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サニーカーウォッシュ初心者のおれにオススメ曲教えてほしい話。【アルバムって一枚だけ?】

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

サワディクラップ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
自分の好きな事だけを好きなだけ語るだけのブログだよ。

おれ氏社畜、年末商戦の地獄の激務中!

おれ、この戦いが終わったら、サニカーのライブを見に行くんだ!

そう、ずっと気になっていたバンド、SUNNY CAR WASH最後の解散ライブをさ!

だから、教えてくれ!これから向かうライブの事!

治安と言葉と食事と、そしてオススメ曲の事をぉぉぉぉぉ!!!!

SUNNY CAR WASH (サニーカーウォッシュ)とは?

SUNNY CAR WASH 、通称『サニカー』は2015年に結成された3人組バンド。

Vo,Gtの岩崎優也(いわさき ゆうや)、Baの羽根田剛(はねだ ごう)が初期メンバーであり、

ドラムは現在、サポートドラマーという形で活動している。

まだ全員20代前半の若手なんだけれど、ポップでロックでオルタナな、なんかこう、いろいろ振り切りまくった超カッコいいバンドなんだ。

僕が彼らを初めて見たのは、適当に流し見していたYoutubeだった。

作詞作曲を担当するボーカルの岩崎優也(通称アダム)の、首の皮引きちぎれそうなくらい、体がついてこれないくらいに感情が先走ってるような、常時限界超えちゃってるような歌い方(伝われ…!)を見て、秒で

『あ…好きっ…!//』

ってなった。女子中学生かおれは。

一回ライブ見たいな~とか思ってたんだけれど、2019年にアダムの体調不良で活動休止、活動再開したと思ったら次はコロナで、ずっとタイミングが合わずにいた。

そして、コロナが落ち着いてきたからそろそろ行きたいな…と思っていたら衝撃の発表!

SUNNY CAR WASHが、12月28日(火)に行われるラストライブをもって解散することを発表した。解散については、メンバー2人で話し合って決めたという。ラストライブは「さよなラストLIVE ~はじめてのラストライブ~」と題され、12月28日(火)にZepp DiverCityで開催されるとのこと。

Rockin’on より引用 https://rockinon.com/news/detail/200456


まさかの解散!!?ええええなんで!!

もうこれは行くしかない!!

というわけでチケットを早速予約、抽選のすえ、見事当選を勝ちとり、 最初で最後のサニカーライブ参戦にしゃれ込もうとしているところなんだけれど…!!

サニカーのアルバムって1枚だけなの?

バンドのライブを最大限楽しむためには、事前準備が必須だ。

事前にそのアーティストの曲を聴き込んで、ライブハウスで『うぉおぉおこの曲来たぁぁぁぁ!!!!』と盛り上がるのが最高なんだぜ?

(まぁ実際は、いつも一人で参戦するため “オ…オウフ、コレキタでござるな…!" と一人静かににや付くだけであるが。)

とにかく、今回がサニカー初参戦の僕。

ライブでやりそうな曲を片っ端から予習しておかないと!

と、これまで発売されているCDを漁ってみてるんだけれど…

あれ?サニーカーウォッシュって、これまでミニアルバム1枚しか発売してないの??

僕が持ってるサニカーのCDは、6曲入りミニアルバム『週末を待ちくたびれて』って一枚だけなんだけれど。

他にもいろいろ曲出てたから、アルバム2、3枚くらい出してんのかと思ったんだけれど、全国流通版のアルバムはこれだけみたい。

あとはシングル曲が2枚、7インチ版のシングル曲が2枚、と、発表曲はめっちゃ少ない。

これらもYoutubeでMVが公開されている為、僕が持ってる(知ってる)曲が、音源化されて発売されているほぼすべてみたいだ。

意外!記録に残さず記憶に残すバンドや。はっぴいえんどみたいでシブい。

これだけ音源が少なくて活動休止もしていたのに、こうして俺みたいなしがない邦ロックファンの心にも残り続けていたってところが…やっぱサニカー、知れば知るほどヤバいバンドだよ…!ヤバ寄りのヤバたんだよ。 そりゃおれの語彙力もヤバくなるよ…!

まぁ、音源化されてない曲だけど名曲!みたいなのもあると思うし、手売りのデモ音源にしか収録されてない曲とかもあるんかな?

『これは外せない!』みたいな曲があるなら知りたいなぁ。

往年のファンの皆さん、ライブ行くならこれは聴いとけよ、みたいな曲があればぜひ教えてください~!

おれがサニカーで特に好きな3曲を紹介するで

このように発売された音源が少ないまま伝説をまき散らして、解散を迎えてしまうサニカーであるが。

発表曲が少ない分、とにかく一曲一曲の破壊力が半端ない。

電車の中だろうと教室の隅だろうと、形式をぶっ壊して飛び跳ねたくなるようなイタいまでの爽快感が脳天を突き抜けるんだ!

そんなキラーチューンだらけの曲の中でも、僕が特に好きなのはこの3曲。

ファンシー

なんなんこの、首がもげてしまいそうなほど振りたくなる痛快なロックンロールは。師玉のテーマソングや。

例えばほら、もう何もかもどうでもよくなった昼下がりに渋谷のセンター街を全裸で走りながら聴きたい名曲だな。みんなぜひ試してみて。絶対気持ちいいよ。

そしてMVが最高。僕の大学時代の青春のライブハウス、『岡山ペパーランド』が写ってる。どんなおれ得MVだよ。

この曲で僕が特に好きなのはこの部分。

ねぇファンシー、 ねぇファンシー 君の流した涙を
ねぇファンシー 実は取っておいたのさ。いつか二人で金魚を飼うために。

ファンシー / SUNNY CAR WASH

気持ち悪っ!!!(※最高な誉め言葉です)

なんか切ないよね。あの日の君の涙が美しすぎて、ずっと眺めていたいぐらいの宝物なんだって、嗚咽しそうなほどの真剣な愛が伝わってくる。

軽々しく『好き』だ『愛してる』だ言っちゃえるオリコン上位の奴らに聴かせてやりてぇよ。

アーティストなら、愛をこう表現するんだって、教えてやりてぇよ。

ちなみに涙には1.5%の塩分・0.5%のタンパク質が含まれており、淡水魚の金魚を飼うには塩分濃度が高すぎるため不向きだそうです。

涙で飼育するなら、ボラやスズキなどの汽水域(淡水と海水が入り混じったところ)に生息する魚の方が適しているでしょう。アダムさん、ご参考までに。

ムーンスキップ

一番最近発表された曲(たぶん)なんだけれど、なんか一番初期衝動に満ち溢れている気がするんだ!

ロックンロールをやってやろうって飛び出したはずなのに、ロックンロールに助けを求めてしまう哀れな社会不適合者たちの歌う最高の強がり。

バンドマンだったおれ達の、心のふるさとみたいな一曲。

そしてこれまた歌詞がめっちゃいい。

マイヘアイズバッドがブラジャーのホックを外す時だけ心の中まで分かった気がして売れたように、歌詞って歌いだしがめちゃくちゃ重要だと個人的には思ってるんだけれど。

そういう意味でこの曲はめちゃくちゃすごい。

歌いだしで、『賛否両論です。』って。

『なにが?』ってなるやん?ちょっと最後まで話を聴こうか。ってなるやん?

もうこの時点でこの曲の優勝はきまってんだよ。うまい。策士な作詞。天才か。

そして2番のサビの、

重力に従ったやつらの足音が謳うリベラリズム

ムーンスキップ / SUNNY CAR WASH

かっけぇぇぇぇ歌詞!!

兵隊みたいに心を殺して列を作って行進するだけの悲しき一般人たちが自由を、思想の平等を、洗脳されたように高らかに叫んでる。

そんな滑稽で退屈な矛盾ったらないぜ。重力に逆らって、落ちるところまで落ちていこうぜ。どうせなら月まで。

そんな風な事を言ってる気がする。

真意は知らんが、そんなことを考えさせられてビビビっとくる、それがロックだ。

アダムくんは本当にいい歌詞を書く。

歌詞こそがこのバンドの一番の魅力なんだと、僕は思う。

それだけ

地味にたぶん僕、一番好きな曲これです。

めちゃくちゃシンプルで何のひねりも無いバンドサウンド、特にこだわりもない音、繰り返す歌詞。

なのになんでこんなに、心がギュッと絞られるんだろう。

会えなかったあいつらに会いたかったふりして

考えてたことはなんだったっけ

それだけ / SUNNY CAR WASH

はしゃぎ回った友達が笑わなくなった時の哀しさみたいな、好きだった子がタバコを覚えていたような、そんな切なさを連想させる歌詞で嫌いだった地元の事を歌った歌。

それを悲しい、と断言せず、「それだけだよ」って、強がって笑うような、投げやりで諦めにも似ているんだけれど、

そういう汚くて情けなくてダメな憎たらしさも全部、『生きてるってそういうものさ』と諭してくれるような、

とっても優しい音楽だと僕は思っている。

親元を離れて下宿してる大学2年生の陰キャな君に聴いてほしい。

君のくだらないプライドすべてを否定して、その先で残ったみすぼらしい搾りカスのすべてを肯定してくれるロックンロールが、ここにあるぜ。


まとめ(行くか行かんか迷ったら行け。)

ふぅうぅ語った語った。

以上、好きなバンドの話になると熱が入りすぎて劇場型ポエムを披露することが鼻につく系ブロガーのおれが、サニカーへの想いの丈を語ってみました。

あぁ、サニカーの事まだよく知らない僕だけれど、本当にライブ楽しみだわ。

今回、仕事の都合を推してでも解散ライブ参戦を決めたのは、僕が人生を変えられたほど大好きなバンド、andymoriの存在があるのだ。

僕は、彼らの解散ライブに行かなかった。

初回の解散ライブは行く予定だったんだけれど、Vo.小山田壮平氏の飛び降り(?)事件で中止になり、

一年後に延期された日程はどうしても都合が合わず行けなかった。

いや、やろうと思えば何とかなったはずなのだが、行かなかったのだ。

仕事もあったのと、当時長く付き合ってた彼女と別れたばかりで精神的にも気力を失っていたのが原因だ。

その彼女に、andymoriの解散ライブに行かなかったことを伝えた時に言われた言葉。

『あんなに好きだったのに。全部変わったね。』


いろんな意味でずっと心に突き刺さって、その後の人生、ずっと抜けなくて、参った。

おれは変わってしまったのか?指の先から髪の毛まで全部好きだったロックンロールを、おれは忘れてしまってたのか?

もしかしたら、『それだけ』の歌詞で歌われていた、会いたかったふりをされていた『あいつら』はおれだったのかな?

変わらない事がもてはやされるのは足かせみたいで嫌だけれど、せめて自分の好きには正直でいたいものだ。

だから僕は、行くか行かんか迷ったら行くのだ。

やっぱりおれはロックが好きだって、胸躍らせながら生きていくのだ。

なんかライブ行くだけなのに超大袈裟なことを語ってしまうが、お客さん一人一人にこんな想いが詰まってる。

そんな奴らが何千人も一同に会して開催される解散ライブ、楽しくならないはずがない。

ぜひとも当日はサニカーらしい最後を、そして集う人たちのそれぞれのしがらみを引き裂き振り切る爆音と歓喜で、迎えてほしいものだ。

またポエっちゃった…//てへ。


そんなところです。




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