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アジスアベバで盗難と、はやくエチオピア出たい話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!the yellow monkey の”jam”!
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終了

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………………..

もう、エチオピア早く出たい・・!!涙

昨日の夜、10日ぶりに首都アジスアベバに帰ってきたおれ!

そのまま今日の朝、早起きして7時頃、スーダンを目指すため北部の町へのバスをキャッチしに行ったんだが、

「え?パハルダールへのバス?そんなもん朝の4時に出たよ!」

ま、まじで。。

南部へ行くバスは何本でもローカルバスが出てて、適当に行けば乗り継いでどこまでも行けてたんだが、聞けば北部へのバスは、前日チケットを買って、定刻時間に発車する割と普通の長距離バスらしい・・

まぁそれはええけど、1日一本のバスが朝4時発って、どんないやがらせや・・!!

とにかく、そろそろエチオピアに疲れ切ってきているおれは一刻も早くスーダンに抜けたい!

なんとしても明日のバスは逃せない!ってことで、どこでチケット買えるんかな~なんて探していると

「へい!調子はどうだい?バスチケットかい?こっちこっち!!」

とにいちゃんが教えてくれた。

「君はギターを弾くのかい?いいなぁ、おれも音楽が好きなんだ、あとでおれにもトライさせてくれよ!」

「おうもちろんだ!どんな音楽が好きなんだ?」

「ジャズが好きかなぁ!」

なんて和やかに話ししながら、無事明日のチケットを買った。

んで、その場でバスがキャッチできると思っていたおれは、今日泊まる宿を探さないといけなくなった。

明日4時発なら、あまり移動も出来ないから、バスステーションの近くでどこか宿を取らないといけない!

「宿を探すのかい?あっちにいいとこあるよ!」

お!まじで!と彼についていく。

5分歩いてたどり着いたはオンボロのバーの中に併設された怪しげなゲストハウス!

高貴でスマートなビジネスマンのおれの雰囲気から、ワシントンホテルみたいなとこ連れて行かれたらどうしようと思っていたが、なんともおれ好みの、安くてきったなそうな宿だ!

「どうだ?このゴミだめのような汚い雰囲気が君にぴったりだと思うんだ!いくらか聞いてみよう!」

しかし!受付のねぇちゃんは愛想なくいう。

「140ブル(840円)・・だけど泊まるのはあなた?ブラックは140だけど、ホワイトは200ブルね!」

こういう、外国人価格というか、下手したら普通に差別問題に発展しかねんことを平気で言ってくる!

案外どこも!

「おれはホワイトじゃない、イエローだ!吉井和哉なんだ!ほら、この歌知ってるだろ!?こーの世界に真っ赤なジャムを塗ってー食べようとするやつがいても~!」

「全然知らないわ。なにを言ってるの?とにかくブラックじゃないなら200よ!」

く、くそう!!

こんなレイシスト集団の腐れ宿なんてこっちからねがいさげだ!と近くの他の宿もにいちゃんに紹介してもらったが、

「ホワイトは300(1800円)ブルね!」

「おれはホワイトじゃないんだって!!イエローモンキー吉井和哉なんだって!!!この歌知ってるだろ!?真っ赤なタンバリンを上手に打つからー!!オー愛という言葉に~!!」

「何を言ってるの?イエモンとブランキーを間違えるような人はブラックじゃないわ。とにかく、ブラック以外は300よ!」

くそやろぉぉぉ!!!!

きっと、バスのために朝早くでなきゃいけない外国人旅行者の足元見てんだな・・

本当は人権団体に言いつけた上にFIFAにも告発して5試合のホーム戦無観客試合ぐらいの罰を与えてやりたいぐらいだが、まずサッカーチームではない上に周りの人も、
「ブラックじゃないなら当たり前じゃん」
という感じで、そこに疑問を感じているのはおれだけのように見える。

…….正味、そんなカルチャーは腐ってる。

でも、圧倒的異物感なのはおれの方で、長いあれに巻かれるしかないのか。

結局、そのあとも何軒かあたったが最初の200(1200円)の宿が最安ということで、差別推奨キャンペーン実施中のにっくき宿にチェックインするしかなかった。

さらには、いろいろ教えてくれたにいちゃんに、ありがとうと別れようとすると、

「朝ごはんは食べたか?」

「あぁ、もう食べたよ。」

「そうか・・僕は君にたくさん案内をしたんだ。君は僕に食事か何かごちそうしてくれるのかい?」

(うわー出た。出た出た。
何も言うてないのに勝手に自分から案内しといて。いい奴だなぁと思ってたらやっぱりこれだ。)

と、思いながらも、一呼吸置いて、考える。

実際この辺のことをおれはよく知らなかったし、彼がいなかったらおれは300ブルの宿しか見つけられてなかったかもしれない。

彼は一応おれにサービスを提供してくれたわけだ。実際助かったし、ちょっとぐらい払ってもいいか。頼んだ覚えはないけど。

と、ポッケから10ブル札を取り出した。

日本円だとたった60円、しかしここじゃ朝飯の揚げパンとコーヒー食ってお釣りがくるぐらいの額。おれの今日の朝ごはんも6ブルだったし、これぐらい出してやるか、と。

しかし、ありがとうね、とそれを渡そうとすると、引きつった顔でおれを見ながら、彼は言う。

「….君はそれが僕の与えたサービスに値すると思っているのかい?」

「ん?」

「そんな程度のお金、あそこの物乞いにでもあげなよ!おれのサービスはそんな安くなんてないんだよ!」

くっそ腹たった。なんだこいつ!?

「なんなんだ!!お前が勝手についてきただけだろ!?それでも、おれのマキシマムの気持ちで渡してるのに、なんでそんなことを言う!?10ブルがおれにとってもどれだけの金額か分かってんのか!?」

頭来て英語ぐちゃぐちゃになりながら強く言いつけた。

「君はジャパニーズだろう?なぜそんな金額しかだせない?君にインフォメーションを教えたのは間違いだった!もういいよ。さようなら!」

そいつは10ブルを受け取らず去っていった。

くそが!

ことごとく旅行者の気持ちを踏みにじる差別大国、エチオピア。

もちろんおれはそんな風に言いたくはない!

けど、完全におれの中で、そんなイメージが出来つつある。

実際に見たことないものをあれやこれやと悪くいうのは大嫌いだけれど、数えきれん体験から素直にそう思えてしまうんだからもうどうしようもない。

さらにこのあと、そんな気持ちを決定的にさせる事件が起きた。

首都アジス滞在が1日伸びたことだし、久々の都会だ(いうて高松ぐらいやけど)。

どっかで路上出来んかなーと、ギターを持って宿を出た。

んで、とりあえずご飯食べよ!と大通り沿いのカフェでタイマー3分を間違えて3時間かけちゃったおてんばシェフの、茹ですぎデロンデロンスパゲッティみたいなの食べて、よし街に繰り出すぞ、と店を出たら、大雨降り出した!!

ザァァァァ!!!!!!!!

もう、滝のような雨!

まじかよ!こんなんじゃどこもいけんやん~とか思いながら、屋根のある外のイスに腰掛けて、雨止むのを待っていたのだ。

すると、男が話しかけてきた。

「レイン、ヘビ~!」

「ああ外を歩けないよ。」

「ウェア、オリジナル、カントリー、ユー~?」

「日本だよ!」

あんまり英語は得意そうじゃなかったが、逆にそれがおれを安心させた。

これまでずっと、向こうから話しかけてくるやつは大概最終的に金の話ばっかするもんで、もうエチオピアで声かけてくるやつらは全員敵だ!ぐらいにおれも目をギラつかせてた。

そいつらはやっぱみんな慣れてるんで、流暢な英語を話す。

しかし、英語もほとんどうまく喋らない目の前の彼の雰囲気からいくと、この大雨で屋根の下に逃げ込んできた通りすがりのにいちゃんが、暇で話しかけてきた、そんな感じだろうと思った。

彼は映画のフィルム会社で、ディレクターの仕事をしていて、この辺りにその職場があり、歩いてると急な雨で逃げ込んできたという。

服装もすごく綺麗な格好をしていて、ディレクターをやってる、何て聞いても特に違和感はなかった。

大雨はますますひどくなるばかりで、そのままそこで、20分くらいいろいろ話した頃だろうか?

ケータイの話が出た。

おれが手に持ってるiPhoneを見て、

「どこのブランド?」

「アップルだよ。」

「画面破れてるね。治さないの?」

「直すと高いんだ。」

「日本語だけなの?」

「英語も打てるよ」

エチオピアなんかではiPhoneなんて持ってる人はまずいないので、どこでもよく興味は示される。

「ねぇ、記念に写真を撮ってくれよ!」

「いいよ!(パシャリ)ほら!」

「あぁ、頭の端っこが切れちゃってる。あとティーカップも枠から切れちゃってるなぁ。もう一回頼むよ!」

なんだめんどくせぇなぁとか思いながら、

(いやでもフィルムの仕事なんかしてるから構図とかにこだわりがあるんだなぁ)

とか変に納得してしまった。

もう一度パシャり。

「見せて!」

ほら!と、流れでケータイを、彼に渡してしまった。もうずいぶん話して仲良くなったと、信頼してしまっていた。

「おおいいねぇ!この写真はパーフェクトだよ!」

にこやかに笑いかける彼。

「センキュー、セン・・

キュ!と男が言うと同時に、時が止まった。

「ま!!!!!待てっっっ!!!!!!!!!!」

うそやろっっ!!!!??

0.1秒前まで、普通に目の前でセンキューと言って笑った男が、いきなり真顔で猛スピードで駆け出した!!!!!

何か起こったんか理解するより先に、おれも駆け出した!!!!!!

クソが!!!!!!!!!!!

大雨の中!!!!!

必死に男を追う!!!!!!

「ティーフ!!!!!!!!ティーフ!!!!!!!!!」

大声で叫びながら全速力で追いかける!

実際は叫んだつもりになってただけで、声になってなかったかも!!!

20メートルぐらい走って、大雨でぬかるんだ道路で滑って、おれ、豪快にこける!!!

思いっきり地面にぶっ倒れて水たまりでドロドロになって、走り去る男がどんどん離れていくのが見えて!

うそ!もうだめか!?

くそが諦めるかっ!!!!!!!

男の背中はかなり遠くなってて、でもすぐに起き上がって追いかける!!

大事なこれまでの旅の写真が!ブログのメモが!オーストラリアでやっとの思いで買ったアイフォンが!!!

いろんな思いが巡る!

諦めるか!!!!!!!!!

男がカーブを曲がった!!

スラムに続く、下り坂を降りてく!

おれも追いかける!

大雨でぬかるんだ坂道、こけそうになりながら叫ぶ!!

「ティーフ!!!!ティーフ!!!!!」

逃げる男とすれ違って、何事!?と硬直するばあさんやらに

(なんで止めてくれねぇんだ!!!)

なんて怒りながら、ひたすら坂を下るっ!!!!!

….んやけど、だめだっ!!しんどいっ!!!

突然走り出して、しばらく走って、完全に息が上がってきた!

頭が、クラクラしてきた!!

くそやろぉぉぉ!!!!!!!

10メートル先で、坂を下りきった男が、丸太でできた橋を渡ってる!川の向かいのスラムに逃げるつもりだ!

止めなきゃ!!!

でも足が思うように動かない!!

でも!!!!!

男が、雨で濡れた丸太の橋の上で滑って、こけそうになりながらなんとか向こう岸についたと同時に、足を絡ませてこけた!

男も相当へたってるのか、向こう岸で四つん這いになってふらふら起き上がろうとするも、足がぬかるんでまた倒れこんだ!

今だ!!

今しかないのに!!!

動けおれの足!!!!!

気持ちは全力疾走、でも実際よたよた歩き程度になってた気がする!

早よせな逃げられるっ!!!

そんな時!!

「おらぁぁぁぁ!!!!!」

えっ!?

おれを追い抜いて3人の知らないおっちゃんらがすごいスピードで橋を渡っていく!!!

ころんで起き上がろうとしてた男を羽織いじめ!!!

おれもすぐに続いて橋を渡った!

「おらぁぁぁぁ!!どこだおれのiPhone!!!」

おっちゃんらに捕らえられた男の手のひら・・ない!!

え!?この雨の中どっか落としやがったのかクソが!!?

まさか、ポッケ!!

力なくわめく男のポッケを探る!

あった!!

よかっだぁぁあ!!!
あ、電源もつくっ!!!!!

「ディスイズマイフォン!!!ヒーイズティーフ!!!!!!」

「アイノウ!!!おらぁあ&)@($:8$:$&;@;!!!!!!!!!!!!!!!」

おれのケータイを確認して、興奮したおっちゃんらは男を泥の水たまりに突き飛ばし、頭蹴ってぶん殴ってぼっこぼこ!

んで、橋の下の、大雨で濁流になってる用水路に男を突き落とし、上から結構なサイズの石を全力投球するおっちゃんら!

「お前みたいなやつがいるから、エチオピアの価値が下がるんだ!!!死ね!!!!」

そんなことを言ってる気がする!

「もう大丈夫だ!ケータイは帰ってきた!もう大丈夫!」

ほっとくとガチで殺しそうだったので、思わず制止。

「金がないんだ!!仕方ないんだよ!!!なんで邪魔するんだよ!!!」

とでも言ってるのか?用水路のなかで、さっきまでのディレクターとか言うてた影一つもないドロドロの姿で、泣きそうな顔で何か叫んで訴えているクズ。

橋の上からツバ吐きかけてやろうと思ったらおっちゃんが先にやった。

「ネバードゥーダット!!」

草木にしがみついてドロドロになってわめく泥棒をにらみつけて、大雨に打たれながらさっきのレストランまで帰った。


胸が潰れるくらいに、バクンバクンと、脈打ってた。

本当に!本当にありがとうございます!!

なんどもおっちゃんらに手を合わせて、手持ちがなかったのでお茶を奢らせてもらうぐらいしかできんかったが、心から感謝を送った。

それでも彼らは、

「エチオピアでこんなことがあって、すまないね。」

なんて言ってくれる。

おれは全然気づかんかったが、彼らは元々おれが食べてたレストランで同じように雨宿りしてて、おれの叫び声にすぐに駆けつけて来てくれたそうだ!

本当にありがたい!

何より軽率だった。

今まで割と、ケータイ触りたがってる子供なんかも信じて触らせてあげてたけど、ずっと何もなかったので安心しきってた。

海外ではどんなタイミングでも、100パーセント相手を信じるなんて出来んのだな、と改めて痛感させられた!

いや、ヤバかったもん!

もう恐怖!

にこやかに笑ってた顔が、一気に泥棒になる瞬間!

あれや!人狼やってた時に似とるわこの感じ。

トランプの人狼をインドでやってた時!

占い師としてしょーこさん人狼説を完璧に立証してみせたモモさんが、実は本当の人狼だった時の、あの、「う、うそやろ・・」という人間不信のあの感じ!もう、とりあえずももさん人狼にしとけば間違いないってなっちゃうもん!

そんなゲームの中の世界が、現実に起こるともう、トラウマやで!

全部疑ってかかって、荒んだ気持ちで旅をするのはもったいない。けど、そこにはこんな危険が潜んでる。

こう言うのがあるとどんどん人を疑って内向的になってしまうからいやだ。

もうエチオピア、誰も信じられん・・なんてなげくんだけど、その分たくさんの人に助けられたのも事実。

もし日本で、同じような場面に遭遇した時に、おれは今日のおっちゃん達と同じように、何も考えずに駆け出すことが出来るだろうか?

自分のためではなく、誰かのために?

めんどくさいことに巻き込まれそう、とか、危険だ、とか、考えてしまうんじゃないか?

ビシッと着こなしたスーツをドロドロに汚して、取り返せてよかったよと笑ってくれるおっちゃんらが、おれにはどんなスーパーヒーローよりも輝いて見えた!

人のいい部分だけを感じて生きていけたらなぁ。

もううんざりするほど嫌な思いさせられて、その分、誰かの優しさにしみる旅。

とにかく、そんなトラブルももう疲れたぜおれは・・

エチオピア、一刻も早く出国しなければ・・涙

そんなところです。

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