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リマまで帰ってきて危険な遊びに没頭する話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!Bump of chickenの “supernova"!
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深夜バスで第二の都市アレキパから、1ヶ月ぶりに首都のリマに戻ってきたおれ氏。

このまま一気に飛行機が出るコロンビアまで北上する予定なんだが、2日連チャンで大移動は正直しんどいなので、以前の滞在でお世話になって、もうほんと地上の楽園みたいに快適だった日本人宿、"お宿桜子"に一泊することにしたのだ!

朝、長距離バスで空腹のヘロヘロになって宿までたどり着いたおれに、

「あぁ!帰ってきたんだねぇ!今日の朝ごはんのパンがちょっと残ってるから、よかったら食べる??」

と、優しく迎えてくれるオーナーのなつきさん。

うぐっ…!うまいっ…!うますぎるっ!!ぼくをこの家の養子にしてくださいっ…!

ここ最近、ポップコーンとか軽石みたいな固パンしか食べていなかったおれ。

震えながらあったかい卵の乗ったパンをいただき、お腹も膨れた!

そして、超久々の"本当に温かいホットシャワー"でまっさらな体を取り戻し(ペルーでは、「ホットシャワーが暖かくないってどういう事?」などという不躾な疑問はタブーなのだ!)、抜群の早さのWi-Fiを繋ぎ、広い野外スペースでコーヒーとたばこで心地よい朝のひと時を過ごす…。

楽園だ…。

地上の楽園。

脳内ではイエモンの楽園がヘビーローテーションされてる。(アイラービューアイニジュー!頭のなーかー!)

いや、ほんとに日本レベルの生活を送ってたら、なんてことない、当たり前の事なんだが。

長く旅をすると、その当たり前がどれだけ恵まれた環境かという事をまざまざと見せつけられる。

まぁ、ペルーのスタンダードの、蛇口をひねればきれいな水が出るとか、普通に部屋にコンセントがあるとか、そういう事すらもエチオピアの僻地なんかじゃものすごく幸せな事だった。

すべての当たり前の事に対して、感謝して幸せに感じて過ごす事が出来たなら、毎日を美しい心で過ごせるんだろうな。

しかし、そんなブッダみたいな感覚で生きれるほど出来た人間ではないのは分かってる。

こうして日々日記に書き綴っておいて、日本に帰ったらたまにこの感覚を思い出すきっかけになれば、いいな。


そんなで、ビンビンなWi-Fiのビッグウェーブを華麗にネットサーフィンする湘南っ子のおれ。

“#髪切った"というハッシュタグでInstagramを検索すると、可愛い素人女子たちがたくさん出てくるという裏ワザなど発明し、

付き合うならこの子かな!あ、でもこのショートの子もかわいいな!

などとキモオタニートな遊戯にうつつを抜かしたおれ。

しかしInstagramを利用する女性たちからの訴訟の準備が整う頃にはそれにも飽き、街へ出てみる事に。



前回の滞在で、リマは全体的に路上ライブが厳しい事はわかってた。

警察が歩いてない、出来そうな雰囲気の場所もない事はないんだが、そういう場所にはかならず盲目のシンガーや、足や手のない人たちが、見てられないような姿でずらりならんで物乞いをしてる。

とてもじゃないがそんな彼らの隣で

「イェーイ日本から来ましたー!みんな音楽でハッピー!!フォー!!」

なんて言えない。

それでも、ずっと宿でだらついてるのも苦しくて、とりあえずギターを持って街に出てみた。

大通りはメチャメチャ人が多くて、歌えたら相当いい感じなんだろうが、ほんとに5分に一回くらいのペースで警察官が巡回してる。

前回はギターを置いて3秒で止められてしまった。

ここは無理か…。

市バスの停車駅は、われがわれがと次々と突っ込んでくるバスでごった返して、クラクションが爆音で響きまくって、戦争みたいになってる。

よくわからんけど、リマの市バスはバスそれぞれが個人営業みたいな感じなんかな?車掌が扉をバッコンバッコン叩いて行き先を大声で叫んで、客を奪い合う様に呼び込んでる。

がっつり客を乗せたら、振り落とす勢いでガコンガコンと急激なギアチェンで次のバス停へ駈け出す。

市がそれぞれのバスをコントロールして、管理すりゃこんな戦争みたいにならんのに、とか思うけど、
こういう日本人感覚では理解できない世界観や常識を垣間見れるのが、楽しかったりもする。

小高い山の上まで、連なる石造りの住宅街。

高地に行けば行くほど、低所得者が暮らすエリアになるそうで、治安も悪くなるらしい。

旅行者は行かれんけど、どんな生活スタイルで暮らしてるんだろう、とか想像する。

多分、そこにあるのは大して変わらない、彼らなりの普通の暮らしなんだろうなぁ。

街で見る野良犬に、服を着てるやつがよくある。

ペルー人、本当優しいんだな。

街を彩る壁画アート達。日本の無機質なビル街も、こんなに自由な表現活動のキャンパスとして解放されたなら、どんなに楽しいことだろう。


1ヶ月前に、初めての南米の地としてマドリーからやってきた時は、ヨーロッパからの風景のギャップと、"強盗と殺人"みたいな、恐ろしいイメージとでめちゃくちゃビビって歩いたリマの街だったけど。

こうしてもう一度歩いてみると、人通りも多くて賑わってて、活気があって、全然危なそうな雰囲気はない。

たぶん、世界の最怖都市!とか言われる場所でも、普通にそこで生活をしてる人たちがいるわけで、彼らにとってのなんでもない日常があるわけだ。

旅行者として、常に身を引き締めなくてはならないけど、変な偏見で塗り固められた壁がポロポロと崩れ落ちて行って、等身大のその街の雰囲気が見られるのが嬉しい。

あと少しの世界一周、こういう感覚に一つでも多く出会いたい。


髪切った!!!

チャリでアメリカ大陸を縦断中の旅人、キョウヘイさんがバリカンを持ってて、いっちょバッサリやったってください!とお願いしたのだ!

全く変わらんやん、とか言っちゃえる様な夢も希望もない大人になってはいけないよ!

そんなで、次の日の昼にはバス停に向かって、エクアドル行きのバスが出る北の街、チクラヨ行きに乗った!!

バスの中では、いつもの例に漏れず、銃を乱射するアクション映画が流れてる。

おれは音楽聞いてまったり景色とか見ていたいのに、イヤホンからは七尾旅人がまったり夏の終わりの風情を歌ってるのに、爆音の銃声が嫌でも染み渡ってくる。

もう!って思うんだけど、これも感覚の違いか。

日本は、テレビ離れして、ネットで全部音楽や映像を選んで個人で聞く時代。

しかしペルーじゃテレビを家族みんなで囲んで、情報や娯楽を共有する文化が残ってる。

非効率的で拘束的な側面を、なれないおれは感じてしまうけど、ペルーの人たちからしたら、1人だけケータイいじってイヤホンで心閉ざしてしまうおれのことのほうが異様なのかもしれないなぁ。

旅はいろいろな観点の、普通を教えてくれる。

できれば世界中のそれを見て、感じて、受け入れられるような心をいつでも持っていたいのだ。

荒野はどこまでも続く。

おれの旅の、ゴールへ向かって!

なんとなく漂うセンチメンタルな心に、乾いた銃声が響き渡って、イヤホンからは負けじと"8月"という曲の湿ったピアノ、その甘い音が流れる。

いろんな気持ちをごっちゃにしながら、気づけばおれは眠ってた。

そんなところです。

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