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【テルアビブ/イスラエル】ジョニーデップとゲイカップルと深夜の公園の話

2020年2月20日

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今日の旅の一曲!the back hornの “レクイエム”!
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終了

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………………..

テルアビブ4日目ぐらい。

朝、おれは発狂していた。

ひやぁぁ超恥ずかしい!!!!

ひやぁぁ思い出しただけで顔面すもも色!!

ひやぁぁぁ!!!!!

宿で1日目に仲良くなったジョニーデップ似のドイツ人がいたのだ!

その時、彼が4日後ドイツに帰ると話してた。

二日間の野宿を終えて昨日またこの宿に戻ってきたおれ。

朝、彼をリビングで見つけて、声をかけたのだ!

「ハーイハウアーユ!?今日も元気にダンケシェンしてるー!??今日出るんでしょ?何時のフライトなんだ?」

しかし、(なんで?)とでも言いたげな、キョトンとした表情の彼。

おいおい彼、この間おれに話したのを忘れてるんじゃないか!?まったく、物忘れがひどいなぁ。

「今日ドイツ帰るんでしょう?ソーセージでビール飲むんでしょ?何時に出るんだい?」

困惑した表情で彼は言う。

「おれが?と、というか君は誰だい?」

へ?

「それ、おれだよ!誰に話しかけてんだ?」

後ろから声がした。

メガネかけたジョニーデップ似の…へ!?

ジョニーが2人!??

そう!!

おれは全く!全く違うやつにずっと話しかけていたのだ!

人の顔と名前を覚える能力が無脊椎動物レベルだと図鑑に書かれているおれ。

4日前、2時間くらい2人で話してたはずの彼の顔も、ただただ”黒ぶちメガネ”をかけた”ヨーロピアン”という印象だけしか覚えていなかった!!!

ちくしょぉおお黒ぶちヨーロピアン多すぎなのが悪いんだ!!おれは悪くねぇぇぇぇ!!!!

そんなで、

「ありゃ!いけない!2人とも素敵なメガネだから、見分けられなかったよ、ははは!ともあれナイストゥミーチュ!これも素敵な出会いだね!」

とかさわやかに青春白書できれば良いのだが、もう混乱しきってしまって舌がタコの足のように絡まるおれ!

「あ、あの、おぅ、うふ、メガネが同じで、おなじでぁ、ひっ、ひゃ!」

と、大焦り!

「ちょ、ちょっとタバコを、ど、どふぃゅ!」

わざとらしく口笛を(なぜかシューベルトを)吹きながら、なんでもないよと見せかけて出てきたのだ…

しかも外に出て、

「ひやぁぁ恥ずかしいいい!!!」

と一人、狂人のようにブツブツ言って天を仰いだりしているところを、知らないにいちゃんに見られへらへら笑われる。

ひ、ヒャァァ恥ずかしい!!!たこ壺があったら入りたい!!!時間よ戻れ!!30分前、いや、タマゴだったあの頃にもどれ!やり直させてー!!!!

そんなことがあり、おれはみんなに見つからないようこっそりギターを取りに戻って、

「マスター。あの、あの、おれはひどく重い罪を犯してしまった。しばらく帰れないかもしれない…だが、元気にやってくれとみんなに伝えてくれ…どぅふ、でぃふふ…」

「お、おいおい、口からオクトパスが出てるけど大丈夫!!?分かった、今夜はパーティを開くことにするよ。」

と宿のにいちゃんに伝え宿をチェックアウト。今日も歌いに出る。

とことこと街へ駆け出したおれは、まず楽器屋へ!

ついにこないだ、ずっと探していたものが見つかったのだ!

それはちなみちゃんのリコーダーでもなければ吹奏楽部系女子の鍵盤ハーモニカでもない!

ハーモニカホルダーである!!!!

ずっと前、インドのハンピで出会ったさすらいボウズ系旅人のみずき(残念ながら男)にもらったハーモニカがあって、たまにふくのだが、首にかけるホルダーがないとずっと手を使わなければならないため、ギターが弾けない!

そんなで、ずっと前からこのホルダーを買って弾き語りに使ったり、そこにちなみちゃんのリコーダーを挟んで舐め回したりしようと思っていたのだが、アフリカなどではずっと見つけられずにいた!

しかしついに、こないだこの楽器屋を覗いた時に見つけたのだ!!

おれは鼻息荒く楽器屋の扉を開いた!

「へいおやじ!!!!ちなみちゃんのリコーダーはあるかい!??売ってくれ!!売ってくれよ!!!?」

「なんだよ、結局そっちかよ!きゅうりでもくわえとけよ!ハーモニカホルダーならあるぜ!」

ちくしょう!やはりちなみちゃんのリコーダーはそう簡単には手に入らず、仕方なく購入したハーモニカホルダー。

早速ハーモニカをつけて、吹いてみる!

おおお!なめらかな優しいハーモニカの音がギターのリズムに絡んで、なんて気持ちいいんだ!!

よっしゃ、さっそくこれを使って実践だ!!

そんなで、いつものビーチ通りで路上!!!

な、なんてこった!!!!!

ハーモニカのおかげなのか、はたまた、錆びたノコギリの刃をすり合わせるようなおれの美声についにみんな気づいたのか分からんが!!

入る入る!!

なんなんだ今日は!!10シュケル(300円)硬貨がポンポン飛んできてギターバックから硬貨が溢れ出しちやぁあぅぅぅ!!!

…あー!ごめんちょっと誇張した!

あの、

ポン! …

ぽ、ポポン!……

ぐらいで!!ぐらいで飛んでくるんだ!!ヒヤァァァァ!!なにごとじやぁぁぁ!!!

なんで!!?今日、日曜やから、イスラエルではただの平日みたいなものやのに!?

あ、きっと、みんなおれのことをゲリラライブやりだしたジェイソンムラーズやと勘違いしとんやろな!

海で!サーフィンで!ギターっていうたら、そうかー!困ったなぁ!!しゃーない!いっちょ歌ってやるか!聴け、浜辺のギャル達!!

「アイーフォーンヘーザーテー!!アイムユアーズ~!!!」

「きゃー!見てみて!ビーチで温水洋一がジェイソンムラーズを歌ってるわよ!面白そうだからコイン投げとこー!」

「ほんとね!喉元を寸裂くような奇妙で不快な歌声で、変な夢見そうよ!お清めにコイン投げとこー!」

わぁはははは!!!

全く理由の分からん大フィーバーで、4時間ふらふらになるまで歌って280シュケル、約8200円!!ありがとう!

なんで!?ハーモニカも、初めてコンドームを買った高校生のように全くうまく使いこなせず、結局水風船にして男子同士て投げ合って遊ぶ程度にしか吹いてないっていうのに!

なんかようわからんが、いつもの倍近く稼げて気分のいいおれ。

ビールを飲んで、海沿いの公園へ。

そう、昨日は宿に泊まったので、今日は公園で野宿の日なのだ。

ビーチを抜けると、海沿いにゴルフ場かいうぐらい広い芝生の公園がある。

そこのヤシの木の下で、寝袋にくるまり、そのまま目を閉じた。

遠くではアラブ人の家族がバーベキューで大盛り上がりしている声が聞こえる。

その奥からは波の音。岩場に波が当たる、ザパーン!という音が心地いい。

ぼんやりそんな夜のリズムに浸りながら、夢の世界からお迎えがやってこようとしていた、その時!

バシバシ!

………?

バシバシ!!

ひ、ひやぁぁぁ!!!!!!!

だれかに寝袋の上から叩かれる!

やめて!強姦か!!?逆強姦か!!?違うんだ!おれはほんとは、ジェイソンムラーズなんかじゃくてただの小汚いアジアン、温水洋一のような男なんだ!!だから!やめて!海辺でフリーセックスなんてしないからぁぁぁ!!!!

と、すぐさま30万hertzの、赤ちゃんにしか聴こえないモスキート音で大絶叫をあげようと構え、寝袋からそっと、顔を出すと…

「ヘイあなた!バーベキュー、食べる?」

へ?

誘ってくれたのは二人組みの、アラブ人の男達。エルサレムから遊びに来たらしい。

最初こそ、

ふざけんなよ!ちょー眠いのに起こしやがって!おれを誰だと思ってんだ!ジェイソンムラーズだぞ!?サーファーでワイルドな自然派ミュージシャンだぞ!?

などとイライラしていたが、肉を食べさせてくれると聞いて子犬のような喜び具合でノコノコついていった。

公園の隅の、別のヤシの木の下までやってくると、彼らがさっきまで肉を焼いていたのだろう、わずかに火の残ったバーベキューコンロから小さく煙が出てた。

「いっぱい焼いたの!私たち食べきれなかったから、捨てちゃうのももったいないし、良かったら食べて!」

と、プラスチックの皿にどか盛りにした焼肉と、ハンバーグ、それにパンを渡してくれる!

「ほら、遠慮しないで!」

「ちょっとあなた、ジュースも出してあげなさいよ!車の中にスプライト余ってたんじゃないかしら?」

「あらいやだ私ったら気が利かない!ちょっと待っててね!」

おれ「あ、ありがとう…」

え?”二人組の男たち”って書いてるのに、女の子口調でおかしくない?

と思った、上げ足ハンター黒帯2級の皆さんには申し訳ないが、いや、本当に、確かに彼らは見た目には屈強な男なのだが、口調はこんななのだ!

そう、どうやら彼ら、ゲイのカップルっぽい。

ご存知の通り、イスラム国家では同性愛は厳しく禁じられている。言うまでもないが、発覚するとむち打ちされたり投石処刑される場所もあるくらいなのだ。

だから、アラブ人のゲイの人達は、よくテルアビブに遊びに来るときく。

ご存知の通り、テルアビブは町中いたるところにレインボーフラッグが掲げられている様な、性の多様性にとても寛容なエリア。

イスラム教国がほとんどのこの中東エリア、ここに住むゲイの人達において、いわば唯一心休められる場所なのだ。

そんなで、文中に「ご存知の通り」を多用して知らない人を見下すような文書が鼻に付く系ブロガーのおれは、ひっさびさ、本当に、2週間ぶりくらいの肉を野獣のようにむさぼり、肉汁の一滴からかわいい女の子の首筋までを舐め回すように平らげた。ごちそうさまです。

満腹のお腹をさすってジュースまでご馳走になりながら、おれは一抹の不安を抱えていた。

優しいお兄さん達だけれど。

信じたいけれど。

まさか…この後襲われたりすんじゃねぇのか…!!?

時間を見ると深夜2時を回っていた。

公園にはおれら以外人影もない。

おれは、日本人がよく持っている、

ゲイ=性欲が強い!危ない!

みたいな考えはナンセンスだと思っている。

彼らはただただ心が女性として生まれただけで、ほかの女性や男性となんら変わらない。

タイで、ゲイの友達もできた。すごくいいやつだ。

ゲイ、というだけで笑いの対象にするテレビの世界の感覚はくだらないし差別的だと思ってる。

でも、単純に異性として見た時に、男のおれ、特にか弱いアジアンの男なんて、彼らからしたら華奢な宮崎あおいが公園で一人で寝ていたような感覚なわけだ。

絶対に大丈夫、と信じきるのは危険だ。

しかしおれのそんな心配をよそに、彼らは穏やかに話しかけてくる。

「アジアンの隅田みたいに趣のある顔つきのあなた、なんでこんなところで寝ているの?」

「…

…えっ…あ、おれ?宮崎あおいじゃなくて?

おれは今ストリートで稼ぎながら旅をしているのさ。節約のために今日は外で寝るんだ!」

「まぁ!素敵ね。あなたを応援したいわ!良かったらこれ食べて!あと、これも!良かったら食べて!」

「え!いいのか!?超嬉しいけど、食べないの!?」

「私たち、これ以上太るといけないから、食べてくれると助かるわ!」

ピーナッツの袋、ホムス、サラダ、ジュース…

極貧生活中のおれからしたら、どれも喉からのどちんこが出るくらいに嬉しい食材ばかりだった!

な、なんて優しいんだ…

「きゃ!喉から可愛いのが飛び出してるわよ!そしたら、私たちはそろそろ帰るわ!
何か困ってることはない?何かあったらいつでも言ってね!」

と、Facebookを交換して、奥の駐車場へと彼らは去っていった。

あぁ。

本当にありがとう…!

こうやって優しさに触れるといつも、疑ってた自分がバカみたいに感じる。

油断するのも危険だから、仕方ないんだけれど、疑ってごめんなさい、なんて思う。

そして、こういう優しさに助けられて、旅ができてんだなぁ、と。

路上ライブでもそうだ。音楽を楽しんで聴いてくれる人もいれば、おれがギターを弾きながら世界を周ってるって言うストーリーを聞いて、おもしろがってコインを投げてくれる人達もおおい。

そのコインの一枚一枚、もらったもの一つ一つに、愛がこもっていて、生かされてるなぁ、とおもう。

当たり前になったら終わりなんだ。

心を込めて、その優しさを噛みしめるようにじっくりと人生に、しみ込んでいくような旅をしたいなぁと、感じるんだ。

そして、いつか自分の暮らしが固まった時に、それを愛を込めて誰かに返せる人にならなきゃな。

優しい気持ちで、夜空を見上げて、冷たい風に吹かれて、また目をつぶった。

そんなところです。

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