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テルアビブ最終日とおれの独りよがりがひどい話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!the pillowsの “MY GIRL"!
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終了

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………………..

テルアビブ7日目!

早朝4時!!!

じゃば!!!!ジャバババビ!!!!!!

…………??

シャバババババハボバ!!!!!!

ひ、ひやぁぁぁぁぁがぉぉぁか!!!!!!!!!

いつもの海辺の巨大芝生公園で寝袋にくるまっていた時の事!

芝の上で野宿したときの毎度おきまり、自動スプリンクラーに水浸しにされて、寝袋から這い出したおれ!

ジョボボボボ!!!!!!

や、やめ!くそ!びしょびしょじゃねぇか!!!!

毎度毎度、深夜に突然自動作動する、スプリンクラーに水をかけられるおれ。

勘のいいギャル読者の方なら、

“ぢゃあ芝生の上で寝なけりゃいぃぢゃん!頭悪ぃんぢゃない:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。"

と気づいたかもしれんが、ふはは、そんなことにはおれだってとっくの4回目の水浴びの時点で気づいておる!!!

しかしだ!

それでも芝生の上で眠るのには、利点があるのだ!

“芝生のクッション性"である!

硬いベンチや瓦せんべいの上で寝るのに対して、芝生はまるで、揺りかごに包まれるような、スフレの上で眠るような、夢見心地の柔らかさなのである!

水はかけられたくない!しかしどうにか柔らかい芝生の上で寝たい!できればかわいい女の子に抱きつかれて「おい、あんまりくっつくなよ、寝にくいだろ?」「んー!だってぇ~!」とか言われたい!

そんなワガママスリーパーのおれは、考えていた。

そして、毎度毎度水びたしになる中で、おれはある事に気がついた。

“このスプリンクラー、毎回決まった時間に放水していやがる!"

そう!どうやらスプリンクラーが作動するのは、毎日午前4時頃なのだ!

ということは、その時間の前に目覚めて、別のの場所に移動すれば、それまでは芝生で寝られる!

おおお!頭いいぞおれ!

そして、そのスマートな行動をブログに書けば、アウトドア女子からの好感度も上がって、「んーだって~!」って、言ってくれるんじゃないか!?!?

そんなで、張り切って昨夜、芝の上で眠り、午前三時、目を覚ましてから小高い丘の台の上に移動して、ここは安全だと眠ってたんだが…!!!

ちくしょぉおお!!!!!!

嫌がらせのように、おれが寝ている、全く芝ではない台の上まで、放水がされ、見事にびしょびしょである!!

なんなん!!?なんで台に水やりが必要なん!!?必要ねぇだろ!!?ふざけんな!!

はっ!!まさか誰か隠れてスプリンクラー操縦してんじゃねぇのか!!??

「よっしゃ命中!!ひゃほぉぉ!!」

「おい見ろよサルが慌てて寝袋から出てきたぜ!ウケる!」

「ぎゃはははほんとだ!!」

とかぁぁぁあ!!!!話してんじゃねぇのかぁぁぁ!!!!

オラァァ出てこい!!!隠れてないで男なら面と向かってヘイトラップで勝負しろオラァァ!!!それでもビーボーイかおらぁぁ!!!

YO!!YO!! びしょ濡れだよー! ハンパないshow!叩きつけるぜ挑戦状!おれ、おまえメンチきってマジの今日!おまえただのお山の大将!男だったら拳でしょう!?あ、でも、痛いのはやめましょう!

ひゃほぉぉ!!

と、朝からアンプラグドでマザファッカーなビートに乗せてテンション高めで身支度を終え、寝室(公園)を後にしたおれ。

そのまま宿へ!

そう、この日はテルアビブ7日目!!

明日にはイタリア行きの飛行機に乗るため、今日がテルアビブ滞在最後の1日となる!

昨日まで二日連続で野宿だったおれ。

最後に、初日から少しステイしていた宿に戻って、シャワーを浴びて、しっかり休んで明日、空港へ向かうという魂胆なのだ。

おれは3度目となる宿の扉を、慣れた手つきで開く!!

「へい!ヨー!元気してたかにいちゃん!ガモウユウキfeat. ミズアビボーイズで今夜一泊頼むぜ!??」

「え?ガモ… なに? 長いからサルでいい?」

そして、無事チェックインを済まし、この世のものとは思えないほど柔らかな質感の"ベッド"に身を横たえしばし体力を回復したおれ!

よっしゃ!最終日も路上だ!!歌うでー!!!


なにかオイタでもしたのだろうか。

炎天下の下、ひどい目にあっているクマなどを眺めながら、午後2時!

まずは昨日ふらり歩いてて目をつけていた、教会が見える海沿いの遊歩道にて!

ギンギンの太陽に照らされながら、でも心地よい海風に声を張り上げて歌ってると、

「ニホンジンデスカ?」

なんと!!片言ではあるが日本語で話しかけてきてくれるではないか!!

「OH!!ソウデス!!ニホン コトバ シャベル マスカ!!?」

「いや!お前おれよりしゃべられんやん!ハイ。オキナワ ニネン スンデタカラ!サータアンダギー!」

なんと、イスラエル人の彼はプロの水中カメたラマンとして、与那国島などで海底遺跡とか撮影してたんだそう!

か、かっこいい!

彼はその後、ただっ広い海と、海に向かって歌うおれを交互に眺めて、グッドだよ!と10シュケル硬貨を置いて親指を立ててくれる!

なんか、暖かい空気の漂う、素敵な時間を過ごすことができた!

照りつける太陽のした、二時間歌って103シュケル、3100円!

その後、いつものビーチ沿いへ!

初日に歌ってみて、地中海へ沈む真っ赤な夕日を眺めながら歌えることが素晴らしく心地よかった。

大好きな景色に浸ってたくて、テルアビブで過ごしたこの9日間、お休みした月曜日を除いて毎日、ここで歌ってきた。

顔なじみになった犬の散歩のおやじ、車椅子で散歩する若者が今日も通り過ぎて、にこりと笑う。

でかい一眼でいつもおれの写真を撮ってくれて、Facebookで送ってくれたおやじ。今日もなにがうれしくてかパシャパシャと小汚い路上のシンガーを撮ってくれる。

「おやじ!明日出発するよ!写真ありがとうね!いい思い出になった!」

「良いってことよ!そうか!明日か!ハバグッドトリップ。どこに行くんだい?」

「イタリアさ!ヨーロッパをまわるんだ!」

「いいねぇ!イタリアか…実はおれは、イタリアに住んでみたかったんだ!」

「ほんの100ユーロで飛行機買えるよ!いつでもいけるぜ?」

「若い頃の話さ。今は、住むのはもう難しいだろう。エンジョイしてくれ」

おやじはやさしく微笑んで、少し遠くを見つめて、おれの鳴らす音楽を背中に、かかとでステップをとり、海を撮っていた。

どんな写真が撮れているのだろうか、とか想像しながらリズムを刻む。

おやじの分も、良い世界を見てやるよ!

太陽がだいぶ傾いて、西日が眩しくなってきたころ。

1人の、メガネをかけた素朴な感じの女の子が自転車に乗ったまま正面に止まって、聴いてくれた。

「日本から来たのね。イスラエルはどう?」

「(か、かわいい。)イスラエル、大好きな国になったよ。明日出るんだけどね。君にバラの花を買ってあげる暇もないなんて、時間ってやつはじつに残酷さ…」

「いらないわ、本当にやめてちょうだいね。ちょっと座って、聴いていっていい?」

彼女はそのまま日が暮れるまで、おれの歌う後ろのベンチに腰かけて、本を取り出して読んでいた。

特に多くの話を交わすでもなく、でもなんか誰かがそばにいてくれる温かみを感じたり。

一人勝手に、ガールフレンドが見守ってくれるなか路上で稼ぐさすらいシンガーになった気分で、ムーディに落ちていく太陽へ歌い続けた。

太陽がまぶしい黄色から、やさしい赤色へと色を変え始めた頃。

「今夜、私の友達がテルアビブに来てご飯に行くの。良かったら一緒にどう?」

嬉しいお誘い!のはずなのに、おれときたらまた得意の独りよがり!

「ごめん、今夜は明日の支度をしないといけない。行けないわ。」

なんでだよ!!んなもんすぐできるだろうが!!と今、この時のおれを殴りに行きたい気分なんだが、

(今夜は最後の夜だから一人で浜辺でビール飲んで、感傷に浸りたい)

とかぼんやり考えてて、この時は断りを入れてしまった。

この後、これまたいつもこの通りを通る酔っ払いのホームレスおやじがやってきて、彼女を見てテンションぶち上がり!

執拗に絡もうとして、彼女、苦笑いで

「じゃあ、素敵な旅にしてね!」

とFacebookのアカウントを教えてくれて、帰っちゃった。

あぁ、なんでおれはこう、急なお誘いに乗ることが出来ないんだ。

ローカルの友達ができて、遊びにくりだすなんて旅の醍醐味だというのに。

自分ルールが甚だしくて、独りよがりで素敵な出会いの芽を自分から摘んでしまう、おれの悪いところだ。

あとあとで考えて後悔ばかりのおれ。

落ち込んで少し肩を落とす。

彼女に逃げられて同じく肩を落とす、ホームレスのおやじ。

並んでベンチに座って、夕日を眺めた。

そんなしがらみも、全部旅だぜ、なんてうまくごまかしてくれるような、抱擁感に包まれたやさしい夕日だった。

日が暮れて、ギターをしまって、ビールを買ってきて浜場で飲みながらお金をカウント!

170シュケル、約5000!

お昼の分も入れたら、8000円分くらいになった!

ほんまに、寛容な空気のなかで存分にうたわせてもらえて、嬉しい!

毎日汗みどろになりながら一ヶ月間ほぼ休まず歌い続けて、なんとなんと、貯金も5万円ほどもできた!

ありがとうイスラエル!!

大好きだ。

宿に帰って、ろくに支度もせず、ヨーロッパにたどり着いた後の暮らしを思って、ドキドキしたりワクワクしたり、不安になったりしてる。

うむ、行く前に、ヨーロパの旅の中での目標を、ここに立てておこう!

その1!路上ライブ!

生活を維持するために。

そして、大好きな音楽で、この世界のどこまでいけるか、本気でチャレンジしたい!

目標は、南米へ行くこと!
ヨハネスブルグでカード盗られてからは幻のように感じてた、もう絶対行けないと思ってた、南米へ行くこと!

音楽なら、できないことはないんだって、自分自身の人生に対して、証明したいのだ!

その2!人とコミュニケーションをとる!

今日みたいな、行けばよかった!とかぐじぐじ悩むことをなくそう。

人との接触を恐れず、飛び込んで行こう!

そのために、ヨーロッパではできるだけヒッチハイクで各地を回ろうと思ってる!

んで、今日みたいに誘われたら試しに顔出してみよう。

独りよがりになったり、すぐお金が…とか考えてしまう小さい自分。

後で後悔するくらいなら、やって後悔しよう。

また今度なんて観念、無くしていこう。

その3!アートに触れていく。

感性を磨く、とかカッコつけるわけじゃないが、単純にアートが好きだ。

音楽も含め、カルチャーとしてアート、表現するという事が根付いているヨーロッパ(たぶんやけど)!

前衛的なものをたくさん見てやろう!そして、自分の表現活動の幅を広げよう!

こんなとこか!

ルートは全く決めてはないが、最終的にスペイン、ポルトガルには行きたいな~と思う!
(行く場所行く場所で、ヨーロピアンの人に会うと、君にはスペインやポルトガルが合うと思うよ!絶対好きになるよ!とオススメされるのだ!

いったいどんな旅が待っているのか!

ヨーロッパ!最高の思い出の地にしてやるぜ!!!

そんなところです。

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