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だれでもないどこにもないぜ、僕だけの光と陰の話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!ハナレグミの “光と陰”!
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………………..

ウユニへ向かうバスがストライキの影響で出発せず、結局ラパスに一週間ほど滞在したおれであったが。

ついにストライキが終了したと言う吉報を受け、ローカルバスに飛び乗った!

バスはこれまでの南米で使って来たような大きく豪華な高速バスではなく、地元民が使う市バスみたいなオンボロ。

大げさなエンジン音を響かせ、どこまでも伸びる一本道の荒野を、ひたすらにかけていく!

晴れてていい天気!!

おや…

え…

ひ、ひぇぇぇ!!砂嵐で前がまじで見えねぇ!!

まじで日本だと全面通行止めレベルの視界の悪さである!しかしローカルバスは、負けるか!とでも言わんばかりにぐんぐんとスピードを上げる!!お、恐ろしいぃぃ!!!本当に事故りそうで、ちびりそうになりながら脳内では、嵐の”A-RA-SHI”が流れている!!

(ちくしょうボリビア政府め、さてはおれをマツジュンかヤマピーかと間違えてこんな演出を…!!
いくらおれがSMAP解散後のジャニーズのニューホープとして期待されている逸材だからと言って、こんな嵐の中突然SHOWを期待されたって…!!!)

興奮のあまり色々間違えてジャニオタ枠の板で殺人予告などされながら、バスの窓の隙間から舞い込む砂を被りながら、揺られていた。

そんなでラパスの南の街、オルーロに到着。



そこで一泊して、ついに塩湖のほとりの街、ウユニ市に到着したのだが…

お、おええぇぇぇぇ!!!!!

おれ氏、到着直後に道端で吐く!!

き、きた。まただ…。

ガンガン痛む頭、猛烈な吐き気、自分をマツジュンだと思い込むなどの危険な幻想…

そう、高山病である。

ちくしょう、またかよ…

ペルーのクスコで高山病デビューして、二日間ベッドの上でしかばねと化したおれ。

しかし、なんとか回復した後は、3000メートル超えの都市をずっと回ってきたので、もう体が慣れたのだろうと油断していたが…

標高3800メートルに位置する、天空都市みたいな高さのウユニ。

昨日立ち寄ったオルーロが標高が低かったのもあり、適応力の無いおれは再び、その薄い酸素量に病を患う事となった…!

そんなで、おじいちゃんのような足取りで、安宿になんとかたどり着いたおれ。なだれ込んだベッドの上で死んだようにねむる。

ぐ、ぐぇぇぇ…

もうすっかり高地恐怖症のおれ。

いやだ…もう高地なんて二度と行かない…カツオのたたきも、よさこい祭りも大っ嫌いだ…おっ!!おぇぇぇぇぇ!!

朦朧とした意識の中で、何か解釈を間違えながら水を飲んでは吐き、買っておいたみかんを食べてはみかんジュースにして吐き、げっそりとやせ細って迎えた、

今日!!

朝もすこぶる体調は悪いが、そんなぎりぎりの体に鞭を打って4日ぶりにパンツを履いたおれは、宿を出た。

本来であれば宿でしかばねのように眠っていたい所であるが、今日ウユニに到着したというとある人が別の宿にチェックインしていて、その人と合流する事になっているのだ!!

その人とは!そう、このブログ読者層の大半を占めるロリコンキモオタの皆様がお待ちかねの、旅する女子大生ブロガー、いつかやろうはばかやろうの”ゆいちゃん”だ!

ゆいちゃんとはラパスで偶然出会い、同じ行き先だったのでウユニまで一緒に行こうという話になってたんだけど。

ウユニ行きのバスがストライキで数日間ラパスに足止めを食らうことが判明すると、スーパーアクティブガールなゆいちゃんは、

「山、行ってきます!」

と、翌日発の、二泊三日の山登りツアー(しかも6000メートル…!)に参加してしまった!

そんなで、ウユニでまた会おう!と待ち合わせしていた俺たち。

おれは昨日のうちに到着していたので、本来であればしっかり昨日のうちに街を探索して、

「あそこに美味しい屋台、あるんだよね。」

「ツアー?もうだいたい調べてあるからさ、心配しなくていいよ。」

「どうしたの?頭痛い?あー、高山病じゃない?旅慣れしてない、適応力ない子はなりやすいんだよね。あそこの薬局、高山病の薬あるからさ。買ってきてあげるよ!」

とか言って

「きやぁぁやばいですっ!ぼっちシンガーのゆうきさん、ほんとにワイルドで旅慣れてて、頼れるオトナって感じで感動しちゃいました!!!」

とかブログに書いてもらって女子大生層獲得に成功したおれは帰国後、特別講師として女子大に招かれたり、学園祭ライブに引っ張りだこだったり、と言うところまで想像していたのだが…!!!!

「お…おぇぇぇぇぇ…はぁっ!!…ゆいちゃん…ごきげんようっおおぇぇ…」

「ゆうきさん!大丈夫ですか!?」

「ちょ、ちょっと大丈夫じゃない。僕ちゃんどうやら高山病…どぅぉおぇぇ…」

「ほんとですか!あぁ…旅慣れしてない引きこもり体質のキモオタロリコンさんは、なりやすいんですよ…!」

「え、ゆいちゃん今着いたとこなのに、高山病なってないの…??おっおぇぇ!!」

「私は全然大丈夫です!それより、ゆっくり休んでください!薬、ありますか!?」

「あ…ありがと…」

宿の共同スペースに転がり込むと、すでに到着していたゆいちゃんと、数人の日本人の旅人達がいた。

情けなさ標高3千フィートのおれ。

チョウチンアンコウのような表情で薬を飲み、椅子に死後数ヶ月みたいな体勢で横になる。

しかし不思議なもので、みんなに心配されると、すぐ体調も良くなってきた気がする、キモオタかまってちゃんのおれ。

「あぁ、だいぶ良くなってきた…!」

「ほんとですか!よかったです!あの、これよかったら食べてください!」

「え?」

ゆいちゃんが、パスタやら缶詰やらの入った袋を渡してくれる。

「ゆうきさん、ギターで稼ぎながらで大変だと思って!たまにはしっかりご飯食べて力つけてください!」

「うぐっ…ぐじゅっ…ありがどう…」

ち、ちくしょう、ゆいちゃんめ!おれのブログを踏み台にイメージアップを図ろうとしてるな…!!残念ながらな!!おれのブログなんてロリコンでニートのみんなしか見てないんだからな!全然踏むほどもないんだからな!!ちくしょう…!!あ、ありがとっ!!ぽっ

そんなで、不覚にも脳内BGMでユーミンの”優しさに包まれたなら”が流れながら、チェックインを終えたキモオタツンデレラのおれ。

「えっと、キモオタかまってさん…ですかね?今日の夜、よかったらウユニいきません!??」

共有スペースでゆいちゃんと一緒にいた日本人メンバーの1人のお兄さんが、そんなことを言う。

「今日の夜、僕らサンセットツアーに参加してるんですけど。あと2人いたら丁度バンがいっぱいになるんで、1500円くらいで行けるんですよ!よかったら、ゆいさんと、えっと、汚物さん…?も来ませんか?」

「え!あ、で、でもまだ心の準備が…」

「今乾季で人少ないので!こんなに人集まることないですよ!今日がチャンスですって!」

「え?あの、でも僕ちゃんまだ体調も…」

「病は気からって言いますからね!かまってちゃんもいい加減にしてください!」

「あ、え、あの、でもゆいちゃん今着いたばっかやし…」

「私は大丈夫ですよ!」

「決まりですね!!!!!そうとなれば、さっそく旅行会社に申し込み行きましょう!」

なんか、ものすごいハイテンポで今夜のツアーに参加することが決定したおれたち!笑

(え!なに、こんな早くウユニ見ちゃっていいの!??憧れの絶景じゃないの!!?こんな急展開、まるでSODの出会って10秒でがった…いや、ゆいちゃんの友達が見てるかもしれんから変なこと言うのはやめとこ!いや!なんでもないです!おい未来のおれ!絶対今のところ書くなよ!!!)

あまりもの急な話にあらぬことを考えて慌てふためきながら、日本人ツアー客に絶大な人気を誇るエージェンシー、”穂高ツアーズ”に向かったおれたち。

今夜のサンセット・星空ツアーに、みんな行くそうなので翌朝4時発のサンライズツアーも申し込んだ!

うぉぉぉ…ついに、ウユニに行くんだおれ…!!!

7時間後…

う、美しすぎる…!!!







どこまでも果てしなく続く真っ白な塩の大地を突き進んで、午後6時の夕暮れ。

息が止まりそうなほどにしんと静まり返った薄く広い、池みたいな水たまりの水面を、みんなから離れて1人歩いた。

永遠に止まってしまったような、透明な世界に飲み込まれて、一歩一歩と歩くおれの両足から浮きたつ波紋だけが、生きてる感触を確かめてるように、なめらかに広がってく。

まるで、遠い宇宙の、知らない惑星に1人取り残されたような気分になって、身震いがした。

日の沈んでしまった空はゆっくりと夜に落ちていく。

遠くの山に小さな集落の明かりがついて、向こうでみんなが呼んでる。

静かに高鳴る鼓動を感じながら、深呼吸して戻った。

なんて場所だ。



そして、そこから1時間くらい走って、乾いた塩の大地のど真ん中、家の光一つ見えない場所にバンは止まって。

ドアを開けると、突き刺すような冷たい空気。

「さむっー!!」

とはしゃぎながら飛び出して、空を見上げて、息を飲む。

怖さを感じさせるほどの暗黒の宇宙に、満天の、降ってきそうなほどの無数の星達。

ほんと、空に甘ったるいミルクをこぼしたような、嘘みたいに綺麗なミルキーウェイ。

一瞬で体の芯まで凍りつくくらいに寒いんだけれど、思わず見とれて、塩の大地にみんなで寝転がって眺めた。

「きれい…」

そんな言葉しか出てこんけれど、並んで寝転がって、

「ほんまに!」

と言ってくれる人達がいるだけで、なんか全部説明はつく気がした。

あまりにも寒すぎてみんなより一足先にバンに戻ったら、沖縄出身のネェさん、ひろかさんも先に逃げ込んでて、

「もう無理!!ほんと無理!!」

と震えてた。

「おれもっす…」

と転がり込んで、みんなが戻ってくるまで、窓の外の星空を眺めて感傷的になって、いろいろ話をしてた。

カナダで教育関係の仕事をしてるというひろかさん。

カナダの、子供が興味を持ったものならなんでもさせてあげる自由な教育方法を実感して、日本の右に習え、常識が絶対、の教育に疑問を持つようになったんだとか。

「日本で先生をしていた時は、行進の歩幅の一歩一歩まで決められてたの。たとえ子供が何かに興味を持ったとしても、それが今やってる授業の内容に反するものなら、注意されるの。でもカナダは全く逆で。子供主体に教育が進められている分、集団行動が全く出来ないんだけどね。」

旅を終えたら、また教育現場に戻るそうだが、どっちが本当に自分の取り組みたい教育が決めかねてて、日本とカナダ、どちらのフィールドを選ぶか迷ってるらしい。

「難しいよね~!」

と頭を抱えるひろかさんだったけど、どこかその瞳の奥に、やってやるんだって熱意を感じて、外の星空みたいにキラキラ輝いてるみたいに見えた。

何かに真剣に取り組んで、熱意を持って自分を見定めようとしてる人のその姿勢が好きだ。

それを熱く語れるだけの、自己を持って自分の人生を生きてる姿が美しいと思う。

おれは教育なんて言うてられんようなバカだけど、なんであれ、いい生き様を感じられる熱い話に、ついついおれも熱くなって、お互い語ってたら、

「寒い~!!!もう無理!!」

とみんな逃げ込むようにバンに戻ってきた。

「おれは2年後までにニュージーランドの永住ビザを取って、自分のクリニックを開院したい!」

「私は海外で暮らしたくて、資格も取ったけど、子供を産むとなると日本がいいのかなぁ…」

「僕は消防士になりたいです!」

水平線の彼方と真っ暗な空の境目がわからない、漆黒の塩の大地をバンはひた走る。

ドライバーの鳴らす陽気なスペイン語の音楽をBGMに、みんなで未来の話をする。

ワクワクさせられたり、そんなきっちり考えてるんや!と焦せらされたりする。

そうなんだ。どんなに美しい過去を生きたって、それをどんなに綺麗な写真で残したって。

時間は過ぎる。おれたちは未来へ行くんだ。

漆黒の窓の外の景色に思いを馳せながら、こうやっていい熱量で未来のことを語り合えて、心くすぐられて刺激を受けて。景色なんか見れなくてもなんかそれだけで、ツアーに参加してよかったなぁなんて思う。

おれはどうだ?

あと一ヶ月で日本に帰るおれ。

音楽を通して、若者に生きる楽しさを感じさせる活動をしていきたい。押し売りって言われてもいい、自分が救われた音楽で、次は誰かを救ってやりたい。

だから帰国後は東京にフィールドをおいて、音楽を続けていきたい。

でも、まずは普通に食っていくだけの仕事は見つけなきゃならない。

もう歳も歳だ。もしかしたら定年まで続けるかもしれない、それくらいの覚悟で仕事も探す。

ほんとに、1秒先、自分がどうなってんのか全くわからんくらいの、人生そのものが、このウユニの大地のような暗闇にすっぽり、包まれてる気もする。

でも、道がないからこそ、どこにだって行ける。何にだってなれる。そんな可能性も感じるんだ。

体裁とか、見栄とか、年収がいくらだとか、どこにマンション買っただとか。くだらんものはこの世界の果てみたいな荒地にスクラップにして投げ捨てとく。

親や、身近な人を悲しませないようにだけ気をつけて。

本当に生きたいように、おれは生きるんだ。

前のめりな話をしながら、スピードを上げるバン!

漆黒の水平線に、街の光が見えた。

そんなところです。

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