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【ねこと漁師飯とサマレン】離島で漁師やってる友達に会いに香川県・男木島に行ったらめちゃ楽しかった話

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

なんがでっきょんな!ぼっちシンガーです。
路上ライブ世界一周の旅や東京で音楽活動を経て、地元香川にUターン移住!
旅や音楽、香港人妻氏との日常について語るブログだよ!

「おい!島行くぞ島!!」

きっかけは香港人妻氏・ようちゃん氏のそんな思い付きからであった。

おまえ次の休みはいつや?と聞かれ答えたおれは、答えたんだ。

すると気付けばそのまま、瀬戸内海に浮かぶ離島・男木島(おぎじま)に行くことが決定していた!

くっ…!!なんというワンマン経営!!

拒否権などという文明の利器など併せ持つ余裕もなく、圧倒的主従関係のもと週末の過ごし方が決まってしまったおれ氏。

あ!でもそういえば、男木島といえば中学の頃の同級生がひとり、住んでたはず…!!!

早速連絡してみると、

「そうそう!今男木に移住して漁師やってるよ!キッチンカーで漁師飯も出してるからぜひ遊びに来て!」

と返事をもらった!!

キッチンカーで漁師飯!?うおぉぉっぉぉこれは楽しくなってきたっ!!

いざ、男木島へレッツゴーやぁぁぁぁぁ!!!!!

男木島は高松から電車感覚で気軽に行ける離島!

じりりりりいりりりり!!!!

鳴り響く目覚まし時計の音で早朝6時に目が覚めたおれ。

さっそく妻氏を起こしにかかるのだが…

「ようちゃんさん!起きてください!朝です!!時間ですよ!!」

「眠い。昨日仕事で疲れてんだもうちょっと寝させろ!」

「そうは言いましてもお船の時間が…」

「めおん(男木島行きフェリーの名前)は二時間置きに出とるきん大丈夫や。わたしゃ一本後の便で行くわ。」

「そ、そんなぁ…!!!」

そう、おれは詳しく知らなかったんだが、なにやら男木女木行きの船は一日6往復便くらいあるらしく、

乗り過ごしたら終わり、みたいな感じでもないらしい。

離島行きの船なんて聞くと一日一便だけでそれ逃したら終わり、みたいな印象持ってたけれど、

地元の人や妻氏のような島巡り好きで慣れている人からしたら、電車やバス感覚で利用してるみたいだ。

「お前先行って釣りでもしよけば?じゃおやすみ」

「えぇぇぇぇっ!!!!」

そう言い残し再び深い眠りにおつきになられる妻氏。

そんな…一人で男木島に行って一人で釣りでもしていろだなんて…

そんなの…どう考えても…



めちゃくちゃ楽しそうやないかいっ!!!!!!!!!(一人旅好きにとって一番楽しいシチュエーション)

そんなで、突如与えられた自由を最大限満喫すべく、一人釣竿を抱えてチャリで高松駅へ!

フェリーの出る高松港は、高松駅から徒歩5分。まじで電車の乗り換え間隔で利用できるのだ!

さて船のチケットを買って…ってえっ!!!!

めちゃくちゃ並んでるやんけっ!!!!!!!!!!!!

なんと現在開催中の「瀬戸内芸術祭2025」の作品が男木島にもあるらしく、押し寄せた観光客でチケット売り場は長蛇の列っ!!!

聞くと、最近の男木女木行きフェリーは土日は乗船制限かかって乗れない場合もあるくらい人気なんだとか。

地元出身者からしたら離島行きの船なんてまじで全く乗らんから、島旅がこんなに人気なことも瀬戸芸が盛り上がってることも知らなかった・・・!!

おれたちにとってはありふれた日常の瀬戸内の島景色、しかしこうして観光客のみなさんに再注目してただけることは、うれしいかぎりである。

さて、なんとかチケットも買えたので、出発っ!!!!!

船内客席は満席で座れないのでデッキに出て海を眺める。

フッ…潮風がここちいいぜ…!!この海旅景色、思い出すね…!!

香港のスターフェリー、エジプトのアスワンダムフェリー、そしてスペインポルトガルの国境越えで乗ったグアディアナ川を越える客船…

あの世界の旅路でもいろんな移動を経験したが、やはりどこまでも続く大海原を風を切って進む船旅ってのは格別であった。

思えば、言葉も文化も通じない外国の路地で一人たたずむことは、まるで一切の縋り付く陸地のない海上を進む船旅と同じなのではあるまいか。

深い海の底を想像しては人間のちっぽけな存在を知り、無力さを感じながらも突き進む船はまるで孤高の旅人のごとき気高かさである。

己の信念のごとく白波を立てて突き進むその孤独の旅路は…

ぷぉぉぉぉぉおぉん!!「男木島に到着です!」

あっ!!!!!!人がせっかく気持ちよく昔の旅の話を語っては孤高の旅人感をブログで醸し出そうとしてたのにっ!!

高松港から男木島へは途中駅(?)女木島を経由しても片道40分ほど。乗り換えもないのでぼーっと海景色を眺めていたらほんとすぐであるっ!

しかも料金は片道510円という驚愕の安さっ!東京の人にもわかりやすく説明すると、値段も所要時間もけいかま(京急蒲田)から新宿行くくらいの感覚ですね。(蒲田民にしかわからない例え)

そんなで、鼻息荒く昔話を語っては自分に酔う系ブロガーの本領発揮を見せつける間もなくあっという間に到着した新宿!!じゃなかった、男木島!!

え…なんか船を降りてすぐ、怖そうなガタイのいいお兄さんがずっとこっちを見てくるんだが…!!

やばい!!ヤラれる!!瀬戸内海に沈められるっ!!!!あんまり目を合わせないようにし…

「ひさしぶりー!!がもさんよな!??」

「え!!???え!!??まさか、同級生氏っ!!??」

なんと、港で待ってくれていたのは、連絡を入れていた同級生氏!!

漁師になってめちゃくちゃガタイよくなってるやないかっ!!!

学生の頃はめちゃ細身のスポーツマンだった彼、その変わりようにびっくり!!

軽く昔話にフラワーを咲かせた後は、まずは妻氏が来るまで釣りっ!!!!

よっしゃーーーーー!!!!海の主釣りあげて今日は宴じゃぁぁぁぁぁ!!!!!!

男木島はサマータイムレンダの島

なんかよーわからん小さな魚しか釣れんかったっ!!!

最初イカを狙って餌木を投げてたんだが反応皆無で、様子を見に来てくれた同級生がエサをくれて、それを投げ入れるとなんかカラフルな魚たちがちょいちょい釣れた!

んだけれど、持って帰るには小さすぎてリリース!

同級生の彼曰く、最近は瀬戸内海であまり見ることがなかった南の方の魚たちがよく獲れるようになってきてるんだとか。

地球温暖化の影響はこんな身近なところにも広がってきてるんやな・・・!!

そんなことを考えながら振り返るとそこには、山に沿って広がる男木島の村落が…

この風景、めちゃくちゃサマータイムレンダやんけっ!!!!

こじんまりした小さな島の夏景色、港から山に向かって広がる家々…

まさしく主人公・網代慎平(あじろしんぺい)が港に降り立った島の景色そのままやっ!!!

出典:「サマータイムレンダ」1話

「サマータイムレンダ」とは、2022年に放送された大人気アニメで、原作は田中靖規氏によるサスペンス×タイムリープ×離島ミステリー漫画。

舞台は「和歌山県・日都ヶ島(ひとがしま)」という架空の離島で、主人公が幼なじみの死をきっかけに島へ戻るところから物語が始まる。

舞台となった日都ヶ島のモデルになっている“友ヶ島”は実際に和歌山県にある島なんやけど、その友ヶ島は実は無人島。

そこで、漁村の景色や島で暮らす人々の様子に関してはここ男木島をモデルにしている、と作者自身が語っているそうなのだ…!!

たしかに港から山に向かって折り重なるように立ち並ぶ民家、細い坂道、古い木造の家々――作中の「日都ヶ島」の懐かしくもかすかに異世界めいた景色そのもので、作中何度も「みおぉぉぉぉお!!!!」と泣き叫んだ熱烈ファンとしては「あまりに~短い夏~だけで~」とエンディングのKadodeが脳内ループせざるを得ないっ!!(ふんがふんがっ!)

聞いた話によると、同級生の島の知り合いの方も作中キャラのモデルになっているとか!

高木さんといい、ゆゆゆといい、香川はアニメ聖地巡りも熱いんだ…!!!!

男木島のキッチンカー『漁師めし辰巳丸』で乾杯!

そんなこんなで鼻息荒く盛り上がっていると、

「おい!ついたぞ!」

12時の便でついに到着した妻氏。慌てて船着場にお迎えに上がり(荷物持ち)、

「腹減ったな。なんか食うか。」

とおっしゃられるので、そのまま同級生が店を任されているという港前のキッチンカー、

『漁師めし辰巳丸』さんへっ!!

たこめしに赤ニシ貝のボイル刺し、タイの天ぷら、そして生ビールまで…!!

青空の下、潮風に吹かれながらぐびりと一杯…

う、う、うまぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!

晴天で汗ばむ陽気の中、海を眺めながら昼からいただく生ビール!!なんやこれたまらねぇぞ!!!

どれどれこの赤ニシ貝とやらもいただいてみますか…

!!!!!!!!!!!!

噛めば噛むほどにギュッ!!ギュッ!!っと味が染み出る!!!ビールと赤ニシ貝を交互に口へ…

くっ…!!!悪魔的だ…!!!

ビール!赤ニシ!ビール!赤ニシ!この永久運動の果てに、人は何を見出すのか…!

噛むたびに潮の香りが蘇って、ビールの泡が喉を撫でて、太陽が皮膚を照らす。

その全てが、輪廻し寄せては返す波のようにくり返されながら、「今ここ」に折り重なっていく…!!

そう、赤ニシ貝とは人生であり、ビールとは悟りなのだ。

噛んでは飲み、飲んでは噛む。終わらぬ快楽のループ。

そこに目的も意味もない。ただ潮の香りと泡のきらめきに身を委ねるだけ。

でもその無意味の中にこそ、確かな幸福がある気がするのだ…



ところで赤ニシ貝ってなんなんやろか



「赤ニシ貝はタコつぼ漁するときに一緒にとれる貝なのよ!味が濃くてうまいでしょ!」

へぇ~!聞くと漁師さんの間では有名なタコ漁の副産物らしい!まじで味が詰まっててジューシーすぎる!海のガムや!永遠噛んでいたい!

続いて揚げたてアツアツのタイの天ぷらもパクリ。これもうまぁぁぁぁ!!

サクッサクのふわっふわ!!海風、青空、そしてこの島の食材、全部が一緒になっておれの口の中で海辺ロックフェス開催中なのだ!!!

いやもう正直、観光とかどうでもええ。この屋台の前で一生ビール飲んで過ごす。そんな一日も悪くない。

それくらい、男木島グルメのポテンシャル見せつけられた気になった!!!!

〆でいただくタコ飯もまたタコが超絶柔らかくて、味シミててめちゃくちゃおいしかった…!!!

自分たちで獲った魚たちを自分たちで調理してお店に出す。

そりゃ鮮度もいいし、一番うまい食べ方わかってる人らが出す海の幸、間違いないわな・・・!!

地元の漁師飯を海沿いの最高のロケーションで味わえる最高の場所。

漁師めし辰巳丸、男木島で一杯やりたくなったらぜひ行ってみてね!!

瀬戸内芸術祭でにぎわう男木島は猫の島

腹メイキング(こしらえ)したら、妻氏の希望であった瀬戸内芸術祭巡りスタート!!

地元出身者ながら、この瀬戸芸ってやつが何なのかまったく理解してなかったので、おさらい。

瀬戸芸は、香川県・岡山県を中心とする瀬戸内海の島々・沿岸地域を舞台に、 現代アート作品 を展示する国際芸術祭です。 ウィキペディア+2トラベルウェブマガジン旅色+2

初回は2010年。そこからおおよそ 3年に1度 のペースで開催されています。 ウィキペディア+2note(ノート)+2

例として、2025年の開催は以下の通り:

島々の地形・生活・風景を活かしたインスタレーションや建築的な作品、屋外作品などが多く、いわゆる「美術館の中だけ」という枠を超えています。 note(ノート)+1

会期が「春・夏・秋」に分かれており、季節ごとに違った島の表情・海の雰囲気・アクセスの違いを体験できます。 トラベルウェブマガジン旅色

船で島を巡るような旅がセットになるため、アート鑑賞+旅・島巡り・食・景色という複合的な楽しみが可能です。

鑑賞パスポートなどが用意されており、複数作品を巡るなら活用を検討する価値があります。 トラベルウェブマガジン旅色+1

チャットGPTによる解説

なるほど…三年に一回のあれやな…アートのお祭り的な…なんかそういうあれなんやなぁ…(調べてもよくわかっていない)

まぁとにかく、妻氏がこの瀬戸芸に最近ドはまりしてて、

パスポートを買ってアート観賞ついでにいろんな島を一人旅で巡っては観光を楽しんでいるみたいなんだ。

我々地元民からしたら、これまで地元民もほとんど行くことがなかった過疎化の進む瀬戸の島々が、観光客に喜んでもらえる魅力的な場所に生まれ変わるってのはすごく価値があるイベントだと思うし、うれしいことだなぁと思う!

そんなで、パスポートに記載されている島に点在するアートを巡っていくわけなんだけれど…

ねこやっ!!!!!!!!!!!!

男木島、ねこがそこらじゅうでのんびり昼寝してて、どのこも人懐っこく寄ってくるし、

めちゃくちゃ癒されるーーーー!!!!!!!

か…かわい…!!!!!

男木島では島猫が島民のみなさんに見守られながら自由気ままに暮らしているみたいで、

どいつもこいつも人に慣れすぎててみんな逃げずに触らせてくれるの。

天国や…!!!もふもふ天国やで…!!!!!

男木島には10個ぐらいアート会場が設置されてて、1時間くらいかけて地図を見ながら作品を探していく!

なかには細ーい路地を抜けた先にある古民家だったり、海辺に突如現れる不思議なオブジェだったり、

宝探し感覚で島を巡っていくのもなかなか楽しい。

そしてびっくりしたのが、男木島、意外にめちゃくちゃおしゃれなお店が多い!!ってこと。

古くからの古民家を改装したかわいいカフェや、高台に建つ海が見える地元ブルワリーのクラフトビールが飲めるバーなど、

なんかめちゃそそられるお店が多いんだが…!!!!!

あとで同級生氏に聞いたところ、男木島には都会から移住してきた若いご夫婦とかも多いらしい。

大工さん、飲食店のオーナー、エンジニア、IT関係の人などなど、いろんな経歴やスキルを持った人たちが島で暮らしているんだとか。

そうした若い人たちが、地元の人では気づかないような島の魅力を丁寧に掘り起こしてくれているそうで、

古くからの島の暮らしや伝統を守りながらも、新しい風がどんどん吹き込まれていく感じが、ほんとに素敵だった!

島を歩くだけで、漁村の路地裏にふと現れるあたたかみと洗練が共存した小さなお店に出会えたりして、そのたびに「うわ、こんな場所に!」ってワクワクしたりするのだ。

次は一泊でもして、のんびり島時間にどっぷり浸ってみたいな~などと思った島歩きであった。

以下、特に気になったお店や立ち寄ったお店のメモ!

『男木島図書館』
ただの図書館じゃなくて、古民家風のカフェみたいになってて、昔の小学校の机とか椅子とかあって、まるで時間が止まったみたいな不思議でノスタルジックな空間だった!

『ダモンテ商会』
木のぬくもり感じるめちゃくちゃおしゃれなカフェ!瀬戸内レモンソーダ飲んだけどめちゃくちゃすっきりしてて香りが良くて、おいしかったーーー!!!

『ドリームカフェ』
アート作品会場横のカフェ&バー。クラフトビールがたくさん置いてあって、海を眺めながらテラス席で飲めるというこの世の楽園みたいな雰囲気だった…!!

『鍬と本』
いつもは一棟貸しの宿をされているようなんだが、瀬戸芸機関はカレーとかを出すカフェスペースもされてるみたい。店の前を通るときにはっぴぃえんどの『風をあつめて』って曲が流れてて、この島の雰囲気と絶妙にマッチしてて思わず立ち止まってしまった…!!一度は泊まってみたい…!!

さよなら男木島、また来るね!(来週くらいにでも笑)

そんな感じで、島の新たな発見と同級生との再会に沸いた男木島観光、これにて終了!!

「また来てね~~!!」

最終17時発のフェリーに乗り込むと、同級生氏が船着場から手を振って見送ってくれる!

猫とアートと釣りとサマレンと島歩き、最高の雰囲気のカフェにバーに漁師飯に…

地元出身者ながら今回初めて来た男木島だったけれど、めちゃくちゃ魅力があふれ出しまくるとてつもなくいい島だった!!

いや~こんなに小さな島なのに、一日では全然足りない楽しさがつまってるな・・!

ぷぉぉぉぉぉおぉん!!

離岸する船の汽笛が鳴る。手を振る同級生の姿が少し、また少し遠ざかっていく…

ぐすん…いつか必ず…!!また帰ってくるよ、男木島っ!!!それまでどうか皆様お元気で!!

きっとまた戻るからね…そう…




来週くらいにまた…!!!!!




すぐやんけ!!とか言われそうだが、いや、だってめちゃくちゃアクセスいいんだもん!!

一日6便、高松駅出てすぐのフェリー乗ったらまじですぐ行ける男木島!交通費も往復1,000円で超安いし!!

ふらっと日帰りで味わえる、あわただしい現実から隔離された離島での島遊び、最高やんけ…!!

こんなん、ちょっと休日遊びに行くんにちょうどよさ過ぎるだろ…!!

寒くなる前に釣りのリベンジもしたいし、またすぐ遊びに行こーーっと。

「ちょっと休日は新宿買い物行こか」感覚で島遊びができる、そんな香川県の魅力をまた再発見した一日でしたとさ。


そんなところです。

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