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ワディファルファ到着と出国前夜のトワイライトの話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!19 の”無意識とは”!
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昨日、首都カルツームからドンゴラというようわからん田舎町にやって来たおれ。

田舎町といっても、山間のおばあちゃん家で過ごす夏休み的な、あんなのをイメージしてはいけない。

そこでは蝉の鳴き声がうるさく聞こえる縁側で寝転んでると、よく冷えたスイカか出て来るような事もなければ、地元の子供達に誘われて神社でかくれんぼしていて、

「いい隠れ場所見つけた!」

と思って潜り込んだ軒下には、さっき会った時からちょっと気になってた白いワンピース姿の、「あの花」のめんまちゃんみたいな女の子が先に隠れてて、

「あ!ごめん!別の場所探すわ!」

と去ろうとした時に鬼の男の子が歩いてくる音が聞こえて、

「ばれちゃうよ!入って!」

と手を引かれて狭いスペースで二人肩寄せ合って隠れて、目の前を通り過ぎようとする鬼の男の子の足が見えて、息を殺して彼女と見つめ合うんやけど、その時ニコリと笑いかけてくれた彼女の笑顔に、バクバクの鼓動が鬼に聞こえてばれるんじゃないかとか、

そんな心配もいらない砂漠の街である。

…あー、なんかこういう事書いてるとそういう、日本の夏!って感じの場所行きてー!とか思う!

めんまおらんもん!

砂しかないもん!

こんなとこでかくれんぼ!?無理ですよ!

すぐばれてしまって、例え10キロ逃げても、3秒でばれてしまう!

・・むむ、でもあれやな。いつでも無理無理って決めつけるのはよくないな。

子供の頃は、何もないところから遊びを作ってたんや。

大人の固定概念で、無理だって決めつけてしまえるようになってしまうのは悲しいことや。

あれやな。

木工用ボンド買ってくるやん。

身体中に塗りたくるやん。

んで、砂の上をころがる!!

砂がまとわりついて、擬態化できるわけやな!見た目には岩おこしみたいな感じになるので、鬼も、

「ゆうきくん、どこいったんだろ?あれっ?こんなところに大阪銘菓のあみだ池大黒の岩おこしがある!いや、そんなことより、どこいったんだろ?」

と、なるわけやな!

これで砂漠でもかくれんぼはできる!

諦めないで!夢は叶うからぁぁぁぁあ!!!!!

そして、考察もむなしく一緒にかくれんぼしてくれるめんまちゃんもあなるちゃんも見つける事ができなかったおれは、砂漠で砂いじりをして1人で遊んでいた。

長年の1人遊びが功を奏して、固めた砂でミニチュアサイズの精密なエッフェル塔を建設し満足したおれは、ミニバスに乗り込む!!

向かうのはエジプトとの国境の町、ワディハルファ!!!

今回乗り込んだのは、いつもの大きいバスじゃなく、小さな小さなバンタイプのミニバス。

例えるなら、あいのりの”ラブワゴン”にスタッフの手違いによりやって来るメンバーが全員おやじになってしまった回を想像してもらえれば、その雰囲気がお分かり頂けると思う。

おやじと共に元気よく乗り込んで、いざ出発だ!!

またしてもなにも遮るものがないひたすらな砂漠をかけていく!


(※ちなみにこの写真、バンの窓がピンクっぽいガラスだったのでこんな色になっている。決して過度な写真編集がしつこい系インスタグラマーではない。そしてそれに気付くまで、「やべぇ、今日の空、世界の終わりみたいな色していやがる…これはいよいよ終末の時がきたか?…」と外を見てひとり焦っていたのは秘密である。)

走り始めてから、ちょいちょい立ち寄る小さな集落で、「おやじ」と書かれたサインボードを手に嬉々とした表情のおやじ達が次々とラブワゴンに乗ってくる。

前の方に空席はあるのに、なぜかおれが座ってる座席の小さな隙間にお尻をねじ込んで座ってくるおやじたち。

なんで?おれのこと好きなの?

と思ったおれは、「おやじ君の事は、本当に良い人だと思うし、一緒にいて楽しいなって思ってます・・でも・・」あたりでCM挟むかな…
とか演出について考えていたのだが、違った!

前の席には、1人だけ女性が座っていて、どうやらみんな女性と相席になるのを避けているようなのだ。

規律の厳しいイスラムの社会では、婚前の女性と一緒に歩いたり、話したりする事もタブーとされている。

みんなそんな理由から、女性席には座りたがらないんだろう。

うーぬ、これは演出側としては難しいロケになるぞ・・オヤジ同士が和気あいあいとじゃれあったりする絵で30分ももつのか・・?人選ミスったあのアシスタントぶち殺してやる!などと考えていると、

5時間後、ついにバスはワディハルファに到着!!!!


おおお、ここがワディハルファか!

正直、さっきまでのドンゴラとなにが違うのかはようわからん砂に囲まれた砂漠の街。

宿に適当にチェックインしぷらぷら歩いた。


水路があって、それ沿いに進んでいくと・・思いもよらない風景が広がっているのが見えた!

おおお!!

レ、レ、レイク!!じゃねぇかっ!!!

砂漠の街はずれに、一面の荒野にぽっかりと穴が空いたように、大きな湖が姿を見せた!

すごい、砂漠のオアシスとはこの事か!!

二年前のインドで出会った、おれが世界を回る事を決めるきっかけをくれた旅人さんがいる。

その人が、当時仕事を辞めて、これからどうやって生きて行こうかーなんて焦っていたおれに、

「この本を読めば、ゆうき君が考えてることの答えのヒントがもらえると思うよ。」

とオススメしてくれた本がある。

“アルケミスト”という名前の本で、そのストーリーの中で、ここの、オアシスの風景にぴったりの街が出てきてた。

その本は主人公が砂漠をひたすらにラクダに乗って進んで、エジプトのピラミッドを目指す話だったんだけれど、その途中に、こんな風景の小さな街で旅の疲れを癒す話があったのだ。

その主人公にでもなった気分で、湖の周りをゆっくりと歩いてみた。

風に乗って舞う砂が、サラサラと湖に流れては溶けていく。

生命の匂いなんて一ミリも感じない砂漠の世界とは対照的に、湖の周りだけは雑草や小さな花が風に揺れてて、その久しぶりな生き物の感じが、優しい。

その緑の土地に、赤や黄色や白の、ゴミのビニール袋がたくさん散らばってて、良くない事なんだけれど、遠くから見渡すとたくさんの種類の花が咲いているようで、賑やかだ。

ポツリポツリと、そんな湖畔の草原に家が建っている。

家の周りには小舟や漁で使う網が置かれてて、漁師を営む人たちが暮らしているんだろう。

一生をこの湖と共に暮らす人生。

キラキラと輝く湖畔を眺めながら、ふとそこに住む男のストーリーを想像してみたりする。

しばらく1人で歩いて、気づけば太陽は随分と西の空へ傾いていた。

途方もない砂の大地に沈む太陽を見ながらギターでも弾きたいなぁと思い、街が見渡せる岩山に登る。

青い空に押しつけるような真っ白の岩肌が綺麗で、適当な石の上に座って、ギターを弾いた。

エジプトの方角からさわやかな風が吹いてきて、何気無しに鳴らすCコードのアルペジオに絡んで、最高に心地いい。

その風にふかれる風見鶏のように、くるくると、思考を回す。

これまでの旅のことなんか振り返ったり、これからの人生を思って、楽しみと不安が行ったり来たりする。

なんもない街だけど、ここ、好きだなぁなんて思った。

思って、なんでもないコード展開で、歌を作った。

オレンジの太陽と 弱虫の僕と、

風に吹かれ 溶けるよ
ワディファルファ、ワディファルファ。

同じ色になりたい ホワイトになりたい、ブラックになりたい。
でも 空は青、 大地は黄色。

砂が手のひらから すべるように行きたい。

離したら 消えてしまう それくらいでいい。
それでいい。

歩いた道と、これからの 道と。

靴を鳴らし進むんだ。
ワディファルファ、ワディファルファ。

優しい気持ちでしばらく歌ってると、気づけば岩肌は真っ赤な太陽に染められてた。

さっきまでの暑苦しい砂漠の色が、一気に、別の惑星みたいな色に変わる。

透明な時間をしばらく過ごして、丘を降りると、通りすぎのロバの馬車のおじさんが街まで乗せて行ってくれた。

夜の街で若者たちとギターで歌いながらスーダン最後の夜を過ごして、宿に帰った。


宿はドミトリーで、エジプトから来たおっちゃんらと一緒になった。

「明日エジプト帰るから、良かったら車乗っていくかい?」

と誘ってくれて、まじで!もちろん!と即答!

ラッキーだ!!

スーダンの旅の最後は、素朴で静かな、しかし最高に贅沢な一日となった!

明日はついにエジプト、アフリカ大陸最後の国だ!

いろいろと思いを巡らせながら、冷える砂漠の夜に、毛布にくるまって眠った。

そんなところです。

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