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【ラクサウル-カトマンドゥ】ラクソールからネパール入国大作戦の話

2020年2月22日

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バラナシから、ツーリストバスを使わずにネパール自力陸路入国を目指す!

バラナシからネパールとの国境の町、ラグソールまで鉄道でやってくる。

予定通り5時間遅れで到着した列車。

時刻は午前1時半。

ラグソールは小さな街でホテルなんかもなさそうなので、そのまま駅でホームレス達に混じって一泊。

寒い!!!寒すぎる!!!!

ここは富良野か!??カムチャツカか!???

南インドでいる時、周りのみんなに冬のネパールは極寒だよと脅されていて、まさかまさか今こんなに暖かいのに冗談きっついな~と余裕こいてたけど。。

本気だ!この寒さは本気のやつだ!

国境の時点でこの寒さだから、もうネパール入国後には雪が降ってるくらいじゃないのか?
冗談なくそんな寒さだ。

多分シロクマやオオカミに怯えながらひび割れたクレバスの氷河を進むような、そんな旅が待ち受けているに違いない。

きたない駅のホームの端っこ、石のタイルから伝わる冷たさと電車のクラクションの轟音に何度も目を覚ましながら、しかしいつの間にかおれは震える子犬のように眠っていた。

朝6時に目を覚まし、お腹が空いたので売店へ。

そういや昨日の朝食べてから丸1日水しか飲んでなかったのだ。

ポテチとチャイを注文して、しかし財布の中を見て驚愕、やべ500ルピーしかない!
高額紙幣の500ルピーを出したところでこういった小さな売店ではまずお釣りは帰ってこないのだ。

案の定主人はお釣りはない!と首を振る。

しかしチャイはもう出来上がっちゃってるしどうすりゃいいんだぁあと慌てふためいていると、隣にいたお兄さんがなんかごにゃごにゃ言いながら30ルピーを払ってくれる!!

えっ!??

奢ってくれるんですか!??

にっこりと笑うお兄さん。

なんという親切、インド最後の街でついに親切な人に出会えたなぁぁと何度もお礼を言ってポテチをゲット!

あったかい気持ちで去っていたのだけれど後でバツの悪そうな顔でお兄さんが近付いてきた。

「チェンジマニー。。。」

あぁ、、、、
奢ってくれたんじゃなくて500ルピー崩してあげるよってことね。。

お互い恥ずかしく笑いながらも、500ルピーを100ルピに崩してもらえた。

その後、サイクルリキシャのおじいちゃんの後ろに揺られて、聖飢魔II都市の様な形相の朝のラグソールを、国境をめざして進む!!


進めおじいちゃん!!!

いや、ここ本当に、立ち並ぶスラムにゴミだめ、どす黒い池を進むイノシシみたいな豚の大群、、、、21世紀とは思えん。。

国境を分ける川を渡ったところにあるインド側イミグレをパスした後は、この白い門をくぐると、、、

9カ国目!ネパール!!!ついに入国!!!!!

自己申告しなかったら気づかず通り過ぎちゃうほど小さな突っ立て小屋イミグレ。

おれがネパールに入った際、朝早くて入国管理の職員が出勤していないということでしばらく待たされた。

ということは夜は不法入国し放題状態ということか、、、

とにかく40ドルを払って30日間のアライバルVISAをゲッド!

ツーリストバスとかじゃなくて個人で来たから他に待っている人もおらず、ほんと10分くらいで貰えたけれど、この小さな施設で、もし団体でなら、どんだけ時間かかるんだろうか。

たぶんサザエさんのエンディングみたいに物量と収容の法則を覆すような不可思議なバウンドを繰り返して大変な事になるに違いない。

そこから、カトマンズへのバスが出ているらしい近くのビルガンという街のバス停まで行こうと、声をかけてきたサイクルリキシャに乗った。

しかしこいつがかなりやっかいな奴だった。。

まずはおきまりの、旅行会社に連れ込まれるパターン。

ちょっとチケットを見ていきなよ!などと旅行会社の前で降ろされるとにいちゃんがでてきてすぐに、ビルガンからのバスはないから、そのさらに向こうのバス停、シムラーまでバイクタクシーを使わないといけない、料金は1000ルピー(1500円)だ!と。

信じられるか!

疲れていたのですぐに振り払ってチャイ屋に逃げる。

リキシャマンが慌てて追いかけてくる。

「君に3キロ先のバススタンドに行ってと言っただろ!?なんで旅行会社に行くんだ!?嘘をつくのなら乗らないよ!」

まだ金は払ってないので強気に言うと、

「たしかにバススタンドはあるんだ!いこう!」

そしてしぶしぶ乗り込んで走り出すも、やけにジグザグに道を遠回りしている気がする。

こっちじゃないのか?と聞くと、ポリスがいるから遠回りしないといけない!追加料金になるけど仕方ないよ!
などと言いやがる。

もうそれなら歩いて行く!

いやいやいけないポリスが!

ともめていると、横で話を聞いていたのであろう英語の上手な学生が、大丈夫??と声をかけてくれる。

事情を説明すると、

「ポリスなんて関係ないよ、普通に通れるよ!」

と説明してくれて、リキシャのおやじはバツが悪そうに

「いらないことを言うな」

みたいな事を学生に怒鳴りながら、しぶしぶ正しいルートで向かい始めた。

こっちは昨日の野宿で疲れてんだよ、、勘弁してくれ。

バススタンドに到着後、当初の値段設定は100ルピーだったんだけれど予想どおり、「時間がかかったから200ルピーだ!」などとぬかすリキシャマン。

払うか!!

ほんとに疲れる、、、

そして、バス停で確認したところたしかにあの詐欺旅行会社のおやじの言う通りここからカトマンズへのバスは夜まで待たないと無いらしく、シムラーという街まではバイクタクシーで行かなければいけないようだ。

しかし価格は350ルピー。
なにが1000ルピーだあの詐欺集団め!

バイタクに揺られる事30分、バス停というかもうただの田舎道のど真ん中の、シムラーという場所に着いた。

するとそこにはすでに何人もの中年おやじ達が詰め込まれたオンボロのバンが一台、止まっていた。

運転席のドレッド頭のおっさんがおれを見つけるなり尋ねる。

「カトマンズ??カム!カム!」

まじかよ!!!

バスと聞いていたものはこのオンボロバンだったよう。有無を言わさずおやじ達と一緒にぎゅうぎゅうに詰め込まれる。。

料金は800ルピー。この不快な車内で、高いのか安いのかようわからん。

多分6人乗りぐらいのサイズに11人も詰め込まれ、さらに屋根に荷物やでかいガスボンベをいっぱいに乗っけたバンは、オオォオオォウォオオン!と超不安なエンジン音を響かせながら、カトマンズに向け出発した。

隣のおやじの腹肉に挟まれて身動きも取れないまま6時間、時に道無き道をボインボインと飛び跳ねながら、時に漫画みたいな崖沿いを対向車に怯えながら、ゆっくりゆっくりと北上していくバン。

しかしそんな過酷な車内状況とは反対に、窓から見えるネパールの山々の景色は壮大だった。

どこまでも連なる山々の緑は鮮やかで、そのすそ野に広がる段々畑はまるで日本の田舎道のように、どこか親近感ある風景、谷間を這う川の流れは驚くほどすんでいる。

時折山道ですれ違う地元民達はそれぞれ赤や緑の美しい民族衣装をまとっていて、大きなカゴを頭に乗せて歩く。牛を引いているものもいる。

最後の山道を超える瞬間、遠く山と山のその隙間に、まっ白な雪に染められて切り立った、とてつもなく高い山が見えた。

あれが、世界最高峰、エベレストだろうか?

そのとんでもない高さと壮大さに胸が高鳴る。

そして、おやじのおなかの圧迫でおれのケツと足とが複雑骨折ビッグバンを起こしだした頃、ついに坂道を下るバスの窓から、盆地に広がる町が見えた!!

首都カトマンズ到着である!!!!

高層ビルもなければ、地震の影響だろうか、ところどころ崩れ掛かったアパートのような建物も見られるけれど、街は思ったより大きく、しかしインドほどごちゃごちゃしていなくて、バンの中からはなかなか住みやすそうな場所に見えた。

しかし、実際に降りてみると、都市部だというのに未舗装の道路、ボロボロのトタン屋根の連なるスラム街、泥沼のようにヘドロが蓄積されたゴミ捨て場など、生活水準はインドよりもさらに低いように感じた。

今、ネパールはインドからの経済制裁の影響でガソリンが高騰しており、リッター300円というアホみたいな状態のため、タクシーの料金がすごく高い。

バス停からカトマンズ市街地までしぶしぶタクシーを使ったけれど、大した距離でもないのに破格の500ルピー、600円ほどもかかった。

そして電気の供給も十分でないため、1日の半分は停電していて、ケータイの充電もできなければホットシャワーも浴びられ無い状態である。

今も、500ルピーでチエックインした部屋は停電中で、ホテルの貯蓄電池を使って付いている小さなランプの明かりのみが唯一の文明といった具合だ。

あぁ、日本での生活の全てが、なんて幸せだったのだろうと実感する。

非日常、それこそが旅なのだけれど、丸一日の移動をかけてたどり着いた見知らぬ地で、こうやって常識を覆されると、すこし心折れかかる。

うるせぇ負けるか!
どんな状況でも楽しんでやるんだ!!!

と自分に言い聞かせるけれど、体は鉛のように座ったベッドに沈み込む。

ここから、ボランティアの情報収集や各手配などいろいろ考え無いといけ無いんだけれど、

とりあえず今日は

もうおやすみなさい。。。

そんなところです!!!

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