【ナイロビ/ケニア】誰得!スーダンVISA取得inナイロビ情報と、路上ライブの話
ナイロビ8日目とか9日目とかそのへん(適当)。
速報・おれ氏スーダンVISAをゲットする!!!
誰得~とか言わずに!!!
一緒に喜んでくれよ!!!!
ついに!!!!!
ついにスーダンビザ取れたゾォォォォォォォォ!!!!!!!!
ひゃっほぉぉぉうううううう!!!
…………………………….。
やっとだ!やっとである!!!
そう、ケニアでスーダンビザの申請にウルトラ手こずってたおれ。
毎度毎度指定日に受け取りに行っては
「やっぱり航空券のチケットがいるわ!」
「クレジットカードのコピーをとって来なさい!」
と突き返されていたおれ。
もう今日行ってもらえなかったら、スーダンなんて行くか!!
エジプトまでぶっ飛んでやるっ!!!!
そしてダハブあたりでこれからアフリカを南下するぼうけん系女子大生に、「アフリカヤバイよ。危ない場所も多いから、何かわからない事あったら連絡して。」とか玄人旅人気取って自然な感じでLINE聞いてやる!!
聞いてやるんだ!!!
と心に決めて向かってみると、ついに!!!
な、長かった・・・
ほんとにもどかしくやりきれない日々だった。。。
まるで箸で豆をつまんでは入れていくような、否、豆で箸をつまんで
「え…おれ、豆で…一人なにやってんだろ…」
と思うような、精神崩壊ギリギリのラインだった。
これでとりあえず、スーダンには入国できる事になったぞ!
スーダンの前のエチオピアへ行くためにはVISAの関係で、飛行機しか入国する方法がない事を知ったおれ。
なんとか陸路でエジプトまで行きたいおれは、ケニアからウガンダ、南スーダン入りのスーダン、と言うルートも考えたのだけれど、南スーダンのVISA代がクソ高い(100ドル)のに加え、スーダンと南スーダンは未だ部分的に交戦中らしく、陸路移動はかなり危険との事。
という事で今後のルートとしては不服ながら、ナイロビ→アジスアベバまで飛行機を利用し、そっから陸路でスーダン、エジプトだ!!!!
おおおついに活路が見えてきたぞ!
よし、VISA取れて気分がいいので、他のアフリカ北上組の人たちのために「ケニア・ナイロビでのスーダンビザ取得方法」について書きのこしておこう。おるんか知らんけど。
・パスポート
・パスポートコピー×2
・クレジットカードコピー(表裏)
・日本大使館の承認レター
・入国の飛行機チケット
・VISA代5000シリング(USドル不可)
・なにを言われても発狂しない忍耐力
(2016年2月現在!!)
まず、日本大使館へいってレターをもらおう!日本大使館の場所はGoogleマップで入力すると二ヶ所出てくるが、シティセンターの方は移転前のほうだ。
間違えてシティのほう行くと、警備員さんに
「いつの話してんすかwwオウフ!ちょ、日本大使館てぇドゥヒヒwww」
と笑われて髪の毛むしり取りたくなるので注意が必要だ。
無事レターをゲットしたら、次はスーダン大使館だ!
大使館の場所?そんなもん自分で調べやがれ!
そして不親切な情報ブログに100件ほどアンチコメントを書き込んだら、いよいよ大使館に突入だ!
受付のねぇちゃんに媚を売りながら、
「どうも~お世話になっております~」
とへこへこしながら必要書類を提出したら、社長室みたいなとこに通されて、
「なにのために滞在するの?」
「アメリカ行ったことある?」
「パンツの色は?」
など質問されて、紫のティーバッグを履いているなどの問題が発覚しなければ、無事次の日にはVISAを発給してもらえるはずである。
いやぁ、全部入れても3日ありゃ出来るはずなんだが、何の情報もないところからこれをやると、実に2週間近くかかったぞ!
あぁ無駄無駄無駄!!
ちなみにVISA取りの時にちょーー困る「航空券のチケット持ってこい!」の項目!
偽のチケット取ろうにも、キャンセル代で50ドル近く取られるからな!アフリカのこの辺りは!あほか!そんなもん払えるか!
でもそんな発狂気味の奥さんにだけ、裏ワザをお教えします。
ナイロビシティの、ケニア航空のカウンター行くんですね。
そして、
「買うかどうかわからんけど、予約表だけ先もらいたいんですが?」
と言ってみましょう。
わけわかりませんよね。予約表だけ先にって。買わんの丸出しやん!という感じですよね。
しかししかし!あら不思議!
払ってもないのにもらえちゃいました、eチケットっぽいの!
それを、「こんな紙切れの予約表、有効なわけないよな・・・そりゃ無理だよな….」なんて疑い深い気持ちでスーダン大使館に持って行ってみましょう!
あら不思議!
まさかの受理されました!
わけ分かりませんね。
航空券の証明なんて、所詮見せかけでよかったのか。
延々と続くこのハリボテの世界の中で、俺たちは手足に糸を付けられて踊るだけのピエロだったのか。
生きるということの底知れない虚しさを感じる出来事でした。
以上、「3日でできる!がももんたの簡単スーダンビザ申請講座」でした!
そんなで、誰も視聴率のない北上組のためのVISA講座を行い、早速、明後日夜の飛行機でエチオピアに入国する事を決めたおれは、この日も路上に飛び出した!
宿で出会った元舞台女優のナナさんが、見に行くよー!と付いてきてくれた!
ナナさんの付き人、アキくんと三人で、路上スポットを探して街を歩く!
いやぁ、いつも一人で
(ここでやったら怒られるかな・・・ギャング来たりしないかな・・・)
と怯えてなかなかめぼしい場所を見つけても「ここで歌っていいですか??」と聞けないおれ。
しかし友達がいると強気なもんで、
「へいにいちゃん!ここで歌っていいかい??」
とすんなりと、話しかけていく事ができる。
不思議なもんだ。
多分、一人でなにか大きな事をやり遂げられる人たちは、こういう周りの力に無意識に助けられ、またそれを自然に集められる力を持ってる人なんだろうな。
うーん、しかし声はかけるも今日はなかなか場所が決まらない!
「ここじゃ無理だよ!」
「ここでやったら捕まっちまうよ!」
「この店の主人がまだ中に残ってるから、いまは無理だ!」
なんて、断られる。
(早く!早く場所を確保して歌わなきゃ!!)
おれは焦っていた!
実はこの後、宿の日本人メンバーで、明日誕生日を迎えるというナナさんのサプライズパーティを行う事になっていたのだ!!
その時間が、日本時間で0時になるコッチの6時で、おれたちが出ている間に、ほかのメンバーたちがケーキやらを用意しておくという話になっていた!
時刻は5時過ぎ!
せっかく見たいと言ってくれてるんだから歌っているところを見てもらいたい!でも最低30分ぐらいは歌うから、もうさすがにどっかにギターを置かないと!!!
しかし、いいな、と思った場所には警察がうろついている。
ほかの国なら、まぁ止められたら止めりゃいいや、と気にせずギターを置くんだけれど、ケニアの警察がもう本当に、ほんっとに腐りきっているのだ!
あれは、この前みんなでキベラスラムのツアーに行こうとバスに乗り込もうとしている時だった!
「君たち!パスポートを見せなさい!」
警官たちに声をかけられた。
貴重品は全部宿に置いてきたおれを含めて3人が、
「パスポートは置いてきてる。コピーならあるよ!」
と言うと、
「コピーじゃダメだ!なら罰金1万シリング(1万円)だ!ここで払え!」
などと言ってくる。
は?んなわけないだろ!そんな法律なんて聞いた事ない!
「パスポートはあるんだ!ならいまから戻って取ってきて見せるから!それでいいだろ!」
と言うと、にたにたと笑いながら、
「まてまて、それならおれたちがここで待ってないといけないだろ?その分のおれたちの給料分、3000シリング置いていけよ。」
あほか!!
まじ強盗なみにタチ悪い!!!
多分そうやってポケットマネーを稼ぐ事が当たり前の体制になってしまってるんだろう。
ふざけんな!職務乱用もいいとこだ!
と無理に制止を振り切ってつかつか歩いてったらおれたちは逃げられたけれど、
別の人は、同じくパスポートがなくて、逃げようとして手錠をかけられたって人や、パスポートを見せたのに、「この辺は強盗が多いからね!いますぐここで50ドル払うんだ!さもないと君が襲われようとおれたちは助けないぞ!」と3人にかこまれたって人まで。
あほか!!
本当に、日本では考えられない社会が世界では平然と存在する。
いい社会勉強にはなるけれど、絶対こんなところには住みたくないって思わされる。
そんなで、とにかく過去稀に見る腐り具合の警察たちがうろつくビジネスタウンあたりは危険だ!
見つかったらまじ逮捕されて、罰金うん十万払うまで監禁、とか余裕でありそうだ。
おれは警察達の少ないダウンタウンの商店街まで歩いてみる。
シャッターの閉まった店の前で、
「ヘイギターマン!なんだプレイミュージックか!?ここでやりなよ!」
と隣の店やのおやじに声をかけられたので、ありがとー!!!!とすぐさまギターを取り出した!
やっぱりダウンタウンの人達にとっては、こういうストリートで音楽をやってる状況自体が物珍しいようで、道行く人達が次々に立ち止まっては、
いいぞチャイナ!!やれやれ!!
と盛り上がってくれる!
チャイナじゃないけど。
ナナさんが写真も撮ってくれた!!
5曲ほど歌って、240シリング、約250円。
「すごいたくさんの人だったねぇー!!ありがといいもの見させてもらったよー!」
と喜んでくれてるナナさんを、
「あざっす!!では!!帰りましょう!!ナイロビの夜は危ない!!六時には日が暮れますぞ!!さ、さ、早くっ!!!」
と不自然に急かすおれ!
時刻は5時50分ぐらい!
あー楽しくて調子乗って歌いすぎた!六時までに帰らんとみんなに約束も果たせないキモオタニートだと思われて上靴にミミズとかいれられるっ!!!
早足でナナさんたちを引き連れて宿を目指すおれ!
「ゆうきくんこの辺スーパーとかある?水買いたいんだけど!」
「ないです!昨日閉店しました!」
「えーなにそれ!ほんとはあるんでしょ!?」
「と、とにかくいそがないと!おれの上履きにミミズがっ!!」
「えっ!?上靴の水!?そ、それはちょっと汚くて飲めないかな・・」
そして、ナナさんに、(こいつまじコミュ症のキモオタニートだな、死ね!)と思われながらなんとか!!
宿に到着!!!!!!
時刻は5時57分!!!!!!!
ま、まにあった・・・!!!!!!
「ハッピバースデートゥーユー!ハッピバースデートゥーユー!!!」
みんなで突然歌い出して、ウィスキーとケーキが出てきた!
突然の大きなケーキを前に、涙ぐむナナさん!
「ちょっと、、一瞬だれの誕生日かと、、私も明日誕生日なのにって、、うわあわあありがとう!!」
うんうん!成功してよかった。
そんなで、無事ナナさんからの評価を約束を守るキモオタニートに戻したおれは、そのあとみんなでウイスキーを開けて呑んだくれ、気持ち悪くなって早くベッドにはいった。
ベッドの中でいろいろ考える。
ひっさびさにこう、日本語でワイワイと、飲み会的なのやったけど、やっぱたまらんな!日本語最高ー!!
ほんで、こうやって海外でもみんなに誕生日を祝ってもらえるナナさんの人柄と、日本人のみんなの団結力はすごいなぁ。なんて。
そして2ヶ月前のおれの誕生日は、、えぇーと、ネパールで、、山奥でボランティアしてて、、
「えっ?ゆうきさん今日誕生日なんすか?おめっす。ちゃっす。それはそうとこの牛のモノマネうまくないですか?モォォォォ!」
とサボテン系大学生のシュウヘイくんに熱烈に祝ってもらったんや。
うん。
そんなところです。
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