#讃岐サポ群馬遠征!うどん県民、群馬でもうどん食べる話【ザスパ群馬vsカマタマーレ讃岐】


なんがでっきょんな。ぼっちシンガーです。
香川県発、路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
旅や音楽、香港人妻氏との日常について語るブログだよ!
「え?今日試合だっけ?」
「いや、たしか昨日だったとおもうけど…」
川崎フロンターレのお膝元、川崎市武蔵小杉駅。
混み合う駅構内でサッカーファンたちの戸惑いの視線を集めながら歩く男がいる。おれである。
一見、川崎フロンターレと同じサックスブルーのユニフォーム、しかしエンブレムには釜玉うどん、そして袖口には神奈川ではなくKAGAWAの文字…
そう、今日は応援する地元サッカーチーム、カマタマーレ讃岐のアウェイ・ザスパ群馬戦なのだっ!!!
もくじ
ノリノリで突き進め湘南新宿ライン!

ふははは!!!我こそは讃岐サポなるぞ!!この背中のマルナカの文字が目に入らぬかっ!!!
そんなで、誰も求めていないおじさんの自撮りでSNSで公害問題を引き起こしつつ、威風堂々と川崎の街に爽やかな冷かけだしの香りを漂わせ歩くおれ氏。
「フロンターレかと思ったらうどんじゃねーかよ笑」
「てかなんかいりこ臭くね?笑」
などと思われているとも知らずに、意気揚々といざ乗り込む湘南新宿ライン!!!
2時間の電車旅、応援前に疲れてしまってはいかん!グリーン車にピットイン!
新宿の大都会を抜け、浦和、大宮を抜ければ、次第に田園風景が見え始める。

イヤフォンから流すはレペゼン群馬のラッパー、NAIKA MC!
不完全燃焼なんてまっぴらさごめんさ
今日のピン Track by NAIKA MC
やり切る事で繋ぐ連鎖
たまには本気のおじさんがみたい?
どうやらようやくその気になったみたい
明日には忘れて前言撤回
喉も潰れて全然でない
だけどこの瞬間だけは外せない
俺にマイク持たせて下さい
ええやんけテンション上がってくるやんけ!!
声張り上げて応援するサポーターのための、気合い入る曲やんけ!!!
地元愛、共に戦う仲間、育った環境、試合前の昂る心にヒップホップがほとばしる!
ふっ…地元レペゼンリリックに心震わせていると、思い出すぜ地元のツレたち。悪そうなやつらは大体友達、ワルガキだったあのころ、地元香川のヤンチャな日々をな…!!!
そんなで、本当はアニオタド隠キャで悪そうなやつらにはだいたいパシられていた暗黒の中学時代などは勝手に歴史歪曲しつつ、気分をぶち上げながら突き進むぜ湘南新宿、からの高崎乗り換えで両毛線!俺たちは常に最前線!乗り込むぜ前橋へ!負けられねぇこの決戦!yeah?
突如として脳内流れ出すブレイクビーツに下手なラップを刻みながら、電車はついに前橋駅へ!!!到着、決戦の地に到着だっ!!!

うどん県民、群馬遠征でもうどん。

さて、腹が減っては戦はNO WAR、まずは腹メイキングが必要だ!!
JR駅からバスに乗って5分、私鉄の中央前橋駅付近で下車。少し歩くとしぶいのれんが出たお店。
ここか!満ぞく亭!!!
実は前橋到着前に「前橋でおすすめのランチありませんかー?」と呼びかけたところ、群馬出身で香川に移住されたフォロワーさんからお返事!ここのうどんとかき揚げがおすすめです!と教えてくれていたのだ。
うどん県香川出身なのに群馬でもうどん?と県外のみなさんはお思いかもしれないが、我々香川県民にとってうどんとは主食であり飲み物である。
あなたのその質問、「おじいちゃん、昨日ご飯食べたのに今日もご飯食べるの?」って意味だから!きぃぃぃ!!わしをボケ老人扱いしおって!!寝ても覚めてもうどん!!生きるということはうどんをすすることなのじゃぁぁぁ!!!
そしてなにより、うどん県民にとっては聞き捨てならないとあるデータを目にし、
群馬でうどんを食べてみたかったというのもあるのだ…。
そのデータというのがこちら。
実は群馬県は、うどん屋店舗数では香川県を抜いて第1位!という隠れうどん県なのだそうだ…!!!

へ…へぇ〜!ま、まぁ香川は日本一小さな県で3.5倍の面積がある群馬の方が件数が多いのは仕方ないよね…!
そ、それに、県の豊かさを表す国際的経済指標でもある人口あたりのうどん屋件数においては、香川の方が上回ってるわけだし。
や、やはり真のうどん県は香川!だ、大丈夫、それは間違いない・・・!
そんなで、うどんのお株を奪われると「からかい上手の高木さん」しか残らない香川県民としては、ここだけは負けられない戦い!!
まぁ高木さんさえそばにいてくれたなら、それはそれで悪くないか…などと考える甘えた心を冷水で引き締めながら、いざ入店っ!!!

…ふむ…
店員さんはおじいさんひとり。何人かお客さんもいて忙しそうだがどうやらワンオペで回しているらしく、入店しても挨拶もなければ水も出て来ず…
おれがユニフォーム着てるから…
あれか?アウェイの洗礼ってやつか?
とりあえずオススメされたかき揚げのうどんを頼みたかったのだが、メニューにないな…。聞いてみたいけどなんか怒られそうだし…
今日はめちゃ暑いしなー…よっしゃこれだ!

「このエビ天ぷら盛り合わせの盛りうどん、ツメタインで!」
「…あいよ」
「おなしゃーす!」
「……」
こえーーーーー!!!!おじいさん、めちゃくちゃ寡黙でこえーーんだが!
あぁ、この時までは正直、期待していなかった。
なんか圧迫感あるしこわいし、このお店、もしかして失敗だったかしら…と。正直思ってた。
しかし、このあとおれは思い知らされたのだ。
うどんはサービスなど二の次。味、そしてコスパが全てなのだと。
そして、打ちのめされる、店舗数日本一の、隠れうどん県群馬の実力とやらに…!!!
「…おまちどう!」
ででででででぇぇぇぇん!!!!!!


え?ちょ、ちょっとまって、これなんか間違えてない!??
15分くらい待って出されたのは、巨大な器に3玉はあるだろうかという特盛うどん、そして海老天盛りと書いてあったが、この天ぷらの量、なんだこれ!!!エビ2本、さつまいも、インゲンにたけのこ、大きなナスに…
3人前くらいあるんちゃうかという特盛天ぷら盛り合わせ!!!!
なんか向こうの団体客のやつが間違えて来てない?と座敷の方をみてみると、向こうにも1人人セットずつ同じのが来てて、「え?これ一人分?」と俺と同じく大困惑しているっ!どうやらガチでこれが一人前らしい…!
恐る恐る麺を持ち上げてみる。ずっしりして太く、波状にカットされてブリブリにうごめく豪麺!時間がかかってたのはイチからゆがいてたためなのか!揚げたてシメたてツヤが新鮮そのものである!!
ダシにつけてすする!滑らかな質感と小麦の香り、ダシの甘辛さにすべてがなじみ、喉が持ってかれる!!
天ぷら、揚げたて!!エビもケチくさい甘エビじゃなくていいサイズ、旬の野菜の天ぷらはインゲンサクサク、おいもホクホク、ナスがジュワー!食感のオーケストラ、ここに極まれり!!
う、うまい!!!とにかくうまいし、食べ応えが半端なくて幸福感極まるっ!!!

え…まじで…!!??これで900円って…!!東京で食べたら1980円くらいフツーに取れそうなレベルやぞ!!
ガチでヤバいんだが群馬のうどん!!ほんとに見た目以上に麺が隠れてて食べても食べても減らない、しかしおいしいので夢中ですすって、完食!!
「ごちそうさまでした!美味しかったです!」
「…あい。ありがとうっした。」
完食したころにはあんなに怖がってた寡黙なじいちゃんと、拳合わせてブラザー!とフィストバンプ(心の中で)!!香川と群馬、うどん県の共闘を誓った!
くっ…隠れうどん県・群馬のうどん、恐るべし…!!
萩原朔太郎の街・前橋で文学をこじらせる。

そんなで、群馬のうどんのポテンシャルに早速戦々恐々としながらも大満足でお店を出た後は、付近の街を散策。
街中に小さな神社が……む!!三本脚のカラス…これは!
サッカー日本代表の象徴、神様のつかい「ヤタガラス」ではないか!!

あぁ、あの有名な伝説は皆様ご存じであろう。
その昔、あの…すごい神様が道に迷って…あの、ヤダガラスがなんかいろいろして…神様を助けて…あれをあれした!あのヤタガラス様だ!!(ぼんやりしか話を知らない)
日本サッカーを愛するものとして、これは一度参拝つかまわらなければならぬ!
日本サッカー全体をつかさどる神様だからな。今日の試合の讃岐勝利を願うなんて私利私欲は見せたらあかん。あくまでこの国を愛し良い未来を願うものとして、無垢な心で参拝せねばな。

「どうか世界中の戦争が終わり、平和が訪れることを!そして日本サッカーのさらなる進化を願います!ヤタガラス様、どうかそのお力で我々を輝く未来へお導きください!
それで…あの…もし良ければなんすけど、本日おたくのザスパ群馬さんと試合させていただくカマタマーレ讃岐なんですけど、その、最近勝ててないんでよかったらそろそろ勝利を…
あ、いやいや、お忙しければ全然大丈夫なんですが、やはり昨年までJ2を戦った強豪ザスパ群馬様に勝つには神様のお力添えが必要というか…そ、そこをなんとかっ!!!」
そんなで、ブログには書けないような私利私欲邪神にまみれた願い事をこっそり祈りに忍ばせつつ、深くお辞儀をして神社を去る。
その後はふらふらと前橋の街を徘徊。
激渋廃キャバレー!昔は繁華街だったのかな?

なんか謎の鉄柱がある、なんだ?と思って見てみたら、岡本太郎のモニュメントが!!
ふむふむ…ほほう、そうきたか。これは非常にアートだね…!!(わかってない)


おれ達の給食からあげ。
日本が高度成長期の豊かだった時代に生まれ育った人たちが、子供時代を懐かしむメニューである…

とみせかけて、からあげ一個は量が少なすぎる!と炎上している現代小学生に対する、
バブル世代の悪質なから揚げマウントなんかもしれん…!!
【話題】小学校の給食、物価高でからあげ1個に
— 滝沢ガレソ (@tkzwgrs) June 9, 2025
「寂しすぎる」「刑務所の飯の方がマシだろ」と話題に
■福岡市内の小学校
・福岡市の給食予算は1人あたり1食289円
・物価高で年度末の予算不足を危惧
→年度始めの4月&5月は低予算メシに
・関係者「同価格で以前と同じような献立を作るのは無理。肉の… pic.twitter.com/bZYopuHXiG
川沿いの道は風流な遊歩道。足元のタイルに誌が刻まれていたりする。
あじさい咲く小川の道を、ゆっくりあるく。


前橋は文学の街なのかな?なんか明治大正ロマンな雰囲気があるなーなどと眺めていると。
どうやら、前橋は詩人・萩原朔太郎の出身地なのだそうだ!

名前は聞いたことあるけど恥ずかしながらその作品は読んだことがないので、前橋風情あふれる川のほとりでApple Booksで無料で公開されていた「月に吠える」という短編を読んでみた…
が、昔の口語で書かれた文章が難しすぎて5分で撃沈。
チャッピーに萩原朔太郎と前橋市とのつながりを解説させたところ
📚 萩原朔太郎とは ― 近代詩の革命児
チャットGPTの解説する萩原朔太郎と前橋
生没年:1886年(明治19年)〜1942年(昭和17年)
出身地:群馬県前橋市
肩書き:詩人、評論家、小説家、俳人。
代表作:『月に吠える』『青猫』『純情小曲集』
朔太郎は日本の近代自由詩の礎を築いた人物で、口語体を用いた繊細な内面描写で知られます。
彼の詩は、単なる情景描写にとどまらず、「孤独」「喪失感」「都市への違和感」「言葉ではとらえきれない情念」といったものを巧みにすくいあげます。師に北原白秋を持ち、与謝野鉄幹や石川啄木、後の宮沢賢治などにも多大な影響を与えました。
萩原朔太郎にとって前橋は、愛着と閉塞感が入り混じる「逃れられない故郷」だった。詩的感性を育んだ原点である一方、都会への憧れや孤独、自己否定を呼び起こす場所でもあり、彼の詩に繰り返し現れる「心の牢獄」としての象徴的風景である。
朔太郎にとっての「前橋的なもの」とは、
故郷への愛情と息苦しさ、
なつかしさと孤独、
そしてどうしても言葉にしきれない、
人間の根源的な寂しさを孕んだ風景。
それは単なる地方都市の描写ではなく、
彼の内面を映し出す詩的装置=前橋という象徴なのです。
とのことであった。
あーーー、なんか、この「前橋的なもの」って捉え方、すごくわかる気がする。おれも地元は好きだし、いつでも恋焦がれているが、実家は田舎ガチ勢な場所で、そういう田舎のどこにもいけない、いかせない閉塞感は本当に苦手で。
男は何歳になったら結婚して家建てて、この地で暮らしてこの地を守って…そんな、親やじーちゃんばーちゃんが当たり前に守り続けて来た伝統や文化に染まるのが、とにかく嫌だった。
そこに停滞するいつまでも変わらない世間体や凝り固まった価値観の息苦しさみたいなものにとらわれたくなくて、でもだからといって東京で暮らせば全てが自由かといえばそんなこともなくて、いつでも自分のルーツはそんな田舎で、故郷で過ごした青春にみじめにしがみついては齧り付いて、もう味のないガムを噛み締めるように消耗しながら生きている。
そんな感覚を、彼は明治の時代から表現していたというのだろうか。
だとしたら、人類とは、100年経ってもいくらも幸福論の完成に近づくことなく、今日も自己満足と他者承認の狭間でその場しのぎの快楽に酔いながら、その後の二日酔いで嘔吐したりしながら、ただその一生の終焉を待つだけなのではないかしらん。
くっ…生きるってのはなんなんやろかなぁ…。。。


太宰治とか中原中也とかもそうだが、明治の文豪ってのはなんでこうも陰湿で人間の醜悪な部分に正直で、それでいてこうも美しいのだろうか…
美しい柳道の木陰で、昼間から真っ黒なドープな心に染まりながら、しばらくジメジメと過ごす陰湿ナメクジ系サポーターおれ氏。
い、いかん!!テンション上げて試合に挑まねばならぬというのに!さてはこれこそが試合前に哀愁の文学に触れさせては士気を落とす、ザスパの策略だな!??
くっ…!!これもアウェイの洗礼かっ!!
こういうのでいいんだよ!がほとばしる「木の家ゲストハウス」

そんなで、都合が悪いことは全てアウェイの洗礼で片付けながら、思いもよらず思考を巡らせてたら、気づけばぐんぐん気温が上昇!!座ってるだけなのに汗だくになってしまったおれ氏。
早めに宿に入ってシャワーでも浴びるか、と予約していたゲストハウスへ!!
本日のお宿はこちら!木の家ゲストハウス前橋本館!
ここですね、Booking.comでダントツの地域最安値だったドミトリー宿なんですが、ちょっと正直覚悟してたんですよ。
とにかくネットで見る限り、めちゃくちゃ怪しくて笑
外観の写真が正味かなりぼろそうで、レビューもあんまりないし、謎に満ちてて…
なにより他のビジホやゲストハウスが相場6、7000円くらいの中、なんと破格の一泊2,500円!!!!
ドミトリーの6人部屋とはいえ、インバウンドで宿代高騰の日本においてまだこんな安宿存在したんかいな…って感じの破格宿だったのだ。
ともなると、相当古くて汚いのは覚悟せないかんな…
Wi-Fiなしシャワーなしは当たり前、きっと布団めくったら大量のアリが巣を作ってたり(インドで経験)、
部屋の床が砂漠だったり(スーダンで経験)、
ベッドがナンキン虫養成所になってて体中刺されまくったり部屋の中アンモニア臭が充満してたり部屋の壁に血痕がべったり残されてたりトイレが蟻塚みたいになっててクッソ汚かったりそれどころかトイレがただ地面に掘られた深めの穴だったり(すべてエチオピアで経験)
それくらいのショッキングな寝床であることは覚悟して行った方がいいだろうな…!!
まぁどうせ寝るだけだし。もしシャワーなしなら最悪さっきの小川で水浴びを…
などと覚悟しながら事前連絡してもらった暗証番号で中に入ると…
なんということでしょう!!
普通にきれーーーーーーーー!!!!!!!



吹き抜け二階建てのお宿は白壁で清潔感あっておしゃれまである!いやいやネットに乗せる写真ボロいところだけ切り取って載せてるんちゃうか!?ってくらい普通に新しいし!逆写真詐欺やんけ!!!
寝床のシーツもちゃんと変えてくれてて綺麗清潔、エアコンもつくしシャワーもお湯でるし水量申し分なし!!
ちゃんとWi-Fiもあって、まじでなんーーーにも不便なしなのだが!
その分宿のスタッフさんとかは駐在しておらず、入り口のQRカードからネット上でチェックインするセルフスタイル。
タオルやアメニティは別料金・利用したなら自己申告で集金箱にお金を入れる。
シャワーを浴びてサッパリしたら、昨日から宿泊しているというお隣のベッドのお兄さんと「今日は暑いですねー」などと談笑。
そうそう。こういうのでいいんだよこういうので!
大浴場もアメニティもオシャレな内装も必要なしの、どうせ帰って来て寝るだけのサッカーアウェイ旅である。
プライバシーやら快適さやらを気にしない俺はなるべくお金を節約して、その分の金をスタジアムや街の居酒屋で使いたいのだ!
なんかおれみたいな旅好きの普段使いにちょうどいい、ほとばしる心地よさがあふれる宿だった!!
いやー普通にこの値段でこのクオリティは凄すぎる。なんか、こういう東南アジアにたくさんありそうなシンプル格安宿のスタイル、これから日本でもっと需要出てくるんちゃうかなー!!

いざスタジアムへ!楽しすぎるぞ正田醤油スタジアム!!

よっしゃ!!!熱すぎて若干熱中症気味だったんだけれど、宿で仮眠もして回復した!
行くぞスタジアム!!
ってことで前橋駅発のシャトルバス、乗り込むといつもアウェイ旅で会う顔馴染みのカマサポさんたち!
香川から来られてる人たちもたくさんいて、どうやって来た?とか今日の試合のスタメンは?とか話しながら15分ほど!
ついに到着!!!正田醤油スタジアム!!!!


待機列にはすでに車で自走組の皆さんが並んでる!
なかなか休みがなくアウェイ旅に参戦できなかったおれ氏、授けものをついに受けとる!!
ジョンさんご夫妻、かとんぼさん、そして保管してくれていたやかんさん、ありがとうございます!!

授けモノの中身は缶バッチでした!!さっそくカバンに付けて…
よっしゃ!スタジアムに入場後は、荷物を置いて、まずは給油。

うままま!!!!!
スタジアムでいただく一杯めのビールの旨さは、ユネスコ無形文化遺産に指定すべきである!!守り続けたいこの笑顔!!!
スタグルはめっちゃ並んでたこちらのカレー。

とろっっっっっとろの巨大角煮が、トマトベースのさわやかカレーとからんで、激うま。
ビールも追加で、最強タッグ。おれ氏、豪遊。


うんうん、いつも30円のもやし炒めて食べてるからな、スタジアムではしっかりお金使わないかんのや。
それがまわりまわって、讃岐の強化に、そして日本サッカーの発展につながるんやで。Jリーグの経済マルセイユルーレットっちゅーやつや。うんうん。
などと散財する自分を必死に正当化することに成功させながら、群馬スタグルを堪能!
昨年までJ2でしのぎを削ってきた強豪ザスパ群馬のホームスタジアム。
いろいろ盛り上がってて、お客さんもめちゃくちゃ多いし、さすがJ2で長くやってきたクラブって感じ!
決起集会もやってて、ハタも多くてかっこえぇぇぇー!!!!!アツくなってくるな!負けられんで!!


近くでビール飲んでたら群馬サポさん達が「今日は香川からですか~?」と声をかけてくれる。
おたがい今日の健闘をたたえ合ったり、直近のお互いのチーム状況を話したり。
そんでおれ、ここぞとばかりに気になっていたことを聞いてみた。
「群馬って前橋と高崎が大きな街だと思うんすけど、仲悪かったりしないんすか?」
そう、群馬県は県庁所在地は前橋にあって、しかし高崎の方が主要駅ということもあって街も栄えてて、
県内で勢力を二分する関係性なのだ。
松本と長野、大宮と浦和…県内で勢力争いしてる街は多くて、それぞれサッカーも熱い。
端から見てたらおもしろ…心配ではあるものの、その熱いライバル関係は羨ましいまである!
しかし、群馬サポさん曰く、
「いや、ウチは高崎とか前橋とかどうでもいいです!県内でもめてる場合じゃないです!ライバルは栃木なんで!こないだは向こう乗り込んで勝って、気持ちよかったっすよ~!!!」
と北関東の覇権あらそいに手いっぱいという感じであった(笑)
なんか、我々四国の状況と似てて、話しててめちゃくちゃ親近感があった(俺たちも西讃と東讃でもめている場合ではないのだ!)
日本全国の地元愛とライバル関係、それを浮き彫りにしつつもいいガス抜きになる、
そんなところにもJリーグの存在意義があるんちゃうかな、とか感じるのだ!


子どもたちが楽しめるイベントが多くて、家族で遊びに来てる人たち多かった!
その昔自分が小学校の頃、毎週日曜日にスイミングスクールに通わされてて。
スクール自体は嫌いだったのだが、そのあとに母ちゃんに連れられて食べに行くマクドナルドがめっちゃ好きだった。
ハッピーセットで大好きなフィレオフィッシュ食べて、母ちゃんがママ友とコーヒー飲んでる間、スクールのみんなで併設されたキッズパークでしこたま遊ぶの。
写真みたいなバルーン遊具や滑り台があって、秘密基地の中みたいで、毎週日曜日の楽しみだった。
ここ前橋の子どもたちにとっても、スタジアムで過ごすイベントが、二週に一度の楽しみなんだろうな。
地域の人たちのいこいの場であったりコミュニケーションの場であったり、子供たちにとっては楽しい幼少期の大切な思い出になる。
地域にJリーグクラブがあるって、そういう面ですごく有意義で価値のあることだと思うんだ。

広場ではメロコアっぽいバンドがライブやってた!
サッカー観戦者向けにみんなで楽しく手をたたこう!とか変に寄せにいくんじゃなくて、ライブハウスでやらライブ感そのまんまで歌ってて、それがなんか良くて、初めて見たバンドだったけれど見入ってしまった。
今度高崎でフェスがあるらしい。表現のアツいまちだな、群馬は。


讃岐で愛されていた選手、下川太陽がスタメン!!!!
くっ…!!!燃えないわけにはいかねぇ!!!太陽!!群馬でもまれて成長した姿、見せてくれや!あ、でも恩返し弾とか、そーいうのは全然いりませんので!わかってるよな!?頼むでっ!!
抑止力になる、とのことで下川太陽ユニフォームも設置完了(笑)
ほどよく活躍しつつ、しかし讃岐の勝利の邪魔だけはやめてくれよな!!(笑)

そんなで、途中予報外れのゲリラ豪雨に滝撃ちされたりしながらも、いよいよ選手入場!!
気持ち入れていくぞ!!全員で戦って勝ち点3つかみ取る!!
真のうどん県をかけた一騎打ちじゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
壮絶な打ち合い、激闘の末に3-3!!

すごい…すごい試合だった…!!!!
開始早々、いきなり失点、からの前半のうちに後藤の神がかったビューティフルゴール二発で逆転!!
からの、後半立て続けに2失点して再逆転、そして後半ロスタイムの川西の劇的ミドル…!!!
引き分けはしたけれど、お互いにガチンコで攻め続けての引き分け!!
ゴール裏からは、またしても勝てなかったことに肩を落とす落胆の声も聞こえていたが……おれはポジティブに考えたい!!

だって思ったもん!3分も経たないくらいでサラーッと一点やられた時!
あれ、最初から嫌な予感がしてたのだ!試合前の散水で、なぜかウチのゴール前だけにめちゃくちゃスプリンクラー出てて、直前の雨もあったのにびっちょびちょだったの。
絶対これゴールキーパーの事故狙ってるやん!やってくれてんなぁ!と思ってた。(どのチームでもやってることなのかもしれないし、それとも両ゴール散水してたのを見逃してたのであれば申し訳ないですが)
まぁ、これもアウェイの洗礼(ガチの意味で)、強かに勝ちに行く、確率を1%でもあげるって意味でさすがJ2基準のチームは勉強になるなーと感心してたわけですが。
その策にまんまとはまる。グラウンダーのシュートを飯田がファインセーブするも、スリッピーなピッチにやはりボールがこぼれてしまう、そこにちゃんと詰めていた選手の電光石火ゴール!
正味「あ、これ今日もだめかも」とかよぎったもん。大量失点で負けパターンかな?と、これまでのこのチームの弱さが出ちゃうんじゃないかと、そう思いたくないけど心の底では青ざめてた。
しかしチームは見事にその後の群馬の猛攻を凌ぎ、一瞬のスキをついて逆転!
群馬に80分くらいで3点目やられた時も、あ、ついにここまでかって思ってしまった。
けど、最後までチャンスは来るって準備してた選手たち!
なんとも劇的な同点ゴールを奪ってくれた!

同点ゴールの瞬間、正直見てないのだ。
攻めても攻めても群馬に弾き返されて、やっぱり今日もダメなのかもしれないと弱腰になる自分の中の心をぶんなぐるように声を張り上げ、目はぎゅっとつむってた。
見てられなかったのだ。もうすぐならされる終了のホイッスル、その現実から目を背けたかったのだ。
川西選手が左サイドでボールを持ったところまでは覚えてて、そこから目を閉じて、また目を開いたら、まさかのボールがゴールに吸い込まれてた。
「え!?決まったんすか!!??」ってアホずらで周りの人たちとあわててハイタッチして、しかしすぐさまゴール裏から聞こえてくる「もう一点だ!」の声!
これだけの撃ち合いでアウェイで強敵群馬相手に引き分けに持ち込めた内容にも満足はしない、そんな強かなゴール裏のみんなが、ほんとに頼もしかった!
ポジティブな意味で、まだまだやれる!おれたちはもっといける!ってみんな信じてやまないのだ。

最後の選手整列、去り行く選手たちの背中にコールリーダーの「j2行くぞ!諦めねぇからな!」って力強い言葉が響く!
くっそ楽観的だけど、最後の最後まで声を絞り出して応援し続ければ、いつか劇的でドラマティックな歓喜が待ってるんじゃないかって、勝手にそんなことを妄想したりする!
可能性がゼロになるまで、このチームを信じて後押しし続けるまでだ!!
勝たせられなかったけど、次の屋島でかますぞーーー!!!
前橋はいい街だ

そんなで、皆さんに挨拶して、試合後はやかんさんに駅まで送っていただき、無事駅前に帰還!
ありがとうございました!宿戻る前にかるーく一杯でもと立ち寄ったお店、めちゃくちゃ良かった!!
おでんとグラスサイズのクラフトビールをお手軽価格でいただけるお店で、スタグルでお腹空いてはないけど軽く一杯やりたい、そんなおぢの悩める恋心にぴったんこなのだ!!
そしてシメは名物っぽい博多ラーメン…ぎゃぁぁぁ!!!屋台風のあっさり豚骨が脳に染みるぅぅぅぅ!!!!!

これはたまらん!店内、おれ以外お客さんいなくて暇そうだったけど、隠れた良店見つけてしもたわ。
サッカーの試合ずっと流しててスポーツバーっぽい雰囲気やったし、遅くまで開いてる見たいやし、試合終わりのサポーターにオススメですな!

そして、翌日は朝から前橋の街をユニフォームでぶらり。
ふらっとモーニングセットやってる喫茶店見つけて入って、今この記事を書いてる。
やっぱ割り箸で出てくるような喫茶店こそええ店なんや。

ご夫婦でやられてるお店みたいで、常連さんと「今日も暑いね」みたいな話してるのを聞きながら、前橋の日常に触れる旅。
サッカーを見るいう目的を通して訪れる、知らない街や知らない人たちとの出会いや体験こそ、Jリーグアウェイ旅の本質なのかもしれん。
好きを通して覗くこの世界は、何もかもが心地よく感じるのだ。心満たされたなら、そろそろ帰ろう。
次は高松・屋島開催、#讃岐サポ讃岐遠征や!!次こそ勝たせる!!全力で楽しむぞーー!!!
そんなところです。
Tweets by gamoyou
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