仕事終わり仏生山までチャリで飛ばして親友と飲んだ思い出の話

高校時代からの親友・そうりょと仏生山で飲んだ日の何でもない日記!
集合は20時だったのに、仏生山についた時には22時前になっていた。
こんな予定のある日に限って仕事が繁忙してしまい、なかなか出発できなかったからだ。
「今日はもうビールや串が終わっちゃって…」
そうりょと行こうとしていたがむしゃらっていういつも行く居酒屋も閉店準備中で酒にありつけず、
近くのセブンで最近二人でハマっているクラフトビールを買って駅前の公園にちょうどいいベンチを見つけて、缶を開ける。
風がすこし寒く感じるくらい、9月の夜はさわやかな陽気。自転車のライトだけを頼りに、買ってきたつまみを
「ふつーにうまい!」「居酒屋並みや!」
などとふたりではしゃぎながら食べる。
「最後にこうやって公園で飲んだのは、昔蒲田に遊びに行った時以来。もう居酒屋とかお店でしか飲めない年になったとか勝手に決めつけちゃってたけれど、こういうのが楽しい!ってまだ思ってていいんだ!ってなんか感動だわ」
そうりょが言う。お互い歳食って大人になって、世間体を気にしたり社会に取り残されないように必死だったり、いろんなことに振り回されて生きている。
これからのこと、子供は?持ち家は?キャリアは?
悩みは尽きない、尽きないが、そんなすべてを置き去りにして今日は「あの日明石の海沿いのコンビニの駐車場でおでんたべたよな~」とか、クソどうでもいいことで「ぎゃっぁぁ!!!懐かしい!!!」とか盛り上がる。
30代後半にもなると、歳は取りたくねぇな、とか、あの頃に戻れたら…とか、そんな後ろ向きな言葉が頭をよぎるのだが、
「そんな最高だった”あの頃”に匹敵するほど今この瞬間は楽しい!」
と彼が熱く語り、
「どんどん増えていく”あの頃”をさかなに、今この瞬間を楽しめる。歳を取るって、めちゃくちゃ贅沢な事なんだと思う」
などと妙に納得したりする。
いつか今日のこの何でもない公園飲みの思い出も、”あの頃”になって、未来の俺たちの”クソ懐かしい話のタネ”になって、楽しませてくれるのだろう。
いつかそんな思い出のすべてをリュックに詰め込んでみんなで持ち寄って、定年退職したら男たちだけで、大学生の頃やった九州縦断の旅みたいなことをまたやろう!いや奥さんたちも家族全員誘って船で世界一周もいいな!あれやこれやと、そんな話に花が咲く。
”ラッシュアワーの渋滞にくたびれちまって
勘違いも甚だしい夢希望も馬鹿らしい
そんな毎日にふとよぎるよ深夜の瀬戸大橋
ロックンロールをかき鳴らす君のあの日のまなざし”
彼の結婚式のために作ったあの曲の歌詞で、ロックンロールをかき鳴らしたのは君のことなんだ、と伝えるとそうりょは驚いて、そしてまた熱くなってくれた。
いつまでもこんな生半可な青春をぬぐい切れずに、おれ達は生きていくんだろう。
凄い速さで夏は過ぎたが、熱が胸に騒ぐのだ。

そんなところです。
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