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【足立翔・関根萌子・おねぇ】「僕の心のヤバイやつ」の脇役キャラたちが愛おしすぎるから考察・紹介する話。

2023年3月25日

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

やっはろー！ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅などを経験し、現在は東京で音楽活動中。
旅と音楽、そのほか好きな事を鼻息荒く語るだけのブログだよ！

さて、先週はこの春公開のアニメ「僕の心のヤバイやつ」の原作マンガについて

市川京太郎に感情移入シンクロ率1000％ッ！！！キモオタ陰キャ界隈期待の新星！！スーパーノヴァ！！！うぉぉぉおぉぉぉ！！！！

って具合の記事を鼻息荒く語り、今月も順調に非オタ読者の皆さんが離れていったおれであったが…（前記事参照）

まだまだこんなもんじゃねぇッ！！！

「僕ヤバ」の魅力は、主人公とヒロインの二人の恋愛模様だけにとどまらないのだ！！

そう、この漫画、周辺キャラがいいヤツ過ぎて、愛しすぎるんよ…！！

今回の記事は、この漫画を語りだすとやめられないとまらない状態になってしまったおれ氏による、

僕ヤバの魅力紹介記事その２となっているっ！！！

注：この記事では、作品の深いストーリー展開には触れずに、「僕ヤバ」の面白さを伝えられるよう書いていこうと思います。しかし、作品への愛を鼻息荒く語るがゆえ、筆者も気付かないうちにネタバレになりうる話をポロリズム大佐する可能性もあります。まったくネタバレなしでこれから作品を楽しみたい！って方はご注意願います。

「僕の心のヤバイやつ」の脇役キャラたちが愛おしすぎる

圧倒的平和！！

なにがって、主人公が通う目黒区洗足駅の中学校・ 目黒区立第十二中学校の雰囲気である。

最初は（主人公目線では）女子特有のマウント合戦や陰湿イジメが繰り広げられてるように見えてたり、

ナンパ好きのチャラい先輩が幅を利かせてたり、

ヤンキー風のクラスメイトに絡まれて「ついにイジメが始まるのか…」と身構えたりで、

どこの中学もギスギスドロドロしてんな…と思ってたのだが！！

実際は女子たちも面と向かってぶつかり合えるほど仲が良かったり、

ナンパイ（ナンパ好きな南条先輩）も実は率先して川に落ちた主人公のチャリを引き上げてくれるいいヤツだったり、

ヤンキー風の奴が実はめちゃ純情でまじめなヤツだったり…

とにかくこの学校、生徒たちがみんな性格良さすぎるんよ！！

先生たちも、髪色や校則について過度につっこまず生徒の主体性を大事にしてて、でも陰キャでぼっちな主人公を逐一気にかけてくれてて。

フランク！！明るい！！楽しい！！

くっ…おれも転校してぇぇええええ！！！！！！34歳だけど転入生受け入れてるかな…？？

やっぱ目黒区の東急線沿いやからな…ハイソサでゆとりのあるタワマン族の子どもたちばかりなんだろ…

やっぱ都会的で余裕ある暮らしで育ってきてるから、イジメや不良文化とか皆無なのか…！？

くっ…これがよく聞く格差社会ってやつか…ッ！！

おれ、田舎の不良中学で馴染めずにいじめられながら中学時代過ごしたから、同じ日本にこんな平和な中学校もあるんだなって思うと…うぐ…あれ？…お”れ”…な”んで泣いてるんだろ…（暗黒時代がフラッシュバック）

学校だけじゃないのよ。

●人大百科を愛読し●人妄想にふける狂人・京太郎ではあるが、家族関係はいたって良好。

世話焼きのお母さんに物静かなお父さん、そして家族のムードメイカーを務めるおねぇは、

明るく道化を演じてみるも、内心は京太郎を心配してやまない、優しいお姉さん。

年末年始は家族そろって秋田へ帰省、一緒に初もうで。

まず目黒区に一軒家構えてる時点で超ブルジョアじゃねぇか！！！！

こんな恵まれた家庭で育ってなにが「僕は頭がおかしい」だ！！

甘ったれんじゃねぇぞ京太郎ぉぉぉぉぉぉお！！！！！



…はぁ…はぁっ…

いかん、ハイソサアレルギーによる発作で取り乱した。

とにかくね、この漫画に出てくる登場人物の一人一人が、いいヤツら過ぎてつらい。

この漫画の世界が 優しすぎて愛しすぎて、現実の世界に戻ってくるのに支障をきたしちゃってる！！

読み終えて現実の世界に戻ると、麻薬の切れた中毒者みたいに「僕ヤバの世界を…もっと…もっとくれよ…！！」って手が震えだすんだよね…！！

それくらいまじで嫌なヤツ一人もいねぇもん！！ずっとこの物語の中に浸っていたくなる。

今日はそんな僕ヤバのヤバい中毒性を引き起こす原因の一つ、

登場人物みんながいいやつすぎる問題のなかでも、

おれが特に愛してやまないキャラ3人を紹介、その魅力を考察していこう！！


足立 翔（あだちしょう）

まずはこの男！！

かつての男子中学生全員が共感する事間違いなし！下ネタ大好きマン、足立だ！！

明るい髪色に釣り目で不良風の見た目だが、中身はただのエロがっぱ、軟派な態度で女子と接しようとするが、

しかし面と向かって女子たちと話すとなるとチキる、垢抜けない純情派…

うわぁぁぁ！めちゃくちゃ見覚えあるわこういう中学生！！

そんなＴＨＥ 賑やかしキャラ要因な足立だが、その見た目や普段の言動に反して、情に熱く真面目なところが好きすぎる。

出典：僕の心のヤバイやつ　コミックス7巻より

特に、ビッチ萌子がバレンタインデーの義理チョコをクラスメイト全員にばら撒いた際、「ナッツの形がハートに見える」という理由だけで本命チョコと勘違いし、

適当な事は出来ない！とホワイトデーのお返しを真剣に悩みに悩みぬいては先輩に相談に行くなど、めんどくさいまでのまじめさを見せる場面が好き。

律儀にお返しのお菓子を用意してはギャルママ看護師のお母さんにシバかれながら感謝の言葉を伝えに行く、そのときの照れながらも真剣な表情に、足立の良さが詰まってんだよなー！！

あとは、「山田をオカズに出来なくなった」ことを理由に山田が好きであることを自覚した際の、ライバルのはずの京太郎にその思いをまっすぐに伝えるシーンがまた良いのよ。

ちゃんと京太郎と山田の関係には付け込めないってのは理解してて、それでも自分の気持ちに嘘は付けなくて、ケジメとしてガチンコ勝負を京太郎に申し出るような、アツ苦しさ。

思い切り真正面からぶつかってあらがって、ちゃんと最後には恋愛感情より友情を優先させてしまうような、そんな男なんや、足立は！！

くっ…泣けるぜ足立！！お前はほんと男の鏡だよ…！！

足立！！この失恋経験は必ずやおまえの人生の糧になるはずだよ！！

だからはやく、自分の萌子への気持ちに素直になって！！！今一番応援したい恋愛が、そこにはあるっ！！！

関根 萌子（ビッチ）

派手なメイクに陽キャな性格、自らを「もえ」と呼び、男子の前では超絶ぶりっこ・おバカキャラ全開であざとさ1000mg配合！！

先輩、友達のお父さんと年代問わずイケメンに異常な執着心を見せ、恋に憧れバレンタインデーを秒刻みでカウントダウン！

目に星が100個くらい描かれてて語尾に（きゅぴぃぃーん！！）とか効果音が鳴ってそうな女の子…

そう、関根萌子は我々陰キャキモオタの最大の天敵、「クソビッチ」枠な女の子なのであるっ！！！（？）

ヒロイン山田杏奈のグループ内でもひときわ光る風紀の乱れ！漂いまくる圧倒的渋谷原宿パリピ感！！！

最初は京太郎とともに「くっ…クソビッチが…！！」と、その自由奔放で計算高いあざとさに唇を血で濡らしていた我々であったのだが…！！

我々は騙されていたのだ。

読者の心に植え付けられた「計算高くてあざといビッチ」という印象すらも、彼女が作り出したイメージ戦略であったということに…！！！

そう、このビッチ、本当に本当に超いいやつなのだぁぁぁぁ！！！！

男にがっついているキャラを演じながらも、その実ひょうひょうと身をこなしては周辺の友達の心境を冷静に判断、

「いっち（京太郎）は山田の事が好き」と知り、二人の恋を陰ながら一番サポートしてくれるのだ！！

イケメンでお気に入りだった先輩とのご飯も蹴って、京太郎を応援しちゃう4巻の大みそかのエピソードでのかっこよさや、

山田が無くしたキーホルダーを必死に探す京太郎を応援するため「ついてきてもいいけど。」と優しくリードしては、二人がいい感じになった途端に自信はフェードアウトしていく献身性よ…

出典：僕の心のヤバイやつ　コミックス４巻より

萌子はね、クソビッチの皮をかぶった大和なでしこなんだよっ！！

芯が強くて頭がいい、引き際を知る聡明な女性なのだっ！！おバカキャラ演じつつ学年5位のエリートだしよぉぉぉ！！

くっ！！なんなんだこのギャップはっ！！！そんなん惚れちまうだろ！！

しかし、あれだけビッチキャラを自演しながら、一向に自身の恋は発展しないのよ…！

案外奥手なのかな？

いや、本当に好きだと思える人を冷静に落ち着いて見極めてる。

運命の人が現れるまでは、今の友達関係を優先したいんだって、そんな大人な落ち着いた考え方がにじみ出てる。

性に奔放な風に見えて、一番地に足付いてるキャラなんよ。

案外慎重で冷静で、絶対に変な男に引っかかったりしないタイプ。

だからこそ、ホワイトデー回での足立のまっすぐな言葉に対して、一瞬赤くなったあの表情がかわいすぎた。

実は一番鉄壁な彼女が見せた、唯一の「恋する表情」だったから！！

くっ！！切なくて胸が苦しいっ！！！

萌子本人も足立も、その感情には気付けてないみたいだけれど…

マジで大好きな二人の今後の進展が気になり過ぎるっ！！公式スピンオフで徹底密着してくれやっ！！！

市川香奈（いちかわかな・おねぇ）

もうね、主人公京太郎もヒロイン山田あも差し置いて、おれがこの漫画で一番好きなキャラだわ！！

京太郎の大学生の姉、通称おねぇであるっ！！！！

家族内では盛り上げ役に徹し、ひょうきんにおどけて見せては周囲の雰囲気を和ませ、

反抗期真っ盛りで素直になれない弟京太郎と、家族や山田との仲を取り持つ重要なポジション！

まさに市川家のムードメイカーと言った存在なのであるが、バンドを始めて大学デビューするまではメガネ陰湿ド陰キャ喪女であった！

格下の足立に絡まれた際は「あ？ガキが…」とクールに装いつつ、

格上の陽キャと挨拶をする際はニチャ…と笑っては「フヘへ…ども…」とキモくなる姿など、

さすが京太郎の姉！！ＤＮＡの結びつきの強さに驚愕である！

出典：僕の心のヤバイやつ　コミックス４巻より

思考回路も京太郎とどこか似ていて、山田を最初に見た際、そのあまりの可愛さに京太郎とは不釣り合いと判断。

「女は顔じゃない」などの話を遠回しに言い聞かせてきていた。

「手の届かないものなら傷つく前に諦めてほしい」

そんな弟を思うが故の行動だろうが、自己肯定感が低いがゆえの「高いところに登れば登るほど落ちた時痛い」って思考基準は、まんま京太郎である。

また、大学デビューしたと言っても、いまだに陰キャ時代の面影は色濃く、

ファッションセンスがちょいちょいくそダサかったり、大学では「気軽に話せる女友達ポジション」を狙うも道化を演じるのにも疲れ友達ですらなかったことに気付いたりと、人間関係の苦労は絶えない…！！

いやぁ、この家の外だと陰キャ抜けきらないのに、家の中では「明るくてムードメイカーな自分」を守ろうとする内弁慶な感じ、もうめちゃくちゃ分かるんよな。

個人的におれも、中学時代、学校ではいじめられてた陰キャのくせに、家では頑張って明るい自分を演じてて。

その二重の人格どちらも本当の自分じゃない気もしてて、苦しかったからさ…うぐ…

だから…おねぇの、自分を犠牲にしてまで周囲の雰囲気を和ませようと張り切ってる姿見てると…

そのやさしさがちょっと…ジンと胸に染みるんだよ…グス…びぃぇぇええん！！（共感の号泣）

本当に優しさにじみ出るいいキャラなのに、 弟京太郎にはいけない妄想時のクールダウン要因として使われたり、自身の恋愛は音沙汰無しと、まったく報われないところも、応援したくなるところなんよなぁ…

個人的に一番感情移入しちゃうキャラ、おねぇ。

バイト先の新人くん（※）との恋愛模様など、始まらんかね…こちらも公式スピンオフ化してほしいよぉぉぉお！！

わい、おねぇには絶対、絶対に幸せになってほしいんやぁぁぁぁ！！！（号泣）

※6巻のKarte77で登場。ちなみに、おねぇのバイト先「銅だこ」はもちろん銀だこのパロディで、ABCマートなどの周辺のお店や商店街の形状から、「武蔵小山商店街パルム」内の銀だこ居酒屋「タコとハイボール武蔵小山店」であると推測される。うわっ‼おれ、おねぇのストーカーみたい！きもっ！！



まとめ（公式スピンオフ、はよ）

以上、僕の心のヤバイやつ・通称僕ヤバの名脇役3人の考察紹介でした！！

あぁ、愛おしすぎる・・この素敵すぎるキャラたちの住む、悪いやつ嫌なヤツひとりもいない僕ヤバの世界に、おれも住みてぇよ…

おれも洗足に引っ越そうか…目黒区民になろうか…（家賃高すぎて無理）

ここに書いたキャラ以外にも、ほんといいやつら多いんだよ…

ばやしこもかわいいしにゃぁも男らしくて（？）かっこいいし、原さんも安心感半端なくて好きだし山田のパパママもギャップ萌えだし…

ほんとに各個人キャラ別公式スピンオフ出してほしい。

各キャラの中学時代から成人までのさ…

特に萌子×足立は一番推しだね。30万までなら出せるね。

とりあえず、この記事は漫画単行本8巻までの内容を踏まえて書いています。

ここから先、京太郎と山田あの進展以外にも、周辺キャラの変化にも注目だね！

まだ読んでない人、ぜひ読んで、一緒にいろいろ語ろうぜ！？？（フヘヘ…ニチャァ…）




そんなところです。

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Posted by gamoyuki