「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでみた話
なんがでっきょんな！ぼっちシンガーです！
路上ライブで世界一周の旅などを経験し、現在は東京で音楽活動中。
旅と音楽、香港人妻氏との日常などを語るブログだよ！
最近読んだ本の紹介でもしてみたいと思う。
ロバート・キヨサキ著の『金持ち父さん 貧乏父さん』だ。
『金持ち父さん貧乏父さん』は、日系アメリカ人のロバート・キヨサキ氏が自身の育った環境をもとに、お金持ちとそうでない人の思考の違いを説いた本である。
著者は「金持ち父さん」と「貧乏父さん」という対照的な二人の父親から学んだ教訓を紹介し、給与所得に頼るのではなく、資産を築き、ビジネスや投資を通じてお金を働かせることの重要性について語っている。
学校教育では教えてくれない、いや、資本家が得をする社会では”教えられ”ない「お金のルール」を学び、経済的自由を手に入れるための考え方を示したベストセラーである。
んで、最近、NISAで投資を始めたおれ氏は、勉強のためにも読んでみたってわけなのだ。
数年前から金融リテラシーの高い人たちは、この本に書かれているような内容を理解し実践し、しっかり資産形成をなしとげている優秀な人も多いようだが、やっとこさ世間に追いついたといった感覚だ・・。
というのも、S＆P500に代表される投資銘柄は、2023年あたりから爆上がりしてるわけだ。
投資してた人らはめちゃくちゃおいしい思いをしているわけで。
しかしそのころ、おれは何してたかというと。お金の動きなんか気にもせず、普通に働いて、普通に給料もらって、普通に税金引かれて、普通に生活してたわけ。
もし2020年あたりから勉強して、ちゃんと投資してたら……今ごろおれたちはお金持ちだったのに！！！社会を呪うぜ…
でも、それこそが今の日本の教育システムなんやと思う。
この本でも書かれてるけど、「労働者を育てる教育」しか受けてこなかったおれたちは、投資とか資産運用なんて考えもせずに、ただひたすら「会社員になること」だけを目指してた。
しかし会社に入ったら入ったで、毎月の給料だけで生きて、なんの疑問も抱かずにお金を使い、老後のためにわずかながらの貯金を細々とためる生活。インフレでどんどんその貯金の価値は値減りしているとも知らず……
悔しいのは、そんな現実に対して疑問を抱かない価値観でずっと生きてきてしまったことだ。
そもそもお金の話ってタブー視されてるやん？
うちの親もそうだった。お年玉をいくらもらったとか、バイトでいくら稼いだとか話したら、
「人前でお金の話をするなんて卑しいで！」って怒られた。
子どもながらに、お金の話は人前では話しちゃダメなんだって、そう思ってた。
でもそれって結局、親もまた「お金について学んでこなかった世代」だったからなんやと思う。
お金の勉強をしない＝自分のビジネスを持たない労働者が増えて得をするのは、資産を持ち、ビジネスを持つ人たちなのだ。
労働者は働いてくれてなんぼ。投資の知識なんか持たれたら困るし、金融リテラシーなんか身につけられたら搾取できんようになるからな。
そう考えたら、親が子どもにお金の話をせんのって、めちゃくちゃまずいのではなかろうか？
おれがこのブログを始めた2016年ごろ、ブログで稼げる全盛期の幕開けみたいな時期だった。おれも世界一周してたから、結構いろんな人に見てもらえてて、それなりに注目されてた。
でも、無料ブログでやってたんよな。なんでかっていうと、「旅しながら楽しんでるだけで金をもらうのはなんかずるい！」とか言われそうな気がしたから。
今思えば、そんなの誰も気にしてへんかったのに。おれ自身が「お金はしんどい思いしてもらわないといけない」っていう労働脳にどっぷり浸かってたせいなのだ。
あのとき収益化についてちゃんと学んでたら…とか過去を悔やむのは悲しいことであるが、
そういう「ふとしたチャンス」が訪れた時に、その波をくだらないステレオタイプの価値観で目をそらさずに、見逃さずに、自ら学び自ら行動できる習慣と思考回路はすごく大切だなーなんて思った。
自分が親から学んだことは多かったし、それなりに愛情もって育ててくれて感謝はしているが、
お金に対するこういう主体的な生き方、考え方は両親も知らなかったようだ。
今度は自分が親世代になるうえで、お金に対してもっと自由に、軽やかに、子供と話せる関係を目指したいな、なんて。
とっ散らかった文章になってしまったが、そんなことを考えた一冊なのでした。（まぁ子供いないのだが）
そんなところです。
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