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マチュピチュをぼっち観光するとこうなると言う話その2

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!the PINBALLSの “片目のウィリー”!
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………………..

「え!?ゆうきさんマチュピチュ行ってたんですか!!??」

「え?まぁ、ちょっと軽くね。なんで?」

「Facebookの写真見たんですっ!プロフィール写真からカバー写真から全部マチュピチュになってて、「すごーいっ!」って言ってもらいたい感がものすごいですっ!すっごーい!!マチュピチュって、深ーい山の中にあるんですよね!?」

「え?うん、まぁ大した事ないよ、ほんの10キロくらいクマとか出るジャングルを線路沿いに友達と歩いて、2時間、落ちたら死確定の断崖絶壁を登るだけだし。」

「えぇぇー!!十分凄すぎますぅぅ!!しかもっ!ゆうきさんギター持ってマチュピチュで写真とってるじゃないですか!ギター背負ってそんな崖、登ったんですか!?」

「うん、まぁね。やっぱホラ、おれってばミュージシャンじゃん?エムステとか出ちゃうじゃん?ギターは友達っていうか?切っても切れないディスティニーっていうか?おれの中で、マチュピチュにギター持っていかない選択肢が、まず無かったよね!」

「すごーいっ!!そんな険しい崖を、ギター背負って登るだなんて、体力もいるだろうし、(なんであいつギターなんて持って山登ってんだよ自意識過剰おつww)なんて冷めた目にも耐えなきゃいけないし、常人じゃまず恥ずかしくて出来ないですっ!!」

「ははは。まぁみんながやる事をやっても意味ないしね。おれの中じゃさ。聴く?おれのギター聴いちゃう??」

「ききたぁーい!きゃ、うそ!かっこいいですっ!!」

「仕方ないなぁ、そこまで言うなら。」

じゃらん

ピロロロロロロロロ!!!!!!!

(あれ?おれのギターこんな音だったっけ?)

それ!

じゃら…

ピロロロロロロロロ…!!!!!

…なんかおかし…

ピロロロロロロロロロロロロロロロ!!!!!!

えっ…

ピロロロロロロロロロロロロロロロ!!!!!!!!

「ユーキー!!!!ウェイクアップ!!」

はっ!!

「っつぱっ!、、お、おはよう。…あれ?世界遺産ハンターのぼうけん女子大生は?」

「なによだれ垂らしながら訳のわからない事言ってるんだ?時間だ!用意して!」

午前4時!!!!

不良少女も夜行性ニートも、地球のすべての生き物が眠っているであろう漆黒の時間帯に、あろう事かケータイ目覚ましにたたき起こされた俺たち。

昨日、偶然バンで一緒になり、仲良くなった台湾人のショーンとファンチとともに、今日はついにマチュピチュへと向かうのだ!!

早朝の、人の少ない時間からたっぷりと巡ろうと計画を立てていた俺たち。

それにしても、ねむぃ…………

生気を失ったような顔で寝ぼけてしまい服を脱いではまた着てを3回くらい繰り返した後、ついに支度を済ませたおれたち。

まだ真っ暗な外に出る。

宿がある、マチュピチュ最寄りの村、アウグスカリエンテ。

ここから出るツーリストバスで、山の山頂までのぼってマチュピチュへ行くルートが一般的なマチュピチュの訪れ方なのであるが、何しろこのバスがたった数十分で10ドルと、馬鹿高なのだ!

そこで、おれたちはその山頂まで自力登山で目指そうとしている。

マチュピチュのゲートが開くのは朝6時で、登山に一時間から二時間かかるので、朝4時という殺人的な起床時間となったのである。

ふらふらの頭で、真っ暗な山道をケータイの明かりを頼りに歩き、ふもとの登山道ゲートまでたどり着く。

にたような事を考えている人たちは多かったようで、ゲート前には同じように眠そうに目をこする欧米人達がすでに30メートルくらい列を作って待っていた。

5時になって、登山道ゲートが開き、チケットのチェックを終えたら、前の欧米人達に続いて、急斜面の、半分崖みたいな階段を登り始める!

ウオォ…息が…息が苦しい!!!

ただでさえ急斜面、そして3000メートル近い高地のため、温水洋一の頭のような酸素量である!

すぐに息があがる…!!

きわめつけは、背中に背負った、「ゆうきさんマチュピチュでギター弾いてたんですか!??かっこいいですぅぅ!!」と言ってもらうためのギターバッグ!!ずしりと肩に食い込んで重い…!!!

負けるか!!おれはマチュピチュでギターを弾くんだ!!っぉぉクスコの空の下ー!!!!

一時間後。

兵役上がりだとうショーンは軽々と登っていき、もやしっ子のファンチとおれはその後をヒィコラ言いながら登って行った。

「ヘイ!あとツーパートの階段を登ればゴールだぞ!!チアラップ!」

先を行くショーンが上から励ましてくれる!

「ユーキー!君はギターを持ってる!大変じゃないか!?少しの間おれが持とうか!?」

「いや!!もう少しだろ!??…はぁ!!負けるか!!行ったるで!!っはぁ!!」

極限状態のなか、相変わらず背中でブルンブルン揺れるギターケース!!

しかし!!おれはスペインやポルトガルの荒野も、このギターとともにいつだって歩いてきたんだ!!!おれたちはいつだって一心同体なんだ!!

ひぃ…はっ!!!はぁぁぁ!!!

待ってろ!!待ってろよ天空都市!!!おれがその失われし古代の風に乗せて、”ラピュタ”の歌を歌ってやるからなぁぁぁ!!!!!

ラン!ランララランランラン!!ラン!ランラララーぁぁぁ!!!!!!!

朦朧とする意識の中、間違えてナウシカの歌を予習したりしながら…!!

ついに…!!!!

ついに古代都市マチュピチュ、その入場ゲートがみえたぁぁぁぁぉ!!!!!!!

到着ダァァァァ!!!!!

「ギターは持ち込み禁止よ。奥のクロークに預けて。次!」

…え?

入場ゲートで、昨日ゲットした高価なマチュピチュ入場チケットを、これでもかと勇ましく、高く掲げあげた時である!

冷酷な言葉を投げつけるチケットチェックのおねぇさん。

「待って!!登山道ゲートでは何も言われなかったよ!?ギターと写真撮りたいだけなんだ!!なんでいけない!?」

「ルールよ。ネクスト!」

そ、そんな…

悲報・おれ氏、無駄にしんどい思いをして、マチュピチュまでギターを運んだだけ。笑

ふざけんなよ!!!なんでだめなんだよ!!まずだめなら登る前の、登山道ゲートのチェックポイントで言えよ!??なんで最後の最後で言うんだよ!!?ふざけんなよ!????

というクレイジークレイマーな言葉達を涙目でごっくん少女しながら、

「うぐ…わがりまじだ…」

とトボトボクロークへ…

「荷物預かり、1日3ソルよ。」

もゔいや…

なんでおれはあんな辛い思いをして、山頂に100円払いに来たんだ…

泣きながらギターちゃんを預けて、ショーン達の元へ戻ると、彼らも彼らで、なにやら買ったチケットの入場時間が昼からだったらしく、追加料金1000円分払え!と言われていた。

うーーーぬ、なにやらかなり厳重なチェックがしかれているんだな。

そんなで、若干ブルーな表情でゲートをついにくぐった3人であったが……

登りだした朝日が、深い深いアンデスの山々の輪郭を、映しだそうとしていて…

眩しい光に包まれながら、丘を越える。

そこには今まで何度もテレビや本で見てきた、しかし一生たどり着くことはないだろうと思っていた古代遺跡の姿が…!!!



うぉぉぉ!!!ついに到着だぁぁ!!!!!!

な、なんて場所に立ってやがるんだ。

う、うん。

なんかこう、「正味マチュピチュは写真で見るのと一緒だよ…」と言ってた日本人宿のお兄さんの話てた意味はわかった!照

遺跡自体は…まぁ、その、なんというか、あの、石だなぁ…!という、それ以上でも以下でもないんだけれど、

あの険しい山を登りきった先でのこの、突き抜けるように高い山々に囲まれた景色、キンと冷えた空気に、自然の鼓動を感じて。

そのど真ん中で、失われた都市という言葉通りの廃墟達が、ふてぶてしくたたずんでて。

マチュピチュ遺跡を取り囲む、この大自然すべての雰囲気に、息を飲んだ。

朝日が、ゆっくりと顔を出して、山が、遺跡が、ゆっくりと輝き出す。

まるでこの古代都市の使者のようにツバメがくるくると旋回して、アルパカが岩山を物ともせずに登っていく。

音のない映画のような、小さなストーリーを感じさせる朝。

観光客に人気の、高台の撮影スポットで写真を撮ってもらった!


「だめだ!髪が乱れてる!もう一回!」

「もう少し景色が入るように撮ってくれ!!」

と、写真にこだわるナルシストショーンと、つき合わされるファンチ。笑

おれはその間、耳にイヤホンをつけて、静かな石造りの通路を少し歩いた。

600年前、ここに失われし帝国、インカの第二都市?王様の別荘?みたいなのがあったらしい。

首都クスコが陥落した際、ここに隠れるための都市だとも言われてるそうで、まぁエヴァでいうところの新東京みたいな場所か。

スペイン人の侵略によってクスコが陥落して、王様達がここに逃げて来れたのかどうかは分からんのだが。

他の都市がことごとくスペイン人によって跡形も残らず破壊されたのに対し、マチュピチュだけはついに彼らに発見されずに、失われた帝国と思われてたインカの暮らしぶりを唯一今に伝えているのだそう。

とはいっても、100年前、偶然この山を登った村人がここを発見した時にはすでに、建物は崩れ果て、雑草がほとんどを侵食して、完全に荒廃していたそうではあるが。

逃げ込んだインカの人達は、わずかな土地で十分な食料や物資をまかなうことはできず、しかし山を降りればスペイン軍に見つかる…そんな八方塞がりの日々を過ごしながら、ゆっくりゆっくりと、息耐えていったのだろうか。

国家滅亡の日、その最後に1人残された少年、あるいは少女の息遣いを想像してみて、少し胸が締め付けられる。

イヤホンからは大好きなアンディモリの青い空が流れる。

“.青い空 僕らは忘れるよ。
道に迷い込んだ時は、思い出して欲しいよ。
ジャイサルメールには、ドロップキャンディの雨が降る。
歴史は砂の中、僕らは風の中。”

なんか、この変わり果てた帝国のかなしき残骸と、それも自然の一部なのさと諦めがちに、いや、そんなこと気にもとめずに見下ろしてくるアンデスの山々の風景と重なって、すごく美しい気持ちで聴くことができた。

ようやく写真撮影を終えた2人と合流して、そんなインカ帝国のロマンに満ちた歴史について、あれこれを語った。

「インカ帝国があったのは、600年も前だよ。もちろん車なんてない。首都のクスコからここまで、今のおれたちでさえ、バンで来るのに七時間もかかったじゃないか。しかもこのとんでもない山道だ。その時のキング達はどうやってクスコとここを行き来してたんだと思う?」

ショーンがロマンに浸りきった様子でみんなに尋ねる。

「もしかしたら、クスコにいたとされる王様はおとりのためのフェイクで、本物は初めから、誰にも見つからないこの場所にいたんじゃない!?」

「いや、インカの技術はとんでもなく進んでたって話があるからね!もしかしたら彼らはすでに車に似た何かを持ってたのかもよ!」

「むしろ飛行機だよ!彼らはすでにエアプレーンを持ってたんだ!それならナスカの地上絵も説明がつく!あんなの飛行機で空から見ないと分からないんだもん!」

みんなで鼻息荒く興奮しながら、太古のロマンに想いを馳せた。

もともと1人で乗り込もうとしてたマチュピチュだけれど、ぼっちじゃ到底こんな話で盛り上がることもなかったろうな。

なんか、この出会いが、アンデスの山々が引き寄せてくれた小さな奇跡みたいな風に思えて、大げさに感動した。


そこからだらだらと遺跡をめぐって、草原で買っておいたバナナやカステラを食べたり、アルパカとたわむれたり、みんなで写真撮ったりして、なんとマチュピチュの中に6時間も滞在したおれら。

最後に、

「向こうに太陽の丘って場所があるらしい!行ってみよう!」

と、ひいこらいいながら続く階段を上っていったんだけれど。

20分ほど歩いて、やっとこさ石造りの小さな宮殿跡みたいなところに出る。

ここが太陽の丘なのか?

ショーンが、さらに奥の階段から降りてきた、ヨーロピアンのおっちゃんに尋ねる。

「ここが太陽の丘ですか?上には何があるの?」

「え?ここはただの休憩スポットだよ!太陽の丘はここからさらに30分くらい登ったところ!」

………………。

沈黙で見つめ合うおれたち。

「い、いやぁ、太陽の丘はすごいところだったなぁ!」

「ほんと、これてよかったよ!あはは!」

ヘラヘラ笑いながら丘を下った。

うむ。思い残すことはない、そろそろ出るか、とおれたち。

アルパカと最後に記念撮影しようとしたらお菓子を狙われる。

こ、こらやめろ!!おかし食べるな!!

ついにゲートを出て、再び崖道を下り始めたころ、遠くの空から真っ黒い雲が迫ってきていた!

「ヤベェ早く降りないと!」

といいながら下り始めて10分くらいで、ついにジャングル特有の、大粒の雨が一気に降り出した!!

最初の方はにげまどうように早足で降りてたんだけれど、途中に屋根も何もない森の道である。

降りるのにも一時間くらいかかるし、急いでもしやぁない。

ずぶ濡れになりながら、みんなで鼻歌を歌いながら山道を歩いた。

荒くなる息と、ほてる体を雨つぶが濡らして、いい気持ち。

おれたちもマチュピチュも、全ては自然の一部なのさ。

一時間半後、予約してた宿になんとかたどり着き、立ち止まると急に冷えてくる服を慌てて脱いで、3人で乾かした。

「いやぁ、無事マチュピチュも見れたし、シャワーも浴びることができたし!トゥディワズアウサムデイ、レイ?」

「まさしく!!あはは!」

こうやって、ドロドロのへとへとになりながらもすごくポジティブに捉えて気持ちを上げてくれる、この2人と一緒に登れてよかったなぁとしみじみ感じた。

持っていっても全く意味のなかったギターだけれど、パンツいっちょでみんなで弾きあったりして、降りしきる雨の中歌った。

ナルシストショーンもギターを弾くようで、キメキメのVロックみたいなの歌うのかと思ったらすごく優しい声でエドシーランとか歌ってて、へとへとでゆるくなった頭のネジの隙間にしみて、心地よい。

ほんと、トゥディワズアウサムデイだ。ありがとう2人とも。

そんなところです。

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Posted by gamoyuki