼げたので今日もやるでやるでーー!!と気合十分に飛び出したおれであったが、

む!!!

なにやら街の様子がおかしい…

今日は木曜日。ど平日のはずなんだけど、どの店もシャッターがピシリと閉められて、通りはほとんど人が歩いていない…!!

え!!?まさか!!

通りすがりのおじさんに聞いてみる。

「あぁ、今日はパブリックホリデーだよ。カソリックの。」

な!!!なんと!!!

こんなに天気のいい日、絶好の路上日和だというのに、祝日で店が開いていないので、人がほとんどいないっ!!

ドイツもこれまでの国と同様、日曜日とホリデーは王手スーパーだろうがチェーンレストランだろうが、しっかり休む!!

今日はカソリックの祝日ということで、イスラム圏からの移民がやってるケバブ屋とか、チャイニーズヌードル屋さんなんかは開いてた。

祝日でも、宗教で捉え方が違うってのも面白い。

とか余裕しゃくしゃくに街の情緒を感じてる場合でもねぇ!!

かろうじて人通りのある中央広場、でも木琴のおやじが先に場所とってやってる。

おれは、昨日もやった駅前のバスステーションへ。

人通りは少ないが、まぁやるだけやってみよう!

うーぬ…渋いぜ…

人が少ない分、前を通り過ぎる時に目を向けてくれる確率が低い…

たぶん、見てしまったら負け、というか、見たら払わないといけないという気まづさを感じちゃう、みたいなとこがあるのかな?

結果は1時間で12ユーロ…ありがとう!今日のご飯は食べられます!

そんなで、とぼとぼストリートを歩いていた時のこと。

脇のアパートの建物かな?そこから高校生くらいの若者たちが、おれの方に向かってなんか叫んでる。

「6&?::$&8);/;チャイナ&&!!!(::)&&@&;キャハハ!!!」

なんかわからんが、ドイツ語でアジアンを軽蔑するような事を叫んでる…気がする。

周りを歩く人たちも、眉をひそめて彼らを見ていたので、たぶん差別用語的な?

でも、ドイツ語なのではっきりとはわからんので、とりあえずクソは相手にせんに限る、と無視して、通り過ぎるんだけれど。

やはり胸糞悪いし、怒りが湧いてくる。

海外を旅すると、とくに白人国家で、自分はアジアンなんだなという事を良い意味でも悪い意味でも実感する。

区別してしまうのは仕方ないと思う。どう色眼鏡で見ようが白人は白人だし、黒人は黒人、アジアンはアジアンだ。見た目の違いも、尊重し合ってたら問題ない。

けれど、中にはそんな見た目の違いだけで、人間に優劣をつけて見ようとする教養のない人もいる。

ドイツって、もっとそういう道徳観念への意識も高いのかと思ったけど、やっぱ根底では白人至上主義的考えを持つ人も普通におるんだろうな。

次もしあったら、カメラ向けてムービー撮ってやろ。

人の振り見て我が振り直せでもないけど、日本で、他の国からの旅行者がこんな目に合わないようにって、心の底から思う。

見た目や国籍や、肌の色だけでその人を見下したり持ち上げたりするのは、クソみたいな行動だ。

おれは、そういう見た目の差別が大嫌いだ。

それは自分が、中学の時肌が黒くて顔が濃かったって理由でいじめられてたから。

韓国人ってだけで、ヘイトスピーチやネットで攻撃されてるのを見たり、アフリカンの外人タレントはおバカキャラ、ホワイトはイケメンキャラ、みたいに作り込まれたキャラ設定のテレビ番組も見てて不快になる。

オーストラリアで、語学学校行ってるとき。
同じクラスの中国人や韓国人とは距離おきつつ、白人ばっかりに媚び売るように無理にキャッキャとはしゃぐ日本人も、なんか見てて悲しかった。

大切なのは心の内側にいつだってある。

常に心の平等な天秤で、その人の事を感じたいんだ。

び、びゃぁぁぁ!!!!ケバブがうますぎる!!!!!

昨日と同じ草原に戻ってきて、ビールを飲んで、新しい曲を練習したりする。

草原を照らす太陽の色がキラキラの白から赤みの強いオレンジ、そしてそれが姿を消すと深い青へと染まっていくのだ。

淡い、淡い時間。

夜9時を過ぎて、ようやくあたりが暗くなってくる。

ギターを置いて、iPodは失くしたので、ケータイに入ってる数少ない曲からお気に入りの曲をセレクトして聴くんだ。

小山田壮平の歌う"月夜の散歩"という曲が流れる。

ラジオ収録かなんかされたのがYouTubeに落ちてたのを、このあいだダウンロードしたんだ。

たぶん、エレファントカシマシの曲のアコースティックカバー。

月夜に照らされて、まったりと歩くカップルの、いやどこか諦めたような、でも悲壮感なんて感じない生きる希望でもなければ絶望でもない、曖昧でくすぐったい部分を歌ってる気がする。

小山田荘平の声、ほんと好き。

結構クズで弱い心を持った人だと思うんだけれど、心の底から、何にも隠さず、気取らず、歌いたいことにただただまっすぐに歌えるシンガー。

歌詞にすごく合っている。

こんな歌、歌いたいなぁ。

海外では英語の歌を歌ってるおれだけど、ほんとは日本語の歌が好きだ。

日本語の持つ、愛らしくて人間臭い、あったかさが好きだ。

もちろんそれは、おれが日本人だからそんなことを思うだけだろうと思うけど、今はとんでもなく、母国語で、日本語でありのままを歌う、シンガーでありたい、なんて考える。

旅をいつまで続けるか知らんが、まだ見ぬ世界への興味もさることながら、"日本語で歌う"ということへの興味というか、情熱が最近すごく湧いてきてる。

じゃ歌えばええやん海外で、って話だが、おれは歌の、歌詞にすごく重点を置いて歌っちゃうので、どうしても伝わるものを発信したいのだ。

そうなると、やっぱり、日本語で歌うなら日本で歌いたい。表現したい。この旅の驚きや感動や切なさや孤独感を。自分の言葉で誰かに聴いてもらいたい。

おれは、キモいけど甘えん坊だと思う。

こんなのできたよって、ボコボコの不細工な紙粘土の恐竜なんか作って、お母さんに自慢しに行くようなそんな欲がまだずっと消えてない。

自慢げに歌って、君が、「分かるよその気持ち!」って言ってくれるだけで、生きててよかったなぁなんて大げさに思う。

単純なんだ。

誰かと共有したい。

この旅で感じたすべての感情を。

だから、今はものすごく日本に帰りたい。

日本で、日本語で、歌いたい。

いいよな。

こういう気持ちになるために旅をしてるのかもしれん。

おれは、いつまで旅を続けるんだろう。

そんなところです。

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ドイツ

Posted by gamoyuki