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クスコ到着とおれ氏、病に倒れる話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!Syroup16gの “センチメンタル”!
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昨日夕方に首都リマを出発したバスは、ヨーロッパに比べてかなり長くなった夜を越え、

朝7時、切り立った山々に囲まれた小さな村の食堂に到着していた。



「遠くからお金を落としにようこそお越しくださいました!さぁさぁ、街からは5割高のスープでゆっくりしてって頂戴!」

と、ここぞとばかりに張り切って迎えてくれる優しい笑顔の田舎のお母さん。

みんな美味しそうに湯気を立てながら、スープと麺の入ったやつをすすっている。

おれも食べたかったけど、10ソル(300円)もするのでその湯気の香りだけで我慢し、

替わりに売店で1ソルの、丁寧に乾燥機かけてくれたみたいなパサパサのマフィンをかじる。

「ハポネス?ハポネス?」

新聞売りののおじいさんが声をかけてくる。

「そうだよ、日本人だよ!」

「マニー、コレクション!イェン?イェン?」

ジャラリ、としわくちゃの手のひらを広げると、その上には世界各地の硬貨のコレクション。

「日本はもうずっと前に出たから円は持ってないんだ!ユーロならあるよ!」

と、路上で稼いだ分のユーロ硬貨がバックの中に埋もれてるのを思い出して、じゃらりとおじいちゃんのもう片方の手のひらに広げる。

「ほほう…」

という表情でまじまじと硬貨を見つめ、にこりと笑って2.5ソルを渡してくれる。

まぁ全部で3ユーロぐらいあったから10ソルぐらいなんだが、どっちにしろ硬貨は海外で両替できんので、お金になっただけ嬉しい!

オッケー、の意味でコクリと頷くと、にこりと深いシワの笑顔で微笑んで、去っていった。

ずっとこの深い山の中でこうして新聞を売って暮らしてきたのだろうか。

まるで遠く異国への憧れを集め続けるような、ささやかな趣味を持ちながら。

その土地土地に暮らす人たちの暮らしぶりを覗けて、嬉しい。

再びバスに乗り、1時間もすると、景色はとてつもなく高い、アンデスの山々の風景を見せるようになる!


す、すごい!

とんでもなく空が近いんだ。

まるで空が落ちてきたように雲の輪郭がはっきり見えて、今にも触れそう!

青い空をぶっさすように山脈は切り立っているし、草木も特徴的。

落ちれば一瞬で終了の断崖絶壁を走りながら、最初のうちはテンション上がって写真を撮ってたんだけれど…

ひたすらの山道である。

繰り返されるカーブの連続、アップダウンの振動により、おれは今にも吐きそうであった…

いかん…酔った…

おろ、おろろ、う、うぇぇぇ…

ダメなのである!おれは子供の時から三半規管が、走れメロスと先生が口走った時の男子中学生のように敏感なのだ!

こういう曲がりくねった道を行くドライブでは必ず頭が痛くなって吐き気が…おうぇぇえ!!うぷ!!

や、やめろ!!話すだけでしんどいんだ!!ほっといてくれ!!

おれは顔面蒼白のまま、ブログへのコメントも放棄して遠い目をしながら、ただただ遠くを見ていた。

学校の遠足の前にいつも、

「酔ったら遠くを見て、楽しいこと考えるんで。」

とお母さんが言っていたのを忠実に守る良い子なのだ。

おれは酔ってない。おれは酔ってないぞ!楽しい。楽しいなぁ山道はぁうぽっ!!お、おえ!!

だ、だめだ…

「だ、だめだ、ちょっと酔っちゃったよ…くす子ちゃん、ちょっと膝貸してくれる?」

「もう、リマ男くんったら、甘えん坊さん!よしよし、大丈夫?」

「ウーーン…大丈夫じゃない。でも、優しいねクス子ちゃんは。ありがと。」

「うふふ、落ち着くまでこうしていていいからね!」

く、くそやろぉぉぉ!!!!!

おれの隣の席に二人並んだカップルが、このただでさえ気分の悪い時に暑苦しいイチャつきを見せていやがる!!!

ちくしょう!!おれだってな!!おれだって隣にちなみちゃんがいてくれるんならなぁ!!こんな山道一週間でも二週間でも乗ってやるわ!!んでお膝の上でなでなででもしてくれた時にはもう一年でも二年でも乗ってられるんじゃぁぁ!!!うぉぉちなみちゃぁぁぁん!!!!!

そんなで、血走った目で遠くを見つつ、わずかな余裕を感じた時には隣のカップルに呪いを飛ばすことも忘れずに、必死に地獄のような揺れに耐えること6時間!!!

はぁ…

ついに…

ついに到着だ…!!!!

午後3時、実に23時間のバスの旅を終えて、ついにバスはクスコに到着!おれは外の空気を吸うことができっうぉぉおえぇぇぇぇ!!!!

到着した途端、おれは道端の排水溝に思い切り吐く。あぁ、朝のマフィンと水が…せっかく食べたのにもったいない。しかし混ざって美味しそうなココアのような色をしていたな。子供が間違って飲まなければいいが…

朦朧とする頭でいらん心配をしつつ、深海生物のような顔色でそのままバス会社の待合室のベンチにぶっ倒れるおれ。

はぁ…いや、焦ることではない…。
大丈夫。車酔いとは長い付き合いなのだ。車を降りたらこうして座っていると、5分もするうちに気分も回復して、ダイオウグソクムシのような今の顔も元の向井理に戻るはず…

しかし。

おかしいのだ。

そのままベンチで20分、30分と時間を過ごすんだけれど、一向に具合が良くならない。

なんで?

いつもならもう十分回復してかわいい女の子を探しては、もしおれが向井理だったら…の定でいろいろ妄想しているところであるが、未だ頭は痛いし吐き気はするし…

おかしい。

うーぬ、まぁたとえ長く付き合っててもふとした瞬間に知らない部分が見えたりするもんだろうしな。恋とはそういうものなのだろう。愛とは一体なんなのか。

朦朧とする頭で訳のわからないことを考えつつ、いつまでもここでじっとしていても仕方ないのでおれはついにベンチから起き上がり、ふらふらと街へ歩き出したのであるが…

お、おぇぇえ!!!!

本日二度目の嘔吐。

そしてあほみたいにドキドキと高鳴る鼓動。

え、ぇぇぇえええ…

一体おれはどうしてしまったのだろうか…。歩く度に心臓がどくどくと高鳴り、猛烈な吐き気に襲われる。

まるでお腹に新たな生命を抱いたような症状にここ最近の性生活など振り返りながら、

(いや、一週間ストップウォッチで女子高の時間止めるやつ見た以外、ここ数年女の子の手にすら触れていない!お腹に新しい生命がなんて、そんなはずはないのだ!)

などと、混乱の中ブログには書けないような怪しいジャンルについて口走りつつも、ゆっくり、ゆっくりと宿までの2キロを歩く。

途中何度も小休止(デクレッシェント)をとりながら、二時間かけてやっとこさ市街地の安宿にチェックインしたおれ。

係の女の子が誰もいないドミに案内してくれて、「では、ごゆっくり!」と扉を閉めて出て行ったのを紳士な笑顔で見送った、瞬間!

トイレに駆け込んでまた吐く…!!

もうなんも吐くものねぇよ!勘弁してくれよ…!!

バタンとベッドに倒れこみ、ぼんやりと天井を見つめる。

しばらくそのままでしかばねのように過ごしたが、とりあえず水と何か食料を食わねば死ぬんじゃねぇのかとおおげさに不安になったおれ。

Wi-Fiが部屋まで届いたので、朦朧とした意識でケータイであたりのスーパーを調べようと、

「クスコ」

と入力した時である。

予測変換に、

“クスコ 高山病”

の文字が…!!??

へ???高山病???

そうなのである!!なんとクスコは標高3300メートルという恐ろしく高い場所に位置しており、高地に慣れていない人が訪れるとかなりの確率で高山病になるらしい!!

症状はめまい、吐き気、頭痛に激しい動悸、ダイオウグソクムシが自分を向井理似だと思い込むなどのありえない幻覚など、人によって症状は様々なんだそうだが、まさにおれの今の症状ぴったり!!あぁ鏡に向井理が写ってる!!

全然知らんかった…!!え、ここそんな高いの!!?バスで普通に3300メートルの街までたどり着くなんて思いもしなかったぞ!!!

とりあえず、高山病対策としてはたくさん水を飲んでしっかり休むことらしく、なんとか近くのぼったくり商店で日本と変わらない値段の水と味のないピーナッツを買ってきて流し込み、再びベッドに倒れこんだおれ。

恐るべしクスコ…生きていける気がしません…。

ひどい頭痛に悩まされながら、途絶え途絶えの意識の中、ブログに女子校で時間を止めるストップウォッチのやつ書いちゃったような恥ずかしい夢を見ながら、いつのまにか眠っていた。

そんなところです。

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ペルー

Posted by gamoyuki