【おれ氏アワード2024】個人的なベスト3を発表する話!音楽・本・映画・アニメ
ナマステ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅などを経験し、現在は東京で音楽活動中。
旅と音楽、サッカーなど、好きな事を鼻息荒く語るだけのブログだよ!
『人生は誰得や!!』
かつての少年Youtuberゆたぼんは「人生は冒険や!」と高らかに宣言して有名になったが、
おれもここに宣言しよう!!人生とは「誰得」であると!!!
誰かのためになるか?社会にとって有益かどうか?
そんなことをいちいち気にして生きるのはやめよう!!
そう、あなたの人生とは!!ほかの誰の得でもない、自分自身のためにあるべきなのであるっ!!!!
だからすまんっ!!今年も盛大に発表させてくれ!!
おれのおれによるおれのための年一イベント!!
おれ氏アワード2024、開幕じゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!
もくじ
おれ氏アワード2024、発表します。
そんなで、今年もやってきましたこの季節!!
今年一年でおれがハマった音楽・本・映画・アニメの各部門ベスト3を発表するという年に一度のお祭り騒ぎ!
経済規模にして3億ジンバブエドル(※)、世界中でなんと53億人が利用するインターネット上で発表されるというその総視聴率は、月の数よりも多いと噂されているッ!!!!
まさに全おれ大注目の年末恒例行事なのである!!
そんなところで、今年最も社会に無価値を生み出したブログに与えられる『誰得アワード』5年連続金賞に輝きつつ、
勇んで発表していくのであるっ!!!
※1円=400兆ジンバブエドル
おれ氏アワード2024「音楽部門」ベスト3!
まずは音楽から!!
回せターンテーブル!!上に飛べ上に!!!(脳内縦ノリクラブパーリナイ)
3位:saucy Dog:『Sea Glass』
はい、ちょっと頭からこのブログに似つかわしくないさわやかなsaucy Dogの一曲がノミネート!!
この曲、すごい思いいれがあって。
今年、妻氏が東京から香川に転職することが決まって、別居することになったの。
引っ越し前の最後の休みに、「海にでもいくか」って茨城・水戸から阿字ヶ浦、日立まで海沿いをドライブしたんだ。
どこまでも続く青い太平洋や、夕暮れ時に空と海と日立のガラステラスが見えて、キレイで。
その車内でこの曲がかかってて、もうすぐいなくなっちゃうのかってちょっとした切なさが心を弱くして、
余計に胸に染み入っってきたのさ…!!
やはり、音楽は思い出とともにある。なにか人生の印象的なワンシーンを思い出す時、いつでもそこで音楽が鳴ってる。
フッ…追憶のメロディは、いつだって僕たちをあの日に連れてってくれるのさ…!
そんなで、さっそくの自己満自分語りに気持ちよくなりながら、
「あんな陰湿キモオタブログで紹介されて風評被害です」
などとファンに訴えられたりしたら、さぁ続けて2位の発表へいこう!!
2位:ルサンチマン『荻窪』
ちょっともうどうしようってくらいにかっこいい…!!!
全おれ注目の期待の若手ルサンチマン!地下室上がりのカビくせぇバンド臭がたまらんっ!!
入りのゲイン上げたつんざくようなギターの時点で、気づく!!
やばい、持ってかれる。わしづかみにされる。
そんなバンドに出会ってしまった、この感覚は久しぶりだ…!!
「もしもあなたが売れず食えず住めずなんてことになるなら
ルサンチマン「荻窪」
あたしと荻窪の安いアパートに住もう。何もいらないから。」
もうね、バンドやり始めるきっかけになった些細な感情の揺れや未来への不安や誰かへのあこがれや、
そんなの全部破り捨てても君といたいっていう大げさな青春や、そんな初期衝動のすべてが詰め込まれてるんや!!
歌詞に出てくる彼女!安心しろ、このバンドは来るで!!いや、こなけりゃ日本は終わってる!
これに心震えないやつらは一生老後のことだけ考えて積み立てNISAやってろ!
ただ一つ言えることは、食えず住めずなほど貧乏なヤツが荻窪なんて住むんじゃねぇ!!蒲田に住め蒲田に!!(多方面に失礼)
1位:小山田壮平『マジカルダンサー』
そして栄えある(栄えあるのか?)第一位は!!!
おれの青春、小山田壮平のフルアルバムからこの一曲、マジカルダンサー!!!
もうね、マジでこの一年聴き倒した。
というか、いつの間にか脳内湧き水のようにするすると染みわたってきてはいつの間にか脳内リピート再生、まじで曲の表面にデルタ-9-テトラヒドロカンナビノール塗り込んでるだろって中毒性…!!!
はぁ・・はぁ・・・くれよ…!!マジカルダンサーもっと頂戴ッ…!!
我はプラジャパティーマハデーヴァわっしょい!
小山田壮平「マジカルダンサー」
このへんてこな、摩訶不思議な歌詞が、妙にゴロが良くて脳にこびりつく!
ネパール・ポカラのペンギンゲストハウスでの旅人同士での出会いを歌った曲で、聴いてると旅先での奇想天外で奇跡みたいな出会いのことを思いだしたりする。
長い長い旅の途中で、車窓でも眺めながら聴いていたい、そんな音楽なんだ!!
おれ氏アワード2024「本部門」ベスト3!
続いて、今年読んだ本で良かったやつランキング!!
読書好きとは思えないほどの稚拙な文書と巷で話題の当ブログが選ぶ、今年の良かった本とは!!?
3位:燃え殻「これはただの夏」
燃え殻さんの新刊は、とにかく圧倒的に生々しい!!
それは仕事に追われる中年サラリーマン「僕」と、知人の披露宴で出会った「優香」、
そして育児放棄気味の母親と暮らす十歳の少女「明菜」との、ひと夏の物語。
正直ドラマティックというほどの盛り上がりもなければ、青春も胸焦がす大恋愛も上の空な、
しかし今日もこの街のどこかで、あるいはアパートの隣の部屋ででもゆるっと、
ぬるっと繰り広げられていそうなほどリアルな質感がいとおしくなる、そんな小説なんだ…!!
あんまり言うとネタヴァレするから多くは語らん!とりあえずエモい小説読みたい人にはお勧め!
2位:ビル・パーキンス「DIE WITH ZERO」
はいはい意識高い高い!!
そう思って小ばかにして、読み嫌いしてました。2020年に大ベストセラーになったこちらの本。
良かった。めちゃくちゃ納得させられた。
老後のことを考えていかにお金を貯めるか?いかに節約するか?だけを考えて消極的に内向的に人生を歩んじゃう僕らは、大事なことを忘れてしまっていた。
お金はためるためにあるんじゃない、それを使って素敵な経験や思い出をたくさん作って、
「あーおもろかったな。ほなまた来世で。」
とか言いながら死ぬためにあるのだ、と!いやーまじではっとしたのよ。
老後2000万円問題とかいろいろ言われてるけれど、例えば高度ながん治療には、年間5000万円も費用がかかる場合があるという。
頑張って若いときから節約してやりたいこともやれずに2000万円をためたとして、1年の延命のためにこういう天文学的医療費が必要になったとして、果たして我々は「あぁ、老後のために備えていてよかった~」なんて思えるのだろうか?
充実した人生を生きることと、ただ病院のベッドに横たわって息をしていることには大きな違いがある。私は、前者のために金を使いたい。生活の質がゼロに近い、人工呼吸器につながれた状態で数カ月を過ごすために、何年も余分に働いて貯金をしたいとは思えない。苦しさの度合いによっては、延命治療そのものを拒絶するだろう。 人は皆、遅かれ早かれ死ぬ。最後の数日、数カ月を生き延びるのに必要な医療費を貯めるために、人生の貴重な数年間を犠牲にしてまで働きたいと思うだろうか? 私は、いさぎよく「墓場で会おう!」と言いたい。
ビル・パーキンス「DIE WITH ZERO」
晴天の霹靂。うつつを連打乱舞。もう納得しかない。
人生にほんとに大切なものって、長い時間じゃなくて、その限られた時間の中でなにをするかだったよね。
そういうシンプルな考えを思い出させてくれる本だった!!
1位:辻村 深月「傲慢と善良」
我々30代後半に響きすぎる傑作長編来た!!!!
結婚式を来年に控えるおれに、友達がぜひ読んでみてって勧めてくれた本なんだけれど。
結婚や家庭、仕事と体裁、自由と安定…
この生きずらい社会をサバイブしていくために冷たくゆがんだ僕らの、
傲慢でいやらしい心の奥のどす黒さを、これでもかって見せつけてくる作品なんだ…!!
おいおいなんで結婚式前のおれにこれ読ますんやクソ陰湿野郎じゃねぇかっ!
て友達に対して嫌悪感さえ抱いた序章、しかし後半からすごく切実ではかなくてあったかい物語になる。
最後のシーンはすごく美しい。疑心暗鬼になりながらも、ちゃんと結婚っていいなって思わせてくれる。
そんな、一筋縄ではいかない物語。
まじで読み進める手が止まらなかった。同年代のみんな、ぜひ読んでみて!
おれ氏アワード2024「映画部門」ベスト3!
続いて映画!!今年は何気に映画にハマってU-NEXTでいろいろ見たな…。
あくまで今年おれが見て感動したってだけで、旧作映画ばかりだが気にしないで(笑)
3位:『花束みたいな恋をした』
はいはい、若者ウケねらった流行りの恋愛映画でしょ??
そんな斜め上目線から適当に流し見してみて、最後は感動のスタンディングオベーション!!(いつもそう)
その実、マジョリティとマイノリティ、社会とサブカルチャー、大人になるという事、幸せになるという事、
なにかそんないろいろなことを考えさせられる映画だった。
そして最後はハッピーエンド、とはいかないんだけれど、どこかあったかい、純度の濃い喪失感を感じさせる、さわやかなエンディングなのよ。
個人的に最後に流れる音楽には音楽部門でランクインしたsaucy DogのSea Glassが合う!
なんか、そういう映画だったのだ。
食わず嫌いでまだ見ていないサブカルクソ野郎なみなさま、見てみて。
2位:『ゲット・アウト』
7年前の映画だけど、今年初めて見て、まじで驚愕、震えた。
白人の彼女を持つ黒人の主人公は、彼女の実家がある湖畔の集落に遊びに行くことに。
しかしそこは、白人至上主義を匂わせる保守的で閉鎖的な雰囲気が微かに漂っていて、
黒人の主人公は、温かく迎え入れてくれているようでどこかぬぐい切れない違和感を覚える。
そして、じわじわとしみ込む雨水のように村人たちの正体があらわになってきて…!!
そんな、アメリカが抱える人種問題と帰属意識が絡み合うサイコサスペンスホラーなのだ!!
よそ者を拒む閉鎖的な雰囲気の村の雰囲気は、どことなく『ミッドサマー』味もあって、あのあたりが好きな人は絶対好きそう。
同じ黒人の住民に言われた『Get out!(出ていけ!)』の言葉に、実はそんな意味があったなんて…!!
きやぁぁぁぁぁ!!!記憶を消してもう一回見たい映画!!
1位:『バジュランギおじさんと小さな迷子』
旅、音楽、ロードムービー、そしてインディア…!!!
全おれの大好物詰め合わせセットみたいなインド映画であるッ!!
これも6年前くらいの映画なんだが、今年リバイバル上映?みたいなやつで大森のちいさなローカル映画館でやってて、見に行ったのよ…!
良かった…!まじで楽しかったし、満たされた…!
インドの街角で迷子になってた女の子シャヒーダを保護したヒンドゥー教徒のおじさん、パワン。
しかしシャヒーダは実はインドの敵対国、パキスタン出身のイスラム教徒で、しかしパワンは彼女をパキスタンに送り届ける決意をして…みたいなハートフルなストーリーの本作品。
おれ、ひねくれてるから、ハッピーエンド!お涙頂戴!みたいな話は毛嫌いしがちなんだけれど、
そういうくだらない自意識も偏見も全部飛び越えてくるくらいの底抜けの善良さとやさしさが溢れてて、
愛しかないとか思っちゃうヤバイ。
アットホームな映画館の雰囲気も相まって、終演後観客みんなで拍手してたもん。こんなピースフルな映画、このご時世なかなかないて。
突然踊りだしたり、なんでそうなるねん!って無茶苦茶な展開を突然はさんできたり、
インド映画らしさも前回で楽しい映画!ぜひ見てほしい!
キネカ大森で「バジュランギおじさんと小さな迷子」見てきた!
— ガモウユウキ~ぼっちシンガー世界を周った後 (@gamoyou) May 1, 2024
宗教問題やインド・パキスタン間の政治的問題を、細かいこと考えないインド映画らしい表現で描いてて、素敵だった。終始ワンダフルでピースフルなストーリーで、終演後に自然と客席から拍手が起きてたのも良かった。 pic.twitter.com/0xvDpG3f7u
おれ氏アワード2024「アニメ部門」ベスト3!
最後はアニメ!!!今年のアニメはどれも作画レベルが高かった…!!
そんなハイレベルな一年の中でも最も良かった作品は…!!?
全おれA.K.Aアニ豚注目の三作品を紹介っ!!!!
3位:『逃げ上手の若君』
鎌倉時代の英雄・北条時行の一生を描いた歴史アニメ!!
といっても堅苦しい話ではなく、めちゃくちゃコミカルでテンポ良くて、気楽に見れる感じが最高。
歴史の教科書で半分寝ながら習った事件や登場人物が、こんな時代をこんな価値観で生きていたのか、などと妄想しながら見るのが楽しいのだ!!
これは学校の授業でも紹介してほしい歴史の教科書…
と思わせておいて、何気に戦のシーンがグロテスクだったり、時行殿の恍惚とした表情が一部界隈の性癖をくすぐったり、敵キャラが放送禁止レベルでキモ過ぎたり、
あかん、これは大人の教育商材や!!ゴールデンカムイにも似た、ぶっ飛んだ変態性が癖になる!!
2位:『負けヒロインが多すぎる!』
作画えぐすぎぃぃぃぃぃいいぃ!!!!!!
間違いなく今季アニメのマスターピース!!ラブコメを愛するキモオタ父兄の皆様大歓喜(おれ)!!
いや、あれなんすよ?特に感動の青春シーンもなければ、ハラハラドキドキの恋愛事情もさほど発展しない、
どっちかって言うと日常系なストーリーなんだけれどね。
夏が似合うビビットカラーの背景に、最高にPOPで飾らない負けヒロインたちが8K程度に眩しすぎて…
あぁ、こんな青春で良いから体験してみたかった、なんて思わされるのよ…(吐血)(青春コンプレックス)
そんなキモオタたちの、手が届きそうで届かなかった身近な世界を表現してくれている作品。
とりあえず近々、聖地豊橋に行きたいです…!!!
1位:『ルックバック』
全おれ、号泣…!!!
今年公開の、藤本タツキ原作のアニメ映画。
まじでよかった。なんかね、10代の頃に出会っていたならば、人生替えられたかもしれないってくらいに、
衝撃を受けた作品だった。いや、今でも十分変えられたのかもしれない。
あんまり書くとネタバレになるから言わないけれど、『藤野ちゃんはなんで描いてるの?』って最後の問いかけが、ぐるぐると終演後も心になかに渦巻いてた。
『好きだから。』
おれの中での答えはこうだって思ってて。
いつからおれたちは、好きに対して、あれこれと理由を付けて諦めるのがうまくなったのだろう?
いつから「年相応」とか「一般論」とかに流されて、正面から向かい合えなくなったんだろう?
そういう、『描く』ことにたいする作者の、憑りつかれたような熱量に圧倒されたし、映画館から帰ってきてから一心不乱に動画作ったり曲作ったりした。
『表現し続けなきゃ』『おれも好きを突き詰めなきゃ』
なんて、誰にも求められていないのに大げさに勝手に奮い立たされたりした。
そういう、誰かを変える力にある作品。
だいたいね、大人になりきれない青春拗らせおじさんに、恥ずかしげもなくこういう評論ポエムを書かせる作品ってのは、マジでいい作品なんだよ。
映画ランキングに入れるべきか悩んだけれど、『描く』ことにフォーカスした映画であるという意図を汲んで、
アニメランキング一位とさせていただきましたっ!!!!
以上!2025年もよろしくな!!
以上で、おれ氏アワード2024、閉会のお時間です!!
ふぅ…今年も無事、アワードを発表できてよかったぜ。
最後までお付き合いしてくれたみんな、愛してるぜ!!!(脳内拍手喝采)
そんなで、実はここまで読んでいる人など誰もいないことなど知る由もなく、今年も勝手に盛り上がったおれ氏。
2025年も誰得な情報を得意げに、好きなことを好きなように鼻息荒く語っていきたいと思います!
来年もよろしくな!!
そんなところです。
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